★ 釣り日記 (2005年1月) ★

1月2日(日) 1月16日(日) 1月23日(日)

◆ 2005/1/23(日) 生名島・埠頭用地

〜 出すほどのもんでもないんですが・・・ 〜

 

● 今年に入って釣行レポートの集まりがよろしくなく,まだチヌの便りが届いてないので,今日の当初の予定は瀬戸田で初チヌ狙い。しかし朝起きてみると雨降りで風もけっこうあったので,予定変更。釣具店でアミエビを購入して,生名島へ。7時15分のフェリーで渡り,埠頭用地へ行くと,さすがに先客はなし。車を降りると,ものすごい風。雨もけっこう降っている。低気圧が通過して晴れてくれることを期待して,カッパを着て先端へ。今日は満潮が11時ごろの大潮。かぶせの方はあんまり期待してなく,メインの狙いはサヨリ。

● まず足元にカキを落としてみたが,横風がきつく糸がふける。魚の反応はあるが,空振りの連続。数投目に釣れたのは,デカいササノハベラ。がっくし。車へ戻り,サヨリの仕掛けを出す。カチカチのアミレンガを海水で溶かして,その中の小さいアミエビをハリに刺して足元へ落とす。サヨリの気配なし。しばらくして,ウキが動いた。合わせる。ヒット。でも軽い。小イワシだった。

● そこでまた車へ戻り,サビキ仕掛けを出す。サヨリの仕掛けを切ってサビキを結び,マキエもせずに竿下へ仕掛けを落とすと,いきなり入れ食い。ハリの数だけ魚がくっついて上がってくる。最初は小イワシだけだったが,ママカリも混じり出した。さらに15cm級のマイワシも。爆釣の最中に,隣に地元のサヨリ狙いの人が入ってきた。この雨の中,好きじゃなあ。しかしその人が釣り出してしばらくは,サヨリは寄ってない様子。こちらはあんまり釣りすぎてもさばくのが大仕事なので,30分ほどでストップ。またサヨリの仕掛けに切り替えた。

● サヨリが寄るまでカキで遊んでみたが,ほとんど魚の反応はなし。かろうじて煮付けサイズのハゲ1枚と,良型のギンポが1匹釣れた。サヨリ狙いの人がもう1人来た頃からサヨリの群れが寄り,横で釣らせてもらう。しかしこの波止は先端右端の潮が緩むあたりがサヨリのベストポイントで,左端は沖へビュンビュン流れるので足元は狙えない。10匹くらい釣ったらやめるつもりが,結局満潮ころまで釣ってしまい,かぶせの方はカキをほとんど使わずじまい。11時ごろ雨は止んだが,風はまだ強い。車へ戻って弁当を食べてから,下げ潮を1時間ほど釣ってみるつもりだったが,雨がやんだせいで釣り人が増えてきたので,そのまま納竿した。ハゲは1匹しか釣れんかったので,リリース。今日の献立は,サヨリの刺身と吸い物・小イワシの刺身・唐揚げ(小イワシ・ママカリ・ギンポ)・マイワシの塩焼き。ママカリは焼いて甘酢漬けにしても美味いが,今日は数が少ないのでパス。毎週いろんな魚が食えるのでそれなりに満足ではあるが,ハゲもイワシもサヨリも食ったとなると,次回以降はチヌかアイナメを狙うしかあるまい。空振りしてもコブダイくらいは釣れるじゃろ。

  1/23の釣果

  ・ウマヅラハギ(25cm) 1尾

  ・ギンポ(27cm) 1尾

  ・カタクチイワシ(7〜10cm)  約50尾

  ・マイワシ(15〜16cm) 約10尾

  ・ママカリ(10〜12cm)  約10尾

  ・サヨリ(22〜26cm)  約10尾


◆ 2005/1/16(日) 生名島・埠頭用地ほか

〜 夕飯にはちょうどええくらい? 〜

 

