★ 釣り日記 (2008年7月〜8月) ★

7月5日(土) 7月21日(祝) 8月31日(日)

◆ 8月31日(日) 生口島・名荷港

〜 夏の終わりの夏休み 〜

 

● この夏は暑さと仕事でほとんど釣りに行けなかったが,ようやく大きな仕事が一段落したので(この話は別の機会に),この土・日は完全オフ!と決めていた。1日中仕事にタッチしない日は今年になって始めてくらいで,8月も最後になってようやく夏休みを取った気分だ。今年は盆過ぎ以降はだいぶ気温が下がったが,今日の日曜日は昼間たっぷり汗をかいて夜は腹一杯ビールを飲むつもりで,ハードなスケジュールを組んだ。

● きのうの土曜日(30日)は,朝ゆっくり起きて,8時半ごろ横島・坊地へ。港内向きにはずらっとダンゴのチヌ釣りの人が並んでいたので,外向きで波返しの上からウキを使ったダンゴ釣りをやってみた。しかし2時間ほど投入を繰り返しても魚の反応は全くなくギブアップ。能登原のyさんに会う。釣り開始早々にチヌが1枚釣れたがあとは当たりがない,とのこと。ダンゴ釣りの人は7〜8人入っている様子だったが,チヌはほとんど上がってなかった。帰宅してシャワーを浴び,電気店へ。先日デジカメを紛失してしまったので,新しいのを買いに行った。最初,大手量販店・DオDオへ。店員さんに「OSがウインドウズMEなんですが,写真を取り込めますか?」と尋ねる。いろいろ調べてくれたが,どのメーカーのデジカメももうMEには対応してない,という。で,今度は店の規模が大きいYマダ電気へ行ってみた。「すいません,MEに画像が取り込めるデジカメありますか?」−「メモリーカードからダイレクトに取り込めば,OSは関係ないですよ」と店員さん。そうか。その手があったか。DオDオの店員さん,最初から教えてくれりゃえかったのに。結局デジカメとSDカード・アダプタを合計2万円で購入。いつまた故障したり紛失したりするかもわからんので,高価なのは買えん。1台目を買ったのがHPを出した1999年の秋ごろで,まだ9年しかたってないのにもう4台目を買う羽目になった。1台の寿命は3年ということか?午後はデジカメをいじったりして時間をつぶし,3時ごろ釣りエサの調達に出発。まず,カキをバケツに軽く1杯採る。続いてシャコ掘り。30分で10匹ほどを確保し,仕事場へ戻って冷蔵庫へ入れる。帰宅してまたシャワーを浴び,夕方から家族3人で公開初日の「20世紀少年」を見に行った。オヤジが強引に誘ったわけではない。全員見たかった映画だ。感想を一口で言えば,予想したとおり原作の方がずっと面白い。映画館は福山駅前のピカデリー劇場だったのので,映画を見た後「銀わさ」へ行ってみた。9時を回っていたので予約なしでも入れるかと思ったが,受付で「一杯です」と言われた。俊一さんに挨拶して帰ろうかと思ったが仕事の邪魔をしては悪いのでそのまま出て,すぐ近くの居酒屋で夕食。帰宅したら11時だった。

● 目覚ましを3時40分にセットしてすぐ寝たが,けさは予定どおりの時間に起きられず,4時を少し回ってから床を出た。ささっと着替えて仕事場の冷蔵庫からシャコを取り出し,コンビニ経由で瀬戸田・名荷港へ。今日はけっこう長時間の勝負になる。現地に着いたのは4時50分ごろ。まだ空は真っ暗い。長い波止の曲がり角付近へ荷物を運んで,シャコのぶっこみ釣りの竿を出した。ちょうど干潮の潮止まりで釣りやすかったが,明け方の1時間ほどでハリに掛かったのはネコザメ2とウミケムシ1のみ。第1ステージは釣果なし。続いて第2ステージは,かぶせ釣り。曲がり角の先の足元へサシエを落とす。考えてみたらまだ8月だが,狙いはカワハギとサンバソウ。満ち潮が動き出した6時ごろから2時間ほど釣って,リリースサイズのコブダイ・ギザミ・イソベラ・フグと外道のオンパレード。しかしギザミは型がいいので塩焼き用にキープした。手前でフカセ釣りをしていた人の話では,今日は調子が悪いが前回来たときはチヌが10枚くらい釣れたそうだ。

