★ 釣り日記 (2007年5月) ★

連休日記&釣り日記 5月19日(土)・20日(日) 5月31日(木)

◆ 5月31日(木) 魚島釣行記・Part2

〜 本命空振り,裏本命がヒット

 

●火曜日に俊一さんから電話が入って,「あさっての木曜日に魚島へ行くので一緒にどうか」と誘われた。福山方面のかぶせ釣りのシーズンはほぼ終わり。前回魚島へ行ったときはイシダイも狙えそうな雰囲気があったので,平日ではあったが日曜日と仕事をチェンジすることにしてOKした。
●当日は朝の6時に常石に集合。平日のわりにメンバーがけっこう集まり,
船長のミチさん,俊一さんと連れの方,マサミチさんと連れの方,それに前回参加できなかったSHIMOMIさんが加わり,8人乗りの船に7人が乗り込んで,境ヶ浜のマリーナを6時半に出船した。この日は波の高さ1mの予報で,田島と横島の水道を抜けて沖へ出ると,ところどころに白波が立っていた。後ろの座席に乗ると波しぶきでビショビショになるのでなるべく前の方に固まって,海上を走ること40分ちょっとで魚島に到着。平日なので,釣り船も釣り人もおらず。
●各自好きなところで釣ることになったので,一人で前回と同じく
ヘリポートの離れ波止へ上がった。今日の本命はイシダイ。足元に隠れ場所がありそうなので。この波止はまだ工事中で,通路用の橋がかけてある。近いうちに完全に地続きになるらしい。他のメンバーは,かぶせ釣りが初めての人もいるので,向かいの浮き桟橋へ。風がけっこう吹いていたので,浮き桟橋の6人は向かい風を避けて全員こちら(ヘリポート)を向いて竿を出していた。
●港内向きの,前回とだいたい同じポイントへ入った。足元にいい感じの潮の渦ができていて,蒲刈の向Aの外向きとちょっと似ている。イシダイは潮が動く場所でないとまず釣れないので,大いに期待できそう。
満潮は10時ごろで,これからが時間帯としてもベスト。サイズは問わず何とかシマシマを1枚釣り上げることを目指して,とりあえず出したタックルは,1.8mの竿にチヌジャッカー,道糸2.5号,ハリス2.5号,ハリはチヌグレ4号。第1投は7時20分ごろ。いきなり,コブの当たり!ハリスを切られた。結び直して第2投,今度はサシエが底までもたず。そこでちょっと沖目へ投げると,底から2〜3mくらい上でまたコブがヒット。これはどうにか取り込めた。57cm。このあと40cm級と30cm級を取り込んだが,だんだん当たりが上ずってきて,風も強いしチヌジャッカーではちょっと厳しい状況になった。もう1本竿を出して,バイキングにチェンジ。フグササノハベラが掛かり出した。しかし,ハゲの当たりもある。水深が10m以上あって,当たりの出る層が毎回違う。しかも風も強い。厳しい条件の中,ようやくハゲが1枚掛かった。30cm近いメスで,まだ食べても美味そうに見える。
●向かいの浮き桟橋ではマサミチさんが開始早々にチヌを上げた様子だったが,あまり当たりがないようで,俊一さんたちは場所を移して港の向こうの
一文字波止へ。その後しばらくして,6人全員がそちらへ移動した。ヘリポートの方は,とにかくサシエがまともに着底しない。釣り始めてから1時間ほどの間にスカリに入った魚は,コブダイ3匹・ハゲ1匹と,40cmのチヌ1枚。チヌが釣れたときは,白っぽい魚が浮いてきたので本命か?と思ったが,ちょっと残念だった。
●とにかく魚の活性は高く,サシエが底付近へ届くのは3投に1回くらい。底へ着くと必ずすぐに当たりがあり,相手はコブまたはハゲ。コブはサイズが大きくハリス切れの連続で,ハゲは風もあるせいで合わせられず。チヌやほかの魚も底付近をうろついている感じだが(スレでチヌのウロコが上がってきた),なにしろコブの方が先にエサを食いに来る。予想どおりとは言え,けっこうフラストレーションが溜まる。こうやって一番釣れそうな時間帯が無駄に過ぎるのは,いかにももったいない。
●なかなかスカリに魚を追加できなかったが,ようやく時々サシエが着底して少し落ち着くようになった。このとき時計を見ると,もう9時半。満潮まで30分ほどしかない。これからが時合いか?と予想したとおり,このあと10時ごろまでに立て続けに
チヌがヒットした。サイズは中型〜小型ながら,3枚追加。俊一さんに電話すると,向こうは潮止まりで当たりも遠のいた,とのこと。こちらも10時10分ごろ潮が止まり,当たりもまばらになった。しかし,10時半に足元で「コツッ!」と鋭い当たり。チヌか?と思ったが,浮いてきたのはきれいなピンク色。ほとんど期待してなかったマダイだった。サイズは大したことはない(32cm)が,天然モノはやっぱり姿が美しい。それにしても,足元でマダイが釣れるとは,さすが魚島。このあとさらに当たりは少なくなり,11時ごろ2枚目のハゲを追加したのみ。12時ごろ一文字から6人が移動してきた。向こうもだいたいこちらと同じような状況だったようで,満潮の潮止まりまでは必ずコブやハゲの当たりがあったらしい。スカリはチヌ混じりでコブダイ満杯(右の写真)。海仙楽に卸すにはコブダイはもう十分そうだったので,コブダイ以外の獲物を全部俊一さんに提供した。
●この日は満潮が近づく頃から風が弱まって天気も回復し,帰りは波しぶきもあまり浴びず快適だった。たぶん何回行っても同じパターン(活性が高い時間帯はコブダイの方が他の魚より先にエサを食いに来る)だとは思うが,いつかあそこで40cm級くらいのシマシマが釣れるんではないか?と期待している。

