★ 釣り日記 (2008年11月〜12月) ★

11月1日(土)・3日(祝) 11月9日(日) 11月15日(土)・16日(日)
11月22日(土)ほか 12月6日(土) 12月7日(日)
12月13日(土) 12月20日(土) 12月28日(日)

 


◆ 12月28日(日) 横島・浜沖波止ほか   ◆

〜 今年は最後までこれ! 〜

 

● 今年は仕事がきのうまでに一段落して,今日からお休み。これからの予定は,明日の29日は仕事場の掃除の仕上げと買い出し。30日は半日釣りをして正月料理用の魚を調達。30日午後からおせち作り。1日に広島へ行く。今のところ30日は生名島を予定しているが,近場で済めばそれに越したことはない。調達予定の魚は,アコウの小型を10数匹ほど(南蛮漬け用)と,50cmくらいのコブダイを1匹(刺身用)。欲を言えば,刺身用の魚がもう1魚種くらいあると嬉しい。今日は近場でこれらの魚を調達すべく,いつものようにシラサエビを300円買って田島へ。行き先は小箱波止。狙う魚は小アコウ。しかし今日は釣り人が多いせいもあって,あまり広く探ることができず。数メートルほどの範囲をエビでじっくり探ってみたが,魚の反応が鈍い。8時過ぎから2時間近くやって,釣れたのは10〜15cmほどのアコウ3匹とホゴ1匹のみ(全部リリース)。人が少ない日なら10匹くらいは釣れるかもしれないが,成功の確率は5割くらいか?

● 次の行き先は,久しぶりの横島・浜沖波止。狙いはコブダイ。対岸の坊地新波止にはコブダイはほとんどいないが,こちらの浜沖波止はコブダイの魚影が濃い。もっとも,ここで最後にコブダイを狙って竿を出したのはもう10年くらい前で,その頃はL字の曲がり角の手前でけっこう当たりがあった。しかし今日は曲がり角付近は釣り人がいっぱいで入るスペースがないので,曲がり角と先端の真ん中当たりに釣り座を構えた。釣りを始めたのが10時20分ごろ。満潮は12時過ぎ。数投目にコブダイがヒット。しかし30cmにも満たないサイズなのでリリース。ここは満ち潮は左から右へかなり速く流れる。底の根も荒く,根魚はいかにも釣れそうな雰囲気がある。カキの方は当たりが遠のいたので,エビで竿下を釣ってみた。しばらくは根掛かりの連発だったが,ちょっと潮が緩んだ11時過ぎごろ,根魚っぽい当たり。じわっと竿先を持ち上げると,魚が一気に底へ潜った。根へ潜られないようにどうにか竿を立てると,かなりの手ごたえ。ホゴ?アコウ?--- 見えてきたのは,昼間としては良型のアコウだった。落としダモしか持って来てなかったので,長竿だとすくいにくい。タモ入れはあきらめて抜き上げることにした。1.25号のハリスで,どうにか抜き上げ成功。ジャスト30cmあった。ほとんど昼間の釣りしかしないので,内海方面で尺物のアコウを釣ったのはこれが初めて。今年はつくづくアコウの当たり年だった。しかしその後は,リリースサイズのホゴが1匹釣れただけ。12時が近づいて潮が止まると,エビもカキも反応がなくなった。12時20分ごろ,下げ潮が動き出したところでかぶせ釣りを再開。第1投目に足元で当たり。これは,間違いなくコブダイ。コブダイ用に3号ハリスを使っているので難なく取り込んだのは,48cmの食べごろサイズ。狙いの魚が釣れたので,これで納竿。今日は天気もよく,晩のオカズも釣れて満足。ただ,これが30日の釣果なら最高だった。さすがに28日に釣った魚を1日に刺身で食べるわけには・・・。今日の浜沖のアコウは出会い頭ぎみなので,30日はやっぱり万全を期して生名島へ行こうと思う。

〜12月28日の釣果〜

  ・コブダイ(48cm) 1尾

  ・アコウ(30cm) 1尾


◆ 12月20日(土) 生名島・埠頭用地/立石港波止   ◆

〜 おせちの食材調達はここで 〜

 

● 先週に続き,明日の日曜日より今日の土曜日の方が天気がよさそうなので,今日は仕事抜きでゆっくり釣りをした。行き先は,先週に続いて生名島。今日の第1目標は,サヨリ。おせち料理用に干物を作っておきたいので。釣り座に入れさえすれば確実に釣れるが,地元の常連さんが毎日来るので入る余地があるかどうかは何とも言えない。エビ300円・カキ・冷凍庫から出したアミエビを持って,7時ごろ埠頭用地に着いた。今日は干潮が10時半ごろの小さい潮で,全然流れていない。波止付け根にイカ狙いの人が2人と,先端に大きな網を持った常連さんが1人。その常連さんに聞くと,足元にサヨリは見えるが,水面まで遠いので網ですくうのは難しいとのこと。とりあえずここで,かぶせ釣りをやってみた。潮は流れてないが,1時間ほどやってコブダイのバラシが2回。釣れ上がったのは30cmあるなしのコブダイ1匹だけ。エビでやっても反応がないので,8時ごろ立石港の波止へ移動した。

● こちらは釣り人はおらず。曲がり角先へ荷物を運ぶと,地元のタコ狙いの常連さんが来て,先端近くで第1投でまずまずのサイズのタコを上げた。ここは多少は潮が流れているので,まずエビでやってみた。2投に1回くらいの割で当たりがあるが,釣れるのはリリースサイズのアコウとフグのみ。それでも,どうにか煮付けにできる18〜20cmくらいのがポツポツ釣れる。カキもやってみたが,こちらはほとんど魚の反応なし。その後エビにはコブダイやササノハベラ,さらに腹パンパンの20cmのメバルも掛かり,退屈しない程度には当たりがある。ここで干潮の10時半までやって,スカリに小ぶりのアコウ5尾その他をキープし,埠頭用地へ戻った。

