★ 釣り日記 (2007年12月) ★

12月2日(日) 12月8日(土)<忘年会> 12月15日(土)
12月24日(祝)    

◆ 12月24日(祝) 生名島・立石港波止

〜 おせち食材調達,失敗・・・ 〜

 

● きのうまでの土・日は大掃除などで終日忙しく,今日ようやく半日ほど時間が取れるので,おせちに入れるコブダイを1匹調達しに行った。この時期なら田島の小用地や能登原の方が確実に釣れると思うが,祝日の混雑を避けて生名島へ。手ごろなサイズのコブダイが1匹と,煮付け用の魚が3匹くらい釣れたら申し分なし。今日は満潮が昼前ごろの大きい潮なので,前半は埠頭用地,後半は立石港で12時ごろまで竿を出す予定にした。

● 仕事場の冷凍庫から使い古しのアミエビを出し,釣具店で生きエビを300円購入。6時5分発の始発のフェリーで渡り,埠頭用地へ。先客が3人いた。ゆうべから夜通し釣っているという団体さんで,夜はほとんど釣れんかった,とのこと。波止先端が空いていたので荷物を運び,まず生きエビで根魚を狙ってみた。満ちの潮が沖へビュンビュン流れる好条件だったが,魚の反応はなし。明るくなってからはサビキでアジ狙い。これも全然ダメ。サヨリ狙いの地元の常連さんが続々来て混雑してきたので,予定を早めて8時半ごろフェリー乗り場の近くの立石港の波止へ移動した。

● この波止は満ち潮は足元へ寄せてきたり横へガンガン流れたりするので,満潮が近づくまでかぶせ釣りはムリ。先端にサビキでアジを狙っている人がいたが,上がっている様子はない。潮が落ち着くまでエビのぶっこみをやってみたが,沖へ投げると仕掛けが流されて根掛かり連発。足元に落とすと当たりなし。車へもどってちょっと休憩し,10時半ごろからかぶせ釣り開始。潮は速いが,時々サシエが足元から1〜2m以内に着底するので,どうにか釣りになる時間帯はある。ハゲっぽい反応が時々あり,リリースサイズのカワハギが1匹釣れたが,あとはさっぱり。潮が緩むとポツポツ当たりが出始めたが,バラシの連発。リールを巻き上げる途中でハリが外れて,数回逃げられた。しかしこれは・・・当たりも引きもハゲ系ではない。どうもアレっぽい。バラしばっかりでは悔しいので,1匹姿を見るまでは粘ることにした。ようやく12時ごろにハリに乗って,上がってきたのは予想どおりのサンバソウ。前にここで釣ったときより,ちょっとサイズアップしている。そのすぐあと,もう1枚追加。12時半ごろ下げの潮が流れ出したので納竿,1時のフェリーで帰った。結局コブダイの当たりは2回しかなく,ハンパでないサイズが掛かったのでハリスを切られて取り込めず。サンバソウは活性の高まる時間帯があるようで,この分なら正月明けでも1枚や2枚は釣れるかも。30日の朝から完全におせち制作モードに入るので,それまでにコブダイをどこかで調達して干物を作っておきたい。

  〜12月24日の釣果〜

  ・サンバソウ(20・21cm) 2尾


◆ 12月15日(土) 生口島・林の護岸

〜 初めての大台突破! 〜

 

● 今年はカレイは十分釣ったし,もうカレイ釣りに行く予定はなかった。しかし先週,倉敷の山上さんから,この日記で報告した瀬戸田の林の護岸でびっくりするような釣果の報告が届いた(→レポートはこちら)。カレイもすごい釣果だったが,ワタリガニが2匹釣れたというのに心が動いて,もう頭の中はワタリガニで一杯になり,ほかの人が入らんようにレポートの公開を先延ばしにして(笑),ワタリガニをメインターゲットにして今日現地へ釣行した。しかし相手はワタリガニというくらいで,たまたまそこにワタって来てなかったらボウズを食らいそうなので,カニ半分・カレイ半分でいくことにした。