   〜5月31日の釣果(魚島・ヘリポート)〜

  ・チヌ(40・34・30・24cm) 4尾

  ・ウマヅラハギ(29・27cm) 2尾

  ・マダイ(32cm) 1尾

   ※ コブダイはリリース。  


◆ 5月19日(土)・20日(日) 沼隈・常石港(大越)波止 / 横島・横田港一文字波止

 

〜 数年に一度の大当たり!

 

● 19日(土)は,もともと釣りに行く予定はなかった。前日の金曜日の夕方,日曜日用のカキを調達していたら雨が降り出して,十分確保できず。土曜日の夕方にまたカキを取りに行く必要がある。とりあえず取ったバケツ一杯ほどのカキを持って,春のシーズン中に一度竿を出してみたかった常石・大越の長い波止へ行ってみた。気になっていた釣り場だが,レジャーフィッシングに紹介記事が載ったせいか,4月から5月の連休ごろはチヌ狙いの人が一杯で,入るすきまがなかった。そろそろ人出のピークも過ぎたことを期待して行ってみた。仕事の合間を縫っての釣りなので,正味の釣り時間を2時間に設定。ここは自宅から20分弱で行けるので,移動時間を入れても3時間程度で済む。満潮がちょうど昼ごろなので,満潮前の時合いを狙って現地には10時前ごろ到着。前日の夜に降った大雨は上がったが,風が強い。予想したとおり釣り人は少なく,波止先端付近に3人だけ。サビキの小イワシの人が1人と,ダンゴのチヌ釣りの人が2人。ダンゴは強風で当たりが取れずボウズ,とのこと。先端の釣り人の邪魔にならないよう,先端から10mちょっと手前の外向きに釣り座を構えた。

● タックルは1.5mのブラックチヌ(ガイドは補修だらけでかなりヨレヨレ)にチヌジャッカー,道糸2号,ハリス2号,ハリはアブミ11号。あんまり期待してなかったので,ハリスとハリは前回の釣行での使い古しを結んだ(これが大失敗)。カキを1,2個砕いて軽くマキエをし,正面からの風を受けながら第1投。いきなり当たり!合わせる。乗った。ここはコブダイはいないので,相手は間違いなくチヌ,それも大物!ドラグから糸がじりじり出ていくので,45cmは確実に越えていそう。慎重にやり取りしたが,半分ほど巻き上げたところで痛恨のバラし!回収すると,チモトでハリスが切られていた。長いことこの釣りをやっているが,チヌに2号ハリスを切られたのは今回が初めてだった。使い古しのハリスで強度が落ちていたか傷が入っていたせいだろうとは思うが,それにしても逃がした魚は大きかった。