● 先端の大きな網を持った常連さんが帰るところで,サヨリを10匹ほどもらった。お返しにアコウを全部プレゼント(なので下の釣果写真には写っていない)。先端には釣り人がいなくなり,足元を見るとサヨリの群れが見えるので,1時間ほどサヨリを釣った。自力で25匹ほど釣ったところで打ち止め。これだけあれば,刺身のほかに干物が作れる。これ以上釣るとさばくのが面倒なので,サヨリはだいたい30匹くらいを限度にしている。11時半ごろからかぶせ釣りにチェンジ。満ち潮の動きが鈍かったが,コブダイは数回バラした(全部大型で,ハリス切れ)。そのほかは,29cmとこの時期にしては良型のハゲを1枚と,24cmのアイナメ。1時ごろ,腹が減ったので納竿。キープした魚は,サヨリのほかはハゲとササノハベラ。あとはリリースした。なぜササノハベラを?--- それは,こいつが意外に美味なことを最近発見したから。塩焼きにすると,ギザミとはだいぶ違う食感だが,なかなか食える。今日は煮付けで食べてみる予定だ。しかし,コブダイをバラしまくったのは悔しい。正月にコブダイの刺身をふるまうために,年末に太い仕掛けで勝負してみようと思う。

〜12月20日の釣果〜

<生名島・埠頭用地>

  ・サヨリ(20〜23cm) 35尾

  ・ウマヅラハギ(29cm) 1尾

  ・アイナメ(24cm) 1尾

  ・コブダイ(20〜30cm級) 数尾

<生名島・立石港波止>

  ・アコウ(20cm弱) 5尾

  ・メバル(20cm) 1尾

  ・コブダイ(30cm級) 1尾


◆ 12月13日(土) 生口島・名荷港波止→生名島・埠頭用地→生名島・立石港波止   ◆

〜 本命以外は文句なし! 〜

 

● 年末はいろいろ忙しいが,今日は天気がよさそうなので仕事はお休み。明日の日曜日は雨の予報なので釣りはお休み。今日は一日ゆっくり釣りを楽しんだ。朝の5時過ぎに起きて,釣具店へ。シラサエビ300円とスーパーコウジ5匹(500円)を買い,まず瀬戸田へ。カレイ狙いで林へ行きたいところだが,今日は先客がいそうなのでパス。名荷港で夜明けの時合いを狙って,スーパーコウジで投げ釣りをやってみた。狙いは大物。あわよくばマダイ。間違ってカレイ。6時ごろ現地に到着。満潮は昼ごろだが,もう満ち潮がゆっくり流れ出していた。1時間ほどやったが,釣れた獲物は1匹。60cmのアナゴだった。外道とは言え,晩のオカズになるので嬉しい。7時ごろから満ち潮がガンガン流れ出したので,初めて鯛ラバを使ってみた。雰囲気的にはいかにも釣れそうな感じがするが,まるで反応なし。20分ほどで飽きて終了。足元でかぶせもやってみたが魚の反応がないので,生名島へ移動することにした。

● 生名島でも本命はカレイだが,アコウの反応も見てみたい。対岸の因島であれだけ釣れるからには,釣り荒れしてない生名島で釣れんはずがない。8時10分のフェリーで渡り,まず埠頭用地へ。平日は工事をしている感じだが,今日はお休みの様子。短い波止先端には地元のサヨリ釣りの人が4〜5人固まっていて,30cm級交じりでツポツ上がっている(後で大きな網を持ってすくいに来た人は,1回で10〜20匹くらいまとめてすくっていた)。ほかには釣り人はいないので,投げ竿を2本出し,スーパーコウジをつけて波止付け根より右手の岸壁から投げ込んでおいた。投げ竿はほったらかしにして,先端から離れたところへ荷物を置き,まず港内向きでかぶせ釣り。最初フグっぽい当たりが散発的にあったが,そのうち当たりがなくなった。しかし9時ごろ,潮が緩いので足元にゆっくり落とした軽いカキに,竿先をフワッと浮かせる当たり。合わせると,なかなかの手ごたえ。横へ走らないのでコブダイではない感じだが・・・・見えてきたのは銀色!落としダモを用意してなかったのであわてて袋から出し,無事に取り込んだ。ジャスト40cmのチヌだった。これでアナゴに続いて2匹目の食材を確保したので,もういつでも帰れる。それにしても今日は天気がよく,絶好の釣り日和だった。こういう条件で魚が釣れたら,もう言うことなし。

● その後しばらくかぶせ釣りを続行したが,当たりが遠のいた。それでも,25cmのアイナメがヒット。この時期にしてはまずまずなので,この冬のアイナメは期待できるかも。10時ごろ,生きエビの竿を出して,外向きで竿下を狙ってみた。すると・・・・またしてもアコウが入れ食い!サイズは20cm級だが,エサを落とすたびにヒットしてくる。立て続けに5匹釣れたところで,ちょっと中断。かぶせとエビの二刀流で,交互にやってみた。アコウは内・外どちらでも釣れるが,内側で釣れるのはリリースサイズのみだった。その後は満潮が近づいて潮が動かなくなったため,内・外とも当たりが遠のいた。完全に潮が止まった11時半ごろに,ここは撤収することにした。投げ竿の方には,残念ながらノーヒット。さすがスーパーコウジはエサ取りに強いが,確率も悪い。ここでキープしたのは,煮付けサイズのアコウ5尾とチヌ1尾。アイナメは成長してからの再会を期待してリリース。20〜30cm級のコブダイも何匹か釣れたが,これもリリースした。が,カキを置き竿にして魚をさばいていたら,コブダイがヒット。これは45cmとまずまずのサイズだったのでキープした(写真はなし)。

