★ 釣り日記 (2007年1月〜2月) ★

1月1日(月) 1月3日(水) 1月20日(土)
2月10日(土) 2月18日(日)・25日(日)  

◆ 2月18日(日)/25日(日) 生口島・名荷港護岸 

〜 納得の本命キャッチ 〜

 

● 先週の日曜日(18日)は昼ごろ満潮の大きい潮。早朝,柳津港でチヌを狙ってみたが,ちょうど干潮でしかも潮位がマイナスということで水深が1〜2mくらいしかなく,釣れそうな雰囲気がなかったので数投でギブアップ(入れ違いに庄原のKさんが入られたが,そのちょっと後で怪しいバラシがあったとのこと)。この日はそれで終わりにするつもりだったが,天気がよさそうなので昼までどこかで竿を出すことにして,そろそろチヌが出そうな瀬戸田・名荷港のいつもの波止へ行った。先客がなかったので,曲がり角の先のベストポイントへ入って9時ごろから30分ほどやってみたが,魚の反応なし。このままではボウズの可能性もあるので,チヌは諦めてアイナメ狙いで左手の埋立地の護岸へ移動した。釣ったポイントは短い波止の付け根で,L字の曲がり角の手前の,常夜灯の明かりが届くあたり。ちょうどオフ会で食事の支度をする低い波返しから,西へ向けてサシエを投入する。波返しは数十cmしかないので,クーラーを波返しの下に置いて座る。この埋立地側のポイントでは,本命はアイナメ。運がよければチヌ。コブダイも多いが,取り込みは難しい。満潮過ぎまで釣ったが,この日の釣果はアイナメ2匹(29cm・26.5cm)。そのほかコブダイのバラシが3回。月刊釣り情報の記者さんが来て,アイナメの写真を撮って行った。満潮で潮が緩んだとき,1回だけチヌの当たりがあったが,ハリ外れでバラすと悔しいので合わせを入れずに待ったら,エサを取られて終わり。悔しかったので,今日(24日),もう1回同じポイントで釣ることにした。

● 今日は長潮の前の小潮で,満潮が朝の5時ごろ,干潮が11時ごろ。瀬戸田でのチヌ狙いとしては,条件はよくない。この時期にこの潮だと,右手の波止ではチヌはまず期待薄。左手の護岸の方は,干潮ごろにチヌが釣れる,という話は聞いたことがあるが,自分では大きい潮の満潮ごろしかチヌを上げたことがない。

● タックルは,1.5mのイカダ竿に道糸2号・ハリス2号・ハリは細地チヌ5号。朝一番のチャンスを狙って6時半ごろ釣り場に着き,ちょうど明るくなる頃から1時間ほど釣った。今日は気温が低い上に,風もかなり強かったが,幸い東からの風で背中から風を受けるので,釣りには支障はない。が,魚の反応はなく,足元も沖目も全く当たりなし。西側の護岸は,満ち潮は左から右へ向けて流れるので,このポイント(L字の短い方)から西へ向けて投入すると,サシエが足元へ戻って来る(しかし,その潮の方が当たりは多い)。逆に下げ潮は,このポイントではほとんど動かない。今日も潮がまるで流れず,7時半を回って,釣れそうな雰囲気がないので,護岸の西のカドへ移動した。

● 護岸にはたいてい作業用の台船が係留されているが,今日はさらに重機を積んだ船がつないであって,写真のように西のカドから先へ張り出している。サシエを投入してみると,沖からななめ右へ流れて,ちょうど船の下へサシエがもぐりこむような感じになる。これは,期待がもてそう。ちなみにこのポイントでは,潮が大きい日は写真のカドから右方向へ速い潮が流れるので,時間帯を選ばないと釣りにならない。釣り始めてまもなく地元の人が見物に来て,先週の月曜日に常連さんがここでチヌを上げたらしい。先週は気づかなかったが,この船はかなり長いこと係留されているらしい。みんな考えることは一緒で,船の下に寄った魚が狙い目。8時半ごろから釣り始め,数投目に竿下で当たり!当たりも引きもチヌっぽかったが,残念ながら正体は34cmのコブダイ。その後も潮が流れている間は魚の気配があり,9時ごろ30cmのアイナメがヒット。けさ,最初からこっちで竿を出しときゃえかった!

