★ 釣り日記 (2018年6月〜8月) ★

 

6月2日(土) 6月9日(土) 6月23日(土)
7月1日(日) 7月14日(土) 8月4日(土)
8月26日(日)    

 


 

◆ 8月26日(日) 三原・須波港

●まだまだ真夏の暑さが続いているので,遠出はしたくない。

今日はミニ反転カゴでマダイ狙いも考えたが,真昼間では確率が低いし,どこへ行ってもバリが多そう。

内海方面でダンゴ釣りをやってもいいが,釣れてもチヌばかりでは味気ない。

で,サビキ仕掛けを持って須波へ行った。小アジ・サバが釣れたら生きエにして大物を狙う。

ついでにダンゴ釣りも。ここは魚種が豊富なので,ギザミ・ホゴ・あわよくばアコウも釣れる。

●現地に着いたのは6時40分ごろで,もう波止には大勢の釣り人が入っていた。

フカセ釣りのベストポイントは下の写真の釣り人のあたり(波止付け根付近。左手にテトラがある)。

その先へ荷物を運んで,アミエビを撒くと20cmあるなしのサヨリの群れが寄って来る。

サビキの人もいたが,アジ・サバは釣れていないようだ。集魚効果を兼ねて,ダンゴ釣りからスタート。

干潮が5時,満潮が10時半ごろで,満ちの潮がけっこう早く流れている。

ダンゴが横へ流れて釣りにくいので,サビキでサヨリを引っ掛けようとしたが,針が大きいため失敗。

そうこうするうちに潮が緩んできた7時40分ごろに,ダンゴ釣りの竿にいい当たりがきた。

引きに手ごたえはあるが,チヌではなさそう。浮いてきたのは,何とアコウだった。

去年の10月にもてっちゃんと釣っていたときに1匹掛かったが,そのときのよりやや小さい。

ちなみにサシエは,生ミックとマルキューの黄色いネリエをミックスした,いわゆるマーブルだった。

アコウ(31cm)

●まさかの1尾が釣れたのでもう帰ってもよかったが,せっかくなのでダンゴがなくなるまで釣り続けた。

しかしその後のまともな当たりは2回のみ。2回ともバリで,1回目はバラシ。2回目は抜き上げた。

35cmくらいのバリ(アイゴ)

ほかに釣果がなければキープしたが,刺身用のアコウがあるのでバリはリリース。

サビキの家族連れにはアジ・サバはほとんど釣れていなかった。

この時期には珍しくかぶせ釣りで大物を狙っている人もいたが,小さい当たりがあるだけ,とのこと。

今年はマルハゲの子が少ないようで,秋のかぶせはどうだろうか。

インスタ映えを意識して作った料理

家族に見せたら,「これ何?オコゼ?アイナメ?」とか抜かしてましたが…


◆ 8月4日(土) 生口島・名荷港(左手の護岸)

