★ 釣り日記 (2012年6月〜10月) ★

6月9日(土) 月2日(日) 10月14日(日)
10月20日(土) 10月28日(日)  

 


 

◆ 10月28日(日) 三原・須波港

 

〜 秋の味覚(?)・その3 〜

 

●今日はもともとは横島・坊地で早朝にタチウオとアジを狙って,ダメならさっと帰ろうと

思っていたが,天気予報が雨だったのでパス。満潮が午前10時ごろなので,天気が

回復したら満潮ごろの時合いを狙ってどこかで竿を出す予定で,カキを小さなバケツに

1杯分採っておいた。朝は6時半ごろに起床。雨は降ってなかったがとりあえず様子見で

7時ごろから仕事場で仕事。どうやらもう降りそうにないので,8時20分ごろに出発。

久しぶりに須波へ行った。

●9時ごろ着くと,雨の予報だったせいもあって,波止には釣り人はまばらだった。

曲がり角の手前あたりに荷物を運んで,早速釣り開始。瀬戸田で使った小物仕様の

仕掛けで,マルハゲをメインに狙ってみた。しかし,開始10分ほどでコブダイに

立て続けに切られたので,車へ戻ってひでさんの竿に4号ハリスというゴツい仕掛けで

再開。この釣り場は「当たり」の日と「外れ」の日がわりとはっきりしていて,今日は

当たりの日だった。ちょうど満潮前の好時合いで,いい当たりが連発。最初に釣れた

のは,食べごろサイズの40cm級のコブダイ。いつもここで会う地元の常連さんの中に

「コブダイが釣れたらくれ」と言う人がいるので,その人にプレゼント。次投,またヒット。

今度のは掛けた瞬間に左へ走ったので,引きずられて3mほど横へ走り,根に潜られ

ないように懸命にリールを巻く。このときは,50cm級のコブダイだと思っていた。

ところが上がってきたのは銀色で,かなりのサイズ。いい所に針が掛かっていて,

水面までの距離も近いので,一気に抜き上げた。46cmのチヌ。須波で久しぶりに

まもとな魚が釣れた。これが9時半ごろ。その後満潮の潮止まりで当たりが遠のき,

雨も降ってきたので10時過ぎに納竿した。

●今日は予定どおり満潮の時合いを狙って短時間竿を出し,晩のおかずが釣れると

いう理想的なパターンだった。いつもこんな風にいくと嬉しい。午後は仕事。

10月末に大きな仕事が終わる予定で,今は最後の追い込み中。11月になったら

蒲刈へも行こうと思っている。

 10/28の釣果

  ・チヌ 1尾(46cm) ほか


◆ 10月20日(土) 生口島・名荷港

 

〜 秋の味覚・その2 〜

 