● エサは,きのうスーパーで買っておいた豆アジ(200円)と,けさ釣具店で買った本虫・青虫(1,500円)。山上さんは投げ釣りの仕掛けでカニが釣れたそうだが,取り込みの確率を上げるために今日は10年ぶりくらいで道具箱から引っ張り出してきた「投げ釣り用カニアミ」を使用した。ちょっとわかりにくいが,右の写真の一番上についているのがオモリ。その下の赤い網袋の中には,小アジが入っている。オモリの下には網目状に編んだ透明のナイロン糸がついていて,カニがエサを取りに来たらこの網に足がからんで逃げられなくなる,という仕掛けだ。ちょうど今月号の「レジャーフィッシング」に兼基ツリキチオーさんがハゲ用のギャング仕掛けでワタリガニを釣っている写真が出ていたが,その釣り方はやったことがない。投げ網を使うこの釣り方は,10数年前にはよくやっていた。が,モガニは釣れてもワタリガニを釣ったことがないので,今日は何としても1匹!と気合を入れて,まだ薄暗い6時半ごろに現地に着いた。

● 今日は干潮が朝の8時ごろ,満潮が午後3時ごろで,干潮の潮位が30cmほどしかない。昼間のカニは満潮ごろに活動することが多いので,午前中はあまり期待できない。2時ごろまで粘ることを覚悟して,今日は仕事の道具を山ほど持って行った。この釣り場は車を横付けして竿が出せるので,投げ竿を放り込んでおいて車の中で仕事をしながら当たりを待つ,という作戦だ。投げ網でカニを狙う場合は合わせが必要ないので,時々竿を上げてエサを確認するだけでOK。竿を4本出し,2本はカレイの仕掛けをつけて40〜50m沖へ投入。もう2本は投げ網をつけて5〜10m沖へ。これで当たりを待つ。しかし今日は投げの方にはエサ取りがめちゃくちゃ多く,当たりがないまま数分後にはきれいにハリだけになって戻ってくるので,エサが残るようになる時間まで投げ竿は1本だけにした。冬型の天気で風がけっこう強いので,車の中で寝転がって仕事をしながら時々竿を上げに出る。

● ゲラを1本見終えて,仕事関係の本を読み,それも済んで読みかけの本(「教育大混乱」−プロ教師の会著・ちくま新書)を最後まで読み,昼になったのでローソンへカップ麺を買いに行って食べ・・・その間投げ竿のハリに掛かったのは,小型のメゴチ・タイ子・フグ数匹・5cmくらいのシャコ(これがエサ取り?)だけ。エサがきれいになくなる状況はずっと続き,逆にカニ仕掛けのアジには全くカニがつついた気配がない。今日はダメか・・・と9割方諦めた午後1時40分ごろ,読んでいた本から顔を上げて車の中から投げ竿を見ると,思い切り糸がたるんでいる。風にあおられたにしては不自然なので,車から降りて糸ふけを取り,竿をあおると,ずっしり重い!これはカレイに間違いない。リールが小型なのでなかなか巻けず,近くまで来ても全然魚が浮いて来ない。カニ用に用意しておいたタモを近くに置いて足元まで来た魚を確認すると,今までに見たこともない巨大なカレイ!竿が軟調なので抜き上げるのは全然ムリで,タモですくって無事キャッチ。すぐに検寸すると,なんと43cmもあった。

● 結局その後はまたエサ取りの嵐になり,期待したカニの反応もなし。ワンチャンスに1匹だけ釣れた,自己記録更新の大物だった。エサが切れたので2時過ぎに納竿。帰ってさばくと,産卵前のメスだった。ワタリガニに未練はあるが,今年はもうカレイは十分すぎるほど釣ったので,瀬戸田でのカレイ狙いはこれで終了!この釣り場の情報を教えていただいたH記者さん,ワタリガニの情報を送っていただいた倉敷の山上さん,ありがとうございました!