●先日,鞆の鴎風亭へ初めて行った。

ヨメの誕生祝いに下の娘と3人で行って,8千円のコース料理を予約した。

1回のレストランまたは(宿泊用の)部屋で食べられるというので,部屋を選択。

部屋は全室海に面していて,きれいな景色が見える。

無料で使える大浴場に入って,部屋へ運ばれてくる夕食をとった。凝った料理が多くて大変おいしかった。

下の写真はその一部。刺身はタイ,タチウオ,タコ,ヤリイカ,サザエ。

値段が値段なので度々行けるもんでもないが,また機会があれば行ってみたい。

●今日の土曜日はちょうど孫が生まれて半年目に当たるので,ハーフバースデーというのをやるという。

で,お祝いにタイを釣ってきてやろうと。行き先は瀬戸田の名荷港。

前日に夕方の5時から終電まで福山駅近くで酒を飲んでカラオケを歌っていたので,早起きは無理。

釣り場に着いたのは,7時20分ごろだった。今日は右手の波止ではなく,左手の護岸で釣る。

6月にここで70cmオーバーのマダイがフカセで上がったという情報が,月間釣り画報に載っていたからだ。

●干潮は9:21(尾道港)。ここは下げ潮は緩いが,満ち潮は右へ流れて釣りにくい。

釣りができるのは10時半ごろまでだろう。赤いやつを1匹釣りたい。

ミニ反転カゴの仕掛けをセットして,7時半ごろ釣り開始。

しばらくエサ取りの反応もなかったが,8時10分ごろにウキが消し込んで30cm級のチヌが釣れた。

しかしその後当たりがなくなったので,もうチヌでもいいかということで,9時ごろダンゴ釣りにチェンジ。

ちょうどその頃,地元の釣り人が見物に来た。話を聞くと,6月に大きなマダイをここで上げた人だった。

干潮から潮が変わる時間帯がいいそうだ。

ちょうどこれからがその時間帯で,ダンゴ釣りにはすぐチヌの反応があった。

モが流れてきて釣りづらいが,ポツポツ釣れてくる。

今日の夕食は(下の娘が飲みに行くので)大人4人のため,煮付け用のチヌが4匹になったところでダンゴは終了。

ミニ反転カゴを再開したが,10時を回ると予想通り満ちの潮が流れ出したので,10時半に納竿した。

チヌ4尾 (27〜33cm),グレ(20cm)

●下の写真は夕飯の一部。チヌの煮付け,豚しゃぶ,スパゲティ,ゴーヤチャンプルー,タコ・オクラ・めかぶの酢の物。

生後6か月の孫(蓮くん)

●釣りをしたのは午前中の3時間ほどだったのでまだ耐えられたが,午後の暑さは半端ない。

お盆が過ぎて多少涼しくなったら,条件のいい日にまたマダイを狙ってみたい。


 

◆ 7月14日(土) 三原・須波港

●先週からの「西日本豪雨」の影響はだいぶ減ってきたが,遠くまで釣りに行く気にはあんまり…

しかしこの時期は,エアコンのきいた部屋にこもりきりだと体調が悪くなる。

体の体温調節機能を刺激するために,たまには汗をかくことも必要だろうと。

しかしあちこち動き回るのはしんどいので,座って釣りのできる近場の須波へ行った。

●ちょうど干潮ごろに当たる朝の5時半に到着。まだ下げの潮が動いていた。

ユーチューブの動画を参考にして根魚狙いの釣りをやってみたが,1時間近くやってノーヒット。

この釣り方で魚が釣れたら具体的に書きたいが,暗い時間帯ならチャンスがあるかな?

満ちに入ってから,イカダ竿を使ったダンゴ釣りにチェンジ。サシエはオキアミと生ミック。

ダンゴの材料は毎回同じで,おからダンゴ・チヌパワー・レンガのアミエビを混ぜる。

波止の付け根あたりにいつも入っているフカセの人には早朝に30cmくらいのチヌが上がっていた。

●ここは満ち・下げとも潮が流れて釣りにならない時間帯がある。

逆にピタッと潮が止まる時間帯もあるが,どちらもよくない。

適度に流れたり止まったりする潮が一番いいが,なかなかそういう時間帯が来ない。

7時ごろから暑くなってきて,編み笠をかぶって釣ったが,まともな当たりがない。

釣れるのは小ホゴかフグのみ。満潮の11時ごろまで釣る予定だったが,

あまりにも釣れそうにないので帰ろうかと思った9時半ごろに,初めてまともな反応があった。

チヌが寄って来るとダンゴをつつくので,エサ取りとは区別できる。

チヌ(30cm)

●このチヌをスカリにキープして釣り続けたが,その後は反応なし。

あきらめてスカリのチヌをさばいてクーラーに入れ,スカリを乾かすためにもう少し釣った。

10時半ごろ,2回目の当たり。さっきよりやや大きいのが釣れた。

チヌ(35m)

