★ 釣り日記 (2005年9月) ★

月3日(土) 月11日(日) 月17日(土)
月24日(土)    

◆ 2005/9/24(土) 三原市・須波港波止

〜 思わぬ場所で○○○○ダイ! 〜

 

● 台風は関東方面へ進んでいるらしいが,きのうの夕方から風が強い。今週はシャコを掘る時間もないし,近場でカキで勝負。行き先は須波。狙いはサンバソウ。2週間前に釣ったやつは水槽サイズだったが,今日は果たして食えるサイズが釣れるか?そろそろタチウオの時期でもあるので,冷凍キビナゴを持参してちょっと早めに家を出た。現地には5時前に到着。天気が悪いせいか,先客はなし。いつもの釣り座へ荷物を運ぶと,モロに正面から強風が吹きつける最悪のコンディション。しかしせっかく早起きしたので,強風の中で1年ぶりにタチウオの仕掛けを用意した。今日は干潮が午前9時ごろで,下げの潮が流れている。電気ウキ仕掛けにキビナゴをつけて投入してみたが,正面からの風を受けて仕掛けが10mほどしか飛ばない。しかも,潮が手前に寄せてきて,仕掛けがすぐ足元へ戻される。結局数投しただけでギブアップ。車へ戻って,カキのバケツとイカダ竿にチェンジ。

● 5時半を過ぎる頃から明るくなったので,かぶせの仕掛けをセット。1.8mの月光波にチヌジャッカー,道糸3号,ハリス2号。ここまでは普段と一緒。ハリは,今日は細地チヌの2号にした。口の小さい手の平サイズのサンバソウは,このサイズのハリの方が掛かりがいい。 釣り始めてしばらくは当たりがなかったが,10分ほどして魚の反応が出始めた。しかし,当たりが小さいのと風が強いのとで,合わせても空振りの連続。なんか怪しい気配はあるんじゃけど・・・。で,6時ごろに初めての魚が掛かった。大した手ごたえではないが,フグではなさそう。水面に見えたのは,シマシマ!しかし,抜き上げようとしたところでハリ外れ。食えるかどうかギリギリのサイズではあったが,惜しかった。でも魚がおることはわかったので,釣り再開。その直後。コツコツっとした当たりに合わせると,またフッキング。今度はさっきのよりちょっと型がよさそう・・・

● 水面に,黒っぽい体色の平べったい魚が見えてきた。あれ,シマシマがない?マルハゲか?いや・・・これは・・・・・もしかして・・・・イシガキダイ?!うそー! 抜き上げてみると,やっぱりイシガキダイ。サイズは小さい(17cm)が,釣り場で実物を見るのはこれが初めて。まさか,こんな場所で釣れるとは・・・。ラッキー!これで土産はできた。しかしこれ,食うのはもったいない。しばらく水槽に入れて鑑賞するか。

● この後は,当歳魚のハゲらしき当たりが増えてきた。それに混じって別の魚の当たりも散発的に出て,7時ごろと8時ごろにかろうじてキープサイズ(16cmと17cm)のサンバソウを2匹キャッチ。9時ごろには天気が回復して風も弱まったが,潮が止まってエサ取りの当たりが増えたため,9時半に納竿。結局この日ハリに掛かったのは,下の写真の5匹のほか,水槽サイズのハゲ1尾・クサフグ3尾。魚の活性はけっこう高かった。7時半ごろ,惜しいバラシも1回あった。今日一番の引きだったが,巻き上げ途中でハリ外れ。引きからして,コブダイではない。20cmを超えるサイズのサンバソウではないかと思う。ここ3年ほどまったく音沙汰なしだった須波のサンバソウ,今年は当たり年になるか?

 9/24の釣果

  ・イシダイ(17・16cm) 2尾

  ・イシガキダイ(17cm) 1尾

  ・チヌ(20cm) 1尾

  ・ウマヅラハギ(19cm) 1尾

 

● 上の写真の5匹のうち,ハゲはリリース。残りの4匹を持ち帰り,イシガキ君は水槽へ。残りの3匹は煮付けにして実家のおばあちゃんに持って行った。

● 帰るときに白いバケツに入れていたせいか,あるいは白いサンゴ砂の色に合わせたのか,水槽に入れたらだいぶ白っぽくなったイシガキ君。2週間前に入れたサンバソウと仲良く泳いでいる。右は煮付けの写真。サンバソウの煮付けは美味い。こうやって並べると,運命の分かれ目というか,ちょっと残酷ですね。いったん水槽で飼うと情が移って,食うのは可哀想になる。しかし,イシガキダイを食するチャンスは生涯二度とないかもしれんしなあ・・・悩ましいところだ。

追記: 今日バラしたやつが悔しいので,明日も早朝から2〜3時間ほど須波で竿を出す予定です。


◆ 2005/9/17(土) 弓削島・今井の波止

〜 忍耐の見返りは水槽サイズ・・・ 〜

 