● 12時を回って,フェリー乗り場の右手の波止へ移動。先客が2人いたが釣り座は競合しないので,まず曲がり角の先でかぶせをやってみた。最初に釣れたのはササノハベラ。下げ潮が流れ出したので,今度はアコウ狙い。潮の緩い先端の足元でやってみた。ここはフグがエサをかじることもあるが,3投目に煮付けサイズのアコウがヒット。さらに数投目に,竿下で手ごたえ十分のが掛かった。1.25号のハリスで慎重にやりとりして,どうにか抜き上げたのは,ジャスト30cmのアコウ。昼間にこのサイズが釣れたら言うことなし!その後はまた潮が速くなったりフグが増えたりで追加できなかったが,アコウはまだまだいそうな気配。結局今年は,どこへ行ってもアコウが釣れる。この調子なら,年が明けてもしばらくは楽しめるかも。今日は久しぶりに大満足の一日だった。2時のフェリーで本土へ戻り,実家へ魚を持って行ってチヌの刺身を作り,コブダイは切り身にして自宅へ持ち帰って干し網に入れベランダへ。アナゴも切り身にして冷蔵庫に入っている。この日記をアップしてから夕飯の買出しに行き,今日はとりあえずチヌの刺身・アコウの煮付け・アナゴのかば焼きを作る予定。コブダイは片身を柵取りしてあるので,忘年会で食べたぶちさんの刺身の要領で,明日はコブダイの薄造りを作ってみようと思う。しかしカレイは今年中に食うのはムリかも・・・

〜12月13日の釣果〜

<生口島・名荷港波止>

  ・アナゴ(60cm) 1匹

<生名島・埠頭用地>

  ・チヌ(40cm) 1尾

  ・アコウ(19〜22cm) 5尾

  ・アイナメ(25cm) 1尾

  ・コブダイ(45cm) 1尾 ほか

<生名島・立石港波止>

  ・アコウ(21・30cm) 2尾

 


 

〜 忘年会とその後 〜

 

● 12月6日(土)は,午後6時から「銀わさ」で忘年会。皆さんそれぞれ都合もあり(俊一さんも多忙で参加できず),今年集まったのは,能登原のyさん・ぶちさん・コウマさん・俊介くんと私の5人。持ち込まれた魚は,私の釣果のほか,ぶちさんが2日前に釣っておいたコブダイを調理して来られ,コウマさんはこの日の午後に田島・小用地で釣った食べごろサイズのコブダイを1尾,それに俊介くんが珍しい「マグロの胃」を持参。飲み放題・料理込みで4千円ポッキリというリーズナブルな価格で楽しく飲み食いし,俊介くんからはここには書けない面白い話をあれこれ聞き,12時過ぎにお開き。参加者の皆さんお疲れ様でした。また来年もよろしくお願いします。ぶちさんの料理,毎度のことながら絶品でした。

● で,いつもならここに写真が並ぶんですが・・・・申し訳ない!デジカメを持って行くのを忘れてしまい,お店の近くのコンビニで買った使い捨てカメラで撮影したら,ピンボケやらフラッシュが光りすぎやらで,まともに写っている写真がほとんどありませんでした。どうにか判別できる写真だけを下に掲載しておきます。

 

  @AB

  C DE

  F

● 以下,記憶をたどって,出て来た料理を並べておきます。黄色の料理は,上に写真があります。

<お店のコースに入っていた料理>

@お造り(ヒラメとヒラマサ?)

・そばと野菜のサラダ

・鍋(鳥ダンゴ・野菜など)

A串カツ

・豚バラ肉の味噌漬とサラダ

<参加者が持参した食材を使った料理>

Bカサゴの生き造り

Cアコウの揚げ出しと骨せんべい

・コブダイとなすの揚げ出しサラダ

・コブダイのそば巻き蒸しあんかけ

Dコブダイのかぶと煮

Eマグロの胃袋の和え物・サラダ

<ぶちさんの手作り料理>

・コブダイの薄造り(写真をお見せできないのが残念!)

Fコブダイとエビのにぎり寿司(3パック分)

・コブダイの湯引き(梅肉と酢味噌添え)

 

特に印象に残ったのは,ぶちさんの「コブダイの湯引き」です。今度自分でも作ってみようと思います。俊介くんの「マグロの胃袋」は,もう二度と食えないような珍味でしたが,コリコリ感が強くて顎関節症患者にはアゴの負担が大きいのが残念でした。

 

◆ 12月7日(日) 田島・小箱波止ほか   ◆

 

● 明けて日曜日の今日は,朝の8時過ぎに起床。ゆうべ夜更かししたので(ふだんは11時前には寝ている),体がだるい。今日は午前中散歩がてらに近場で2時間ほど竿を出し,午後は映画に行く予定・・・だったが,あまりにも天気がいいため映画は来週に回して,釣りの時間を延長した。

● 9時前ごろに家を出て,釣具店でシラサエビ300円を購入。バケツ半分ほどのカキも持って,田島へ。ふれあいホール前の広場でイベントをやっていて車を止めるスペースがないので坊地へ行くと,日曜日のわりには釣り人はまばら。波止の手前を先端よりの2か所で,カキを3投ずつ。反応なし。すぐに撤収。天神波止の東100mほどの駐車スペースに車を止めて波止まで歩いて行き,エビで30分ほど釣ってみたが,ハリに乗るのはタイ子のみ。ここも撤収して,10時半ごろ小箱波止へ。今日も人が多かったが,向かって右手の港内向きは入れそうなので,フェンスを越えて数mほどのところで釣り開始。干潮が11時半ごろのため潮が全く動かず,魚の反応なし。今度は波返しのある北向きに釣り座をチェンジして,足元でかぶせ釣りをやってみた。3投目にコブダイの当たりがきたが,足元に潜られてハリス切れ。そのまた3投目に,小さな当たりっぽいのがあり,竿先をじわっと持ち上げると根掛かりのような感触が。しかし道糸を手で引っ張るとゆっくり上がってくるので,「これはタコ!」と確信。タモを出してなかったのでハリスを持って水面から一気に抜き上げると,まずまずのサイズのマダコが上がってきた。これで手土産は確保したので,港内向きでエビのウキ釣りを再開した。