● とにかく魚の反応はあったので,気を取り直して再開。10分ほどして,また当たり!これもデカそう。またドラグから糸が出ていく。今度は新品のハリスなので,切れることはない。恐いのはハリ外れだけ。ゆっくりやり取りして突っ込みをかわし,浮いてきたのは予想どおり40cm台後半の良型。タモ入れして検寸すると,48cmあった。このあと,10時半ごろから約1時間,「投入のたびにチヌの当たり」という,大変なことになった。先端でダンゴ釣りをしていた常連さんも,自分の釣りを中止してこっちの竿に注目している。あいにく正面からの風が強いため糸ふけが出てサシエが戻され(ここは沖目の方がチヌの当たりは多い),竿先の当たりも取りづらいため,空振りやバラシも連発。それでも11時半までにチヌを合計6枚キャッチ。釣れるチヌはだんだんサイズが小さくなってきて,フグの当たりも増えてきた。そろそろ時合い終了かと思われた頃,また良型がヒット。これも手ごたえ十分で,サイズは47cmだった。11時半を過ぎてからは満潮で潮が止まり,当たりも遠のいた。予定どおり12時に納竿。チヌは夕食用に2枚持ち帰り,残りはまわりで釣っていた3人の人に分けてあげた。この日の魚の活性は,以前5月の連休に坊地でチヌが8枚釣れたときと同じくらいだった。ただしある程度沖にサシエが着底しないと当たらないので,掛けるのは多少難しい。もし朝から釣って風が弱かったら,一体何枚釣れたことか・・・この日は,何年ぶりかの爆釣だった。

   〜5月19日の釣果(大越波止)〜

  ・チヌ(24・33・33・36・40・47・48cm) 7尾

 

● 釣りの方は完璧だったが,午後仕事を始めてから大きなミスをしていたことに気づき,入稿済みの原稿を差し替えねばならなくなった。編集者や印刷所にかける迷惑をちょっとでも減らすためには,日曜日中にデータを修正して月曜の朝イチで送りたい。で,土曜の午後はずっと仕事。夕方はカキ取り。帰宅して夕飯作り。献立は,ビーフシチュー,ブロッコリーのサラダ,チヌの刺身,チヌのムニエルなど。夕食後,仕事の続き。最近は寝るのが早く,10時半に床に着いてすぐ眠り込んだ。

● 今日の日曜日は,朝の5時前に目が覚めた。今日はぶちさんと一緒に横島・一文字波止へ渡ることになっている。村上釣具店には6時半に予約を入れているので,5時過ぎから仕事場で小1時間,きのうの仕事の続きをやる。6時に出発。予定どおりぶちさんと二人で一文字へ渡り,7時ごろから釣りを始めた。しかし,期待したハゲやサンバソウっぽい当たりはほとんどなく,たまに当たるのはスズメダイとコブダイ(バラシ)のみ。見切りをつけて9時に上がり,きのうの再現を期待して大越の波止へ二人で行った。きのうダンゴ釣りをしていた常連さんが今日はカキで釣っていて,チヌを1枚上げていた。二人で先端付近に入ってしばらく釣ったが,開始早々にぶちさんがチヌを1枚釣った後は当たりが続かず。ようやく10時半を回って初当たりで43cmのチヌを1枚上げたが,今日は活性が低そうでもあるし,今日中に片付けなければならない仕事もあるので,11時に納竿した。さすがに2日続けて爆釣とはいかなかったが,まあ連日きのうと同じくらい当たりがあったら,今ごろこの波止は釣り人で一杯になっていたはず。たまにはこういう幸運があってもよかろう。しかしここのチヌはまだ大半がハラミなので,もうしばらくは期待できそうだ。果たして今度の週末は,この記事を見て何人の釣り人がこの波止に入っているであろうか?(笑)

   〜5月20日の釣果(大越波止)〜

  ・チヌ(43cm) 1尾


◆ 連休日記&釣り日記

 