●これを機会に納竿。汗はたっぷりかいた。チヌは釣り場でウロコとワタを取って持ち帰り,

台所で洗ってから縦半分に切って冷蔵庫へ。そのあとシャワーをあびて昼食。

松永は一部の地域では断水しているが,うちは大丈夫だった。

近所に小さな銭湯があって,ふだんは地元の客しか来ないが,ここ1週間ほどは断水中の尾道から

大勢の客が来て行列ができている。断水しても食べる物は何とかなるが,トイレと風呂は本当に困る。

チヌは全部煮付けにして夕飯に食べた。6月ごろの味の落ちる時期からは回復していて,おいしかった。

ビールを中心にして2リットルくらい飲んだが,寝るまでほとんどトイレに行かなかった。

それだけ日中に汗をかいていたらしい。ノドの渇きを感じるころには脱水症状が進んでいるということなので,

皆さんも熱中症には十分ご注意ください。この時期午前中の気温は30度くらいなので,釣るなら午前中に。

午後は35〜36度まで上がるので,午後の釣りは控えた方がいいんじゃないでしょうか。


 

◆ 7月1日(日) 生名島・立石港ほか

●きのうから娘夫婦が帰って来ているので,今日の夕飯は魚を食わしてやろうと…

そういうプレッシャーがあるときはなぜか釣れないことが多い。今日もいろんな意味で大変だった。

ちなみに娘らが帰って来たのは,2〜3日前に落雷でテレビが壊れたから。

火災保険から修理代がが出るそうだが,手続きがいろいろ面倒らしい。

今日は念のため砂虫を300円買い,朝一番のフェリーで生名島へ。

最初に入ったのは立石港。尾道港の干潮が6:43なので,潮止まりにミニ反転カゴで一発大物を狙う。

先客はなし。波止の曲がり角の先に荷物を運び,6時半ごろから釣りを開始した。

潮はほぼ止まっていて釣りやすいが,サシエが残ったまま上がってくる。

7時過ぎごろ,投げでキスを狙おうとスペアの竿を出していたとき,ウキが消し込んだ。

合わせると,手ごたえ十分の引き。当たりも引きもバリではなさそう。

しかし,途中でハリがスッポ抜けてバラシ。チヌかタイだと思うが…残念!

7時半ごろに満ち潮が流れ出し,投げにも反応がないので撤収。

●このあと,生名港の左右の波止,さらに佐島の長い波止で,それぞれ30分ほどやってみた。

しかしエサ取りもいないので,結局10時半ごろにまた立石港へ戻った。

満潮は12:15で,まだ満ちの潮が流れている。

潮が止まるまで投げをやってみたが,なぜか魚の反応がほとんどない。

夕飯の食材として小魚もキープ。11時ごろからミニ反転カゴで竿下あたりを釣ってみた(遠投しても戻される)。

しばらくすると当たりが出始めたが,釣れるのはコッパグレばかり。

18cmくらいのグレ

ハリを飲み込んだりして弱ったものだけキープ。小さいけど,こいつを刺身にするか…

ふだんならとっくに竿をたたんで帰っているが,今日はノルマがあるので,下げの潮が動くまで頑張ることにした。

そうしたら12時過ぎごろ娘から携帯に電話があり,「用事ができたんでこれから帰る。夕飯はいらん」と。

なんじゃそら。そんなら,こんな苦労せんでえかったのに!と話している最中に,ウキが沈んだ。

合わせるとまともな魚の引き。しかし朝のやつに比べたら全然小さい。

電話を切って魚を浮かせると,チヌだった。

35cmのチヌ

魚を持って帰らんでもええと決まったとたんに釣れるとは…どうなっとんじゃ!

幸いハリは口の端に掛かっていたので,リリースしてやることにした。

このチヌは別の釣り人のハリも飲んでいたので,外してから逃がしてやった。

口の中で横になっているのが他人のハリ

もう魚を持って帰る必要がなくなったので,ここで終了。

下の魚は,全部塩焼きかな。

投げとウキ釣りでの釣果


 