● 出張の合間を縫って,今日の行き先は久々の弓削島。この時期は各地で手の平級のサンバソウが時々釣れるが,せめて20cmを超えるくらいのやつが釣りたい。ちょっと時期が早いが,しまなみ方面ではシマシマの確率が高いと睨んで,今井の波止に決めた。2年前の11月下旬に初めて釣行したとき,21cmのサンバソウが1枚上がった。さらに,ブンゾウさんたちがフカセ釣りでイシガキダイを釣った実績もある。

● 海に浸けておいたカキを回収し,因島・家老渡から7時のフェリーに乗って(普通車・往復2,040円),降りてから数分で現地に到着。L字の曲がり角付近に,竿を6〜7本並べた2人組の先客がいたので,曲がり角から10mほど手前に入った。今日は満潮が10時ごろで,もう満ちに入っているが,潮はほとんど流れていない。今までの経験で言うと,曲がり角より先は当たりが少なく,曲がり角の手前はエサ取りも多いが魚影も濃い。果たして第1投からエサが底まで持たない状態で,すぐに3号の底オモリをセット。それでも中層でエサ取りがコツコツと突っつくので,たいていは着底までにエサが取られてしまう。

● ひたすら忍耐の釣りを続けるうち,魚はポツポツ掛かり出した。当たりの割合はギザミ7:クサフグ3くらいで,釣れる比率もそのくらい。ギザミ・フグとの格闘が延々と続くうち,8時過ぎごろ本命のシマシマがヒット!しかし,人間で言うと幼稚園児くらい(13cm)。これは水槽用にキープ。兄ちゃんかオジサンくらいのサイズを期待したが,またギザミの嵐になり,まともな当たりはまるでなし。コブダイの当たりも1回だけで,釣れたのは27cmのリリースサイズ。満潮近くになっても状況は変わらず。しかし10時過ぎごろ,さっきよりひと回り大きい16cmのサンバソウが掛かった。結局11時にエサが切れて納竿。キープしたのは型のいいギザミ数尾と,刺身用に唯一のコブダイも。16cmのサンバソウは食おうと思えば食えるが,あと1〜2か月くらいして20cmオーバーに育つのを期待しつつリリース。で,13cmの方は今うちの水槽の中で泳いでいるわけだが,水槽で飼うにはデカすぎてあんまり可愛くない。半月ほど鑑賞したらリリースしちゃるけ,しばらく我慢しといてくれー。

 9/17の釣果

  ・ギザミ(15〜20cm) 11尾 ほか


◆ 2005/9/11(日) 三原市・須波港波止

〜 須波,復活の兆し??? 〜

 

● もう夕方の6時過ぎだが,まだ選挙に行ってない。今日は暗いうちから竿を出して,帰って魚をさばいて,シャワーを浴びて,昼飯を食べて,テニスの試合が終わった娘を車で迎えに行って,一人で映画(「容疑者・室井慎次」)を見て,さっき帰ってきたところ。この日記をアップしたら,投票に行って,夕飯の支度をして,ビールを飲んで,明日からの出張の準備をせにゃいけん。ということで,日記は簡潔に。

● 朝5時前に起床。タイム松永店でシラサエビを購入し,きのう採っておいたカキを積んで須波へ。あいにく小雨模様で,現地に着いたときはまだ薄暗かった。今日は干潮が9時ごろの小さい潮だが,須波はこのくらいの潮の方が流れがあっていい。本日のメインターゲットは,エビでのアコウ狙い。しかしエビがまだ小さいのばっかりで,もう1つの狙いのサンバソウに期待をかけた。この波止は秋になると手の平から30cmちょっとくらいのサンバソウが毎年釣れていたが,記録を見るとここ3年の間,1枚も上がっていない。もう完全におらんようになったか?それともいずれまた釣れ出すか?と毎年この頃になると通っているが・・・果たして今日はシマシマが1枚上がった。ただしサイズはごらんのとおりで,13.5cmの水槽サイズ。しかもほっぺたにスレ掛かりしていた。もちろんリリース。朝の5時半ごろから干潮過ぎの9時半ごろまで竿を出して,結局釣れたのはこれとリリースサイズのコブダイ4尾。1尾だけ30cmを超えていたのでお持ち帰り。エビの方は小さいカサゴが1尾釣れたのみ(即リリース)で,あとは魚の気配がなかった。果たしてこのサンバソウが,せめて煮付けにできるくらいのサイズになって,1か月後くらいにまたハリに掛かってくれるかどうか?今年の秋も,しばらく須波通いが続きそう。

 9/11の釣果

  ・コブダイ(26〜33cm) 4尾 ほか


◆ 2005/9/3(土) 向島・干汐東波止

〜 何年ぶりかのダンゴ釣り 〜

 