● 今週は出張があって,帰って来たのがゆうべ(土曜日)の遅い時間。例によって帰りの新幹線の中でずっと飲んでいたため,早朝から出かける元気なし。なぜか泌尿器科でもらった薬のおかげで腰の状態は9割方回復したが,まだ完全ではない。したがって,波返しに乗って釣るような場所はパス。重たい荷物を運ぶのも腰に悪いので,この時期一番無難な生名島へ行った。カキは先週採ってそのまま車のトランクに積んでおいたが,1週間放置しても全然OKだった。

● 7時半過ぎに起床。まだ酒が残っとる感じ。着替えて外へ出ると,なかなかの好天。しかし,しまなみ海道を因島へ向かう頃から空が曇ってきた。8時半ごろのフェリーに乗って生名島へ渡り,とりあえず立石港(深浦)の波止へ寄ってみた。ちょうど今が干潮ごろで,この波止は干潮の潮止まりにけっこう実績があるので。腰のことを考えてバケツに半分ほどのカキを入れて運び,曲がり角の先で小1時間ほど竿を出してみたが,まるで魚の反応なし。エサ取りもおらん。満ち潮が動き出したので,10時ごろ埠頭用地へ移動した。

● 今日は,珍しく先客なし。波止付け根から護岸一帯は相変わらずゴミだらけだが,腰に響くので今日はゴミ拾いはパス。中央内側あたりに荷物を運ぶ。さっきの立石港は北風が冷たかったが,こっちはそれほどでもない。しかし,こちらも魚の気配はほとんどなし。15分ほどで見切りをつけ,先端左側へ移動。しばらくして,先端右側へイワシ・サヨリ狙いの地元の常連さんが来た。今日はイワシはほとんど見えず。カキの方は足元はまるでダメで,潮に乗せて沖へサシエを着底させると時々魚の反応がある。しかし当たるのはほとんどフグで,1時間ほどの間に釣れたのは煮付けサイズのホゴ1匹と20cmを超えるナゴヤフグ。サヨリ狙いの人には25cmくらいの型がポツポツ上がっていて,さらに常連さんが2人来た。先端が好ポイントなのでみんな先端に入りたがり,4人並んで釣る格好になった。一番左側に座っているので足元を釣る分には問題ないが,サシエを沖へ流すと右手の人のサヨリの仕掛けと交差しそうになるため,やむなく足元一本で勝負することにした。

● 12時ごろまでは魚の反応がほとんどなかった。車へ戻って弁当を食べて,ちょっと休憩。この波止は満潮前が時合いのことが多いので,釣況確認のためにも2時半ごろまでは粘るつもり(今日の満潮は3時ごろ)。12時40分ごろ再開すると,小さい当たりがあってサシエを取られた。ハゲかアイナメくさい。ただし,投入のたびに当たるほどには活性は高くない。しばらくして,ようやくハリに乗った。釣れたのは煮付けサイズのハゲ。この後ちょっと魚の活性が高まり,当たりが頻発。フグに混じってハゲの当たりが時々ある。しかし長続きはせず,当たりが遠のいたら場所を移動する,の繰り返しで,3か所くらいの釣り座を点々としながらポツポツ魚を釣り上げる。今日は,先端寄りの方が反応がよかった。

● 結局予定の2時半まで釣って,お持ち帰りの魚はホゴ1匹ハゲ3匹。ハゲはメス2・オス1で,肝が大きく見るからに美味そう。一家4人の夕飯にはちょうどええくらい。フグは20cmオーバーを含めて数匹釣れたが,今日はリリース。釣れたフグは,クサフグ・ショウサイフグ(ナゴヤフグ)・コモンフグの3種類。右の写真の上の方がコモンフグ(備後地方では「モンブク」と言う),下がショウサイフグ。どっちも,身には毒はありません。一番魚の反応がよかったのは午後1時ごろ(満ち6〜7分ころ)で,満潮が近づくと当たりが止まった。サヨリの方は満潮ごろには入れ食いになっていて,多い人は50匹くらい釣っていた。今日は冬型の天気で風が冷たかったが,どうにか釣りにはなって獲物もあったので,まあまあ満足。残念ながら,本命のアイナメらしい当たりは1回もなかった。あと,コブのバラシが2回。サイズは50〜60cmくらいか。小さい方は,チヌジャッカーなら取れとったと思う。やっぱり,バイキングは取り込みが難しい。