●先週の日曜日のぶちさんのレポートを見て,どうしてもマルハゲが食べたいので,今日は

仕事を放り出して瀬戸田へ釣りに行ってきた。帰ったら仕事があるので延長しても午前10時

ごろまでの予定で,現地には空が明るくなる6時15分ごろ到着。岡山方面からの団体さんが

数人入っていたが,こちらは足元狙いなのでスペースは取らない。曲がり角の上でフカセを

やっている人がいたので,そこから邪魔にならない程度離れて釣り座を構えた。

時間的には干潮の潮止まりころで,潮が動き出すのは8時ごろか。

今日の狙いはマルハゲだが,煮付けにできる魚なら何でもOK。実家へ持っていく分を入れて

できたら5匹は釣りたい,と思って竿を出したが…

●今日のタックルは,月光波の1.8mに両軸リール(中国製),ミチイト2号,ハリス1.7号,

針はハゲ7号の小物仕様。足元にサシエを落とした第1投にヒット。27cmのウマヅラだった。

幸先よし。このあと7時過ぎまでにウマヅラ2匹とマルハゲ1匹をキャッチ。しかしだんだん

エサ取りが増えてきたので一時車へ戻って休憩。再開後は10cmあるなしの小ハゲが沸いた

ようで,時々スレや口掛かりでそのサイズが釣れるのみ。カワハギをもう1枚追加して,

1回惜しいバラシがあったきりで,8時を回った頃からはまともな魚が釣れそうな感じでは

なくなった。フカセの人も手のひらくらいのチヌと塩焼きサイズのマダイが釣れているくらいで,

エサ取りに悩まされている様子。9時ごろになると上から小ハゲの群れが見えるようになった

ので,予定を早めて9時過ぎに納竿した。予定どおり煮付け用の魚が5匹釣れたのでOK。

●今日の様子だと,潮とは関係なく朝の8時ごろまでが勝負だろう。日中は水槽サイズの

小ハゲが多く,サシエが本命上まで届かない。バラしたやつ(カワハギ)は20センチ台後半

くらいの手ごたえだったので,大きいのは結構いそう。ウマヅラもこの時期にしてはサイズが

よく,11月中なら釣れそうな感じ。皆さんもこの秋は瀬戸田でハゲ狙いはどうでしょう。

 10/20の釣果

  ・ウマヅラハギ 3尾(27〜29cm)

  ・カワハギ 2尾(19・24cm)


◆ 10月14日(日) 弓削島・上弓削港

 

〜 秋の味覚をまずは一種 〜

 

●10月は大きな仕事が1本入っていて,先週の連休もずっと仕事。今日も本当は釣りを

しているような時間はなかったが,天気はよさそうであるし,きのうから地元は祭りの山車で

賑やかで,一日中仕事場にこもるのはどうにも気が滅入る。ここのとこずっと休んでないし,

きのうの土曜日に小さいバケツに軽く1杯ほどのカキを調達して,今日は午前10時には

打ち切りの予定で,しまなみ方面へ釣りに出かけた。

●狙いは,釣りたい順にアオリイカ・カワハギ・サンバソウ。秋の魚を食べたいのでギザミでも可。

6時半の始発のフェリーに合わせて10分ほど前に因島・長崎桟橋へ行ったら,乗船の車が

1台も止まってなかった。しかし生名島へ渡って生名港埋立地へ行くと,大勢の釣り人がいた。

立石港には先客はいなかったが,今日は満潮が10時前ごろで,もう満ち潮が流れているので

イカ狙いは無理。生名港で下手くそなエギングを人に見られるのも恥ずかしいので,後から行く

つもりだった弓削島の上弓削港へ直行した。

●現地に着いたのが6時50分ごろで,波止には先客はなし。先端に荷物を運んで,とりあえず

エギを投げてみた。波止にスミが落ちてないので期待はしていなかったが,何と1投目でヒット。

2投目でも釣れて,こりゃー入れ掛かりかと思ったが,それからパッタリ当たりが止まった。

明け方から狙えば爆釣だったも。しかしそのためには前日から泊まる必要があるので無理。

7時半ごろからかぶせ釣りにチェンジしたが,予想外にエサ取りが少ない。ほとんど魚の反応が

なく,たまにフグやギザミがつつく程度。結局満潮近くまで釣ったが,かぶせは不調に終わった。

しかしなかなかのサイズのイカが釣れたので満足。やっぱり秋は一度はアオリイカを食べたい。

予定を早めて9時半ごろ納竿し,10時過ぎのフェリーで因島へ戻った。帰りがけに宇和部港へ

寄ってちょっとかぶせ釣りをやっていたら,釣り情報誌の記者さんが来て,イカを写真に撮った。

11時過ぎごろ仕事場へ戻り,イカをさばいて冷蔵庫へ入れ,セブンイレブンの弁当を食べて,

この日記を書き終えた今はちょうど午後1時。さて,仕事するか。

 10/14の釣果

  ・アオリイカ 2はい(胴長16・19cm)

  ・ギザミ 2尾(23・25cm)

  ※コブダイはリリース。


◆ 9月2日(日) 向島・干汐港

 

〜 3か月ぶりの釣り 〜

 