◆ 6月23日(土) 生口島・名荷港

●6月は4週続けてミニ反転カゴでマダイを狙いに行ったが,そのうち今日を含めて3回は本命が釣れた。

娘夫婦が遊びに来ていた先週だけボウズだった。鯛の刺身を食わしてやろうと思ったのに…世の中ままならない。

●今日は福山地方の天気予報では朝の9時から雨マークが出ていたので,朝起きてから考えることにした。

4時半ごろに目覚ましをセットして,起きてみると雨は降ってない。早朝だけなら雨を避けて釣れるかと期待して出発。

今日は尾道港の満潮が7時前ごろなので,下げ潮が流れ出す8時ごろまで釣る予定。

ところが出発したとたんに雨がポツポツ降り出して,尾道大橋を渡る頃には本降りになった。

今さら引き返すのも…ということで,とにかく名荷へ。着いた頃には小雨になっていた。

このくらいなら釣りができそうなので,前回と同じポイントへ入って仕掛けを作り,釣りを開始したのが5時半ごろ。

●カッパの上着だけ着て釣りができるくらいの弱い雨で,風はない。前回のように霧は出てないので釣りやすい。

ただ薄暗いのでウキが見づらい。タックルは前回とほぼ同じで,ハリスは1.2号,ハリは細地チヌ3号をチョイス。

6時ごろ初めて当たりがあったが,ハリが外れてバラシ。本命っぽかった。

当たりが出たので俄然張り切って,予定通り8時過ぎまで釣った(下げ潮が流れ出したので終了)。

6時過ぎからの2時間ほどで,明確な当たりは3回。全部本命で,全部取り込んだ。ただしサイズは小さい。

納竿の頃には雨は止んでいた。ヒットポイントは岸壁から7〜15mくらい。それ以上沖へ出すとどんどん流れて行く。

マダイ(23・26・30cm)

●ミニ反転カゴもだんだん要領がつかめてきたが,たまにエサを取られるときの当たりが取れない。

ハゲが泳いでいるのが上から見えたので,たぶんハゲだと思う。次の目標はこの釣りでハゲを釣ることだ。


 

◆ 6月9日(土) 生口島・名荷港

●今日の釣り場の名荷港では,先日ぶちさんがかぶせでヤズを釣ったという情報があった。

本命はミニ反転カゴのマダイ狙いだが,青物の回遊に備えていろいろタックルを用意して行った。

しかし今日は魚の活性がどうこういう以前のタフなコンディションで,一口で言うとしんどかった。

●釣り場に着いたのは朝の5時前ごろ(尾道港の満潮時刻は6:46)。

途中の道路もそうだったが,雨上がりで霧がものすごく深い(風は全くなし)。

波止の付け根付近にイカ狙いの2人組がいて,「食いが渋いが多少は上がった」とのこと。

曲がり角の先のぶちさんポイントのあたりに荷物を運んで,まずぶっこみ釣りの竿を出した。

エサは冷凍キビナゴ。続いてサビキ仕掛けで生きエの調達を試みるが,足元には魚はおらず。

さらにエギングロッドでメタルジグを投げてみたが,反応なし。そのあとようやく反転カゴで釣り始めた。

●ところが,霧が深くて10メートル先のウキも全く見えない。

満潮が近く潮はよさそうな感じだが,ウキが視認できる7〜8m先までで勝負するしかない。

全く当たりがなく時間だけが過ぎて,放り込んでおいた竿にも当たりはない。

7時を回ったころから晴れ間が見えてきて,霧がだんだん晴れてきた。

サシエはゆっくり左斜め沖へ出て,釣れそうな雰囲気もあるがエサ取りの反応もない。

しかし,下げ潮が動き出す直前の7:45分ごろ,初めてウキが沈んだ。

合わせると,先週のマダイによく似た引き。

この釣りではチヌを釣ったことがないので,もしかしてチヌかも…

上がってきたのは本命のマダイだった。

この直後に下げ潮が左へ流れ出した上に,日が照って暑苦しいので8時15分ごろに納竿。

1打数1安打だったが,本命が釣れて最終的には納得の釣りだった。

  マダイ(35cm)

 