● ちょうど満ち潮が動き出した頃から,アコウの当たりがポツポツ出始めた。入れ食いというほどでもないが,竿下で2〜3投に1回くらいの割で当たりがある。前回ここで釣ったときは最長寸が17cmだったが,今日は最初に20cm級がヒットし,サイズも前回よりちょっとアップ。結局エサがなくなる午後1時ごろまで釣って,11匹のアコウが釣れた。キープしたのは,20〜22cmを6匹。タコも釣れたので,近場の遊びとしては満足な釣果となった。ただ,今日ときのうの天気が逆なら,きのうは忘年会用の魚をもっと調達できて,今日は寒い中を釣りには行かずに映画を見て・・・となったろう。自分で食べる分にはもうアコウは十分満喫したので,次はできたらカレイを狙いたい。

〜12月7日の釣果〜

  ・アコウ(14〜22cm) 11尾

  ・マダコ 1ぱい

 


 

〜 しょぼい釣果ですいません! 〜

 

※ 今日の釣り日記を楽しみに待っていた方がおられたら,すいません!この秋のアコウのピークは過ぎたようです。まあ今日は天気も最悪でしたが・・・

 

◆ 12月6日(土) 因島・宇和部港   ◆

 

● そうです。「アコウの巣」とは,ここのことです。なんじゃー,あそこか〜,と思った方も多いと思います。1か月前にここで竿を出そうと思ったのは,地元のOさんから20〜25cm級のアコウがぶっこみ釣りでポツポツ上がっているという情報をもらったことと,某釣り情報誌に岡山県のグループがワームか何かで夜釣りをやって,同サイズのアコウを何匹か上げていたのを見たため。疑似餌で釣れるなら,生きエで釣れんはずがないということで,11月9日に初めて竿を出しました.ポイントは,宇和部消防署の前の港の奥(南側)の波止の南向き,つまり波止ではなく車を止めるスペースの目の前の護岸です。目の前にできている浮き桟橋は残念ながら立ち入りできないようで,あそこでかぶせ釣りをやったらいかにも面白いと思うが・・・

● で,今日のレポート。天気予報では「この秋一番の寒さ」「最高気温は6度,最低気温はマイナス2度」「北西から強い風が吹くでしょう」という,最悪のコンディション。普通だったらまず釣りに行くことはないが,今日はせっかくの忘年会。銀わさに何か手土産をと,過酷な釣りになるのを覚悟で5時過ぎに起床。釣具店でシラサエビとスーパーコウジを買い,因島へ。因島大橋を走行中はハンドルを取られるほどの強い風。ただ,今日の釣り場は冬の風には比較的強く,釣り座も背中から風を受けるので,釣りができんことはあるまいと予想。現地に着いたのは6時前で,当然先客はなし。車のドアを開けると,いきなりの強風。風の中でまずは投げ竿を2本出し,護岸から生名島方向へ向けてスーパーコウジのぶっこみ釣り。今日は干潮が9時過ぎごろの小さい潮で,潮流はそれほどでもない。続いてメバル竿を出し,まずはブラクリ仕掛けにエビをつけて足元のさぐり釣り。しかし風で竿先があおられて,釣りにならず。イカのエギも持って来てあるが,この風では使うチャンスはなさそう。

● 7時近くになり夜が明けてきたので,ウキ釣りにチェンジ。ここは下げ潮が生名島方向へ流れる時間帯がいいようで,開始早々からほぼ入れ食い。しかし・・・型が小さい!釣れるのはアコウとホゴが半々くらいで,時々フグが混じる。当たるのは足元(敷石の際)が多いが,そのへんは小型オンリーの感じ。沖目へ投入しても仕掛けが流されて足元へ戻ってくるし,沖の水深にタナを合わせるとサシエが足元へ流れてきたときに根掛かりが連発するので,足元の水深よりちょっと深めにウキ下を取り,岸から3〜4mくらいのところを集中して攻める。小型にまじって煮付けサイズのもポツポツ上がってくるが,風のせいで手返しのリズムが悪く,なかなか釣果が伸びない。そして8時を回ったころ,最悪の事態が・・・・・腰の高さくらいの低い波返しの上に置いておいた仕掛けのケースが風で飛ばされ,海へ転落!あわてて玉網ですくおうとしたが,回収できたのはハリの袋のみ。ハリス・オモリ・ウキ・ブラクリ仕掛けなどは全部ロスト。一番痛かったのはハリスで,このケースに入っていた1.2号と1.5号がなくなったので,残るハリスのうち一番細いのはかぶせ釣り用の2号しかない。ウキ釣りに2号ハリスって,どうなん?ついでに0.8号と1号のオモリもなくしたので,今使っている仕掛けがトラブルで切れたらガン玉を10個くらい打って代用するしかない・・・

● 結局このトラブルのせいで時間をかなりロスした上に,干潮が近づいて潮が止まったため9時ごろ以降は当たりが遠のいた。この頃から地元のオジサンが入れ替わり立ち代り竿を出しては「今日はだめじゃなあ」と言って帰って行く。ここは潮が流れている時間が時合いで,しかし仕掛けが横へ流されると隣の人の釣り座に近づいて釣りにくい。もちろん風はますます強く,時々雪も降ってくる。700円買ったエビが切れた12時過ぎに納竿。スーパーコウジのぶっこみ釣りは完全に空振り。エビの方にも,残念ながら刺身や鍋にできるようなサイズのアコウは釣れず。1か月前に比べると,魚の数はまだまだ多いが,サイズが5cmくらい小さい。これからの時期はホゴが増えるだろう.このポイントの釣り方はだいたいわかったので,冬までにチャンスがあれば対岸の生名島あたりでもう1回アコウを狙ってみたい。

〜12月6日の釣果〜

  ・アコウ(18〜21cm) 4尾

  ・カサゴ(22cm) 1尾

※小アコウ・小カサゴを多数リリース。


 

〜 アコウな日々 〜

◆ 11月22日(土) 向島・干汐港波止   ◆

 

