クロダイ / キチヌ

釣る

上がクロダイ。下は備後地方でも最近時々釣れるようになってきたキビレ(キチヌ)。クロダイの釣り方については,説明を要しないでしょう。かぶせ釣りのメインターゲットの一つでもあります。ちなみに私は,秋から春にかけてはかぶせ釣りで狙い,カキが使えない時期は手掘りのアナジャコ・ボケを使ったぶっこみ釣りで狙っています。どちらの釣り方も,釣れる型はほとんど30cmオーバーです。ダンゴ釣りだと数は釣れますが,25cm以下は食味が今イチなので,そのサイズのチヌは最近はリリースして帰ることが多いです。

食べる

今までにイヤと言うほど食べた経験から言うと,チヌは個体によって「当たり」と「外れ」があるような気がします。一般にハラミ(乗っ込み)の時期のチヌはまずいと言いますが,腹がパンパンの乗っ込みチヌがなかなか美味だったり,逆に寒チヌが意外にまずかったり。ただ総じて言えば,夏場に釣れる手の平級のチヌは,美味しいと思ったためしがありません。魚には「一番美味しい大きさ」というものがあると思います。その点から言えば,チヌの場合は25cm級が最低ラインじゃないでしょうか。それ以下のチヌは,最近は釣れても持ち帰りません。目の下一尺(30〜40cm級)のものが一番美味しいのは間違いないでしょう。なお,キチヌは塩焼きにするとチヌよりも確実に美味だと思います。