★ 釣り日記 (2012年11月〜12月) ★

11月16日(金)・18日(日) 11月24日(土)・25日(日) 12月8日(土) <忘年会>
12月16日(日)    

 


 

◆ 12月16日(日) 生名島・立石港 / 弓削島・阿土の波止

 

〜 今年はアコウは不漁! 〜

 

●今日は久しぶりに天気のいい日曜日になりそうな予報だったので,例年なら今ごろが

最盛期のアコウをメインターゲットにして,生名島方面へ出かけた。朝の5時20分ごろ

家を出て,釣具店で生きエビを500円購入。一応カキも用意して,因島・土生港から

始発(6時15分)のフェリーに乗って生名島へ。着いたときはまだ真っ暗。生名港の

埋立地へ行くと,先端に先客がいた。きのうから泊まりのようで,「タチウオを狙ったが

ダメだったのでこれからチヌに切り替える」とのこと。まだ潮が動いてないようなので,

立石港へ。

●波止先端の明かりの下へ荷物を運び,とりあえず胴突き仕掛けにエビをつけて

足元へ。しばらくやったが反応なし。明るくなってきたのでウキ釣りにチェンジ。しかし

これも魚の気配がない。手土産がほしいのでエギングに切り替えた。時期的には

そろそろコウイカの盛期が近いと思うが,今年は遅れているのか反応がない。

7時半ごろ満ち潮が流れ出したところで,立て続けに2はいヒット。

 

生名島・立石港で釣れたコウイカ(胴長14・15cm)

 

●このあと当たりがなくなったので,ここは断念して生名港埋立地へ戻った。

内側・外側とウキ釣りでアコウを狙ったが,釣れたのはリリースサイズの

カサゴ2匹のみ。小1時間で撤収し,次は橋を渡って弓削島・弓削港岸壁へ。

ここもエサ取りの反応しかなく,続いて上弓削港へ。ここもダメ。

島を南下して,今井製作所の南にある阿土の作業場(砂利が積んである所)の

フラットな波止へ行ってみた。ここでエビで魚が釣れないようなら,コブダイを

土産に持って帰る…という予定。以前竿を出した感じでは,コブダイの魚影は

かなり濃いはず。

●10時ごろからここで釣り開始(満潮は13時ごろ)。先端にはカレイ狙いの

投げの人がいたが何も釣れずに帰って行き,入れ替わりに地元のサヨリ釣り

の人が入った(サヨリは25cm級がポツポツ釣れていた)。付け根寄りでは

メバル狙いの人が15cm級をコンスタントに上げていた。風が北から吹いて

くるので波止の真ん中あたりの左側(南向き)で竿を出し,竿下をエビで

さぐってみたが,魚の反応がほとんどない。30分ほどやったが,釣れたのは

20cm級のメバル1匹だけ(メバル釣りの人にプレゼントした)。これだけ

回ってどこもアコウの反応がないようでは,今年はもうアコウは無理っぽい。

諦めてコブダイ狙いにチェンジ。予想どおり竿下でポツポツ当たりがあるが,

魚との距離が近いのでなかなか取り込めない。当たりは10回近くあったが,

12時までにスカリに入れたのは30〜35cm級のコブダイ2匹のみ。

最悪これを持って帰ろうかと思ったが,12時を回ったところでようやく

手ごろなサイズ’(52cm)が釣れた。これを持ち帰ることにして,ほかは

リリース。伊勢尼の針を伸ばされてバラしたりしたので,かなりな大物も

いそうな雰囲気。今回はケプラーを持参し忘れたが,チモトを補強して

勝負すれば大型も期待できるだろう。今日は本命のアコウは空振ったが,

わりと天気もよく,晩のおかずくらいは釣れたので久しぶりに楽しめた。

 

弓削島・阿土の波止で釣れたコブダイ(52cmのみキープ)

 


◆ 12月8日(土) 

 

〜 忘年会報告 〜

 

