★ 釣り日記 (2006年1月) ★

月2日(月) 月9日(祝) 月15日(日)
月28日(土)    

◆ 2006/1/28(土) 伯方島・有津港左手波止

〜 こっちを日記に出すはずでは・・・ 〜

 

● この日記,ホンマは今日(日曜日)行った岩城島の記事を出すはずが,本日は残念ながら丸ボーズ!実はきのうも釣りに行っていて,そっちは来月の月刊釣り仲間に近況報告として載せるつもりだったのだ。結局今日の日記が出せないので,やむなくきのうの報告を・・・。その前に,一応今日の行動も説明しておこう。今日は,満潮が11時40分ごろ。岩城島へ行こうと思ったのは,ハラミチヌの釣り場の下見のため。きのうの掲示板に「岩城島で40cmのチヌが上がった」という情報が出たが,詳しい場所までは不明。どっちにしても,今日入るポイントは決めていた。生口島・洲江からフェリーに乗って降りたところの,小漕港の右手の波止である。左手の赤い灯台のある波止(右の写真)の方が,釣れそうな雰囲気はある。しかし,前に下見したときの感じでは,満ちは潮が速すぎて釣りになりそうにない。赤灯台の波止は,自分ではチヌを釣ったことはないが,ハラミの時期には大いに期待できそう。フェリー桟橋をはさんで右手の波止はそこまで潮が速くないので,意外とこっちの方がいけるかも,と読んだ。

● フェリーの出船時刻は,始発が6:40で,次が7:25。第2便で行く予定だったが,朝の6時前に目が覚めたので,予定を変更して始発に乗った。自宅から生口島・洲江のフェリー乗り場までは,朝なら25分ほどで着く。フェリーを降りたところが釣り場なので人間だけ渡ってもよかったが,移動も考えて車で島へ。着いたときはまだ薄暗かった。予定どおり右手の波止の先端に荷物を運ぶ。かぶせをやった形跡はなし。ここで40分ほど竿を出したが,全く魚の反応なし。朝一番がダメなら,次は満潮ごろしかチャンスはなさそう。はっきり言って,ポイント的にチヌ以外のまともな魚は,ほとんど期待できそうにない。8時ごろ,岩城港へ移動。L字の曲がり角に荷物を運んで,竿を出してまもなく,地元のおばちゃんがやって来た。「きのうもここで,岡山から来た二人が並んで釣りようちゃったよ」「チヌ,釣れとったでしょう?」「いいや,なんも釣れんいうて,昼前ごろどっか行っちゃったよ」 --- あれ?チヌが釣れたん,ここ(岩城港)じゃないんか?となると・・・この島には,ほかにも長江港と西部港があるが,かぶせ釣り場としては魅力を感じない。残るは,フェリーの着いた小漕港の左手の赤灯台の波止か?--- で戻ってみたら,やっぱり先端にかぶせ釣りをしたらしい痕跡があった。しかし,予想どおり潮がめちゃくちゃ速い。右手の波止へ戻りたかったが,留守にしておいた間に釣り人が先端に二人入っていた。満潮の潮止まりまでガマン・・・と11時半ごろまで釣ってみたが,結局ここでもまともな魚の反応はゼロ。12時のフェリーで生口島へ戻った。下げ潮まで粘ったら釣れとったかもしれんが,まあ今日は下見ということで。しかし,魚の数は少なそう。チヌが釣れなんだらボウズ覚悟,という感じではあった。

● で,きのうの日記。最近「釣り仲間」に自分のまともな釣果を出してない。2月号は初釣りのコブダイを出したので,今度はアイナメかチヌを出したい。しかし,瀬戸田でチヌを釣っても珍しくないので,いっぺん冬場にきちんと攻めてみたかった,伯方島・有津港の左手の波止へ行った。ここは満ち潮が釣り座の正面に向いて流れるので,右手の矢崎の波止より釣りやすい。水深もそこそこある。今日の本命はアイナメ。場荒れしてないはずなので,大物が狙えそうな気がする。チヌは,あんまり期待してない。コブダイは,どっちでもええ。朝の7時半ごろ現地に着いて,満潮の10時半ごろまで竿を出した。タックルは,1.8mの月光波・チヌジャッカー・道糸3号・ハリス3号・チヌバリ4号。アイナメには今まで2号ハリスを根ずれで切られたことが何度もあるので,3号にした。