● 月刊釣り仲間の原稿締切も近いが,今月はほとんど釣行してないし,目ぼしい釣果写真がない。そもそも最近,魚の引きをあんまり味わってない。今の時期カキではなかなか難しいし,夜はやっぱり忙しいので釣りに行けそうにない。そこで。本日は久しぶりにダンゴ釣りをしてみることにした。先日向島の干汐へぶっこみ釣りに行ったときに,ダンゴでけっこうチヌが上がっていたので。保険をかけて,きのうの夕方シャコも掘っておいた。ゆうべはダンゴ釣りの仕掛けの準備。もう長いことやってないので,ふだんとは全然違う道具を仕事場の棚の奥から引っ張り出した。竿は5.3mのチヌメバル用。リールは小さいスピニング(レバーブレーキなし。使えんし,そんなもんが必要な魚は釣れん)。ハリスはトヨフロンLソフト1.5号。ハリは細地チヌ4号がベース。ハリは小さい方が掛かりはいいが(チヌ1号くらい),飲み込まれるとリリースできないので。最後に,ウキ。干汐で釣るときは,300円くらいの安物のヘラウキで十分。エサもきのう買っておいたが,けっこう金がかかる。

● 今日は4時20分に起床。仕事場の冷蔵庫に入れておいたシャコと冷凍エサを車に積んで,干汐へ。到着したのが5時ちょっと前。まだ真っ暗。さすがに先客はなし。ヘッドランプをつけて,左手の波止の先端へ荷物を運んだ。今日は満潮が10時半ごろの大きい潮で,条件はOK。もう満ちに入っているが,ここは満ち潮はあまり流れない。まず,いつものようにぶっこみの竿を2本出す。4mくらいの安物の万能竿に,ひと山いくらの道糸つきスピニングリール(道糸は5号)。遊動テンビンに六角オモリ15号。ハリスは4号を1ヒロ。ハリはチヌ5〜6号。今日は,ケミホタルミニと同じ大きさのチヌ用集魚ライト(ブルー)をハリ上10cmほどにつけてみた。シャコをつけたぶっこみの竿を2本投入してしばらく竿先を見つめたが,反応なし。明るくなりかけたのでダンゴ釣りの仕掛けを始めた5時半ごろ,1本の竿先が「ゴツゴツッ」と揺れた。シャコで釣る場合,チヌは一発でギューンと竿先を持って行くことが多い。これは・・・もしかして?竿を手にとって少し道糸を緩めて手に持っていたら,微妙に魚が引っ張っている感じ。糸のたるみを取って大きくあおると,ズシッと魚の重みが伝わってくる。ぶっこみ釣りは,この瞬間が一番楽しい。ゆっくりリールを巻いてくると,まずまずの手ごたえ。チヌならこの間ここでユムシにヒットした44cmのやつくらいのサイズか?この段階ではまだ魚種は不明。魚が浮いてきたが,まだ薄暗いので色がわからん。足元まで寄せてきて色を確認。赤か,黒か?・・・・・・・おっと,赤でした。タモ入れして引き上げると,ブルーがかったピンク色のきれいな天然マダイ。37cm。この波止で釣れる標準サイズくらい。

● これで土産を確保したので,あとはゆとりを持って釣りができる。マダイの時合いは夜明けだけなので,以後はぶっこみの竿は1本にして,ダンゴ釣りをメインにする。もう釣り方を忘れたかと思ったが,案外スムーズに支度は完了。ダンゴは,試行錯誤の末たどりついたシンプルな配合パターン。マルキューのおからダンゴと,小びきさなぎを同量くらい。これにアミレンガを溶かして少しずつ加える(最初に全部入れてしまうとボラやコノシロが寄ったときどうもならんので)。ダンゴをつつくエサ取りが多くてダンゴが底までもたないときは,粘りを出すために「チヌにこれだ」などの粘った液体をブレンドする。最初の頃はチヌパワーも使っていたが,ダンゴがバラけにくくなるので使わなくなった。用意したエサは,定番の生オキアミと生ミック。最初はオキアミを使い,エサがなくなるようなら生ミックにチェンジする。ダンゴ釣り師はそれぞれ自分なりのこだわりを持っていて,道具やエサにも凝る人が多い(特に岡山県人)が,「人よりたくさん釣りたい」と欲を出さない限り,このシステムで十分だろうと思う。これで釣れなんだら,そこには魚はおらん。

● で,久しぶりのダンゴ釣りの結果はどうかと言えば,チヌは10匹くらい釣れた。しかし20cmを切るような「子供の手の平」サイズのが多く,釣ってはリリースの繰り返し。帰り際に27cmが1枚釣れただけだった。午後から娘の中学の文化祭の準備で学校へ行くため,満潮の10時半に納竿した。なお,ぶっこみの方はその後エサ取りオンリーになり全くダメ。この波止は相変わらず釣り人が多く,今日も波返しの上にはずらっと並んでいた。良型を上げた人もいたようだが,今日はみんなほとんど小型しか釣れてなかった。まあしかし,ダンゴ釣りは「ウキが沈む動き」が楽しい。小さいとはいえ魚の引きも十分味わえたし,久しぶりにダンゴ釣りの醍醐味を満喫した。最近暑い日が続いていたが今日は曇り空で過ごし易かった。それでも汗ダラダラ。今日はビールが美味いどー!

 9/3の釣果

  ・マダイ(37cm) 1尾

  ・チヌ(27cm) 1尾  ほか

 

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