★ 釣り日記 (2006年11〜12月) ★

11月4日(土) 11月25日(土) 12月2日(土)
12月9日(土) 12月10日(日)/ 16日(土)  

◆ 12月10日(日)/16日(土) 田島・天神波止 

〜 夕飯のおかずくらいは確保 〜

 

12月10日(日)

● 前日は忘年会で,海仙楽から帰って床に就いたのが1時半ごろ。この日は朝ゆっくり起きて仕事場へ行き,処分する古本の整理などをして午前中を過ごした。昼飯を食べてからタイム松永店で生きエビ300円を買い,田島・天神波止へ。毎年12月は,ここで竿を出すことにしている。狙う魚はカサゴ・ソイ・キスがメインで,魚種を問わず食えるサイズが数匹釣れたら文句なし。この波止では,年によっては12月〜1月でもアジやサヨリが釣れるが,今年はサビキ釣りは不調らしく,アオリイカの時期も終わったので,波止には釣り人の姿はなし。満潮は3時前ごろ。満潮前後の時合いを狙って,1時〜3時のきっかり2時間竿を出した。
●この波止に限らず,田島北岸から横島西岸にかけては落ちキスの通り道になっていて,たまたまキスが通る時間帯に当たれば,この時期は良型が釣れる。ただし数は少なく,この波止で腰を据えて投げ釣りをしても,たぶんせいぜい数匹しか釣れないと思う。これまでの経験から言うと,キスは満ち5分ごろを中心に当たりが出る。根魚の時合いは満潮前で,この日はどちらかと言うとカサゴ狙い。メバルは昼間釣れるのはせいぜい17〜18cmだが,カサゴ・ソイは25cm級が狙える。食べても美味い。
● 釣り方は「ウキさぐり釣り」。竿は6m前後のメバル竿。スピニングリールに道糸2号・タル型オモリ1号・ハリス1.2号を1ヒロ・チヌバリ1号。ハリが小さいのは,キスやギザミも狙うため。この釣りの長所は,普通のさぐり釣りより遠くのポイントを狙える点にある。安物のウキでサシエをなるべく遠くに着底させて,じわじわ底を引きずって引き寄せてくる。当たりは,基本的にウキではなく手に伝わる感触で取る。ハリスを長く取っていることもあって,当たりは小さい。キスやセイゴはウキを消し込むこともあるが,根魚は手元にチクッとくる程度。手元に違和感を感じたら,ひと呼吸置いてから竿先をじわっと持ち上げて追い食いさせる。このとき,魚が掛かると竿先がぎゅいーんと引き込まれる。この感触がたまらん。かぶせ釣りの次に好きなのがこの釣りなのだが,いかんせん釣期が短い。福山方面でのベストシーズンは12月で,調子がいい年は11月上旬から1月中旬ごろまで楽しめるが,それ以外の時期はダメ。今の時期なら,かぶせ釣りよりこっちの方が確率が高い。
● さて,この日の結果は,3時まできっかり釣って,良型の
キス2匹とカサゴ2匹。そのほか,リリースサイズのカサゴ・メバルが3匹。さらに,イカっぽい当たりがやたらにあった。1回コウイカらしいのが引っ掛かったが,巻き上げ途中にバラシ。イカの道具は持って行ってなかったのが失敗。しかし2時間できっちり夕飯のオカズが調達できたので,十分満足した。

 〜12月10日の釣果〜

  ・キス(23・24cm) 2尾

  ・カサゴ(22・23cm) 2尾  


12月16日(土)

● 前回イカの反応があったので,今回はイカのエギも持参。エビも500円買って,朝の6時半から満潮の8時過ぎまで釣ったが,潮が小さい(若潮)せいか魚の反応が鈍い。キス・根魚・イカとも当たらず,釣れたのはタイ仔2匹(リリース)とナマコ。まあ,ナマコ1匹でも晩酌のおかずにはなる。エビがだいぶ余ったが粘ってもムリっぽいので,いったん撤収。
● 9時半からひと仕事して,遅い昼食をとり,午後3時過ぎにまた天神へ。潮はこれから満ちてくる時間帯。朝残ったエビで,もう1回チャレンジ。先端にフカセ釣りの3人組が入っていたので,波止の中央付近外向きで釣った。その3人組はモロに九州弁だったので「遠くから来られたんですか?」と聞くと,なんと五島列島から来たと言う。「ここはクロ(グレ)は釣れんか」とか「マダイは釣れんか」とか聞かれたが・・・すいません,ここ五島じゃないんで。で,こちらは少し薄暗くなった4時40分ごろ納竿したが,1時間半ほどで狙いどおり良型を含む
キス4匹をチャッチ。一番大きいやつは丸々太った25cm近いサイズで,これ1匹でかなり刺身が取れる。足元近くはフグが多く,5〜10m沖くらいのエリアで当たりが出た。この時期のキスは夏場とは違って当たりが小さく,空振りも何度かあった。今までの経験から言うと,開始から30分でまともな当たりがないときは,撤収して出直す方が無難。今日も,早朝の満潮前という好条件ではさっぱりだったのが,午後の干潮からの満ち上がりではまずまずの反応が出た。「この時間帯なら確実に当たる」ということはないのでギャンブル的ではあるが,12月はそこそこ楽しめる。坊地の護岸も,この釣り方で一度攻めてみようと思っている。