● 8時を回ったところで,第3ステージに移行。左手の護岸へ移動して,今度はダンゴのチヌ釣りをやった。ポイントは,護岸の右手に伸びる短い波止の真ん中あたりの港内向き。外向きは真横に満ち潮が流れて釣りにならない。港内も満ちの潮は波止先端方向へ流れるが,釣りの形にはなる。水深が10m以上あるのでイカダ竿のぶっこみ釣りの方が釣りやすいが,ウキを使った釣りの方が好きなのであえてウキ釣りにチャレンジ。結果は,満潮の11時ごろまでに,30cm近い良型のハゲが1枚・煮つけサイズのアコウが1匹・手の平級のチヌが3匹。サシエは生ミック。飽きない程度には釣れた。この後右手の波止へ戻ってかぶせをちょっと再開してみたが,エサ取りのみ。またダンゴ釣りに復帰して12時半ごろまで釣り,汗だくになって納竿。早朝から7時間以上ぶっ続けで釣りをしたことになる。釣り場で魚をさばいて(小型はリリース)帰宅。道具を片付け,シャワーを浴びて,コンビニで買った「冷たい広島ラーメン」を食べた後,アイスコーヒーを飲みながらこれを書いている。今日はこのあと「月刊釣り仲間」の来月号の原稿を(ちょっと早いが)書いて,夕飯の買い出しに行く。夜が待ち遠しい。

〜8月31日の釣果〜

  ・ウマヅラハギ(29cm) 1尾

  ・チヌ(22cm以下)  3尾

  ・アコウ(21cm)  1尾 

  ・ギザミ(20cm級)  4尾 


◆ 7月21日(月=祝) 三原・須波港波止

〜 時合いはほんの10分間 〜

 

18日(金)  夕方5時ごろ,田島へシャコを掘りに行く。汗をダラダラ流しながら小1時間ほど掘ったが,手ごろなサイズのシャコが数匹と本虫が1匹獲れただけ。モエビくらいのサイズのシャコ・ボケも10匹ほどキープした。

19日(土) 朝の3時半ごろ起床。前日掘ったエサを持って須波へ。狙いは,ぶっこみでマダイ。最近須波ではフカセ釣りによくマダイがヒットしているので,ぶっこみでも狙えると予想した。しかし,まだ真っ暗い4時15分ごろ現地へ着くと,既にフカセのチヌ狙いの人がずらっと場所取りをしている。邪魔にならないよう波止付け根のテトラ付近に投げ竿を2本出してぶっこみ釣りをやってみたが,残念ながらノーヒット。シャコはエサが残って上がってきたので,粘ればチャンスはありそう。明るくなってから7時までかぶせ釣りをやってみたが,釣果なし。しかし,けっこうな手ごたえのバラシが1回あったので,2日後に再チャレンジすることにした。この日は帰ってからシャワーを浴び,9時ごろから終日仕事。

20日(日) 仕事の方は今,2本目の巨大マグロと格闘している。今度のも手ごたえは十分だが,これ以上大風呂敷を広げるのはやめておく。とにかく,この日は朝の6時から仕事場へ出て,夕方までこもりっきりで仕事をした。帰宅すると,上の娘が広島からなぜかケーキを持って帰ってきていた。なんで帰ってきたん?と聞くと,「今日はママの誕生日じゃろー,忘れとったん?」と言われた。−−−全然忘れてました!おわびに明日はなんかごちそうを作ります!とヨメにリクエストを求めると,「魚が食べたい」と言う。よっしゃ,明日はイシダイの刺身を食わしちゃろ!・・・・・・・・

21日(月=祝日) で,今日は何がなんでもサンバソウを1匹!と気合を入れて須波へ。5時前に到着。2日前と同じく,チヌのポイントにはフカセ釣りの人が並んでいる。さらに,サビキの小サバ狙いの人も入っていて,釣り座はかなり限られる。最近お気に入りのポイントが空いていたので荷物を運び,さっそく釣り開始。7時過ぎごろが干潮で,釣りを始めた時点での潮は下げ8分くらい。この波止は,このくらいの時間帯にけっこう当たりが出る。大潮の下げ潮は速いので,干潮前の潮が緩むときがチャンス。釣り始めて1時間ほどは潮が足元へ寄せてきて釣りにくく,当たりもほとんどなかった。6時を回った頃から多少釣りやすくなってきて,魚の反応もぼちぼち出始めた。ギザミ1匹と20cm強のコブダイ1匹が掛かった後,6時40分ごろに時合いがきた。サンバソウの当たりはフグやギザミに似ているが,それよりちょっと重たい感じで,だいたい2,3回つつかれるとエサがなくなる。食いが立ってくると,一発でエサを取っていく。だんだん当たりが鋭くなって,今にもハリに乗りそうになったところで,予想どおりフッキング。10分間ほどの短い時合いの間に,下の写真のサンバソウが2枚釣れた。その直後干潮の潮止まりがきて魚の気配がなくなったので,予定どおり7時に納竿。今までの経験から時合いが短いこともわかっているので,これ以上粘っても無駄と判断した。この時点でもうシャツは汗まみれで,これ以上暑い中で釣りをするのは体力的にもきつい。正味2時間の釣りだったが,ちょっとサイズアップしたシマシマが2枚釣れたので,十分満足した。今日はこの日記をアップしてからまた仕事をして,午後はヨメの誕生祝いのケーキと夕飯を作らねばならない。