4月27日(金)
午後,高速バスで広島へ。バスセンターと同じビル内にある紀伊国屋書店で,仕事関係の英語の本・新聞・雑誌など1万数千円分を購入。以前は繁華街に丸善があったが閉店したため,今では広島には洋書店が1つもないので勝手が悪い。夕方,役所時代の仲間と会い,8人で八丁堀交差点の近くにある「海鮮亭」というどこかで聞いたような名前の店で酒を飲む。いつも来る仲間の1人が,現在仕事のストレスで体調を崩して休職中だという。公務員の世界も,世間の人が思うほど楽ではないようだ。この日はみんな別の用事があるため一次会は早めに解散したが,そのあと2人で入ったカラオケで3時間,歌いながら生ビールのジョッキを何杯もあおり,12時過ぎにホテルへ。あんなに飲まにゃえかったと部屋へ帰ってから反省したが,あとの祭り。

4月28日(土)
8時半ごろ目が覚めたが,案の定二日酔いで気持ちが悪い。ホテルを出てコンビニで350円のドリンクを買って飲み,タクシーでバスセンターまで行って,バスで福山へ戻った。仕事場へ戻ったのは11時過ぎごろ。ぐったり横になりたいが,朝から何も食べてないので,コンビニでソーメンとおむすびを買って軽く昼食。休憩して,疲れた体を奮い起こして2時間ほど仕事。とりあえず5月2日締め切りの仕事を片付けんと,落ち着いて釣りができん。3時ごろ,カキを調達に内海方面へ。ついでに様子見のために,4時過ぎごろ坊地でちょっとだけ竿を出してみた。すると,サシエが全く底までもたず!しかしこの日は風速10mを超える西からの風が吹いていて,当たりを取るのは全くムリ。こりゃー,明日は早起きして来にゃいけん!

4月29日(日)
朝の4時過ぎに起床。家を出たのが4時15分ごろで,釣り場に着いたのが4時40分ごろ。まだ空は真っ暗。しかし,坊地新波止の付け根には,もうずらっと車が止まっていた。波止へ荷物を運ぶと,曲がり角にはヘッドランプをつけて仕掛けの準備をしている先客が。その先にはぶちさん。みんな考えることは一緒じゃなー。曲がり角から数m手前,右隣の人から適当に離れて釣り座を構えて,薄暗いうちから釣り開始。タックルは1.6mの月光波にバイキング筏44,道糸2号,ハリス2号,ハリはアブミ10号。何投かするうちに,ハゲの当たりが出始めた。しかし,軽いカキでゆっくり落とすと中層でサシエを取られ,大きなカキをドボンと落とすと着底したまま当たりがない。当たりが出ないので身の露出部分を大きくすると,当たりは出るが空振りばかり。魚の活性が刻一刻と変わっているようなので,潮の動くときを狙ってサシエの大きさ・重さ・身の露出度をあれこれ調整し,散発的な当たりを拾う。開始から間もなくハゲが1匹。しばらくして2匹目。次も当たりはハゲっぽかったが,引きが全然違う。これは36cmのチヌだった。だんだんハゲの当たりは減ってきて,4匹目の魚も30cm級のチヌ。6時までにスカリに魚が4匹入って,もう土産は十分。この分ならまだ釣れると見込んで,スカリを大きいのにチェンジした。しかしその後は急に当たりが止んで,小さいチヌを1枚追加した7時以降はほとんど気配がなくなった。休憩してスポーツ新聞を読み,再開直後にまた当たって4枚目のチヌ。当たりはこれっきりで,人も増えてきたので8時に納竿した。今日は上の娘が広島から里帰りして来るので魚を食わせてやろうと思っていたが,本人は「肉が食べたい」というので,今晩の献立はハゲの煮付け・チヌの刺身・トンカツ・エビフライ・野菜の天ぷら・野菜サラダ・・・という感じに決めた。魚は釣り場でさばき,帰宅して刺身を作って,9時半に仕事に復帰し,夕方まで仕事。どうにか5月2日締め切りの仕事を1本仕上げ,宅配便で送る。これで,連休の前半はちょっと落ち着ける。しかし,まだ5月6日締め切りの別の仕事が1本残っている。上の娘は帰ってくると早々に高校時代の友達とカラオケへ行き,オヤジは夕方から天ぷらナベの前でせっせとフライを揚げる。夕飯は,5月病ぎみの娘のグチを聞きつつ,ハゲの肝をつついて焼酎を飲む。早起きしたので10時半ごろ就寝。

