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1年で一番釣りが楽しい月を挙げるとしたら,かぶせ釣り師の場合はたぶん「4月」または「5月」と言うだろう。が,個人的には「4・5月」と「11・12月」は甲乙つけ難い。春のシーズンは釣りをするのは楽しいが,ターゲットはチヌ・ハゲ・アイナメの3種にほぼ限定される。しかし晩秋の頃は食べて美味しい魚がいろいろ狙える。特にこの時期は,かぶせ釣りと同じくらい好きな「生きエビの(ウキ)さぐり釣り」が楽しめる。今週は仕事の予定がきのうの金曜日できっちり終了したので,土・日は半日釣りができる。今日は潮の条件から考えて,今シーズン初めてエビでの根魚狙いをメインに近場へ釣行した。
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今日は干潮が9時ごろの小潮。タイム松永店でエビ300円と青虫300円を買い,まず横島・坊地へ行ってみた。7時ごろから30分ほど,青虫の捨て竿を放り込んでおいてエビで足元をさぐってみたが,魚の反応なし。干潮が近づいたので付近でカキを調達してかぶせ釣りもやってみた。小ハゲとフグのエサ取りの反応しかなく,投げ竿の方はエサ取りにすぐかじられるので,9時ごろ撤収。田島・天神波止へ移動した。内海町ふれあいホールの駐車場がイベントで駐車禁止になっていたので,100mほど手前のシュロの木の植えてある駐車スペースに車を止め,てくてく歩いて波止へ。釣り人の姿はなし。波止の先端へ荷物を運んで,まずカレイ狙いで青虫を房掛けにして20mほど沖へ投入。それからウキさぐり用の仕掛けをセットした。
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潮はこれから満ちてくる。天気は最高。ほかに釣り人もおらず,ゆっくり釣りができる。これで魚が釣れたら申し分なし。もっとも,実を言うと,この波止で投げ釣りをしてカレイを釣ったことは,今までに一度もない。季節を問わず,この波止は投げ釣りではほとんどエサ取りもいない状況のことが多く,投げ釣りをする人じたいがほとんどいない。しかし,ここで良型のカレイが上がっているのを見たことは2,3回ある。季節はちょうど今ごろで,潮はたいてい干潮ごろにヒットしていた。カレイに限らず,この波止は意外と潮の低いときに好釣果が上がることが多いのは過去の経験で知っている。まあカレイは万一釣れたらもうけもん・・・とエビ用の6.3mの長竿に仕掛けをつけていたら,いきなりさっき投げた竿がギューンと引っ張られた。ちょい投げにはいつも2.7mのイカダ竿を使っているので,魚の食い込みは抜群にいい。慌てて竿をつかんであおると,明らかに大物の手ごたえ。リールを巻くと下へ下へと突っ込んで,足元へ来ても姿が見えない。これはカレイに間違いなし。予想どおり,このへんではめったに釣れないような大物が浮いてきた。タモを持ってなかったので慎重に抜き上げ,バタバタ暴れるのを押さえてメジャーで測ると,35cm弱の良型だった。この波止では今まで数え切れないくらい竿を出しているが,投げ釣りにカレイが掛かったのは初めてで,しかも刺身が数人前くらい取れそうな大物が釣れて,もう言うことなし。スカリに入れて,「よっしゃー,もういつでも帰れるでー」の気分。しかし,今日はこれだけでは終わらなかった。
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カレイは1匹釣れたらその近くを攻めるのが鉄則なので,さっきと同じポイントへ投入。続いてウキの仕掛けをセットして,タナを測る。7〜8m先で,竿2本分(10m強)の水深がある。サシエが底をはうようにタナを調整して,エビをつけて10mほど沖へ第1投。ウキが立ったら,竿を少しずつあおって手前へサシエを寄せてくる。この波止は数m沖に敷石の段差があって,そのあたりがヒットポイント。メインの狙いはホゴ(カサゴ)で,時期によっては良型のキスも数m先の竿下でよく釣れる。メバルも,数は少ないが型はいい。ただしフグや小ハゲやイカのエサ取りが多いとお手上げで,当たりがないままサシエがきれいになくなるパターンの連続になる。今日は幸いエサ取りは少なそう。3投目くらいに,竿下までサシエを引っ張ってきてさぐっていると,手元に小さい当たりが伝わってきた。ゆっくり竿先を上げると,魚がつついている感触がある。ひと呼吸置いてじわ〜っと竿先を持ち上げると,軟調の穂先にズシッと重みが加わって,魚が一気に潜ろうとする。これは,なかなかのサイズ。ホゴなら刺身級か?ゆっくりリールを巻いて浮かせると,予想どおりの赤っぽい魚が・・・おっと,これは・・・アコウ?!
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なんと,釣れたのは,これまたこの波止では初めてのアコウだった。サイズは24cmと,昼間釣れるアコウとしてはまずまず。そのアコウのハリを外していたら,また投げ竿の穂先がさっきと同じ感じで一気にガリガリッと引っ張られた。アコウを素早くスカリに入れて投げ竿をあおると,またもかなりの手ごたえ。釣れたのは,32cmのカレイだった。この波止で30cmオーバーのカレイ2枚とアコウまで釣れるとは,福山の海も捨てたもんじゃない!これが10時ごろで,結局その後は投げの方にはエサ取りもおらず,エビにはフグやイカのエサ取りが寄ってきて釣りにならなくなったので,11時過ぎに納竿。エサ代600円でこれだけ釣れたら大満足。帰ってすぐに刺身にして,今冷蔵庫に入っている。カレイは2匹ともメスだった。1匹は実家へ持って行ったが,1匹分の刺身でも皿からあふれるほどの量がある。今晩は久しぶりにちょっと値の張る純米吟醸酒でも飲もうかと思っている。あー,もう最高!
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〜11月17日の釣果〜
・マコガレイ(32・34.5cm) 2尾
・アコウ(24cm) 1尾
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