●開発者(てっちゃん)の許可が出たので,ここでミニ反転カゴの説明をします。

本家のカゴはもっとスマートなのですが,私のは下手な工作ですいません。

前に針金を使って作ったら朽ちて壊れたので,基本的に金属を使わないで作ってみました。

各自で工夫するための1つのヒントということでお願いします。

私が「反転カゴ」について最初に思ったのは,「どうやって投入するんだろう?」ということでした。

プラスチックのコップの底にオモリがついているとします。コップにマキエを入れてそのまま投入すると,

コップの方が先に沈むのでマキエは上に取り残されて,水中にこぼれてしまいます。

逆にコップの上部のフチにオモリがついていれば,底が上になって落下するでしょう。

しかしそれだと,投入時にも底が上になっているはずだから,竿を振り上げたとたんにマキエが下にこぼれます。

つまり,この例で言うと,次の条件を満たさないと釣りが成立しないことになります。

@オモリはコップの上部のフチについている(水中で底を上にして落下させるため)。

Aしかし投入時には,コップが上を向いて(底が下になって)いなければならない。

(ミニ)反転カゴは,これを可能にするものです。つまり「反転」するのはカゴの投入時であり,水中ではありません。

以下,私の作り方です。

@百均で売っているプラスチック製の化粧水入れ(長さ7〜8cmくらい)を用意します。

A上の写真の頭の部分をカッターナイフで切り落とし,底と底近くの側面に錐で穴を開けます。(その穴から水が入るように)

B下の写真のように,上下にラインを通します。底の方のラインには丸ウキを通して,筒の内側に結びます(底の浮力を大きくするため)。

ラインの結び目はほどけやすいので,瞬間接着剤で固めるのが無難です。丸ウキは使わなくてもいいかと思います。

C上下のラインと筒のすき間に別のラインを通し,下の写真のようにスナップ付きサルカンを(写真の左右にすべるように)取り付けます。

Dウキスイベルを1個用意します。

サルカン−ライン(1)(20cmくらい)−サルカン(下の写真ではリング)−ライン(2)(20cmくらい)と結びます。

ライン(2)は,あとで下の写真のようにウキスイベルの穴に通し,その先(写真の右)にさらにサルカンを結びます(これはEのあとで行います)。

Eウキスイベルのスナップを,下の写真(右)のように取り付けます。Cのスナップ付きサルカン(左)にはオモリをつけます。

このあと,ウキスイベルの穴にDの要領でラインを通します。

こちらは別バージョン。ウキスイベルは遊動式にする必要がありますが,オモリが移動する必要はありません。

このカゴではPEを使い,筒の上部の端に穴をあけてダブルスナップのサルカンを通し,その先にオモリをつけました。

ウキスイベルはペンチでスナップを外して,シンプルな形にしています。

下のようにウキをセットした写真で言うと,上から

道糸に通したウキ−サルカン−ウキスイベルを通したライン(2)−リング−ライン(1)−サルカン−ハリス(1.5〜2mくらい)−ハリ

の順になります。ライン(1)(2)は,細いとカゴ付近のライントラブルが起きやすいので,5号を使っています。

ちなみにウキの負荷は2号,オモリは3号です(本家の仕掛けはもっと繊細です)。

これらの仕掛けのメリットは,ハリと道糸がウキスイベルの穴を通してつながっているので,カゴの抵抗を受けずに当たりが取れることです。

Fオモリはこのように筒の中に入れます。

G投入時は,下の写真のような角度になります(左が底)。

底の方が低くなっていれば,マキエはこぼれません。

H投入すると,下の写真のような形で沈んでいきます(底が上)。

ウキスイベルは,投入時には筒の上部(Gの写真の右側),仕掛けが沈むときには底(下の写真の上部)へ移動します。

水中でこのような姿勢になったカゴは,ウキがなじんだ時点で竿をあおるとマキエを吐き出します。

筒が急に上へ持ち上げられることで,中のマキエが取り残された状態で水中に残る感じです。

タナの調整・ハリス・ハリ・エサなどは,各自で試行錯誤してください。以上!