  1/16の釣果

  ・ウマヅラハギ(30〜25cm) 3尾

  ・カサゴ(21cm) 1尾  ほか


◆ 2005/1/2(日) 東能美島・大君波止

〜 初釣りとしては上々の釣果! 〜

 

例年正月3が日の休みの間に初釣りに行くが,ここ数年まともな釣果を上げた覚えがない。今年は「釣り仲間」の連載のネタになるような釣果を目指して,一番確率の高そうな大君を選んだ。大雪が降った年末から天気は回復して,好天の予報。干潮が朝の8時ごろ,満潮が午後2時半ごろで,潮の条件もOK。いつも正月に同行する義兄が今年は風邪ぎみなので,二人で朝ゆっくり出ることにした。山陽道広島インターに近いヨメの実家を7時半に出発。途中,坂(呉市)あたりの釣具店(アングル)でモエビを500円購入。道路は空いていて,大君には9時ごろ着いた。波止には家族連れを中心に大勢の釣り人が入っている。真ん中あたりの内向きに,かぶせ釣り師らしい人影発見。道具を持って近づいてみたら,細原さんだった。新年の挨拶を交わして状況を聞くと,30分ほど前に始めたがまだ当たりなし,とのこと。この波止はだいたい朝の早い時間帯または満潮前後が時合いで,今日のような潮の場合,満潮近くまではずーーーーっと当たりなし,という展開も十分あり得る。

● 細原さんより先端寄りに入って,まずかぶせ釣りの支度。タックルは,月光波の1.8mにバイキング,道糸3号,ハリス2号,ハリは最近お気に入りのアブミ10号。軸が細くフトコロがわりと広いので,チヌやハゲにはよさそう。ただしコブダイのおるとこでは不可(伸ばされやすい)。まず足元の柱すれすれにサシエを落とすと,着底後しばらくして当たり。なんか掛かったが,小さい。上がってきたのは,トラハゼ(クラカケトラギス)。かぶせで釣ったのは初めて。新年の第1投で今まで釣ったことのない魚が釣れて,幸先よし。しかしその後は当たりがなく,カラをわずかに残してゆっくり沈ませたサシエを,底から1mほど持ち上げたときになんかヒット。続いて上がってきたのは,これまた初体験のエソ。初物連発ながら,あんまり絵にならん魚ばっかり。しかし夕飯の唐揚げのネタとしてスカリにキープ。

● この後しばらくは魚の気配がなく,エビの仕掛けを出した。長いチヌ竿を使ったウキさぐり釣りと,2.7mのイカダ竿を使ったぶっこみさぐり釣り。しかし釣具店で買ったモエビがふだん使っているエビの半分くらいのサイズしかなく,大物は期待できそうにない。唐揚げ用のメバルを期待してウキの方でやってみたが反応はなく,ぶっこみの方にはトラハゼが1尾ヒット。じっくり底をさぐればぶっこみ釣りの方に分がありそうだが,小物ばっかり釣ってもしょうがないのでかぶせ釣りに復帰。11時を回って,外向きの波返しの上に釣り座を変更。この間に,きのう届いていたヤギマスクさんからの年始メールに遅ればせの返事を出す。「今,大君にいます。全然だめです」。トラハゼとエソしか釣れとらんし。しかし,外向きで釣り始めてしばらくして,まともな魚がヒット。竿先にフワフワした当たりがでて合わせのタイミングをつかめないまま適当に合わせたら,上がってきたのはアイナメ。抜き上げてバラすと悔しいので,慎重にタモ入れ。サイズはジャスト30cm。ハリを飲み込んでいたので,タイミングは関係なかった。この魚をスカリに入れようとして,トラブル発生。潮に流されてスカリがスリットの間に入ってしまい,ヒモがカドに引っ掛かって上がってこん!隣で釣っていた細原さんにタモを使って外していただいた。細原さん,ありがとうございました。次回は自分で柄つきのタモを用意しときます。