この連休は仕事が詰まっているので,「仕事の合い間に釣りをする」パターン。この日は朝から仕事をしていたが,あまりにも天気がいいので一日中部屋にこもっているのはもったいない感じ。1時にいったん切り上げて,松永食堂(チェーンの定食屋)で昼食をとり,タイム松永店でエビを300円購入。魚の引きだけでも味わいたいので,先週に続いて向島・干汐港右手の波止へ行った。ベストポイントの先端には先客がいたので,先端手前の外向きで竿を出した。ちょうど満ち潮が動き出したところで,予想どおりアコウの当たりが連発。ただサイズが小さく,なかなかハリに乗らない。フグも半分くらい混じる。1時間半ほどで20cmを頭に6匹釣れたが,ちょっと型が小さいので全部リリース。この波止で昼間釣れるアコウのMAXはだいたい22〜23cmくらいで,あと1か月くらいしたらもう少しサイズアップするかも。この日はフグのほかコウイカもエビをつつきに来て,エビが切れたところで納竿。4時ごろ仕事場に戻って,やりかけの仕事を再開した。

◆ 11月23日(日) 須波港波止 / 田島・小箱波止 / 横島・ふれあいホール先の護岸  ◆

 

前日に続いて絶好の釣り日和。朝の暗いうちから須波へ行き,満潮をはさんで9時まで竿を出したが,潮が速い上に当たりが少なく,釣果なし。コブダイとハゲらしいバラシが1回ずつあったのみ。金太郎さんに実家でとれたリンゴをいただいた。金太郎さんありがとうございました。仕事場に戻り仕事を始めたが,相変わらず天気がいいので1時間ほどで中断。11時ごろ,またエビを300円買って田島へ。向島であれだけ釣れるなら田島でも釣れんことはあるまい,ということで,確実にアコウが狙えそうな箱崎・小箱波止へ。ここは足元の根が荒く,根魚の魚影は濃い。箱崎周辺は釣り人がびっしりで,小箱波止にも10数人が入っていた。北向きと先端付近は人がいっぱいなので,波止中間から少し先の南(港内)向きで足元をエビでさぐってみた。案の定,ここもアコウが入れ食い。しかし,向島よりさらに型が小さい。昼前から始めて,30分ほどで14〜17cmが5尾釣れたが,このサイズばっかりたくさん釣っても仕方がないので,昼過ぎに切り上げた。釣れたアコウは,当然すべてリリース。干潮前で潮が全然動いていない時間帯であの調子なら,潮を選べば20〜30匹は釣れるだろう。ふだんの年はこの時期に生きエビで釣ると小メバルがよくヒットするが,今年はメバルの代わりにアコウが釣れる。続いての行き先は,幸崎の旧フェリー乗り場。しかしここは釣り人がいっぱいで入る余地がなく断念。桟橋の扉は閉まっていたが,桟橋で釣りをしている人が2人いた。ちょうど干潮ごろになったので来週用のカキを調達した後,残ったエビを持って横島・横田港の大波止へ行ってみた。しかし波止先端付近は工事をしているようなのでパス。田島側の大波止へ回ると,釣り人がびっしり。結局,ふれあいホールの駐車場に車を止めて,その先にある石段つきの護岸で竿を出してみた。ここは根魚の気配はなく,30分ほどで釣れたのはデベラ(ガンゾオビラメ)とエソ。2時半ごろ撤収して仕事場へ戻り,また仕事の続き。

 

 

◆ 11月24日(月=祝日) 某所  ◆

 

雨の確率が80%だったので釣りに行く予定はなかったが,2日間釣れた魚は全部リリースしているので,食えるサイズのを釣りたい。朝起きてみて雨が降ってなかったら出かけることにして,明るくなった7時前に起床。雨は降ってなかったので,釣りに出発。しかし釣具店に着いた頃からポツポツし始めた。今さら中止するのは悔しいので,そのまま雨の中を某所へ。忘年会まで場所を荒らさないよう取っておくつもりだったが,2週間後に備えて状況確認を兼ねて行ってみた。着いたのが8時前ごろで,前回もここで会った地元のオジサンがタコを狙っていた。雨は霧雨程度で,とりあえずカッパは不要。満潮が9時ごろなのでいい潮かと思ったが,今日はフグだらけで,投入のたびにエビがかじられて戻って来る。ウキ釣りでは釣果は期待できそうにないので,ブラクリ仕掛けにチェンジ。しかし満潮で潮が止まり,フグ以外の反応はなし。そのうち雨が本格的に降り出した。9時半ごろ下げの潮が動き出したところでようやく魚の反応が出て,アコウとホゴがポツポツ掛かり出した。しかし小さいのが多く,食えそうにないやつは釣った先からリリース。あちこち探り歩いて,右の写真の釣果をゲット。10時半ごろ,風が強まって寒くなったので納竿した。次回に備えて,一番大きい25cmのアコウだけを刺身用にキープ。残りはリリースした。結局,3日間でアコウは13匹釣れたが,キープしたのは1匹のみ。小型が1年後に成長して各地の波止回りに残っていてくれたら,来年の秋は大変なフィーバーになるだろうが,果たして・・・


◆ 11月15日(土) 上蒲刈島・向港A → D

〜 未練が残る今季ラスト釣行 〜

 

● 今日(日曜日)はこれから買い出しに行って夕飯を作らねばならないので,日記は手短に。というか,きのうの土曜日の蒲刈については,個人的には何も書くことがない。大きい潮の日を狙ってこの秋最後の蒲刈遠征と決めて,張り切って朝5時に出発。満潮過ぎの12時半ごろまで,向港AとDで竿を出したが,本命の当たりはなし。時々当たるのはフグだけで,天気は汗ばむほどの好天だったが,イシダイが釣れそうな気配はまるでなかった。ちなみにこの日,向港Aではじいちゃんさん・能登原のyさん・倉敷のAさんが,C先端にもかぶせ釣りの人が3人入っていたが,A班は全員空振り。Cの人たちにも釣れている様子はなかった。しかし!向港の対岸・下蒲刈島の三之瀬港で釣っていた呉のぽんさんが,右の写真のイシダイ(47cm)を釣り上げておられた(ほかに50cm強のコブダイ2尾)。ヒットしたのは潮が動いている満潮前の10時ごろで,流れる潮に乗せて沖目に着底したところで当たりが出た,とのこと。久しぶりにグッドサイズのイシダイを見せてもらった。が,このイシダイを見てなかったら「まあ釣れんかったのは仕方ない(ほかの人も釣ってなかったし)。また来年に期待しよう」という感じで心安らかに帰れたわけだが,あれを見るとちょっと・・・・もう1回,行く?という気分にもなる。次の大潮の週末,天気がよければ未練がましくもう1回行こうか,しかし欲を出しても過去の経験からロクなことがないし・・・と悩んでいる。