● その後潮が止まって,9時半ごろからはまるで釣れる雰囲気がなくなった。ここに限らず,潮が流れていないとチヌは期待が薄い。サシエがもったいないので,10時ごろいったん中断。潮変わりまで休憩することにした。車で3分ほどのコンビニでカップラーメンを買って食べ,雑誌を買って車の中で読んで時間をつぶす。そろそろ干潮が近いちょうど11時に復帰。潮は相変わらずほとんど動いてないが,微妙に釣り座から沖へ向けて流れているようにも見える。果たして,第1投でいきなりいい当たり!だいぶ沖へ着底したサシエに食ってきたので,今度こそチヌっぽい。予想どおり,30cmの小型ながら今年の瀬戸田の初チヌだった。さらに次投,また当たり。しかし空振り。次投,また当たり。今度は乗った。さっきよりちょっと大きい35cm。入れ食いモードか?と思ったが,そのあとはまた当たりが止んで,結局満ち潮が流れ出した12時過ぎに納竿。今日の潮ではチヌは厳しいかと思ったが,狙いどおり船の下のチヌを誘い出して釣れたのが嬉しい。オフ会の頃には,護岸の方でもチヌは十分期待できるだろう。ただし,船が係留されていると釣り座が限定されるので,早い者勝ちかも。

 〜2月24日の釣果〜

  ・チヌ(30・35cm) 2尾

  ・アイナメ(30cm) 1尾

  ・コブダイ(34cm) 1尾


◆ 2月10日(土) 生口島・名荷港護岸&波止 / 大三島・宮浦港護岸 

〜 困ったときの宮浦頼み!〜

 

● きのう実家から連絡があり,東京の親戚が墓参りのために里帰りするので夕飯を一緒にどうか,と言われた。今日はもともと生名島へでも行く予定だったが,魚好きの親戚のために食材を確実に調達すべく,行き先を変更してまず瀬戸田へ行った。カキは海にキープしておいたのをきのう回収。そのほか用意したエサは,冷凍庫に残っていたキビナゴと,けさ釣具店で買った本虫1,000円,青虫300円,生きエビ300円。とにかく刺身のネタを1匹確保したい。第一希望はカレイ。それがダメなら,チヌかアイナメ。保険にコブダイ。親戚が食べたことのない食材ということならコブダイが一番ではあるが,カレイがベスト。

● 朝の5時40分ごろ家を出て,瀬戸田に着いたのが6時20分ごろ。右手の波止のマサさんポイントあたりに夜釣りの人が入っていたので,左手の埋立地の護岸の西端へ行った。暗いうちにアナゴも狙いたいので,本虫をつけた投げ竿を1本と,キビナゴのぶっこみの竿を1本放り込んでおく。続いてエビの胴突き仕掛けでホゴ狙い。今日は干潮が9時半ごろ。下げの潮がかなり流れている。釣り始めてすぐキープサイズぎりぎりのホゴが2匹釣れたが,7時を回って明るくなってからはエビには反応なし。投げ竿の方も当たりなし。カキを足元に落とすと,小さい当たりでリリースサイズのホゴが釣れるのみ。8時半ごろ,右手の波止へ移動。先客の2人組はホゴ狙いだそうで,暗いうちから竿を出して小ぶりのが4匹ずつ釣れただけ,ということで,竿をたたんでいた。入れ替わりに曲がり角の先に入り,本命のカレイを狙って投げ竿を3本出したが,結局満ち潮が動き出す10時過ぎまで魚の反応はなし。干潮の潮止まりのせいかカキにも当たりがなく,ナゴヤフグが1匹釣れただけ。カレイはもう無理のようなので,場所を替えることにした。

● 満潮が3時ごろなので,生名島へ渡って満潮まで粘れば,コブダイは確実にキープできるとは思う。が,やっぱりアイナメかチヌを釣りたいので,忘年会のときと同じルートで,大三島へ渡って宮浦で勝負することにした。宮浦は当たりの出方が大君とよく似ていて,満ち潮を釣ればどこかの時点で当たりは出る。ただし時合いは短く,その時間帯を逃すと丸ボウズの危険もある。最悪の場合,宮浦で空振りを食らって,3時ごろ生名島へ渡って夕方までかかってコブダイを確保する,という長期戦も覚悟した。とにかく今日は,刺身のネタを釣るまで帰れんので。

