さて,運命の12日。
始発の6時5分のフェリーで行ってもまだ真っ暗いので,次発の6時30分の便に乗るべく
因島土生・長崎桟橋へ。車の列の中にいたのは,岡山のアサさんと俊一さん&マサミチさん。
アサさんは始発で渡る予定と聞いていましたが,寝過ごしたとのこと。
聞けば前日も佐島で63cmのコブダイを釣り上げたそうです。さすが病気のアサさん。
「それ持って来りゃえかったのに」と言いましたが,ヤラセに思われたらいけんので持って
来なかったそうです。まあ,アサさんが真ん中波止へ入ればコブダイの1尾や2尾は確実
・・・というか,釣ってもらわにゃ絶対困ります。
今日の期待は,アサさんと鞆方面で釣っているであろうSATさん,倉敷のマサさん達です。
私は船本さんに釣りを教えたりするので,食材調達の頭数に入っていません。
フェリーが生名島に着き,アサさんは予定どおり真ん中波止へ向かいます。
俊一さん・マサミチさん・私の3人は,港近くの深浦波止へ。
あれ?路上に車が止まっとる。波止を見ると,何やら釣り人が何人か入っている様子。
「投げ釣りの人が入っとるんかな?最近はここで釣りをしとる人を見たことなかったのに」
と不安に思っていると,「マサさんの車がありますよ」の声が。
え?マサさん,鞆へ行っとるんじゃないん?
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荷物を持って波止まで行ってみると,うちのメンバーが3人。
我々より1便早い始発のフェリーで来た,マサさん・たか坊さん・かるさんでした。
「投げの人が入ったらいけんので,場所を取っといたで」とマサさん。
マサさんの心遣いに感謝,と言いたいとこじゃけど,ちょっと微妙。
私を含めて既にこの波止に6人。魚が警戒して食いが落ちんかなあ・・・
波止に荷物を置こうとしたら,携帯に連絡が入りました。
対岸に止まっているフェリーにこれから乗り込む,というNHKのスタッフからでした。
「まだ暗いので,次のフェリーで渡っていいですか?」と船本さん。
「だめです。そのフェリーに乗ってください」と私。強引じゃなー。
船本さんには早いとこ釣り方の説明をしとかんと,チャンスは8時ごろまでしかないんじゃけ。
7時ごろ,そろって釣りを始めたところに取材スタッフが到着。
前回の取材と同じく,ディレクター,アナウンサー,カメラマン,照明の4人編成でした。
簡単に挨拶して,さっそく船本さんにレクチャー開始。
とりあえず私が見本を見せます,と第1投。
当たり。合わせる。フッキング。
20cm弱の,当歳魚のアイナメでした。
まだ空が完全に明るくなっておらず,いきなりだったので,
「竿先の当たり,わかりましたか?」と聞いても,ようわからんかった,との返事。
その後2,3回サシエの投入方法を実演し,さっそく船本さんに竿を握ってもらいます。
今日は危惧したとおり潮のせいか当たりが少なく,着底して即当たり,というパターンにはならず。
小魚っぽい渋い当たりが散発的に続くのみ。
右隣で釣っていた倉敷のマサさんにカサゴ。
左隣のたか坊さんにコブダイがヒットしましたが,ハリス切れでバラシ。
このときは魚の引きに合わせてたか坊さんがこちらへ走ってきたので,
撮影スタッフは「一体何が起きたんか?」と思ったでしょう。
コブダイを掛けるとたいていああいう動きになるんです,と解説。
その後たか坊さんは,刺身が取れそうなアイナメ(27cm)と30cm級のコブダイをゲット。
私も船本さんの横で竿を出しましたが,残念ながらその後はノーヒット。
初心者の船本さんと同じ仕掛けで,すぐ隣の私が魚を釣り上げる場面が撮影できたら
よかったかもしれませんが・・・すいません。
しかし,8時を回って諦めかけたところで,船本さんに魚がヒット!