● 足元3:沖目7くらいの割で交互にサシエを投入するが,魚の反応がほとんどない。1時間ほどの間に釣れたのは,リリースサイズのカサゴとクジメが1匹ずつ。やっぱり満潮ごろまで待つしかないか?しかし,9時ごろに足元でいい当たり!・・・・・コブ!最初は60cmくらいかと思ったが,一気に左へ走られた。あわてて左手の波返しへ乗って,川のように流れる潮の抵抗を受けながら魚と綱引き。3号ハリスで果たして取れるか,微妙なサイズ。とりあえず根は切ったが,魚がなかなか浮いてこん。息は切れるし,左腕が痛い。とにかくラインが一直線にならんように,竿の弾力を保ったまましばらく根競べ。ちょっとずつ浮いてくるが,姿が見えそうになるとまた底へ向けて突っ込む。どうにか水面まで引き上げると,かなりデカい。こういうこともあろうかと,今日は柄のついたタモを用意してあるので,すんなりキャッチ。

● 即,検寸。70cmをゆうに越えている。体に沿ってメジャーを当てると80cm近くあるが,メジャーを地面に置いて直線で測ると76cm。それでも,自己記録を更新するサイズ。ちなみに今までの自己記録の74cmも,去年ここで釣ったもの。そのときは5号の道糸のチモトをケプラーノットで補強した最強の仕掛けだったが,今日は普通の3号ハリス。上くちびるの真ん中にハリが刺さっていて,掛かりどころもよかったせいか,ハリスには傷ひとつなかった。結局コブダイの当たりはこれ1回きり。アイナメ・チヌは気配なし。釣り仲間にはまたコブダイの写真を出すことになるが,しゃあない。なお,下の写真は釣り見物に来た地元の人に撮ってもらったもの(魚が重すぎてまっすぐ持てなかったため,実際のサイズより短く見える)。持って帰っても料理が大ごとなので,写真撮影後リリースした。

● なんか,今年になってからまだコブダイしか釣ってない感じ。2月は福山方面も一番厳しいので,オフ会の下見を兼ねて,しまなみ方面をあちこち回ってみたい。

 1/28の釣果

  ・コブダイ(76cm) 1尾


◆ 2006/1/15(日) 竹原市・忠海港波止/三原市・須波港波止

〜 条件は最高でしたけど・・・ 〜

 

● この週末は潮が大きいし,寒チヌのチャンスとみた。今までのデータでは,1月中旬ごろまで各地で散発的にチヌが釣れているが,2月に入るとまずムリ。本命をチヌに決めて確率の高そうな釣り場を考えた結果,久しぶりの忠海に決定。今まで何回かしか行ったことがないが,潮の流れがあって,いかにも大物が釣れそうな雰囲気はある。ただし,魚の数は少ない。当たりは半日でせいぜい数回。一発大物か,さもなくばボウズ。波返しが高いので,天候の悪い日は危ない。今日は波の高さ50cmの予報が出ていたので,たぶんOK。来週は仕事で釣りに行けんし,今日チヌが釣れんかったら,たぶん今年の初物は3月までお預けになるだろう。

● 朝の6時15分ごろ家を出て,現地には7時過ぎに到着。波止から少し離れた駐車スペースから見ると,先客はなさそう。台車に荷物を積んで,L字の波止の曲がり角へ。ここは潮の流れが時間帯によって変わるので,曲がり角の真上で竿を出すのがベスト。1.8mの竿に道糸2号・ハリス2号・チヌバリ4号の仕掛けで,釣り開始。釣り始めの潮は,曲がり角からL字の長い方の沖へ向けて流れていた。まず,足元にサシエを落とす。反応なし。沖へマキエをして,遠投。これも反応なし。そうこうするうちに潮が止まって,今度はL字の短い方の沖へ向けて流れ出した。釣り座をそっち向きに変えて,足元と沖目を交互に攻める。釣り開始が7時半ごろで,9時までに当たりは数回。しかし,まともな魚の当たりではない。カサゴフグが釣れたのみ。こういう魚の少ない釣り場では,朝の早い時間帯か,もしくは満潮・干潮の前後くらいしかチャンスがない。今日は満潮が12時過ぎなので,その頃まで釣ってダメならあきらめる。それにしても,天気は最高。風もほとんどないし,気温もわりと高い。潮の流れ加減も申し分なく,なんで当たらんのか不思議でならん。