  〜12月15日の釣果〜

  ・マコガレイ(43cm) 1尾


◆ 12月8日(土) 弓削島・上弓削港波止→忘年会

〜 忘年会の写真レポート 〜

 

● 今年の忘年会は,当日釣りに行ける人が他にいない可能性があり,何としても食材を調達せねばというプレッシャーがあった。当てにしていた倉敷のマサさんからは前日連絡が入り,インフルエンザで寝込んでいるので欠席とのこと。最低でもコブダイ,できればチヌを狙って,前回取材でチヌが釣れた上弓削港へ。結論を言うと,朝から満潮をはさんで12時ごろまで釣って,チヌの当たりはなし。コブダイはかろうじて食材サイズを1匹と,ふだんならリリースする30cmに満たないのを2匹。朝方はハゲの活性が高かったが,だんだんフグの当たりだけになった。サンバソウの当たりもなし。いったん帰宅してから,3時ごろエビを持って田島・天神波止へ行ってみたが,手長ダコが1匹釣れたのみ。ちょっと食材が少ないか,と思いきや・・・・・・

  

〜12月8日の釣果〜

  ・コブダイ(56cm+小型) 3尾

  ・ウマヅラハギ(20〜26cm) 4尾

  ・キス(19cm) 1尾

  ・小ダイ(16cm) 1尾

 

● 夕方6時前に俊一さんの新しいお店「銀わさ」(福山駅から徒歩3分ほど)へ行くと,10人くらい入れる個室に俊一さん・ひでさん・能登原のyさんが。yさんは能登原で竿を出して49cmと57cmのコブダイ2匹を持参したとのこと。そのサイズが2匹あったら,3匹目はいらんかったかも。投げでカレイを狙う手もあったか。その後,ぶちさんコウマさんが来られて,庄原のKさんからも「今から出ます」という連絡が入った(Kさんが着いたのは8時半ごろ)。結局今年の忘年会参加者は7人。料理の方は海仙楽と変わらず美味しく,いつものようにみんなでいろいろ12時過ぎまで釣りの話をしながら飲み食いした。ぶちさんの手作りコブダイ料理が超美味だったので,今度おせち料理でチャレンジしてみようと思う。では,料理の写真をごらんください(他にも出ましたが写真を撮り忘れました)。

 

コブダイ(yさん提供)の薄造り      コブダイの鍋物                         ウマヅラハギの薄造り(お店の魚)

ぶちさんの手作り料理。左から,コブダイの干物・コブダイの皮の干物・コブダイの唐揚げ

そば味噌                             鶏手羽の唐揚げ                    だし巻き卵

コブダイの唐揚げ(お店の料理)   フグの干物                             スルメイカの干物

ニシンの塩焼き                       コブダイとキスの握り

 

「銀わさ」は地下にもたくさん部屋があって中が広く,料理もとても気が利いていて,

お酒・焼酎の種類も豊富です。値段もリーズナブルで,この日の忘年会の会計は

1人当たり4千円でした。これをごらんの皆さんも,是非一度行ってみてください。

 

参加者の皆さん,お疲れ様でした。俊一さん,お世話になりました。また釣りに誘って

ください。ひでさん,車で送ってもらって,ミカンまでいただきありがとうございます。

あの竿でメーターオーバーをぜひ上げてください。Kさん,遠いところお疲れ様です。

またレポート待ってます。コウマさん,坊地で何か釣れたら教えてください。

能登原のyさん,来年は近場の取材でご一緒しましょう。

ぶちさん,クチナシありがとうございます。コブダイの干物,作ってみます。

皆さん,よいお年を!


◆ 12月2日(日) 向島・干汐西波止→生口島・名荷港波止

〜 12月も順調なスタート 〜

 

● きのうの土曜日は早朝から8時過ぎまで須波で竿を出し,タチウオやハゲ(サンバソウ?)のバラシはあったもののボウズ。9時半ごろから夕方まで仕事。出版社からゲラが届いたので,今日の日曜日も半日は仕事をすることにして,夕飯の食材調達に午前中釣りに行った。最初の行き先は,向島・干汐の旧波止(右手の波止)。狙う魚は,アコウ。過去の釣行データをめくってみると,1998年の今ごろの時期に干汐で昼間にアコウが4匹釣れている(サイズは最大で23cm)。今年は天神波止でも釣れるぐらいなので,アコウの当たり年かも・・・ということで,とりあえず早朝試し釣りをしてみることにした。5時に起きていつものように釣具店で生きエビ300円を買い,車で20分弱の干汐へ。常夜灯のある波止先端に若者グループが3人,曲がり角にもタチウオ狙いの釣り人が2人入っていた。