●この日は忘年会ということで釣りには行ったものの,天気が最悪で丸ボウズ。

朝の6時ごろ向島・干汐でイカとアジ狙い。タチウオ釣りの人が数人いて,だいたい

1人につき1匹くらいの釣果。入れ替わりに波止先端に入って7時半ごろまでエギを

投げたりサビキの仕掛けを落としたり。魚の反応なし。風も強くなってきたので撤収。

昼からコブダイを狙って横島・浜沖波止へ行ったら,西風がモロに正面から吹いて,

波返しを超えて潮水が顔に飛び散ってくる最悪のコンディションで数投でギブアップ。

●夕方6時過ぎに銀わさへ。今年の参加者は,能登原のyさん,福山のフクさん,

俊介くん,五日市の末原さんと私の5人。途中,別の部屋での忘年会に参加される

俊一さんも来られて,ちょっと話しました。俊一さんは鞆で銀わさの魚の仕入れも

しながら,鞆の鯛丸というラーメン店の調理場に立っておられるとのこと。なかなか

行く機会がありませんでしたが,今度時間を見てお邪魔します。それから,忘年会の

前日に鴨方のユノさんから,ご自宅で取れた柿をたくさん届けていただきました。

忘年会の参加者で分け合いました。ユノさんありがとうございます。

●以下,この日出てきた料理です(出てきた順)。刺身以外は1品につき2皿でした。

釣って持ちこんだ魚は,サヨリ(能登原のyさん)とカワハギ(末原さん)。

これに酒代(基本飲み放題だと思います)・税金込みで1人5千円ポッキリ。

 

タコの煮物 / イカとわけぎのぬた                   オコゼの刺身

 

地鶏の焼き物                                     カキのバター焼き(これは格別美味でした)

 

地鶏の唐揚げ                                    自家製のさつま揚げ

 

焼きワタリガニ                                   寄せ鍋(マダイ,ヒラメ,ワタリガニなど+野菜)

 

 

サヨリの塩焼き(この日能登原のyさんが能登原港で釣ったもの)

 

カワハギの煮付け(末原さんが廿日市木材港で釣ったもの)

 

白身魚の唐揚げ+あんかけ                   海鮮巻き寿司

キスと野菜の天ぷら

 

 

改めて思いましたが,やっぱり銀わさの料理はおいしい

普通の忘年会や宴会では食べられないような料理・素材が中心で,お店の心意気を

感じます。銀わさを利用したことのない方は,ぜひ一度行ってみてください。

福山ではなかなか類を見ないような店だと思います。私は東京からお客が来たときは

たいてい銀わさへ連れて行っています。

参加者の皆さん,ありがとうございました。今年も楽しい忘年会でした。

次は来年の春のオフ会でお会いしましょう!


◆ 11月24日(土) 生口島・名荷港 / 25日(日) 横島・坊地&浜沖波止

 

〜 秋の味覚調達にチャレンジ 〜

 

●釣りに行けるときは行く,ということで,24日(土)は久しぶりにサヨリを狙って

瀬戸田・名荷港へ行った。この秋は良型のサヨリが釣れているそうだが,この波止の

問題はベストポイントの定員が2〜3人ほどしかないこと。祝日や日曜より土曜日の

方がまだ人が少ないかと予想して行ったが,確かに人は少なかった。しかし…

6時40分ごろ現地着。車のドアを開けると,東(つまり釣り座の正面)から強風が

吹いている。7時ごろまではかぶせをやってみるつもりで少しだけカキを持参したが,

この風じゃどうにもならん。それでも数回サシエを投入してみたが,最初から小ハゲが

つつきに来て,当たりが取れずギブアップ。車へ戻ってパンをお茶で朝食をとり,

波止先端近くへサヨリ釣りの荷物を運んだ。

●満潮は8時ごろなので,9時ごろまでが勝負。強風の中,サヨリの仕掛けをセット。

飛ばしウキにプラスチックのカゴをつけ,その下に当たりウキ,ハリス,針(袖4号)。

ウキ下は1.5mくらいからスタートした。カゴにはレンガのアミエビを詰め,サシエは

パックのアミエビ。最初はまだ薄暗くウキが見えづらかったが,開始してまもなく

当たりが出始めた。8時ごろから1時間ほどは竿下〜10mくらい沖でサヨリの群れが

跳ねるようになり,条件がよければ入れ掛かりだったろうが,あいにく風は収まらず,

手はかじかんでサシエをぼろぼろ落とすし,風にあおられて針が服に引っ掛かるし,

鼻水は出るしで,条件的にはタフな釣りだった。しかし納竿の9時半までに,

19〜31cmのサヨリを28匹キャッチ。そのうち28cm以上が6匹だった。

刺身サイズが釣れたのでまずは満足。夜は久しぶりにサヨリの刺身が食えた。

 

 