 

◆ 11月16日(日) 横島・坊地新波止 → 向島・干汐港波止

〜 どこにでもおるんか,おまえら! 〜

 

● 土・日と連チャンで釣りに行く場合,両日とも遠征することはない。きのう蒲刈へ行ったので,今日は近場で遊ぶことにした。ちなみに,「土・日とも仕事は休み」ということもない(休もうと思えば休めるが,2日も仕事を休むと何となく不安なので)。きのうは蒲刈から帰って夕方2時間,夕食後に1時間仕事をした。今日は天気予報が雨だったので,久しぶりに8時間睡眠をとって6時半に起床。雨は止んでいる様子。まず,きのうの残りのカキを持って,横島・坊地へ行った。コウマさんからの情報で先週サンバソウが2枚上がったそうなので。7時20分ご現地に着くと,雨上がりということもあってか釣り場はガラ空き。波止先端に2人,付け根あたりに1人いるだけなので,曲がり角の手前に入った。ここで1時間ほどかぶせ釣りとコウイカ狙いのエギングをやってみたが,カキには当たりがほとんどなく,たまに当たるのはフグのみという状況だったのでギブアップ。天気が回復して釣り人も増えてきたので,ここは撤収した。

● 松永へ戻り,いったん休憩して朝食を取る。釣具店で生きエビ300円を購入し,念のため前にアジ釣りで使ったアミエビの残りも冷凍庫から出して,次の行き先は向島・干汐。きのう会った倉敷のAさんが今日船でタチウオを釣りに行くので,たくさん釣れたら分けてくれることになっている。ただでもらうのも申し訳ないので,お返しにアコウでも・・・って,そんなに簡単にアコウが釣れるか?と言うと,これが意外にもというか予想どおりというか,またしても「入れ食い」だった。

●釣り場は干汐港右手の波止の先端当たり。10時過ぎに現地に着くと,先端付近には数人の釣り人が入っている。みんな先端から内向きでハゲを狙っていて,手の平サイズのがそこそこ釣れていた。外向きはいつものように空いていたので,先端から10mほど戻った外向き竿下で,生きエビでアコウを狙う。満潮は午後1時半ごろだが,満ち潮はあまり流れていない。もうちょっと潮が動いてくれんとダメか?と思ったが,30分ほどで小さいのが2匹上がった。15〜16cmの「煮付けサイズ未満」だが,一応スカリにキープ。11時ごろ先端のグループが帰ったので,先端に移動。左右を広くさぐる。11時半前後に「入れ食いタイム」が来て,1投ごとにアコウがヒット。サシエが底に届く前に当たるほど活性が高く,なんぼでも釣れそうな雰囲気。しかしエビを300円しか買ってなかったので,12時ごろに全部使い切ってしまった。釣れたアコウは10匹。ただし,忘年会用の隠しポイントに比べると,全体に5cmずつくらいサイズが小さい。どうにか煮付けになりそうな18〜20cmのを4匹だけキープして,あとはリリース。このあとかぶせ釣りをやって,30cm級のコブダイ1尾と煮付けサイズ(23cmくらい)のハゲを1匹ゲット。これは後から来たアベックにプレゼントした。満潮が近づいてサヨリが足元に寄ってきたので,アミエビでサヨリを15匹調達。入れ食いだった。サイズはまだ小さく,20cmくらい。これ以上釣るとさばくのが面倒なので,15匹で打ち切った。

● アコウは釣り場で下ごしらえ。サヨリは持ち帰って刺身にして冷蔵庫へ。釣り具を片付けてパソコンでメールをチェックしていたら,倉敷のAさんから連絡が入った。笠岡と松永の中間で待ち合わせて,タチウオとアコウを交換。タチウオは指4本サイズを5本もらった。Aさんありがとうございました。これでもう,この秋は自分でタチウオを狙う必要がなくなりました。残る目標はカレイだけ。来週は久しぶりに須波へ行く予定です。

〜11月16日の釣果〜

  ・アコウ(15〜20cm) 10尾  ほか


◆ 11月9日(日) 生口島・林の護岸 → 生口島・名荷港 → 某所

〜 これは事件!・・・かも 〜

 

● 秋の食材も,アジ・コノシロ・サンバソウ・カワハギ・タチウオ・アオリイカ・アコウとあらかた口にして,残るのはカレイくらい。この秋最初のカレイ狙いの行き先はもちろん瀬戸田・林の護岸。来週は潮が大きいため釣り人が多いと予想されるので,満潮が朝の8時前の小潮に当たる今日を狙ってみた。朝の5時に起床。タイム松永店で,本虫1,000円・青虫300円・エサ取り対策用のスーパーコウジ(1匹100円)を3匹・生きエビを300円購入。エサ代だけで1,900円かかった。今日の予定は,満潮ごろまで林の護岸でカレイ狙い,そのあと名荷港へ移動してかぶせ釣り,さらに生きエビで・・・(説明は後で)

● 林の護岸に着いたのが5時45分ごろ。まだ真っ暗い上に,雨も少し残っている。いつも入るポイントに先客がなかったので,ヘッドライトをつけて投げ竿を1本出し,スーパーコウジをつけて投入。朝まずめの時間帯なのでチヌでも来れば・・・と思ったが,魚の反応はなし。6時ごろ,後ろに車が止まった。たぶん釣り人だろう。定員1名のポイントに先客(わし)が入っていたので,諦めて(?)帰って行った。あぶないあぶない。・・・・・・・・・ しかし,何も釣れん!フグらしいエサ取りはいるが,エサが残って上がってくることもあるので,状況的には悪くない。雨が降り出したので車に入り,ローソンで買った肉まんとコーヒーで朝食をとり,スポーツ新聞を読みながら竿先をちらちら見るが,何の反応もない。そうこうするうちに8時近くになったので,今日のところはこのポイントは断念。名荷港へ移動した。