● この波止の根魚狙いのベストポイントは先端付近なので,先端から10mほど手前の外向きで釣ることにした。先端の3人はルアーやワームを投げているが,何も釣れてないとのこと。まず,4.5mの軟調の投げ竿に2号オモリの胴突き仕掛けをセットして,5時50分ごろ第1投。今日は10時半ごろが干潮の小さい潮で,流れはほとんどない。3投ほどしても当たりがないので,もう1本竿を出した。こちらは6.3mのメバル竿で,底ベタの電気ウキ+さぐり釣り。始めてすぐ当たりがあり,なんか掛かった。中型の根魚か?常夜灯の明かりがあるので,水面の魚影が見える。本命のアコウだった。サイズは22cmと小ぶりだが,予想どおりに釣れたので満足。スカリにキープしたところで,先端の1人が何か魚を釣り上げた。行ってみると,40cm級のマゴチだった。これを見て,胴突きの竿を5号の玉オモリをつけたぶっこみ仕掛けにチェンジ。ハリスを50cmほど取ってチヌバリ4号をつけ,エビをつけて20〜30m沖へ投入。ゆっくり手前へさびいてくる釣り方にした。疑似餌で釣れるんなら,生きエビの方が有利なはず。しかし,数投したが魚の反応なし。いったん竿を置き,ウキ仕掛けの竿をあおると,重い!なんか掛かっとる?しかし魚っぽい引きではない。タコかイカか?水面に,茶色い細長いゴミみたいなのが浮いてきた。水を吹きだしたので,コウイカとわかった。抜き上げるにはちょっとしんどいサイズ。落としダモしか持ってなかったので悪戦苦闘しながら(竿が長いので上の電線に引っ掛かる),どうにかタモ入れ成功。頭から足の先までが26cmの,立派なサイズのコウイカだった。これで刺身のネタもゲット。しかし明るくなってからはフグが邪魔をして,その後は16cmのアコウをもう1匹追加したのみ(これは写真撮影後リリース)。7時過ぎに撤収した。

● 次の行き先は,瀬戸田・名荷港。本命はカワハギ(マルハゲ)とサンバソウ。今日の潮ではチヌはまず無理。煮付け用の魚を最低3匹がノルマ。現地に着いてみると,日曜日というのに釣り人の姿はなし。曲がり角の数m先へ入った。釣りを始めたのは8時ごろ。下げの潮が多少動いている。開始早々から魚の反応はあるが,一番多いのはフグの当たり。最初にハリに乗ったのは,リリースサイズ(25cm級)のコブダイ。さらに,本命のカワハギがヒット。その後,2時間ほどの間に,小コブ・フグ・カワハギ・ササノハベラ・カワハギ・小コブ・小コブ・アイナメ・フグ・カワハギ・小コブ・・・という感じでポツポツ魚が上がり,スカリはだいぶ賑やかになった。今日は気温もわりと高く,風も弱い絶好の釣り日和。カワハギを4枚キープしたのでノルマは達成したし,昼ごろまでのんびり釣って帰る予定だったが,11時を回ると風がかなり強くなったので,昼を待たずに納竿した。キープした魚のうち,アコウとアイナメは刺身にして実家へ。うちの今晩の食卓に上るのは,カワハギの煮付けとコウイカの刺身・煮付け。ここのところ狙った通りに魚が釣れて,非常に気持ちがいい。来週の忘年会もこの調子でいけるか?

  

〜12月2日の釣果〜

  ・アコウ(22cm) 1尾 (16cmはリリース)

  ・コウイカ(全長26cm) 1匹

  ・カワハギ(17〜20cm) 4尾

  ・アイナメ(25cm) 1尾  ほか

 

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