● 宮浦へ着いたのが11時前ごろ。釣り人の姿はなし。車を降りるとモロに正面(西)から強風が吹いている。正面を向くと目が開けておれそうにないので,護岸の左手を向いて釣る。一応カレイ狙いの捨て竿を1本投げ込んでおいて,かぶせ釣り開始。風が強く当たりが取れそうにないが,幸い(?)魚の気配もない。宮浦では,とにかく時合いが来るまで耐えるしかない。釣り始めて1時間ほどして,竿下で初めて当たりらしい反応があった。風で竿先が揺れるので適当に合わせると,何か掛かった。竿をあおってリールを巻くと,かなり重たい。チヌではないので,アイナメか?刺身サイズ間違いなし!しかし・・・・・・!巻き上げ途中でハリが外れて痛恨のバラシ!うおーーー!今のが本日唯一のチャンスじゃったかもしれんのに・・・・

● 気を取り直して仕掛けを入れようとしたところで,携帯が鳴った。仕事仲間のMさんからの,仕事がらみの電話だった。しばらく話をして,釣りに復帰。どうせバラした直後には釣れんし,場所を休めることになってちょうどえかったかも・・・で,第1投。今度は「ゴツッ!」という鋭い当たりがきた。これは,確実に掛かっていそう。さっきのやつに間違いない。重たい!岸壁の際でラインが切れるのを避けるために,なるべく竿先を沖へ出して一生懸命リールを巻く。見えてきた魚は,予想どおりアイナメ。抜き上げられそうにないサイズなので,落としダモですくう。丸々太った良型で,検寸すると39cm!よっしゃーーー!これで帰れるどー!

● 結局,予想したとおりこのときが唯一のチャンスで,あとは納竿の1時半まで1回も当たりがなかった。生名島での延長戦を免れてラッキー。帰りにコンビニでカップラーメンを食べ,2時40分ごろ実家へ魚を持って行った。アイナメはもちろん刺身にして,皮と腸は湯引きにして酢の物に。アラと小カサゴは吸い物。この日記をアップしてから風呂に入って,早いとこ酒が飲みたい。

 〜2月10日の釣果〜

  ・アイナメ(39cm) 1尾

  ・カサゴ(17〜18cm) 2尾


◆ 1月20日(土) 向島・干汐(西)波止 

〜 釣りの神様からの贈り物?〜

 

● 去年の12月から1か月半ほど超多忙な日々が続いて厳しかったが,おととい今月一番大きい仕事がアップして,どうにか峠を越えた。今月はまだ細かい仕事が数本あって休日も多少仕事をするが,久しぶりにゆっくり釣りをする時間が半日は取れる。しかも,今日は穏やかな天気という予報が出ている。行き先は瀬戸田か生名島も考えたが,近場でいよいよ何も釣れんようになるまで,遠くへ行くのは我慢しておきたい。今年は暖冬なのでまだ近場でも魚の反応があることを期待して,家から車で20分弱の近場・干汐にした。用意したエサは,生きエビ500円とカキ。メインの狙いは,アイナメとホゴ。コブダイも期待できる。

● 今日の釣り場・干汐港の右手の旧波止へは,このホームページを出す前にはかなり通っていた。当時から田島・横島方面は2〜3月はほとんど魚が釣れず,干汐の方が多少は獲物が期待できた。もっとも,半日竿を出してもコブダイかアイナメが1〜2匹程度。例年正月ごろは魚の反応がよく,1月下旬からはだんだん厳しくなる。今日は満潮が昼ごろの大きい潮なので,むしろ確実に釣れそうなのはホゴ(カサゴ)。煮付けサイズを数匹くらい釣りたい。釣り場に着いたのは7時半ごろ。曲がり角にカレイ狙いの投げの人がいたので聞いてみると,先週30cmのカレイを1枚上げたという。最近ここではカレイがよく釣れているらしい。ほかに釣り人はいないので,先端に荷物を運んだ。アイナメ・コブダイ狙いなら,外向きのどこでもOK。ホゴ・メバルは,先端付近がいい。予報に反して曇り空で,風もけっこうある。