● 波止先端近くにカレイ狙いのグループが数本投げ竿を出していた。ここで投げ釣りをやるのは初めてとのことで,まだカレイは釣れてない。曲がり角が空いていたので,とりあえず残ったエサで投げ竿を1本放り込んでおいてから,かぶせ釣りを始めた。しかし,もう下げの潮がガンガン流れていて,投げ竿の道糸はどんどん左(釣り座の方)へ流される。根掛かりするパターンなので,ハリを1本にしてスーパーコウジをつけ,付け根寄りの20mほど沖へちょい投げ。かぶせ釣りの方は,流れモが多く遠投は無理なので,足元オンリーで勝負した。当たりはあるが,ギザミ系の当たりがほとんど。流れモに苦しみながら,ギザミ・イソベラ・フグ・カワハギ・小コブが釣れた。9時ごろ,投げ竿に流れモがからんで上下に揺れているので,回収のため竿をあおると,ずっしり重い。巻いてくるうちに魚の引きっぽい手ごたえがあり,足元に浮いてきたのは茶色いカタマリ。しかし平べったくはない。モにからまって上がってきたのは,アコウだった。検寸,ジャスト30cm。これで土産はできた。その後も足元では小魚の当たりが続いたが,投げ竿の方にはノーヒット。一応食材は確保したので,10時半ごろ納竿した。キープしたのはアコウだけで,残りは付け根近くで釣っていた家族連れにプレゼントした。

● 続いての行き先は・・・・・・とりあえずヒミツ。今日はカレイがメインターゲットだったが,後半は意外な展開だった。長いこと釣りをしているが,初めての体験をした。ベテラン釣り師でもなかなかできない体験だ。それは・・・・アコウの入れ食い!である(サイズは大したことないが)。釣り場は,申し訳ありませんが,12月6日(忘年会の日)まで内緒にさせといてください。

● そもそも今日のもう1つの狙いは,忘年会に持参する食材調達の下見だった。今年の忘年会の日は小潮なので,チヌはたぶん無理。今年はアコウが各地で釣れているようなので,忘年会でも田島・天神波止または向島・干汐波止でアコウを狙うことも考えたが,今日は新しい釣り場にチャレンジしてみた・・・・いや〜,びっくりしたの何の。竿を出して1投目にいきなり1匹目。その直後,釣り雑誌の記者さんが来た。「今アコウが釣れましたよ」とスカリを見せたが,20cmちょっとのが1匹では取材にならんと思ったか,5分ほどで帰って行った。その記者さんに話を聞くと,今年はまだどこでもカレイの便りが聞かれていないそうだ。まあ,カレイはこれからに期待して,この釣り場のアコウの反応はどうか?・・・・・・そうしたら,こんな調子だった。3回に1回くらいの割で根掛かりしてハリをロスト。残りの2回は,当たりがある。しかも,当たるのは全部アコウ。正味1時間20分の釣りで,釣れたのは25cmを頭に7匹。そのほか,根に潜られてハリスが切れたのが数回。潮は最初下げ潮が流れていたが,最後の方は干潮の潮止まりで動かなくなった。それでもアコウは当たった。はっきり言ってその釣り場,アコウの巣だ。

● というわけで,ここで釣り場を公表したら来週以降釣り人が殺到して,忘年会の頃には釣り荒れしてしまうかもしれんでしょ?なので,忘年会まで場所はヒミツです(私が次回そこへ行くのは12月6日です)。当日ここでアコウを調達して,帰って日記をアップしてから(この時点で場所を公開),忘年会へ行く予定です。釣りたてのアコウが食べたい皆さん,忘年会へおいでください。早い者勝ちです。ちなみに今日ここで釣れたアコウは,23〜25cmの3匹だけ煮付け用にキープするつもりだったが,隣で竿を出していた地元のオジサンがあんまり羨ましそうにするので,そのオジサンにプレゼントした。「人にしゃべったらいけんで。すぐ網が入るけえのー」とオジサンには言われたが・・・・・確かに今回だけはあんまりおおっぴらに場所を出すのは抵抗があるが,まあ最近アコウは毎年稚魚放流しとるし。このHPの情報を見てここへアコウを狙いに行く方がおられましたら,節度を持って食べる分以外はリリースしてくださいね。12月6日の釣り日記をお楽しみに!

〜11月9日の釣果〜

<上>生口島・名荷港

  ・アコウ(30cm) 1尾

  ・コブダイ(39・31cm) 2尾

  ・カワハギ(20cm) 1尾

  ・ギザミ(20cm) 1尾

<下>某所(12/6まで待って!)

  ・アコウ(25cm以下) 7尾


◆ 11月1日(土) 蒲刈・向港Aほか    ◆ 11月3日(月=祝) 因島・宇和部港ほか

〜 食材はあるけれど・・・ 〜

 

● 日記の続き。11月1日(土),蒲刈へ遠征。この秋はこの日と2週間後の11月15日で蒲刈釣行は打ち止めの予定。メインステージは満潮の潮位が370cmを越す15日で,この日は様子見のつもりだった。ただ,「月刊釣り仲間」の記者さんが広島へ行く都合があるというので,途中で立ち寄ることになっている。魚が釣れたら記事になる。ここで「釣り仲間」の取材は今まで何度もやってきたが,成功したためしがない。毎回「今度こそ!」というつもりではあるが・・・満潮は11時過ぎごろなので,勝負は10時ごろからか。とりあえず食材調達に,丸谷港へ。夜が明ける6時過ぎごろ着いて,隣に駐車していた先客にあいさつすると,西条のムラカミさんだった。丸谷港では今年はカゴ釣りでマダイがよく釣れたそうで,連れの方に今話題の鯛玉を見せてもらった。話の種にやってみたいが,1個千円くらいするそうなので根掛かり必至の蒲刈で使うのは怖い。