 〜12月16日の釣果(キープした分)〜

(朝)・ナマコ  1匹

(夕)・キス(17・19・22・24.5cm) 4尾


◆ 12月9日(土) 生口島・名荷港岸壁&波止 → 大三島・宮浦港岸壁 

〜 魚種だけは目標達成・・・ 〜

 

● 今日はいよいよ忘年会の食材調達の日。天気予報は雨。満潮は午後2時ごろ。何としても食える魚を釣らねばならんので,いろんなエサを用意した。カキは,採りに行くヒマがなくキープしておいたのをバケツに1杯。そのほか冷凍キビナゴ・生きエビ・本虫・青虫。狙う魚は,チヌ・カレイ・アイナメ・カサゴに,あわよくばアコウ。決めておいたタイムスケジュールどおりに行動して,結果は,1人分のノルマはかろうじて果たしたか?というくらいの釣果だった。

● 家を出たのは朝の4時半。行き先は瀬戸田。暗いうちは港の左手の埋立地の護岸で竿を出す。幸い雨は降ってない。風は多少あるが,まずまずのコンディション。常夜灯から少し離れたところに車を止めて,竿を3本出す。1本は,キビナゴをつけて足元に放り込んでおく。狙いはカサゴ。2本目は,カレイ用の2本バリに本虫と青虫をつけて投げ釣り。3本目は,エビのさぐり釣り。ここで小1時間ほどやったが,キープした魚はゼロ。投げにはサメが掛かり,キビナゴには反応なし。ここは本来は満ちの潮が流れる時間帯が狙いで,下げは潮が全然動かないので条件はよくない。しかし,1回だけ悔しいバラシがあった。自作胴突き仕掛け(エダス1.2号)で生きエビのさぐりをしていたら,いい当たりがきた。手ごたえ十分の引きで,魚種は不明ながら刺身にできるサイズの魚に間違いなかったが,巻き上げ途中でハリス切れ。感触としては,25〜30cmくらいのカサゴか,まさかのアコウのような気もしたが・・・リリースサイズのカサゴは生きエビに3匹釣れたが,時合いを逃したので右手の波止へ移動した。

波止の方では,6時半ごろから投げ釣り開始。ちょうど干潮の潮止まりで,カレイが狙い。ところが・・・アナゴの入れ食い!30分ほどで5本釣れた。いろんな食材を持ち寄るという点から言うと,一応ノルマは果たせた。でも釣る分には今イチ。7時半ごろからかぶせ釣り。1時間やって,チヌ1・フグ1・ナマコ1。チヌは,ふだんならリリースするサイズ(24cm)。しかし,これが本日唯一のチヌかもしれんので,一応キープ。アナゴのせいで投げ釣り用のエサが少なくなってきたので,8時半に撤収。本日の本命ポイント・宮浦へ移動した。

宮浦でも,竿を3本出した。1本はちょい投げでカレイ狙い。2本目はエビのさぐり釣り。3本目がかぶせ釣り。今日は瀬戸田はオマケで,宮浦で勝負することに決めていた。魚の数は少ないが,カレイ・アイナメ・チヌを狙うならここの方が確率が高そう,という読み。開始直後から当たりはあるが,足元はフグが多い。しかし,10時ごろに底で怪しい当たり!魚は掛かったが,ぐーんと引っ張られてハリス切れ。あれ?今のは,もしや・・・・・・・・・と水面下を見ると,茶色いザブトンが浮かんで,いや,泳いでいた。おまえー!もう12月じゃろーが!あっち行けー!