   〜4月29日の釣果(坊地新波止)〜

  ・チヌ(36・31・27・27cm) 4尾

  ・ウマヅラハギ(31・29・27cm) 3尾

  ・コブダイ(23cm) 1尾  



4月30日(月)
福山方面は今が最盛期なので,きのうの場所へ行けば同じように釣れると思うが,連日好ポイントを占領しては他の人たちに悪いので,今日はパス。上の娘がせっかく帰省したことでもあるし(明日は大学の授業があるので今日中に広島へトンボ帰りする),下の娘と3人で「名探偵コナン」の劇場版第11作を見に行った(ほかにすることないんか?)。今回は絵的なスケールが小さく,主人公以外の登場人物があまり活躍しないので,面白くなかった。そのまま上の娘をバス乗り場まで送り,帰宅してからカープの試合をラジオで聞きながらカキを採りに行く。今日は黒田が投げるので優勢を予想したとおり,阪神を3タテして4連勝した。夜は南雲堂から出る新作本(大学生向け読解テキスト)の校正の仕事。

5月1日(火)
今日は暦の上では平日。平日は高1の娘の弁当を作るため,早朝から釣りに行くのはNG。幸い(?)今日は雨で,行く気も起きん。しかしこの時期に一度はいいポイントで竿を出したいので,明日は坊地へ釣りに行く予定にしている。朝から普通に仕事をして昼食を済ませた後,雨もやんで天気がよくなったので,2時ごろ坊地へ様子見に行ってみた。かぶせ釣りの人はいたが,朝から雨と風で釣果なし,とのこと。平日にもかかわらず波止には釣り人が多く,ほとんどはサビキで小イワシを釣っている。けっこう上がっているようなので,村上釣具店でサビキ仕掛けを買い,波止付け根あたりでちょこっと食材調達。30分ほどで40〜50匹釣れ,ぼちぼち帰ろうか思いながら釣れたイワシを外そうとしていたら,目の前にトンビがばさばさっと降りて来て,サビキに掛かったイワシを素早く咥えて飛んで行った。魚にはハリがついていたので,仕掛けを全部持って行かれた。あのトンビ,ハリが口の中に刺さったままかも・・・気の毒に。今年の初物のイワシは,持ち帰ってすぐに刺身にした。旬の魚が食べられるのは嬉しいが,小イワシが釣れ出すとファミリーで波止が一杯になるので,ゆっくり釣りができるチャンスは明日しかない。

5月2日(水)
3日から暦の上でも4連休になるので,釣り人が多少でも少なそうなのは今日だけ。娘は今日は運動会で(親はふつう見に行かないらしい),昼食は学校の食堂で友達と食べるけー弁当はいらん,というので,オヤジは満を持して早起き・・・するつもりが,うっかり寝坊してしまい,起きたのは4時20分。予定では4時に家を出るつもりじゃったのに!もう先客が入っとるか?4時50分,坊地着。まだ釣りができる明るさではない。幸い,波止はガラ空きだった。ほとんど同時に着いた顔なじみの常連さんと一緒に,曲がり角の手前に入った。本日の釣り座は,曲がり角から2〜3m手前の「マイポイント」。今までここで何度もいい思いをしているので,入れてラッキー。釣りができるぎりぎりの明るさになった5時過ぎごろからスタート。あいにく風が強い(来るとき内海大橋の表示は7mだった)が,どうにか釣りにはなる。期待したほど魚の活性は高くなかったが,散発的にハゲの当たりはある。前回(4月29日)と同様,反応が高まったのは7時前ごろまで。ここまででハゲが5枚釣れた。この分なら2ケタもいけるか?と思ったが,7時を回る頃から当たりがピタッと止んで,1時間ほどは全く反応なし。ふだんならここで納竿するところだが,せっかく好ポイントに入れたのでもうちょっと粘ることにした。すると,8時ごろからちょっとだけ反応が出て,9時までにハゲを2枚追加。あとはまた当たりがなくなり,10時に納竿した。巻き上げ途中でバラしたのが2回,水面でバラしたのも1回あったので,運がよければ2ケタいけたかも。しかし,ハゲ7枚は近年まれにみる好釣果なので,十分満足できた。実家におすそ分けして,午後からは仕事モード。でも最近朝が早く睡眠不足なのでちょっと昼寝をしていたら,電話で起こされた。「午前中に電話したけど,留守でしたね。釣りに行ってましたか?」すいません,行ってました・・・。また新しい仕事が入った。締切は特になく,「なるべく早く」とのこと。目の前にニンジンぶら下げられたら,食わんわけにはいかん。せっせと仕事。夕方,運動会で疲れているであろう娘のために,ソーメンなどの胃に負担の少ない夕飯を作ってやったが,7時ごろ電話があって「運動会の打ち上げで友達と食べて帰るけ,夕飯はいらん」と言われた。ヨメは仕事で帰りが遅いので,仕方なくNHKの「プラネットアース」を見ながら自分の作った料理を一人で食べた。