● まずイカダ竿を出して,足元に放り込んでおく。魚の反応があれば,腰を据えて釣る。ここはコブダイも多いので,尻手ロープは必須。今日は万一の大物に備えて,柄つきのタモと大きいスカリを用意してある。もう満ち潮が動いているが,とりあえずカキには反応がないので,根魚用の長竿をセット。いつものウキさぐり釣り仕掛け。この波止ではこの釣り方で以前かなり通ったことがあり,11〜12月ごろはメバル・ホゴがそこそこ釣れた。昼間の釣りなので,掛かるのはホゴが多い。今日も,第1投からさっそく当たりがあったが,上がってきたのは水槽サイズ(10cm級)のホゴ。即リリース。その後もエビの方に散発的に当たりがあるので,しばらくはカキの竿はほったらかしにしてエビで小魚と遊んだ。リリースサイズに混じって時々キープサイズも釣れてくる。ちなみに個人的キープサイズは,ホゴ・メバルとも16〜17cmくらい。最低そのくらいの大きさでないと,煮付けにしても食べるところがない。10時までに,スカリにキープしたのはホゴ4匹メバル1匹。だいたい晩のオカズは確保した。あとは,カキで刺身用のアイナメかコブダイを釣るだけ。

● この先端のポイントは,特に今日のような大潮の日は,潮が半分以上満ちると横へ流れて,正面向きは釣りにならなくなる。そろそろその時間なので,エビの方は中断してかぶせ釣りにチェンジ。この間,置き竿のカキの方には魚の反応が多少あった。が,サシエが着底してから10分以上たった頃に,いつの間にかエサを取られとった,というパターン。魚の気配はあるが,まだ活性が低そう。10時ごろ,本格的にカキで釣り始めてすぐ,足元でアイナメがヒット。20cmの小型ながら,魚がいることはわかった。それから15分ほどして,今度は着底直後にフワフワッといい当たり!合わせると,掛かった魚が沖へ走った。引きからしてコブダイっぽい。40cmくらいか?しかし・・・見えてきた魚は何と銀色!慎重にタモですくい,無事取り込み。黒っぽい居着きのチヌだった。サイズは38cm。この波止では何十回もかぶせ釣りをしたが,冬場にチヌが釣れたことは今までに1回もない。完全に「出会い頭」だろう。釣りの神様が,頑張って仕事した褒美をくれたんじゃろと一人納得して大満足。このあとすぐ潮が横に流れ出して,正面向きは釣りにならなくなった。結局満潮の12時半まで外向きで粘ったが,その後はカキには反応なし。まさに,ワンチャンスだった。ちなみにこのチヌ,帰りに腹を割いたらカキの身がいっぱい出てきた。マキエはほとんどせずに釣ったので,もしかしたら何回も「いつの間にかエサを取られとった」のは,全部コイツのしわざじゃったかも。この時期にチヌが釣れるのは干汐ではめったにないことなので,今日は言うことなし。チヌはもう刺身になって冷蔵庫に入っている。これからひと仕事して,晩はゆっくり酒飲もう!

 〜1月20日の釣果〜

  ・チヌ(38cm) 1尾

  ・カサゴ(17〜20cm) 4尾

  ・メバル(16cm) 1尾

  ・アイナメ(20cm) 1尾  


◆ 1月3日(水) 横島・坊地埋立地護岸 

〜 地元の初釣りも一応成功。〜

 

● 今年は仕事が忙しいので,明日から本格的に仕事を開始する。正月休みの最後に,前から一度きちんと竿を出してみたかった坊地の護岸(新波止の向かい)へ行ってみた。過去のデータから言うと,今が福山方面のアイナメのベストシーズン。たいていどの場所でも,当たりは潮の高い時間帯に集中する。今日は満潮が11時半ごろのわりと大きい潮で,半分以上満ちてから満潮までの時間帯を狙ってみることにした。この時期にこの時間帯で当たりが出ないようなら,そこは「外れ」のポイントと言える。が,雰囲気的にはアイナメが釣れる期待は十分ある。