〜7月21日の釣果〜

  ・サンバソウ(23・25cm)  2尾

 


◆ 7月5日(土) 上蒲刈港・向港A/丸谷港

〜 本命の当たり・・・なし! 〜

 

● 右の写真は,前回の釣果のギンポを,蒲焼風にしたもの。超美味!タレは市販の「焼き鳥のたれ」を使ったが,ウナギやアナゴのかば焼きと全く遜色ない。ギンポが狙って釣れる魚なら,これ専門に釣りに行きたい。

● そしてこの週末は,いよいよ今年初の蒲刈釣行。土曜日は現地の満潮が11時ごろで,時期・潮ともベストに近いはず。心配していた原稿書きも完了。金曜日は夕方カキを調達して,10時半ごろ床に着いた・・・が,夜中に大雨と雷の音で目が覚めた。雨はともかく,雷の鳴る中で釣りをするのは危険が大きい。どうせ時合いは8時ごろから後だろうしゆっくり出るかとも思ったが,何しろ久しぶりの蒲刈なので我慢できず,予定どおり4時半に起床。小雨の降る中,車を飛ばして6時過ぎに現地・向港Aに着いた。波止には,サビキ釣りの夫婦連れが一組。カッパを来て竿を出しているが,魚は釣れていない様子。かぶせ釣りの人はいない。結局この日は,かぶせの人には会わなかった。やっぱり今年は本命が釣れてないせいか?

● まだ満ちの潮はあまり動いていない。波止のお気に入りのポイントへ荷物を運び,タックルを用意した。竿は1.8mの月光波。道糸3号・ハリス3号・ハリはマダイの9号。このときにはほとんど雨は止んでいた。数投目に当たりがあり,30cm級のコブダイがヒット。一応スカリに入れておく。エサ取りっぽいものの魚の反応も多少あり,この波止にしては活性は悪くない。が,しばらくして雨が落ちてきたので,車へ退避。そのとたん,土砂降りになった。ちょうど低気圧の通過中らしい。釣りができるような状況ではないので,雨が収まるまでしばらく車の中で待った。スポーツ新聞を読んだり仮眠を取ったりするうちに,8時が近くなった。どうにか雨がやんできたので再開。状況は変わらず,魚の反応はある。しかし釣れてくるのは,ギザミ・イソベラ・ササノハベラ・コブダイ・・・のベラ一族のみ。そのうち雨は完全に上がって穏やかな天気になったが,潮も止まってきて本命が釣れそうな雰囲気ではなくなったため,満潮前の10時20分ごろにこのポイントを諦めた。

丸谷港へ移動すると,先端内向きに5人の釣り人が集まっている。外向きは空いていたので,入れさせてもらった。5人はチヌ狙いのようだったが,リーダー風の年配の1人を除くと,残りの4人の若者は初心者らしい。全員,山陰の船釣りで使うようなデカいフロートウキを使って,ふかせ釣り(?)をしていた。「釣れましたか」と尋ねると「ほとんど釣れてません」という返事が帰って来たので,あの仕掛けでも多少は釣れたらしい。先端近くの外向きに座ってカキを落としてみると,もう満潮の潮止まりが近く,あまり流れがない。それでも魚の反応はあり,30分ほどの間に45cm級を頭にコブダイが3匹釣れた(もう土産分はクーラーに入っているので,釣れる端から全部リリース)。ここでも本命の当たりはないため,11時過ぎに納竿した。

● 今回は残念な結果に終わったが,一応この時期に蒲刈へ釣りに行けただけでも満足。向港での釣果のうち,コブダイ2尾とササノハベラをキープして持ち帰り,南蛮漬けを作ってみた。作り方は超簡単で,タッパーに敷いたタマネギのスライスの上に市販の「南蛮漬けのたれ」をかけ,フライパンで焼いたコブダイの切り身(塩コショウをして片栗粉をつけたもの)を熱いうちに入れていくだけ。ついでにササノハベラも入れてみたが,これはヒットだった。ササノハベラは見た目も今イチで,刺身や塩焼きだとギザミより味が落ちる感じがするが,揚げ物やマリネ系の料理にすると,意外に美味い。コブダイとまぜて南蛮漬けにしたが,ほとんどコブダイと変わらない。小さく身が締まっている分,ササノハベラの方が美味いかも。家族にも好評だった。酢は身体によく夏バテ防止にもなるので,これからは南蛮漬けの季節だ。

 

〜7月5日の釣果(向港分)〜

  ・コブダイ(30〜38cm)  2尾

  ・ササノハベラ(23cm)  1尾

 

 

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