● 丸谷港先端に入れさせてもらってサビキでアジを狙ってみたが,ちょうど明け方にパタパタッと15〜18cmのマルアジが5匹釣れただけで,群れがいなくなった。波止外向きでかぶせ釣りをやってみたが反応が鈍く,7時を回ったところで場所移動することにした。荷物を片付けて7時半近くに向港Aへ移動。桟橋向きにギャング仕掛けの地元のハゲ狙いの人が1人いるだけで,波止にはほかに釣り人なし。しかし,その地元の釣り人にあいさつしたら,驚きの情報が!なんと,前日の金曜日に,ここで「40cmくらいのイシダイが2匹上がった」とのこと。釣り人は岡山県から「毎週のように蒲刈へ来ている」と言っていたそうで,平日に岡山から毎週蒲刈へ行くような人はうちの常連さんにはおらんと思うので,たぶん知らない人だと思うが,とにかく期待は一気に大きくなった。前日釣れたポイントは波止付け根外向きのフェンスの際だそうだが,潮の流れを考えていつも入る真ん中より先端寄りへ座った。

● 釣り開始は7時半過ぎごろ。後から考えると,この日は釣り開始から1時間ほどがベストの時合いだった。最初はフグが釣れたが,魚の活性はある。だんだんフグではなさそうなちょっと大きい当たりが出始めて,16cmのサンバソウが釣れた。さらに8時前ごろ,手ごたえのある魚が掛かった。コブダイか?本命か?---- 上がってきたのは,イシダイと言えば言えないくらいのシマシマ。タモ入れして検寸すると,30cmあるなしのサイズ(後で測ったらちょうど30cmだった)。さらにその5分ほど後,さっきのより手ごたえのあるやつが掛かった。しかし,残念ながら途中でハリが外れてバラシ。サンバソウはハリ外れしやすいので,ハリはチヌの5号を使っていた。アブミにしとくべきだったか?しかしデカいのが掛かったらアブミじゃ折れたり曲がったりする可能性があるし・・・・結局このあと18cmのサンバソウがフッキングしたところでムラカミさんらが丸谷から移動してきたが,だんだん当たりがなくなった。記者さんから電話が入ったので「30cm級が1枚上がった」と伝えると,こちらへ向かうとのこと。しかし記者さんが到着した頃には完全に時合いを過ぎていて,その後は満潮の潮止まりまでほとんど当たりがなくなった。途中,呉のぽんさんが来られてしばらく雑談しながら釣り。満潮の潮止まりから下げの潮が動き出すまでの30分ほどの間にまた活性が高まり,写真のコブダイ(56cm)などが釣れたが,本命は釣れず。バラしたやつはイシダイに間違いないと思うので,2週間後まで誰にも釣られずに生き延びといてほしい。2週間後の日記をお楽しみに!

〜11月1日の釣果〜

  ・サンバソウ(30cm) 1尾 ほか

11月2日(日)は,朝の5時から1時間ほど,横島・坊地でタチウオを狙った。波止にはタチウオ狙いの人が大勢入っていて,先端の家族連れは前夜の10時から釣っているが全く当たりがないとのこと。あいにく早朝がちょうど干潮の潮止まりに当たっていたせいで,誰一人タチウオを釣った人はいないようだった。この日は午後家族で映画に行く予定だったがヨメに仕事が入って中止になり,溜まった仕事を片付けることにした。ここで,トラブル発生。朝の7時過ぎに帰ってコンビニで買ったパンを食べようとしたら,口が開かん!アゴが痛い!--- ここ3年ほど時々症状が出る,顎関節症が悪化したらしい。左のアゴのジョイントのところの骨が時々ずれて,口を開くと痛みが走る。いつもは「カクッ」と音がしてずれていた骨が元の位置に収まるが,この日は元に戻らず,物を噛むとめちゃくちゃ痛い。話をしたりする分には支障はないが,とにかく「噛む」ことができない。で,朝食はどうにかこうにかパンを前歯でちょっとずつちぎって半分ほど食べ,昼食はヨーグルトだけ。当然夕飯も固いものはダメなので,トウフとそうめんを用意してみた。しかし食えるのはトウフだけで,そうめんはアウト。元・歯科衛生士(歯医者の看護婦さん)のヨメの話では,歯科医へ行けば「アゴをはめてくれるよ。痛いけど」だそうだ。4日に行く予定だが,それまでまともなモノは食えない。当然,釣った魚も。

● で,今日の11月3日(祝)。食うことは棚上げして,これも今シーズン最後と決めて,もう1回アオリイカを狙いに因島・宇和部へ行った。潮はちょうど2週間前と同じで,早朝が干潮の潮止まりに当たる。6時20分ごろ釣り場に着くと,釣り人の姿はなし。干してあったタコツボも今日はないので,あちこち移動しながら狙える。結果,7時50分までの1時間半で,アオリイカ4はいとコウイカ1ぱいが釣れた。アオリイカは全部胴長20cmを越える立派なサイズで,引き味も十分。いや〜,エギング最高(釣れれば)!--- しかし,残念なことにこのイカ,今日はアゴが開かないので食えない。明日病院ではめてもらえれば治るはずだが,果たして・・・・なお,このあと瀬戸田・名荷へ移動して足元でマルハゲを狙ってみたが,30分以上サシエを落としてエサ取りの当たりも1回もないという信じられない状況だったので,9時前に納竿。帰宅してとりあえずイカをさばき,10時ごろ仕事場へ。「月刊釣り仲間」12月号の連載原稿を書いてメールで送り,昼食はバナナ1本をモムモムしながらどうにか口に入れ,コーヒーを飲んで,この日記を書いている。今日はこれから仕事の続きをやって,本屋へ行って,食材の買出しに行って,自分では食えない夕飯の支度をせにゃならん。辛い!

〜11月3日の釣果〜

  ・アオリイカ(胴長21〜24cm) 4はい

  ・コウイカ(胴長13cm) 1ぱい

 

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