● 1か月ほど前に,この護岸の下見をしておいた。車は,一番東側(港内寄り)の空き地に止める。のっぺりした護岸なので,特にどこがポイントということはない。ただ,長竿で底の水深を測りながら端から端まで歩いたところ,東側はわりあい底がフラットで,西へ行くほど凸凹になっている。特に,真ん中あたりから西(左)側は,7〜8m沖に落ち込みがあって,その先はストンと1〜2mくらい深くなっている。そのあたりの水深は10m以上。足元は天神波止より浅く,6mくらい。西側へ行くほど根が荒く,根掛かりも多そうなので,アイナメ狙いなら西側の方がいいかも?と予想した。

● 正月疲れが残っているので,今日は8時過ぎに起床。おとといの残りのカキを持って釣り場へ。護岸にはもちろん誰もおらず,対岸の波止の方にも今日は釣り人がほとんど見えない。護岸の西の端に近いあたりに荷物を運んで,釣りを始めたのが9時過ぎ。風は多少あるが,まずまずのコンディション。今日の目標は,30cmオーバーのアイナメを1匹。頻繁に当たりが出るのは期待薄なので,ワンチャンスに賭ける。しかし,30分以上サシエを投入しても,たまにごく小さいエサ取り系の当たりがあるのみ。予想どおり,遠投すると根掛かりが多い。ポイント探しのため,今度は止めた車に近い東側へ移動した。作業用の台船が係留してある手前まで戻り,サシエを投入。1投目から小さい当たりがあり,今度はサシエを取られた。これは,小魚ではなさそう。次投,真剣に合わせに備えて慎重に投入。魚の活性が低いせいか,着底してもすぐには当たらない。1分ほど待って,「ツンツン」と明確な当たりがきた。合わせると,まずまずの引き。釣れたのは,産卵後のひょろ長い体型のアイナメだった。検寸すると,惜しくも目標に届かず29cm。これが10時ごろで,このあと30分ほどが本日の時合い。小ぶりのアイナメ2匹のほか,コブダイが連発。ただし,取り込んだのは小さいのを2匹だけで,2号ハリスを2回切られた。手ごたえは50〜60cm級。波止の方は柱が立っている以外は底がフラットなので,コブダイは少ない。護岸の方は,たぶん根が荒い西側に住みついたコブダイが,護岸に沿って回遊しているんじゃないかと思う。結局満潮の11時半まで釣って,一応魚の反応はあったので,この護岸にも魚はいることがわかった。次回は,コブダイに備えて太目の仕掛けを用意して再チャレンジしたい。

 〜1月3日の釣果〜

  ・アイナメ(19・19・29cm) 3尾

  ・コブダイ(24・34cm) 2尾  


◆ 1月1日(月) 能美島・大君波止ほか 

〜 さすがに大君は外れなし。〜

 

● 例年,初釣りは1月2日に広島の義兄と一緒に行くが,今年は都合で1月1日の元旦になった。行き先は,これで3年連続となる東能美島の大君。この波止では何やかやでもう10回近く竿を出しているが,1匹も魚が釣れなかったのは1回だけ(スカパーの取材のとき)。魚の動く時間帯が限られてはいるが,丸ボウズということはまずない,確率の高い釣り場と言える。毎回書いているが,アイナメの魚影の濃さは抜群で,コブダイは全くおらず,過去の経験ではフグその他の小魚の当たりも少ない。当たりの回数は少ないが,掛かる魚は良型が多い。釣れる可能性があるのは,アイナメ・ハゲ・カレイ・チヌの4つ。本日の目標は,このうち2つ以上の魚種で30cmオーバーを釣ること。結果的に,その目標は達成した。