25日(日)は,内海方面でいろいろ狙ってみた。朝の5時半ごろ家を出て,

釣具店でエビを300円購入。そのほかアミエビ・冷凍キビナゴも持参した。

6時ごろ横島・坊地港へ。タチウオ狙いの人が数人いたが,釣れてない様子。

ただ,波止先端の人は「当たりはあるけど掛からん」と言っていたので,全く

魚の気配がないわけでもないらしい。最初はタチウオを狙って,キビナゴの

仕掛けで港内向きでウキ釣りをしてみた。1回だけウキが沈んだが,食い込む

まで待っていたら途中で離してしまい,それっきり。結局誰にも釣れないまま。

夜が明けてからサビキでアジ狙い。しかし全く魚の反応なし。付け根付近へ

戻って,今度はエギでコウイカを狙ったが,これも無反応。さらにかぶせ釣りも

やったがダメ。結局坊地では何も釣れず,7時半ごろ撤収して隣の浜沖波止へ。

●浜沖ではエビで根魚狙い。港内は今工事中で入れないが,港が完成したら

(フェンスが閉じられなければ)家族連れで賑わういい釣り場になるだろう。

今日は先客が数人おり,波止先端内向きでフカセでチヌを狙っている人がいた。

最近釣れてますかと尋ねると,30〜40cmくらいのがまだ多少上がっているらしい。

今日はフグや手のひらサイズのマダイしか釣れていなかった。外向きは空いて

いるので,ウキ仕掛けをセットしてタナを取り,エビで竿下を釣る。満潮が9時

ごろでまだ右へ流れる潮が速く,根掛かりも多かったが,魚の活性はまずまず

結局,納竿の9時半までに釣れたのは,ギザミ1尾(22cm),アコウ1尾(19cm),

カサゴ(最大19cm)5尾,マダイの幼魚1尾。根魚は20cmくらいあったら持って

帰ろうと思っていたが,どれも食うには微妙なサイズだったので全部リリース。

今日は今年初のアコウの煮付けを食べたかったが,来月に期待したい。

 


◆ 11月16日(金)・18日(日) 蒲刈・瀬戸田ほか

 

〜 久しぶりのゆったりした休日 〜

 

●大きな仕事が終わって,ようやく落ち着いて生活できるようになった。

秋に一度は蒲刈へ行きたいが,この週末の天気予報では土曜日は雨の予報のため

平日の金曜日(16日)に釣行した。ふだんは釣りは週末しかやらないが,年に一度

くらいはいいだろう。時期的にも,この秋最初で最後の蒲刈釣行と決めている。

満潮が昼頃なのでゆっくり出てもよかったが,朝の渋滞に巻き込まれると困るので,

家を5時に出発。カセットデッキ(車が古いもんで)には「アニソン」とラベルを貼った

テープを入れて,けいおんやレールガンの曲を聞きながら,西に傾くオリオン座を

正面に見ながら車を走らせる。釣りの楽しみの何割かは,竿を出す前の「今日は

釣れるかな?」という期待感にあると思う。釣れるかどうかわからないギャンブル性が

面白いのであって,行く度に同じように決まった数の魚が魚が釣れるより,釣れたり

釣れなかったりする方が熱くなれる。とは言え,めったに行けない場所なので何とか

イシダイを1匹釣りたい。

下蒲刈島・丸谷港には6時半ごろ到着。ちょうど明るくなったところで,天気は晴れ。

風もほとんど吹いていない。台車に荷物を積んで,歩くこと2〜3分で三之瀬港へ。

先端にアジ狙いの地元の人がいて,15cm弱くらいのマルアジを10数匹上げていた。

曲がり角に荷物を置いて仕掛けをセット。タックルは,ひでさんに作ってもらった竿に

「日本の魚釣り」の取材で使った普通の両軸リールをセット。道糸・ハリスは4号,

針はチヌ5号でスタート。潮はこれから満ちてくるところで,満潮ごろまで釣る予定。

●7時前ごろから釣り始め,最初は頻繁に当たりがあった。しかし釣れるのは全部

ササノハベラ。万一これしか釣れんかったら持ち帰るつもりで,スカリにキープ。

潮は時々いい感じで流れるが,まともな当たりがない。ようやく9時を回った頃に

コブダイがヒット。久しぶりだったので息切れするくらいやり取りし,上がってきたのは

食べごろの54cm。ここでスカリのベラをリリースしてコブダイにチェンジ。

これで一応晩のおかずは確保できた。あとは本命の当たりを待つだけ。

 

 