● しかしザブトン君は一向に言うことを聞いてくれず(カキを撒いているから当たり前だが)仲間を連れて足元をうろついている。やむなく,足元にマキエをして沖目にサシエを投入する,ふかせ釣り風のテクニックを使う羽目に。この場合,エサ採りの方がはるかに巨大だが。そして,沖目で当たり!なんか掛かった!デカい!しかし,動きがなんかおかしい。根魚ではないし,コブでもチヌでもなさそう・・・・・なかなか浮いてこん。ようやく見えてきた・・・・出たーーーー!バケモノサイズの○○○。80cmはゆうに越えていそう。目方は2kgぐらいあるんじゃないか?でも,なんかデカすぎてまずそう。おまえ,もういらん。網ですくおうかラインをたぐって引き上げようか迷っていたら,ハリスを切られてサヨナラ。

● このあと雨が降ってきて,当たりも少なくなった。11時ごろ,足元でアイナメカレイが連続ヒット。でも,サイズは26cm21cm。この時間帯だけ魚の反応がちょっと出たが,また当たりがなくなった。自販機で熱いお茶を買って,車の中で弁当を食べ,12時ごろ再開。その2投目,沖へ投入したサシエが着底した直後,竿先を大きくフワフワさせるチヌ特有の当たりが出た。合わせたいのをガマンして待つこと数秒,本当たり!よっしゃ!サイズは小さそうだが,チヌに間違いなし。上がってきたのは,キビレ。抜き上げサイズ。27cmだった。狙いどおりチヌ・アイナメ・カレイが揃ったが,刺身にするにはちょっとなあ。何とかまともなサイズをと,1時半まで粘ったが,その後は魚の反応なし。竿を置いたままスカリの魚の写真を撮っていたら,ガタガタッと竿が引っ張られた。慌てて竿を握ってあおると,今度こそ手ごたえ十分の引き。最後の最後でチヌ来たか?でも・・・なんかこれ・・・さっきと似とるような・・・・・・またオマエかー!もういらんっちゅーとろーが!という心の声が聞こえたか,またも2号ハリスをブチ切って,巨大アナゴは海へ帰って行ったのだった。さて,忘年会行くか!

 〜12月9日の釣果〜

(上=瀬戸田)

  ・アナゴ(46〜64cm) 5尾

  ・チヌ(24cm) 1尾

  ・青ナマコ  1匹

(下=宮浦)

  ・キチヌ(27cm) 1尾

  ・アイナメ(26cm) 1尾

  ・マコガレイ(21cm) 1尾


◆ 12月2日(土) 生名島・立石港波止ほか 

〜 来週に取っときたかった・・・ 〜

 

● 今日の満潮は,午前9時前ごろ。天気予報によると,だんだん冬型が強まって雨も降るかも。行き先は,来週の忘年会の食材調達の下見を兼ねて,生名島。メインの狙いはヒラアジ。朝一番のフェリーで渡っても真っ暗いので,ひと便遅らせて6時半のフェリーに乗船。埠頭用地をのぞくと釣り人が数人入っていてスペースがなさそうなので,生名港左手の長い波止へ行った。埠頭用地でアジが釣れるなら,こっちでも釣れるはず。しかし・・・20分ほどやってフグしか釣れんので,撤収。埠頭用地へ行くと,さっきまでいた地元の人たちはほとんど帰っていた。一人だけ残っていたメバル狙いの人に聞くと,最近アジは釣れてないらしく,けさも1匹も上がってない,とのこと。サヨリも今年は不調で,生名島での食材調達は難しそう。そのまま埠頭用地でかぶせ釣りをやってもよかったが,今日は久しぶりに立石港の方へ移動して釣ることにした。

立石港の波止曲がり角の先へ荷物を運んだのが8時ごろ。そろそろ満潮の潮止まりが近い。一応サビキの仕掛けも出して港内側でアジを狙ってみたが,3投して反応がないのでアジは断念。かぶせの支度をしていたら,隣り(曲がり角のところ)にオキアミの胴突き+ギャング針でハゲを狙う地元の人が来た。今日のタックルは,まだちょっと早いがアイナメ釣れるかも?で,1.5mの竿にハリス2号・チヌバリ4号。満ちの潮がまだ止まらず,サシエが横に流される。でも,当たり。コブダイ。ちょっと小ぶりだが,まあまあ食べごろサイズ。このあと散発的にコブダイの当たりが出て,小1時間の間に35cm級を4匹キープ。来週はここでコブダイを調達か?でも,コブダイはほかの人も釣ってくるじゃろうしなあ・・・