   〜5月2日の釣果(坊地新波止)〜

  ・ウマヅラハギ(27〜32cm) 7尾

    ※右上の2匹がオス,他の5匹はメス。


5月3日(木)
もともとは今日から全員で広島へ行く予定だったが,ヨメの実家の近くにアパートを借りて住んでいる上の娘から「大学のサークルでできた友達とフラワーフェスティバルへ行く」と連絡があったので,広島行きは中止。下の娘が神辺のフジグランへ行って買い物をしたり映画を見たりしたいというので,午後3時20分からの「スパイダーマン3」を見ることにして,オヤジはそれまで釣り。ハゲはきのう堪能したし(振り上げすぎて左腕が痛い),土産の魚が毎回同じでは飽きるので,今日は久しぶりに投げ釣りをすることにした。行き先は,新聞の情報でキスが釣れているという弓削島。目標は,20cmくらいのを10匹。砂虫(ジャリメ)を1,000円買い,7時のフェリーで上弓削港へ渡ると,波止の先端でかぶせ釣りをしている人が船から見えた。あそこはチヌの時期に一度竿を出してみたかったポイントなので,帰りに様子を見ることにして,とりあえず行き先は「松原海岸」。日比港左手に,海水浴場の広い砂浜がある。石積みの護岸が張り出しているので,その先端で竿を出してみた。今日は満潮が11時ごろで,これから満ちてくる。しかし・・・竿は2本で釣ったが,置き竿でもサビキ釣りでも全く当たりがない。たまにフグがエサをかじる程度で,小1時間やってみたがボウズ。子供連れが来たのでここは撤収して,右手の日比港の波止へ行ってみた。ここは去年1回だけ竿を出したことがあり,足元でコブダイに切られまくった。先端にフカセの人がいたので状況を聞いてみると,今日は風が強くて(西から強風が吹いていた)ダメだが,最近チヌは上がっている,とのこと。で,まずは波止中央付近の波返しが低くなったところで,かぶせ釣りをやってみた。右手を向いて,風を背中に受けながら足元にサシエを落とすと,ベラが連発。続いてコブダイ。30cm級をリリースした後,デカいやつを3回掛けたが,全部ハリスを切られた。ハゲかチヌが釣れんかな?と期待したが,ベラとコブダイしかいそうにないので,かぶせ釣りは中止。投げ釣りに切り替えて,付け根寄りの高くて広い波返しの上へ上がった。最初は魚の反応があって,ベラ・タイゴ・メゴチと,20cm級のキスが1匹だけ釣れた。しかし群れが通り過ぎたのか,あとはたまにフグが当たるのみ。風は強いが天気はいいので,広いコンクリートの上に寝転がって,クーラーから取り出した冷たい缶コーヒーを飲みながらボーッとする。投げ釣りは,こういう時間がそれなりに楽しい。しかし,せっかく弓削島まで来て,本命が1匹だけでは寂しいので,11時ごろ海水浴場の砂浜へ戻ってみた。このときには大勢の釣り人が並んでいたので,端っこの方で竿1本でさびいてみたが,第1投で2本バリにフグが2匹くっついて上がってきたのにガックリきて,すぐに撤収。場所を移動して,なんとなく砂浜がありそうな,今井の波止の南側の砂揚げ場にあるフラットな波止へ行ってみた。時刻は12時ごろで,もう下げに入っている。先端付近には団体さんがずらっと投げ竿を並べていたので,波止付け根から正面へ向けて40〜50m投げてみた。すると,第1投からキスの当たりがあって,20cm級が立て続けに4匹釣れた。しもたー,最初からここへ来りゃえかった!しかし同じポイントに続けて投げたせいか,あるいは潮の加減か,パタッと当たりがやんでそれっきり。どうにか晩のオカズになるくらいは釣れたので,1時前ごろ上弓削港へ戻った。波止先端の釣り人はもう帰っていたので,ここで30分ほどかぶせをやってみることにした。これで当たりがなかったら「まあこんなもんか」で済んでいたが,意外なことが起こった。正面から強風の吹く悪条件の下,第1投から投入のたびにフグが当たってきて,こりゃダメか?と思っていたら,フグじゃない魚が掛かった。手ごたえからして,チヌか?しかし,途中でハリが外れてバラシ。どうせ大して釣れんじゃろ,と思って,100本400円の安いチヌバリを使っていたのがまずかったか?ここでハリを換えておくべきだったが,そのまま続行したら,数分後,また掛かった。今度はデカい!40台後半くらいの強い引き。慎重にやり取りして,もうちょっとで姿が見えそうになったところで,またもハリ外れ!ちっくちょー!結局,1時40分のフェリーに乗るために納竿する間際に,24cmのチヌが1枚上がったのみ。3回掛けて釣れたのは一番小さい1匹だけ,という非常に悔しい釣果に終わった。これは,絶対リベンジせにゃいけん。しかし,朝ここでかぶせ釣りをしていたのはたぶん地元の人だと思うので,朝一番のフェリーで来ても先端には入れない可能性が高い。で,一番天気の悪そうな日を選んで,5日に釣行することに決めた。この日はそのまま魚を実家へ持って行き,神辺のフジグランで3人で「スパイダーマン3」を見た。前から2列目の席しか空いてなくて,目がチカチカした。アクション+ロマンス,といういかにもウケを狙ったありがちな話で,ちょっと時間が長すぎる気がした。フジグランで惣菜を適当に買い,夕食後校正の仕事の続き。