● 結局,予定どおり12時過ぎまで釣ったが,納竿近くに足元で24cmのアイナメが1尾釣れたのみ。沖目は全く魚がおらず,コブダイの当たりもなかった。このままじゃ晩のオカズが足りん。アイナメ1匹だけキープして,小魚はリリース。帰りに須波へ寄って,なんか食材を確保する方針に変更。忠海から須波までは10分ちょっと。途中で弁当を買い,須波へ着いたのが1時前。今日は家族連れが多いが,いつもの釣り座が空いていた。しかし,もう下げの速い潮が流れ出しているので,車で弁当を食べて休憩。釣り座へ戻ると,潮はいい感じに変わっていた。しかし,さっきと同じタックルで足元へサシエを落としても,魚の反応がない。ここで2時まで釣って,まともな当たりは1回だけ。釣れたのは,23cmのアイナメ。最近,このサイズばっかり。(写真上が忠海,下が須波で釣れたアイナメ)。このサイズでも2匹あれば,どうにか家族の分の刺身が取れる。今日はギャンブルには失敗したが,これも時の運。行くたびに大物が釣れとったら,ギャンブルにならん。天気はえかったし,十分釣りをした気分にはなったし,晩の刺身のネタもかろうじて確保したし,冬場の釣りはこんなもんじゃろ。

 1/15の釣果 (左の写真は忠海で撮影)

<忠海>

  ・アイナメ(24cm) 1尾

  ・カサゴ(14〜20cm) 3尾

<須波>

   ・アイナメ(23cm) 1尾


◆ 2006/1/9(祝) 向島・干汐西波止/三原市・須波港波止

〜 取材の差し替えは失敗! 〜

 

● おととい(1月7日の土曜日)に月刊釣り仲間の取材があった。この雑誌は主に岡山県東部〜福山方面の読者を対象にしているので,できるだけその近くで釣ってほしい,といつも言われる。福山の中心街より東の釣り場は当然パスして,一番いいのは田島・横島・鞆あたり。しかし,この時期はまともな釣果を期待するのは難しい。取材用の「まともな釣果」となると,現実には「アイナメの30cm級」以外の選択肢はない。コブダイでは絵にならんと言われるし(したがって走島もパス),チヌはこの時期はまず無理。しかも,当日は干潮が午前10時ごろの小さい潮で,朝から竿を出すと下げ潮を釣ることになる。前日取材を申し込まれたとき「この週末はどこかで竿を出す予定がありますか?」と問われたので,「土曜日は須波へ行くつもり」と答えたら,たまたま取材の記者さんが三原に住んでいることもあって,結局須波での実釣が決まった。

● 当日は7時ごろから干潮の10時過ぎまで3時間竿を出して,狙いのポン級アイナメは釣れず。詳しいことは「月刊釣り仲間」の2月号で。でも,ボツになっとるかもしれん。帰り際に記者さんから,「9日まではギリギリ原稿が間に合いますので,それまでに近場でいい釣果が出たら連絡してください。記事を差し替えますので」と言われた。やっぱり,あの釣果じゃあなあ。「近場」という条件を満たす場所をあれこれ考えた末,けさは朝から向島の干汐で釣ってみることにした。ここは魚の数は少ないが,たまに良型のアイナメが釣れる。もっとも,潮の条件はよろしくない。ベストの時合いは「満潮の前」または「干潮の前」だが,今日は満潮が朝の7時なので,潮止まりから下げを釣ることになる。朝一番の一発に勝負をかけて,7時前に釣り場に到着。

● 干汐でのかぶせ釣り(アイナメ狙い)のベストポイントは,過去の実績から言うと,右側の波止の先端内向きである。左手の波止は足元が浅いのでかぶせ釣りには不向き。右手の波止は足元から4〜5mのところまで敷石が入っていて,その沖の落ち込みの際を狙う。しかし近年は先端内側には台船が係留されていて,投入が難しい。やむなく正面狙いにして,朝の7時から釣り開始。遠近投げ分けてみたが全く当たりがなく,9時過ぎまで釣って,釣れたのは20cmのアイナメ1匹。下げの潮が右へ向けて流れ出したら,まず釣れない。満ち潮ならまだチャンスもあったろうが・・・。このまま帰るのも寂しいので,また須波へ行ってみた。あわよくば今日まともなアイナメを上げて,釣果写真と記事を差し替えてもらいたい。10時過ぎに現地に着いた頃には,晴天無風の絶好の釣り日和になっていた。今日は休日だが釣り人はわりと少なく,釣り座は確保できそう。曲がり角近くへ行くと,内向きと外向きにかぶせ釣りの人が1人ずついた。内向きで竿を出していたのは,庄原のKさん(最近しょっちゅう会う)。Kさんと背中合わせで外向きで竿を出す。釣り開始からしばらくは絶好の潮が流れて,アイナメとコブダイがヒット。そのほかいい当たりもあったが,途中でハリが外れたりして取り込みには至らず。結局12時ごろまで釣って,アイナメ2・コブダイ1をゲット。しかしサイズは小さい。ちなみにおとといも,だいたい同じくらいのサイズのアイナメしか釣れなかった。したがって,取材写真の差し替えはできず。今日は天気もよかったので,今日を取材日に選んで朝からここで釣っていれば,おとといよりは釣れたかも。まあ潮が小さいことを考えると,晩のオカズ程度でも確保できただけラッキー。ゼイタクは言うまい。