 

◆ 6月2日(土) 生名島・生名港

●例年ならこの時期は,近場で小イワシやキスやコノシロを食べる分だけ釣ることが多い。

蒲刈へも行きたいが,場所取りのために早起きすることを考えるとなかなか足が向かない。

今回は,先週に続いてミニ反転カゴでマダイを狙いに生名島へ渡った。

●フェリーで立石港へ渡って,向かった先は生名港左手の長い波止

このあたりはマダイの魚影が濃いところで,投げやフカセでも上がっているのをよく見かける。

最近,この波止に釣り人が入っていることはあまりない。この日も先客はいなかった。

●開発者(てっちゃん)の手前くわしいことは書かないが,反転カゴは百均で買ったプラスチック製の化粧水容器で作った。

仕掛けは前回と同じ。エサはアミレンガ・サシアミレンガ・パックのサシアミ・生ミックを用意した。

6時半ごろ波止先端に入り,仕掛けを作って第1投。潮はほぼ干潮(尾道港の干潮時刻が7時ごろ)。

この釣り座は,左手のカドから斜め右方向へ払い出す潮のことが多い。(満ち始めだけは斜め左沖へ流れる)

本流に乗せるとどんどん流れるので,右のカドの正面7〜8mから12〜13mくらい沖にマキエが溜まるようポイントを設定する。

●パックのサシアミを付けエにして30分ほど投入を繰り返したが,エサ取りの反応もない。

ここでハリスを1.5号から1.2号に落として,長さも長め(2.5mくらい)にしてみた。針はチヌ2号。

さらに,サシエをパックのサシアミから,レンガを溶かした(マキエと同じ)サシアミに変更。

そうしたら一発で当たりが出て魚が掛かったが,巻き上げ途中でバラシ。魚種は不明。

しかし初めて魚の反応が出たので,このシステムで通すことにした。

サシエもヤックンのアドバイスを参考にして,なるべく大きいのを使った(後で考えると針のサイズも上げた方がよかったかも)。

●満ち潮がいい感じで動き出した7時50分ごろ,10mほど沖でウキが一気に消し込んだ。

合わせると,十分な手ごたえ。サイズは先週のやつより明らかに大きいが,魚種はわからない。チヌかな?

しかし突っ込んだり横へ走ったりするパワーがえらく強いので,これはマダイかも…

ちらっと見えた魚体は細長い感じだったので,あれ?グチか?と思ったが,浮かせてみると本命のマダイだった。

タモ入れして検寸すると,37cm!反転カゴで30cmオーバーを釣るという目標をついに達成した。

●そのあとは,8時過ぎに手の平サイズを1匹追加。8時半ごろ竿を引っ張る当たりがあったが,途中でバラシ。

結局9時過ぎまで2時間半ほど釣って,4打数2安打だった。

出会い頭ではなく狙って釣った1尾なので,最高にうれしい。てっちゃん,ヤックン,ありがとうございます。

マダイ(37cm・23cm)

写真でわかるとおり天然もののマダイはシッポが大きいので,泳ぐ力が強い(細長く見えたのもそのせい)。

潮加減はいいのでここで粘ってもよかったが,対岸の短い波止の釣り人が帰ったので,情報収集のためそちらへ移動した。

ここで1時間ほど反転カゴをやってみたが,1回も当たりなし。

海に漬けておいたカキ(そろそろ保存がきかない時期になる)を使い切るために持ってきていたので,

港内向きでかぶせ釣りもやってみた。しかし,当たりはあるが立て続けに釣れるのは…

当歳魚のアイナメ

そう言えば昔,もっぱら天神波止で釣っていた頃も,5月中旬を過ぎるとこんなアイナメがよく釣れていた。

次の冬までに大きくなることを祈ってリリース。11時のフェリーで因島へ帰った。

●本日の料理は,タイの刺身と煮付け。刺身は大きいやつの片身で作った。

このくらいのサイズのタイなら,刺身は普通に作ってもおいしい。

煮付けも美味かった(左上のタイの頭の下に写っているのは小ぶりの真子)。

連休に釣ったチヌも煮つけで食べたが,やっぱりタイの方がおいしい。

この時期のうちに,また別の場所でタイを狙ってみたい。

 

 

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