 

   〜5月3日の釣果(弓削島)〜

  ・キス(20cm級) 5尾

  ・ギザミ(20cm級) 4尾

  ・カサゴ(20cm) 1尾

  ・チヌ(24cm) 1尾  ほか  


5月4日(金)
今日は釣りに行く予定はなく,仕事の日。下の娘は連休に宿題がたくさん出ているそうで,人も多いしどこへも出かけんでええ,と言う。習慣というのは恐ろしいもので,最近は毎日,朝の5時前に目が覚めた。仕方なく5時半ごろから仕事場へ行って黙々と仕事(テスト問題のネタの英文探しなど)をする。昼前,様子見に坊地へ行ってみた。予想どおり釣り人がびっしりだったが,かぶせ釣りをしている人は一人もおらず,みんなサビキの小イワシ狙い。続いて天神波止へ行くと,帰省した天神さんがおられた。ちょうど満潮だったので30分ほど竿を出してみたが,魚の反応なし。余ったカキをプレゼントして,仕事場へ戻る。午後も,カープの試合を聞きながら仕事。カープはこの連休に入って絶好調で,今日も不調の阪神に大勝した。仕事の方も5月6日締め切りの仕事が完了。次の仕事も詰まっているが,とりあえずこれで一段落。夕食後,「ルパン三世」の劇場版第1作の再放送を見ていたら,10時ごろ眠くなったので就寝。最近,10時に寝て5時前に起きるというサイクルになっている。