このあとは,また沈黙。1回だけ,フグのようなコツコツした小さい当たりが数回続いて結局エサを取られる,という反応があった。12時ごろ車へ戻ってカップめんの昼食。細原さんはこの頃に帰られたが,結局今日は内側は魚の反応がなかった様子。12時半を過ぎて,外向きの釣り座へ復帰。ここから,前触れもなく本日の時合いが到来!まず,第1投で手の平サイズのチヌ。ちっこいけど今年初チヌ。これは吸い物用。次投,エサ取りのような当たりで23cmのカレイ。さらに次投,ナゴヤフグ(唐揚げ用)。昼間の時間帯としてはこの波止で今まで経験したことがないほど魚が活性が高まり,しばらくして昼飯前と同じようなコツコツの小当たりに合わせると,釣れたのは30cmのハゲ。活性の高いときのハゲの当たりとは全然違うが,今日はこれ系の当たりがほかにも2,3回あった。この頃は潮はけっこう速く左から右へ流れていて,思いっきり左手に投入したサシエが着底する頃には釣り座のやや右手まで流されてくるという厳しい状況ながら,着底後一発でエサを取られる反応が出た。これは絶対なんかおる,ということで慎重に再投入。今度はきっちり合わせて,本日一番の手ごたえの魚がヒット。浮上したのは,良型のアイナメ。タモ入れしたらハリが外れるほど,皮一枚に掛かって上がってきた。サイズは35.5cm。この波止ではアベレージサイズに近いが,普通の釣り場なら十分な大物。これで連載のネタもできた。時刻は午後1時15分ごろで,満潮の1時間くらい前に当たる。

● この30分ほどの時間帯が本日のハイライトで,あとはまた当たりが激減した。それでも外向きで釣り座を移動すると,たまに小さい当たりが出て,タイミングが合わずにエサを取られることも数回あった。ハゲかアイナメのどっちかだろう。交互に内向きでもやってみたが,足元も沖目も全く魚の気配なし。今日は完全に「外向きの日」だった。義兄は主にエビで釣って,フグと小さいカレイを追加。メバルはブツエビを撒くと寄ってくるようだが,サイズは小さい。3時前に納竿。アイナメは期待どおりのサイズが出たし,サイズが小さいとは言えチヌもカレイもハゲも釣れて,初釣りとしては言うことなし。さすが大君,という感じ。当たりが出る時間帯がはっきりしているので,その時合いにどれだけ効率的に釣り上げられるかが釣果の分かれ目になる。今年もアイナメの魚影は健在のようなので,2月か3月ごろにもう1回行ってみたい。

● 行きは寄り道しても1時間半ほどで着いたが,帰りは音戸大橋などで渋滞に巻き込まれて,2時間20分ほどかかった。アイナメ2尾は刺身にした。小さい方はまだ抱卵していて透明な身,大きい方は産卵後でやや白っぽい身だったが,どっちも美味かった。小さいカレイはリリース。アイナメのアラとチヌは吸い物に,その他は全部唐揚げで食べた。前にトラハゼを刺身にしたら食えたもんじゃなかったが,唐揚げはベリーグット。エソは骨切りして揚げると食べやすい。ハゲはキモだけ酢醤油であえて,身の方は唐揚げに。フグの唐揚げに似た味で,これも美味。「コブダイ以外の魚を持って帰れ」という指令(なぜ?)も達成できて,えかったえかった。

  1/2の釣果

  ・アイナメ(35.5・30cm) 2尾

  ・ウマヅラハギ(30cm) 1尾

  ・チヌ(22cm) 1尾

  ・カレイ(23・15cm) 2尾

  ・トカゲエソ(34cm) 1尾

  ・クラカケトラギス(17cm) 2尾 ほか

 

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