●しかしその後だんだん当たらなくなり,ほぼ満潮の11時まで粘ったがギブアップ。

この間,コブダイのバラシ(ハリス切れ)が1回あっただけだった。竿をたたんで

橋を渡って向港Cへ行ってみたが,こちらは小ハゲのエサ取りだらけ。数投で撤収。

結局釣果はコブダイ1匹だけだったが,天気もよく,何より時間を気にせずに

釣りができたので気分的には満足した。午後2時ごろ仕事場へ戻り,魚をさばいて

冷蔵庫へ。このあと仕事場の整理などをやり,夕方帰宅。最近週末はおばあちゃんは

ショートステイに泊まりに行っているので,今日はゆっくり夕飯を作った。娘に

「コブダイ料理をネットで調べて何か作ってくれ」と言ったら,「調べたけど,うちの

HPしか出てこん」。ということで,ぶちさんに教えてもらった料理を作った。

バターで切り身を焼いて,赤ワインとみりんとウスターソースを煮詰めたソースを

かけて食べる。めっちゃ美味しい。皆さんもぜひお試しを。

 

 

この日は数年ぶりにホットプレートを出して焼肉も作って食べ,ビールとワインを

飲んで,9時からテレビでエヴァの映画版・第2作を見て寝る。充実した一日だった。

 

17日(土)は天気予報のとおり朝から雨のため,ずっと仕事。仕事はいくらでも

あるが,11月中旬までに締め切りに追われるプレッシャーのかかる仕事はほぼ

片付いたので,これからは自分のペースでできる。今年はおせち料理も作れそうだ。

●今日の18日(日)は,カキが小さいバケツに1杯分ほど余っていたので,そろそろ

エサ取りも減ったことを期待して,瀬戸田・名荷港へ行った。朝の5時半ごろ起きて,

釣具店でエビを300円購入。現地には6時半ごろ到着。この時点では先客なし。

波止の曲がり角の先で,早朝の時合いを狙ってかぶせ釣り。結果は,結局今日も

勝負は7時ごろまでで,ウマヅラハギ(28cm)・カワハギ(18cm)が釣れた。

 

 

●その後は前回と同様に小ハゲのエサ取りが激しく,8時前に納竿した。

このあと因島・宇和部でエビでアコウを狙ってみたが,フグが多くすぐ撤収。

向島へ戻って,干汐で同じようにエビでウキさぐり釣り。波止の外向きにはカレイを

狙う投げ釣りの人が3人いたが,釣れてはいなかった。先端内向きあたりで1時間ほど

釣ったが,リリースサイズのカサゴが2匹釣れただけ。アコウはいない感じだった。

ただし(たぶん)コウイカがエビをつつきに来たので,次回はイカを狙ってみたい。

●今日はこのあと予定があるので10時過ぎに竿をたたみ,10時半ごろ帰宅。

ハゲを冷蔵庫に入れ,服を着替えて車で福山へ。ヨメと上の娘と合流して,家族3人で

神石高原町・三和の道の駅で開かれているイベントへ行った。今日の催しは一種の

フードフェスティバルで,500円払うと8種類の丼のうちの4つをミニサイズで試食できる。

それで気に入った丼に投票して優勝を決めるという,最近流行のB級グルメ的お祭りだ。

会場に着いたのは午後1時前ごろだったが,駐車場が満杯でなかなか入れず。ようやく

車を置いてイベント会場に行くと,丼を含めたたくさんの屋台の前に大行列ができていた。

 

丼の屋台の前に列をなす人たち                  これは「ホル(モン)バーグ丼」

 

1時間くらいかけて4つの丼を食べたが,全部で500円にしてはどれも美味かった。

ただ,駐車場にもイベント会場にも客を整理する係員が一人もいないので流れが悪く,

予定時刻は午後4時までなのに2時ごろには多くの店が「売り切れ」という紙を貼り出した。

しかも,どの店も丼の上に載せる具材は余っているのにご飯が切れたという理由で,

ちょっと段取りが悪い感じ。これから規模が大きくなれば,仕切る人が必要だろう。

ちなみに来週は府中でこれよりさらに規模の大きいB級グルメのイベントがあるらしい。

3時ごろ現地を出て,神辺のフジグランでコーヒーを飲み,夕飯の惣菜を買出し。

ヨメはそのまま通夜の仕事へ。今日はあちこち移動して疲れたし,ハゲの煮つけを肴に

酒を飲んでゆっくり寝たい。今年も残すところあと1か月ほどになったが,ようやく人間らしい

生活を送れるようになった。明日からまた仕事,頑張ろう。

 

釣り日記の目次に戻る