● 隣のハゲ狙いの人にも,手の平くらいのが3匹掛かった。こっちにもハゲこんかな〜。で,9時ごろ,着底したサシエを「フワッ」と持ち上げる当たりが出た。空振り。これは,ハゲかも・・・次投。今度も同じ当たり。合わせる。掛かった。あれ?えらい引きが強い。またコブか〜〜〜・・・ところが,浮いてきたのは銀色。あわてて落としダモを袋から出して,取り込み。久しぶりのチヌ。サイズは43cm。引きの感触は,さっきから釣れているコブと区別つかず。この波止は,時々型のいいチヌが釣れる。でも,たまたまそこらへんをウロウロしとったやつが掛かるパターンで,今週釣れたから来週も釣れるかというと,それは期待薄。これで来週のツキを使い果たしたかも。このあとデカいコブダイを2回掛けたが,ハリスを切られてバラシ。10時に納竿した。低気圧が来る前に切り上げたので,曇りで弱風の,まずまずのコンディションで釣りができた。晩のオカズも確保できたし。でも,来週どこ行くかなあ。

 〜12月2日の釣果〜

   ・チヌ(43cm) 1尾

   ・コブダイ(32〜36cm) 4尾


◆ 11月25日(土) 下蒲刈島・丸谷港波止 

〜 晩飯のおかずが釣れただけでもよし 〜

 

● きのうの金曜日,上の娘が志望大学に合格したという通知が届いた。大学は広島市内のY女子大の生活デザイン学部(昔で言う家政科)。高校の担任の先生にも進路指導の先生にも思いっきり迷惑と心配をかけていたので,折を見て学校へお礼に行くつもり。しつこいようだが,コイツは高3になっても,英語と数学は中学生以下の学力しかない。受験に向けて家で英語を教えてやっていたが,「主語がTheyのに,なんで動詞にsがつかんの?」みたいな質問されて,愕然とした。ちなみに今回合格したのは専願の一般推薦入試で,試験科目は国語の基礎能力調査だけだったのが勝因だろう。 そういうわけで,今まではどうにも落ち着いて釣りができる心境ではなかったが,これからは違う。悩みの種が一つなくなった記念に,今日は遠征した。もともとは忘年会の食材調達の下見にしまなみ方面へ行く予定だったが,最近魚の感触を味わってないし,福山方面はフグだらけでまだ水温が高い様子なので,ダメモトで蒲刈で最後のイシダイ狙いに決定。天気予報は降水確率50%と微妙。雨はともかく,風はカンベンしてほしい。

● ところが・・・7時ごろ丸谷港へ着いて外へ出ると,猛烈な風が吹いていた。波止先端内向きにハゲ狙いの先客が一人。先端近く外向きで釣ることにして波返しへ上がると,モロに正面から風が吹いてくる。朝一番にアジでもと思ってサビキの仕掛けも持って来てあるが,長い竿は風にあおられてどうにもならんので,かぶせ釣りに専念することにした。潮はこれから満ちてくる時間帯で,満潮は昼過ぎごろ。イシダイ狙いなので,タックルは1.8mの月光波に道糸3号・ハリス3号(チモトをケプラーノッで補強)ト・ヒラメ5号。一応,小物狙いで1.5m竿のライトな仕掛け(ハリス2号・チヌバリ4号)も用意してある。風は全く止む気配がなく,サシエの投入時には竿を足で押さえておかないと風で飛ばされる。エサ取りも多く,着底の前後にサシエをとられる。しかし,強風で合わせられず。悔しいのでライトな仕掛けにチェンジしたとたん,大物がヒット。ハリスを切られたので,たぶんコブ,ということにしておこう。

● 8時半ごろ,雨が降り出したので一時車へ非難。ハゲ狙いの先客もボウズで帰って行った。普通ならとっくに撤収しているような天候だが,なにしろ蒲刈まで来たからには・・・。ハゲ類はこの風じゃ掛かりそうにないが,イシダイならもしかしたら掛かるかも。コンディション的には今年竿を出した日の中で最悪で,沖は一面のホワイトキャップ。しかし,世の中は何が起きるかわからない。何しろ,うちの娘が大学に合格するくらいだ(ひどい親ですね)。・・・そうは言っても,正面からの風で目が開けておれんので,合わせもへったくれもない。たまにハリに乗るのはナゴヤフグ。もしかして,この当たり全部フグ?さすがに気力が続かず,10時ごろ内向きで釣ってみた。こっちは背中から風が当たるので,釣りにはなる。マキエもせずに第1投で,カレイがヒット。かろうじて刺身が取れるサイズ(23cm)。このあと30分ほど魚の反応があり,ウマヅラ1・マルハゲ2を追加。だいたい晩のオカズが確保できた。