●今年も夏場は仕事が忙しく,暑いこともあって休日もほとんど外出しなかった。

今日の日曜日はようやく半日ほど空いたので,午前中は釣り,午後から仕事ということにした。

かぶせ釣りには時期がちょっと早いし,小魚でも引きを味わいたいので,まずボウズはないと

予想して,ウキを使ったダンゴのチヌ釣りをすることにした。釣り情報誌によれば横島・坊地の

ダンゴ釣りでチヌが好調らしいが,釣り人が多そうなのでパス。向島の干汐へ行った。

●朝の6時半ごろ家を出て,釣り場に着いたのが7時前。人が多いかと思ったが,左手の波止

には誰もいなかった。例年この時期はチヌ釣りの人が並んでいるが,よほど釣れてないらしい。

釣りやすい波止先端に荷物を運んで,1年ぶりくらいに使うウキ釣り仕掛けをセット。ここは

小型が多いが,半日釣れば20〜30cm級が数枚くらいは期待できる……と思う。

昼前が満潮なので,満ち上がりを釣ることになる。対岸の波止には来たときには数人の

釣り人が入っていたが,しばらくするとみんな帰り,日曜日というのに広い2本の波止に

釣り人が自分以外一人もいなくなってしまった。この波止ではこういうことはめったにない。

釣り座(港の左手の波止)                釣り座から波止の根元の方へ向いて

●ダンゴはおからダンゴ+小びきサナギ+アミエビがベースで,ダンゴが底までもたないときは

チヌパワーを混ぜて粘りを出す。サシエはオキアミと生ミック。チヌは寄ってくるのにある程度

時間がかかるので,しばらくは手返しを早くしてダンゴを底へ溜める。30分ほどして最初の

当たりがあり,20cmくらいのチヌが釣れた。一応スカリにキープ。その後当たりがなくなり,

1時間くらいしてから短い時合いがあったが,コノシロやボラに邪魔されて思うように釣れず。

結局下の写真の釣果だった。もうちょっと釣りたかったが,あまりにも暑いので10時半ごろ

納竿。帰って魚をさばいて冷蔵庫に入れ,シャワーを浴びてノンアルコールのビールを1杯。

午後は仕事。たっぷり汗をかいたので,夜のビールが楽しみ。

時間が取れたら9月中に一度くらいは蒲刈へ行ってみたい。

 9/2の釣果

    ・チヌ 3尾(20〜28cm)

  ・コノシロ 1尾

 


◆ 6月9日(土)上蒲刈島・向港C

 

〜 皆さんありがとうございました! 〜

 

今日(6月9日)の取材の報告です。

東京の出版社から出ている「日本の魚釣り」という週刊誌にかぶせ釣りの特集記事を

載せたいということで,東京から飛行機で記者さんが来られました。

きのうの金曜日は夕方合流して,カキ採りの場面を撮影。

そのあと居酒屋で酒を飲みながら今日の段取りを相談。

けさは4時に松永を出発して,蒲刈へ向かいました。現地到着は5時半。

今日の取材は,大勢の皆さんにご協力いただきました。本当にありがとうございます。

まず一番感謝したいのは,五日市の末原さん。末原さんは,ゆうべ(金曜日)の11時ごろに

呉線の安芸川尻駅に着き,タクシーがいなかったので安芸灘大橋を歩いて渡って,向港まで

来られたそうです。寄り道しながら3時間くらいかかったとのこと。もう何と言っていいやら…

本当にお疲れ様でした。

向Cに行く前にAに寄ると,能登原のyさんも来ておられました。Cで末原さんと合流し,

竿を出しながらタックルの写真撮影。今日は満潮が午後1時ごろで,Cはまだ下げ潮が

流れて釣りにくかったので7時半ごろまでもっぱら記者さんと写真を撮っていましたが,

後から考えるとこの時間帯が今日一番のチャンスだったようで…

 