● 前日から泊まっていた広島インター近くのヨメの実家を出たのが朝の5時過ぎ。近くに住む義兄を拾って,コンビニに寄り,呉方面へ向かう。さすがに元日の朝は車が少ない。天気予報では,これから下り坂になるが,今日1日は雨が降ることはなさそう。満潮が朝の8時過ぎごろ,干潮が午後2時ごろ。潮の条件はまずまずで,朝の早い時間帯が狙い目。車はスムーズに7時ごろ現地に到着。元日の朝とあって,先客なし。ちょうど明るくなるのに合わせて,波止真ん中あたりへ荷物を運んで仕掛けをセット。本日のタックルは,1.8mの竿を2本用意した。道糸は2号,ハリスも2号,ハリはチヌ4号がベースで,状況に応じて3〜5号を使い分ける。リールは,チヌジャッカーとバイキング。ここは水深が深いので,風が吹いて糸フケが出る場合はバイキングの方が使い易い。幸い,今日は風はあまり吹いていない。

● 最初は,内向きで釣ってみた。数投しても当たりがないので置き竿にして2本目の竿を用意していたら,小さい当たりが出てエサを取られた。アイナメっぽい。魚がいることはわかったので,次投は真剣に竿を握って当たりを待つと,また小さい当たり。合わせると魚は掛かったが,サイズは小さそう。上がってきたのは,24cmのアイナメだった。その後当たりがなくなったので,外向きに置き竿を1本出して,内向きで手持ちの竿で釣る。8時ごろ,外向きの置き竿に大きな当たりが出た。今度はまずまずのサイズっぽい引き。真っ黄色の婚姻色をした,33cmのアイナメだった。置き竿に釣れたので今イチ満足感は薄いが,とにかく刺身のネタを1匹ゲット。しかし,その後魚の気配はなく,義兄の方も全く当たりがないという。時合いが過ぎた雰囲気なので,大きい方のアイナメだけキープして,9時ごろ場所替えすることにした。

● 次の行き先は,去年も行った沖美町の畑漁港の大きな波止。投げ釣りのグループが先端近くに入っていたが,聞いてみると「エサ取りだらけで何も釣れん」とのこと。去年コブダイが立て続けにヒットした曲がり角手前で,義兄と並んで竿を出した。タックルはコブダイ用に変更して,5号の道糸に伊勢尼10号のハリをケプラーで補強して直結したゴツい仕掛け。ところが,潮が下げに入っているせいか,コブダイの当たりが全然ない。義兄の方には足元で小魚っぽい当たりが出ているようで,20cmオーバーのナゴヤフグがヒット。こちらも足元の岸壁ぎりぎりに落とすと小さな当たりが来るが,釣れたのはササノハベラ。その後,1回だけコブダイっぽい当たりがあったが,巻き上げ途中でハリが外れてバラシ。結局,ここも1時間ほどで撤収。少し先の是永港の白灯台の波止がよさそうな雰囲気なので,ここで竿を出すことにした。11時過ぎごろ,早めの昼食。携帯ガスコンロを持参しているので,ヤカンで湯をわかして熱々のカップラーメンとコンビニのおにぎりを食べる。冬場の釣りはこれに限る。この頃になると風は全くやんで,曇天無風の釣りには最高のコンディションになった。しかし,この釣り場でも1時間ほど釣ったが,足元でフグやベラ系の当たりがくるのみ。期待したコブダイの気配がないので,最後のチャンスにもう1回,干潮からの満ち上がりを狙って大君で釣ることにした。

大君へ戻ったのが,午後2時ごろ。潮は全く動いていない。あまり期待できそうな雰囲気でもなかったが,朝と同じポイントの外向きでサシエを投入すると,1投目から小さい当たりがある。フグのような感じもする。散発的に小さい当たりは出るが,魚の活性が低いので,サシエが着底してから当たりが出るまで数分くらいかかる。辛抱して小さな当たりを待ち,タイミングを測って合わせると,思いがけない強い引きが来た。アイナメか?果たして,ひらひら舞うように上がってきた魚は,大きなハゲだった。抜き上げられそうにないのでタモですくい,検寸したら37cmもあるオスだった。サイズ的には特大の部類に入る。少ないチャンスで一発大物が釣れる,この釣り場らしい獲物に満足。その後小ぶりのアイナメを1匹追加して,3時半に納竿。1日中大君で粘っていれば,もう少し釣れたかも。しかし天気もよかったし,初釣りとしては幸先のいい釣行だった。

 〜1月1日の釣果〜

  ・アイナメ(23・24・33cm) 3尾

  ・ウマヅラハギ(37cm) 1尾  


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