 1/9の釣果

<干汐>

  ・アイナメ(20cm) 1尾

<須波>

 ・アイナメ(22・18cm) 2尾

 ・コブダイ(32cm) 1尾


◆ 2006/1/2(月) 東能美島・大君波止/西能美島・畑漁港(?)波止

〜 どうした? 大君! 〜

 

● 今年も,去年に引き続いて初釣りの場所は大君。ここへはもう6〜7回くらい来たことがあると思うが,丸ボウズを食らったのはスカパーのテレビ取材の日だけで,あとは何らかのの釣果が出ている。「魚の数は多くないが,掛かれば大物」という一発勝負の釣り場で,特にアイナメの期待が大きい。去年も初釣りで良型が釣れている。ということで,いつものように義兄と一緒に安佐南区のヨメの実家を朝の5時半に出発。現地に着いたのがちょうど7時ごろ。車を降りると,声をかけてきた人が。さあ,誰でしょう?

● 今日は満潮が昼ごろの大きい潮で,風も全くない絶好の釣り日和。波止には投げ釣りの人が多く,このあと続々と釣り人が入って来た。真ん中からやや曲がり角寄りの内向きに道具を置いて,仕掛けをセット。付け根付近に係留してある大きな船のロープが釣り座の7〜8mほど沖に横に渡してあるので,遠投はムリ。足元勝負で,1.8mの竿にチヌジャッカー,道糸2.5号,ハリスは柱にこすれて切れるのを恐れて3号。ハリはアブミの10号。これから潮が満ちてくる好条件に期待して投入を繰り返すが,驚いたことに魚の反応が全くない。外向きに釣り座を変えても同じ。結局,10時まで3時間釣って,当たりはわずか1回だけ。その当たりで釣れたのは,32cmのメスのウマヅラハギ。サイズ的には満足。外向き足元で8時過ぎごろヒットした。それ以外はまるで魚の気配がないので,移動を決断。われわれより早く現地に来ていた庄原のKさんも,その時点まで一度も当たりがなく(後で尾曽郷へ行くとのこと),そこで別れた。

● 大君を移動することは考えてなかったので,次の行き先は当てがない。このまま北上しても状況は同じ可能性が高いので,島の反対側へ行ってみるか,ということで,沖美町方面へ。峠を越えて海へ出て,最初に見えてきた大きな波止へ。標識には「畑港」と書いてあったが,帰ってから「波止ガイド100」で畑漁港の図を見ると形が全然違うので,別の場所かも。ここは港の左右から波止が伸びていて,左手のL字波止の方が長い。左手と右手の波止は先端がちょうど向かい合っていて,右手の波止の方が低くなっている(水面までの距離が近い)。釣り人は,左手の波止のL字の曲がり角の手前に並んでいる。フカセのチヌ・アジ狙いの人がほとんどだが,あまり釣れている様子はない。地元の人に聞くと曲がり角付近が一番深いということだったので,義兄はちょうど曲がり角の上へ(波返しがちょっと高いが上れないことはない)。今日は風がないし,先端が気になったので,最初の30分ほどは先端で釣ってみた。足元から払い出す潮に乗せていい感じでサシエが着底するが,水深が思ったより浅く,フグの当たりが時々あるだけ。12時ごろ義兄の隣に入って釣り始めると,ちょうど下げ潮が流れ始めて時合いになったようで,当たりが連発。ただし,一番多い当たりはナゴヤフグ(良型)。水深は足元で10m近くあり,沖目は15mくらいありそう。最初からここで釣っときゃえかった!結局,昼食をはさんでここで3時まで竿を出し,釣れたのはコブダイ2・アイナメ2(小型)・ナゴヤフグ4。ほかにコブダイのバラシ3回。釣れたコブダイは大した型ではないが,一応記念撮影。義兄もコブダイを掛けたが,トラブって穂先を折るありがちなアクシデント。コブダイは魚影も濃く,けっこう大型もいそう。波止全体の印象としては,ハラミの時期のチヌは大いに期待できそうな感じ。潮がけっこう流れるので,秋にはサンバソウもいけるか?しかし,能美島は福山からはあまりに遠い。次回こっち方面へ来るのは,来年の今ごろだろうか。初釣りとしては,天気もよかったし,魚の引きが味わえたのでまあ満足。

 1/2の釣果

<大君>

  ・ウマヅラハギ(32cm) 1尾

<畑>

 ・コブダイ(59・52cm) 2尾

 ・アイナメ(19・18cm) 2尾

 ・ナゴヤフグ(20〜27cm) 4尾

 

釣り日記の目次に戻る