しばらくすると,呉のぽんさんもバイクで来られました。末原さんはAへ移動。

ぽんさんはBで竿出し。私は記者さんとCで撮影を続けました。まだ満ち潮が動いて

ないのでAへ行くと,能登原のyさんが40cm級のコブダイ1尾と25cm級のグレを1尾

スカリに入れておられたので,早速記者さんが撮影。そのあとCへ戻って釣りを続行。

しかし釣れたのは20cmくらいの赤ちゃんコブダイとフグのみ…

ちなみに今日のタックルは,ひでさんにもらった竿「蒲刈石鯛」に両軸リール(PRO:TRUST

 CODE-ZERO MAG),道糸4号,サルカン,ハリス4号,ヒラメ針10号(ケプラーで補強)。

しかし当たりがないので道糸を3号に落としてケプラーを外すと,今日唯一のコブダイの

当たりが来ましたが,ハリスを切られてアウト。竿が曲がっている場面だけは撮影

できましたが…

 

末原さんがCへ来られてしばらく話しながら釣り,当たりがないので記者さんに試しに

かぶせ釣りをやってもらうことにして竿を渡し,缶コーヒーを買いに歩いてAへ。

能登原のyさんと話していると,末原さんから携帯に「イシダイが上がりました」という連絡が。

Cへ戻ってみると,スカリには40cm弱のイシダイが入っていました。かぶせ釣りは初めての

記者さんに,2投目でヒットしたそうです…。今日の取材は実釣記事ではなくかぶせ釣りの

一般的な紹介なので,魚が水面下に見えたところで記者さんが竿を末原さんに渡し,

取り込みを撮影したそうです。何はともあれこれで1つの絵は撮れたので,後はコブダイ。

この週刊誌では今までにコブダイが釣れている場面を出したことがないので,記者さんから

「ぜひコブダイを」と言われていたのですが,今日に限ってまるで魚の気配がありません。

もっとも不調だったのはCだけで,Bに入ったぽんさんに後で聞いた話では,10回くらい

掛けたものの左の根に潜られて切られまくり,上がったのは50cm級1尾だったそうです。

Aのyさんもコブダイに何度か切られ,末原さんも我々が到着する前にCで1回切られて

Aでも切られたそうで,結局4人とも絵になるサイズのコブダイを掛けはしたものの上げる

ことができなかった,という結果に。(末原さんはその後Aでキープサイズを1尾キャッチ)

 

ぽんさんとyさんが帰られ,Cを断念して丸谷港へ移動しようとAに立ち寄ると,末原さんの

横に庄原のKさんがおられました。Kさんは朝から丸谷港へ家族で来て竿を出しておられた

そうで,スカリに61cmのコブダイが入っている,とのこと。土壇場で救われた我々は早速

丸谷港へ行き,Kさんの釣られたコブダイを私が持って写真を撮りました。なんか今日は

他の人が釣られた魚を持って写真に写るモデルの役目しか果たせず,自分の釣果はゼロ。

しかし雑誌の記事に必要な写真だけは撮影できました。これも,4人もの皆さんに協力して

いただいたおかげです。今日来ていただいた皆さん,本当にありがとうございました!

それから,わざわざ東京から飛行機で来ていただいた編集のNさん,お世話になりました。

関東でもかぶせ釣りが普及するといいですね。いただいたイシダイはおいしくいただきます。

今日協力していただいた方の誰かに譲ろうと思ったんですが,皆さんイシダイはしょっちゅう

食べておられる方々なので,私がいただいてしまいました。すいません。

 

「週刊 日本の魚釣り」は全130巻の「釣りの百科事典」のようなシリーズです。

1冊590円で,現在も刊行が続いています(全国で販売中)。

今回の取材の記事が出るのは,秋ごろかと思います。

 

http://www.j-tsuri.jp/home.html

 

 6/9に持ち帰った魚

    ・記者さんにいただいたイシダイ1尾(38cm)

 ※刺身・アラ炊き・酢の物(皮と腸)を作って,おいしくいただきました。

 

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