鍋に入れられる魚ならベストでしたが,上がってきたのはナゴヤフグ。
一応スカリへ。
曲がりなりにもとにかく1尾釣ってもらえて,ひと安心。
結局9時ごろまで釣って,この波止での全員の釣果は,
コブダイ2尾(30cm級)・アイナメ3尾・カサゴ2尾。
これではちょっと食材としては量が足りません。
俊一さん・マサミチさんは,真ん中波止へ移動。
私は,取材スタッフと一緒に9時半ごろ集合場所の埠頭用地へ。
先に釣っていたのは,途中で連絡をもらったエスパーさんと,まさきちの父さん親子。
波止の外向きには,ふかせ釣りのチヌ狙いの人が3人。
中にはチヌを上げている常連さんもいるようです。
もっとも,後で聞いた話では,その人はSATさんのふかせ釣りの師匠で,
他の人には釣れなくてもその人だけはチヌを釣って帰る達人級の腕前とか。
時期的にも,かぶせ釣りでチヌを狙うのは難しそうです。
うちのメンバーは真ん中から先端寄り内側で3人並んで釣っています。
エスパーさん「コブダイの当たりはあったけど,切られました」
まさきちの父さん「絶好調ですよ」(注:常勝ボウズ軍団として)
もっとも息子のまさきち君は,ギンポを釣り上げて連勝(?)ストップしたそうです。
リリースせずに後でフライにすりゃえかったのにね。ギンポは美味いですよ。
不調の我々に追い討ちをかけるように,真ん中波止に入った俊一さんから連絡が。
「アサさんは1匹も釣ってません」
おい〜!どうすんじゃい,みんな〜!
唯一の救いは,鞆で釣っていたSATさんから入ったメール。
「コブダイ43cmをゲット。これからY・Sくん兄弟とそちらへ向かいます」。
潮はもう半分以上下げていて,魚が釣れるような雰囲気はあまりありません。
とりあえず釣りのマネだけして,一人ずつインタビューを受けます。
途中で私に1回だけコブダイが掛かったものの,1.5mの竿では歯が立たず,
いわゆるマサミチさん状態。
あとでディレクターさんは,「姿の見えない大物が掛かった場面」が撮れただけでも
よかった,と言ってましたが・・・
(仕事を忘れて(?)釣りに熱中する船本アナ)
その後,マサさんらもこちらへ合流。
しばらくしてから,対岸の真ん中波止にいる俊一さんから再び連絡が。
「こちらは,50cmを含むコブダイ3尾を確保しました」
よっしゃ〜!これで料理の材料はOK!
集合時間の12時まで間があるので,スタッフと一緒に波止の西側の砂浜へ。
ちょうど干潮が近いので,できたら「エサのカキを採っているところを撮りたい」とのこと。
生名島でカキを現地調達したことはないし,まして今日は干潮の潮位が140cm以上あって
条件的には最悪。ちょっとムリじゃろう・・・と思いました。
それでも,波止入り口の小さな端の下の石垣にはカキが着いている様子。
「ここで採ってみましょうか」と持ちかけましたが,「工事現場みたいなのでちょっと・・・」と却下。
砂浜の方は確かに絵的には綺麗なものの,こういうtところでマトモなカキを採るのは
どう考えても無理。大きな岩に着いているやつは粒が小さく,ほとんど魚に食われているので。
それでも,かなり無理をして強引に「カキ採りの現場」を撮影。
知らん人がテレビを見たら,「毎回あんな苦労してカキを採っとるんか」と誤解するじゃろうなあ。
その後,砂浜を歩きながら海草を拾ったりするところを撮影。
3月ごろの潮の大きい日なら,ワカメをはじめいろんな海草や貝が採れたのにね。
波止へ戻ってみると既に全員集合しており,コブダイの数も増えているようです。
いつの間にか,マサさんのスカリにコブダイが2尾入っています。
「もういらんっちゅうのに,カメラマンさんがおらん間にマサさんが釣った」との声が。
どうせならカメラが回っとるうちに釣り上げてくれりゃあね。
とにもかくにも,全員の釣果を並べて写真撮影。
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1/12・全員の釣果
・コブダイ(最大50cm) 9尾
・アイナメ(最大27cm) 3尾
・カサゴ(最大19cm) 3尾
・ササノハベラ 2尾
・ナマコ(赤) 1匹
※このほか,船本さんが釣ったクサフグ1尾と,まさきち君が釣ったギンポ1尾(リリース)。
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コブダイの最長寸は,50cmが2尾。
真ん中波止でマサミチさんが釣ったのと,鞆・平港でのりさんが釣ったの。
のりさんは赤ナマコもゲット。(めちゃくちゃ美味かったです)
大物ランキング入りの魚が1尾も含まれていないことからもわかるとおり,
全体としては不漁でしょう。しかし鍋の材料としては十分すぎるほど。
ところで,今回私が初対面だったのは,のりさんとY・Sくん兄弟。
Y・Sくんは車を持ってないということで,SATさんが福山駅まで迎えに行ったわけですが,