5月5日(土)
明日は連休の疲れを取ったり今後の仕事の仕込みをしたりするため,釣りはなし。長かった連休の釣り三昧も今日が最後ということで,気合を入れて再び弓削島へ。天気予報は雨模様ということだったが,曇天で風も弱く,釣りにはよさそうな天気になった。因島・家老渡発6:40の始発のフェリーに乗り,上弓削港へ。波止には既にフカセの常連さんらしき人が2人入っている。6時ごろから釣り始めたそうなので,地元の人だろう。同じフェリーで来た人が1人,波止先端あたりで様子を見ているようなので聞いてみると,ハゲを狙いに来たという。波止先端は幅が2mほどなので,2人並んで釣れなくはない。一緒に釣りましょうか,ということになって,並んで竿を出した。釣り開始は7時ごろ。満潮は12時ごろで,これから潮が満ちてくる。この波止で竿を出した過去の経験から言うと,ここは満潮から下げに入る時間帯に,先端から沖へ出るいい感じの潮が流れる。満ち上がりは釣ったことがないので,よくわからない。とりあえず足元にカキを落とすと,スズメダイがわーっと寄って来るのが見える。隣のハゲ釣り師さんがマキエをすると,スズメダイに混じって手の平サイズのハゲも見える。9時前ごろまでの約2時間は,ハゲ・フグとの格闘が続いた。足元は敷石があって,その上にサシエが乗ると当たりは少ない。ちょっと沖へ出すとフグだらけで,時々ハゲも当たる。結局,この時間帯に釣れたのは,手の平サイズのハゲ3枚と良型のキス1匹。ハゲ釣り師さんはスズメダイの猛攻に会いハゲは釣れず,9時ごろ場所替えすると言って帰って行った。この間,フカセの人には35cmくらいのチヌが2枚上がっていた。釣り座が広くなったので気分を入れなおしてサシエを遠投すると,チヌの当たり!引きの感じは,2日前にバラした2回のうちの小さい方くらい。上がってきたチヌは,黒っぽい居着きの40cm級だった。これが9時10分ごろ。この時間帯に1枚上がったので,これは同サイズが5〜6枚くらい釣れるかも?と期待したが・・・・・・・・その後の経過は,昼の潮止まりまでにチヌが3回掛かった。しかし,全部ハリ外れでバラシ。特に,11時ごろバラしたやつはデカかった。チヌジャッカーはドラグが調整できるので,大きいコブダイが掛かったときに糸がじりじり出ていくくらいに締めてある。チヌで糸が出ることはめったにないが,このときはだいぶ糸が出た。もうちょっとで姿が見えそうなところで,2日前に続いて痛恨のハリ外れ!感触は50cm級じゃったのに・・・ちなみに,このとき使っていたハリはアブミ11号。ゲン直しに,ハリを細地チヌ5号にチェンジし,昼食をはさんで結局2時40分ごろまで釣った。最近の釣行としては,かなりの長期戦だった。ここまで時間が伸びた理由は,ただ1つ。その後もバラしまくったからである。フグの猛攻は10時ごろには収まり,1時ごろから下げ潮が動き出して当たりが連発した。しかし,ことごとく巻き上げ途中でハリ外れのバラシ。合計10回くらいバラした。ただ,午前中のバラシは全部チヌだと思うが,午後のバラシはちょっと違う感じもする。で・・・・・・・2時ごろ,なんかフッキング。チヌか?でも,こりゃ小さいわ。ところが!水面に見えてきたのは何とシマシマ!23cmだったが,この時期にしては珍しいサンバソウが釣れた。このとき初めて気づいたが,午後に入って何回かバラしたのは,もしかして全部サンバソウじゃなかろうか?まさか午前中のも?バラした魚のサイズは,今釣れたコイツより確実にデカかった。もしかして,30オーバー?あるいは・・・?結局このあと下げ潮が緩んで当たりも止まったが,「10回以上まともな魚がフッキングして,キャッチしたのはたった1匹」というのは,どう考えても尋常じゃない。チヌがおるのは間違いない。サンバソウも,釣れた1匹だけじゃない気がする。しかし,なんぼなんでも明日もここへ来る元気はない。我と思わん方は,私のリベンジをしてください。ただしこの波止は地元の釣り人が多いので,確実に場所取りしたければ前日から泊まりがけで行くしかないかも。なんかスッキリしない連休の釣りの終わり方ではあったが,サンバソウは釣れる年には各地で上がるので,もしかしたら今年は当たり年?という期待が持てたということで,今日のところは満足しておきたい。お疲れ様でした!

   〜5月5日の釣果(上弓削港波止)〜

  ・チヌ(41cm) 1尾

  ・サンバソウ(23cm) 1尾

  ・キス(25cm) 1尾

  ・ウマヅラハギ(20cm級) 3尾  

 

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