マサバ

釣る

山口県や,広島県でも安芸地方の倉橋島・江田島などの波止では,秋に 40cm級のサバが釣れるという情報を時に見かけます。また広島市内でも秋には25cm級くらいのサバが毎年回遊して来るようです。しかし備後地方の波止では,大きなサバはあまり釣れません。晩秋から初冬のサビキ釣りやにチヌのふかせ釣りなどでたまにヒットするくらい。その代わり,夏場から初秋にかけては15〜20cmくらいの小サバがよく掛かります。サバの引きはアジより強く,釣りとしては面白いですが,手早く巻き上げないと仕掛けがぐちゃぐちゃに絡んでしまうので注意。

食べる

白身以外でぼくが一番好きな魚は,サバ(マサバ)です。子供の頃はサバを食べるとよくジンマシンが出てましたが,今では煮付けも塩焼きもシメサバも大好物です。右の写真はシメサバ。サバを三枚におろして塩をたっぷりまぶし,2〜3時間くらい冷蔵庫に入れておきます。取り出して水洗いし,合わせ酢につけます。ドンブリにサバの身を入れてかぶるくらい酢を注ぎ,砂糖をティースプーンで2〜3杯,みりんを少々,塩を少々。これで2〜3時間着けておき,取り出して皮をはいで切り身にします。ちなみに刺身でも食えますが,刺身よりは酢で締めた方が美味しいように個人的には思います。関サバも東京で産地直送というやつを何度か食べましたが,ピンときません。自分で釣った新鮮なサバより美味いとは思えんし,サバを刺身で食べるのは物珍しさだけのような気もしますねえ。ちなみに,ぼくが一番好きなサバ料理は煮付けです。味噌煮でなく,ショウガをきかせた醤油味のやつ。残ったのを翌日網で焼くと,醤油が焦げて香ばしくなり,ご飯のおかずに最高!

ただし,スーパーでよく見かけるゴマサバは,マサバと比べるとだいぶ味が落ちるので注意。ゴマサバは黒い斑点があるのと,マサバより丸っこい(太い)ので区別できます。