● 潮が高くなってきたので,また外向きで鼻水をたらしながら辛抱して釣る。しかし結局,満潮まで粘ったが本命の当たりはなし。最初から内向きを攻めていればハゲ類はもっと釣れたと思うが,煮付け用と刺身用の魚がどうにかキャッチできたので許す。しかし,せっかく解放感いっぱいで釣りに行ったのに,世の中そうそう甘くない。まあ,考えようによっては,これでえかったような・・・娘の発表前に釣りに来て大物を釣り上げて,結局娘が不合格になっとったら,「あの魚を釣ったせいで,わが家のツキを使い果たしてしもうた」と後悔したかもしれんし。それにしても忘年会の食材,どこで調達するか・・・

 〜11月25日の釣果〜

   ・カワハギ(21〜22cm) 2尾

   ・ウマヅラハギ(22cm) 1尾

   ・マコガレイ(23cm)  1尾


◆ 11月4日(土) 生名島・埠頭用地波止 

〜 10目も釣れたのに・・・ 〜

 

● この連休の昼間は家族がそれぞれ仕事やら遊びやらで別行動なので,今日は午前中生名島へ行った。本命その1は,20cmを超えるくらいのサンバソウ。その2はヒラアジ(マアジ)。その3は刺身にできるくらいのサヨリ。秋になったらどうしても食いたい魚のベスト5は,イシダイ(サンバソウ)・カレイ・アジ・イカ・タチウオ。アジ以外はこの秋既に口にしたので,今日は何とかアジを釣りたい。

● 朝一番(6時5分)のフェリーで生名島へ渡って埠頭用地へ行くと,様子がだいぶ変わっていた。埋立地左手に作業船が停まっていて,波止付け根の駐車スペース付近には大きな砂浜ができていた。先客の車があり波止付け根には駐車できそうにないので,埋立地入り口付近に車を置き,台車で荷物を運んだ。先客は2組で,泊りがけの親子連れと,地元の釣り人。親子連れは「メバル狙いだが小型オンリー」とのこと。先端内向きで竿を出していた地元の人はサビキ釣りで,アジ狙いらしい。先端寄り内側に入り,まずはサビキの準備。横を見ると,その地元の人が型のいいアジを釣り上げた。急いで支度をして数メートル離れたところへ仕掛けを入れてみたが,ポイントが違うらしく,こちらには当たりがない。サシエをつけるとフグの嵐。結局,7時ごろまでやって,地元の人はアジを5〜6匹釣り上げた。こちらもどうにか20cm級を2匹ゲット。このサイズが5匹くらい釣れたら家族分の刺身が取れるが,まあ本命が釣れただけでもよし。もう頭の中はアジの刺身で一杯。あとはサンバソウが釣れたらパーフェクトだが。

● その人の話では,今年はサヨリが全然寄っていないらしい。アジは早朝だけらしいので,サビキの仕掛けを片付けてカキに専念することにした。タックルはいつも通りの1.5mの竿,ハリはチヌ4号を使用。某常連さんの情報では小ハゲが非常に多いらしいが,果たして・・・ 確かに早朝は上から見えるほど小ハゲが泳ぎ回っていたが,予想に反してエサが底までもつ。しかも,当たりがあんまり多くない。ハゲっぽい当たりは少なく,「コツコツ」系の当たりが多い。そして釣れた魚は,ギザミ(キュウセン)・ホンベラササノハベラコブダイ(小型)・ウマヅラハギクジメカサゴウミタナゴ,それにクサフグ。以上,アジと合わせて10目釣り!・・・しかし,サンバソウは釣れず。これだけいろんな魚が釣れたのにサンバソウが混じってないということは,今年は「外れ」の年らしい。満潮の10時過ぎに納竿。今日は底オモリを使う必要がなく,当たりはわりと取りやすかった。欲を言えば,もうちょっとアジが釣りたかったが。秋真っ盛りのいい季節の中でのんびり釣りを楽しめたし,晩飯はアジの刺身とギザミの塩焼きが食える。次に生名島へ行くのは,忘年会の日の食材調達かな。

 〜11月4日の釣果〜

   ・マアジ(20〜21cm) 2尾

   ・ギザミ(20〜21cm) 2尾

   ・ウミタナゴ(19cm)  1尾  ほか

 

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