「最初はどこにおるんかわからんかった」とSATさん。
それもそのはず,Y・Sくんは神辺在住の中学1年生。
一緒に参加した弟くんは,小学4年生。
「おまえ,大したもんじゃ。こんなオッサンばっかりの中へ,よう入ってくるなあ」と
後で冷やかされてました。(今回,顔写真を撮り忘れてゴメン)
(左から2番目の帽子をかぶっているのがY・Sくん)
予定どおり,12時を少し過ぎた頃から調理を開始。
2時間ぐらいで食べられるかと思いましたが,意外に時間がかかりました。
魚の量が多かったのと,各自がいろんな料理を作ったため。
この頃には皆取材のことも忘れ,完全にオフ会モードに入ってました。
本日のメニューは,次のようなものです。(<
>内は主に調理した人)
@
鍋物(1) (コブダイ入り) <俊一さん>
A
鍋物(2) (チゲ鍋)<SATさん>
B
鍋物(3) (アイナメ・カサゴ入り) <おおぜい>
C
コブダイとアイナメのお造り
<俊一さん>
D
コブダイのつみれ入りウドン <倉敷のタクさん>
E
コブダイの西京漬け焼き <倉敷のマサさん>
F
ナマコ酢 <俊一さん>
G
カキフライ・コブダイのフライ
<まるさ&倉敷のタクさんの息子さん>
(AとBの鍋。右がSATさんのチゲ鍋)
鍋物の具は,コブダイの身・コブダイのつみれのほか,糸コンニャク・シイタケ・エノキ・
白菜・トウフなど。Y・Sくん,かるさん,まさきちの父さんなどから大量に提供されました。
調味料を忘れてきたので,途中山久ストアで購入。加えて,エスパーさんがそこらへんの
砂浜で拾ってきたちっこいカニやらカメノテやらも投入。
コブダイの西京漬けとフライ(去年の11月の日付入り)は倉敷のマサさんから。
(西京漬けを焼く倉敷のマサさん。コンロはコウマさん提供)
カキフライは,エサのカキの身をそのまま使いました。今の時期は十分いけます。
プロの俊一さんが作ったお刺身は,やっぱり美味いです。
見た目無造作に切ってましたが,手際の良さはわれわれとは全然違います。
(俊一さんの調理風景)
ナマコも美味かった。私は今まで湯通ししてませんでしたが,今度はやってみます。
そのほか特に評判がよかったのは,まずSATさんのチゲ鍋。
作っている最中から美味そうで,あっという間になくなったので私は食いっぱぐれました。
倉敷のタクさんのウドンに入っていたコブダイのつみれも,皆に絶賛されました。
60cm級のコブダイは,この食べ方がいいと思います。
もちろん「コブダイ料理大全」にも載せる予定です。
マサさん持参の西京漬けも,いつもながら美味でした。
(撮影風景。中央の調理人は倉敷のタクさん)
タクさんの息子さんにも,料理をいろいろ手伝ってもらいました。おもろい奴やね,ボク。
(カキフライを作る小学生の図)
NHKのディレクターさんもアウトドア人間で,こういうのを見ると血が騒ぐそうです。
(すりばちでつみれを作る手伝いをさせられ疲れぎみのディレクターさん(右))
料理も完成し,皆で乾杯する頃には午後3時を回ってました。
今回は基本的に日帰りのため酒抜き(という建前)なので,夜のオフ会のようには
いきませんが,シラフでも盛り上がっている人は大勢いました。
鍋のダシにと放り込んだカニをほじくって食べるエスパーさん。
なかなかできることではありません,酒なしで(笑)。
フライが残った持って帰ろうと思ってましたが,きれいになくなりました。
料理の種類はともかく,量がもうちょっとあった方がえかったですね。
あの感じだと,「お一人につき30〜40cmのコブダイ1尾」くらい必要そうです。
今回の釣果はその半分以下。皆さん次のオフ会ではもっとコブダイ釣っても大丈夫ですよ〜。
コブダイを使った料理はどれも美味で,全員に好評でした。
調理班の主なメンバーは,だいたい俊一さん・SATさん・倉敷のタクさん・私です。
お刺身関係は俊一さん,SATさんは鍋ほかいろいろ,タクさんはウドン,私は揚げ物類,
という感じ。下ごしらえ要員がもうちょっといた方がいいかも。
次回オフ会では,全員でコブダイをさばく練習をする,というのはどうでしょうか。
何はともあれ,撮影は無事終了しました。
参加者の皆さん,お疲れ様&ありがとうございました。
取材スタッフの皆さんも,朝から何も食べずご苦労様でした。
放送はまだ見てませんが,旅番組的な企画としては一応成功したと思います。
放送時間が数分なので,各自の出番は大幅にカットされとるでしょうけどね。
われわれの次の目標は,民放釣り番組への出演であります。
今年中には,どこかの局から話が来るんじゃないですかね。
出演者の数,どうやって絞りましょうか,皆さん?
※放送日:広島県内は1月16日(木),他県は1月14日(火)の夕方6時過ぎごろからの番組内で。
このHPに登場する皆さんのご紹介