★ 釣り日記 (2003年8〜10月) ★

8月13日(水)

月15日(祝)

月23日(祝)

10月4日(土)

10月18・19日(土・日)

 


◆ 2003/10/18(土) 横島・釜戸タンク波止 / ◆ 10/19(日) 生口島・茗荷港(瀬戸田高校裏)波止

〜 秋と言えば○○○!? 〜

 

<10月18日(土)>

● 朝5時半に起床。今日の釣り場は,2週間前に生きエのぶっこみに魚の反応があった横島のタンク波止。潮は前回とだいたい同じで,干潮が9時ごろ,満潮が夕方4時半ごろの小潮。6時過ぎごろドルフィンビーチ入り口に着いてみると,既に車が4台。たぶんイカ狙いの人だろうと思ったが,15分ほど歩いて波止に着くと,先客が大勢いた。胴突きやカケバリのハゲ狙いの人に,投げ釣りの人。桟橋へ続く橋の上からは投げ竿が当木島方向へ2本投げ込んであって,前回と同じポイントを狙うのは難しそう。釣り座そのものは前回と同じく鉄柱の下が空いていたので,そこへ入った。

● まずは生きエを調達する必要があるので,サビキ仕掛けを出して小アジを狙う。道具を出しながら先客の皆さんに状況を聞くと,アジはもう終わりらしい。実際,サビキ仕掛けには何の反応もない。しかも,サシエをつけても残って上がってくる。今日は魚の活性は低そう。やむなくキスを狙うことにした。エサは砂虫を300円買って来てある。橋の付け根あたりでちょい投げの竿で岸から10mほどのポイントを横にさびいてくると,投入のたびに魚の反応がある。ただしフグやギザミの子も多く,狙いのピンギスはなかなか掛からない。たまに掛かるとハリを飲み込んでいたりして,エサの調達に貴重な時間がどんどん過ぎていく。とりあえず2匹確保して,当木島とは反対方向にぶっこみの竿を2本投げ込んだ。1本の竿は普通の1本バリの背掛けだが,もう1本の竿はハリの下に10cmほど余分にハリスを伸ばし,ルアー用の3本イカリを結んだ孫バリ仕掛けにした。この時点で,時計は8時を過ぎている。

● 続いて,釣り座へ戻ってかぶせ釣りの支度。前回コブダイにハリスを切られたので,今日は1.8mイカダ竿にハリス2.5号の中太仕掛けをチョイス。足元にサシエを落とすと,いきなりササノハベラ。その後も散発的に当たりは出るが,ちびっこコブダイがやたら多い。あんまり小さいのは即リリースして,25cmくらいのだけを一応スカリへ。こんなんと遊ぶために来たわけではないので,かぶせ釣りは一時中断。ぶっこみの竿を上げてみると,キスが頭だけかじられている。これはどうも,イカらしい。で,今度は1本の竿をぶっこみ仕掛けからウキ仕掛けにチェンジ。タナを水深より深く取り,アオリイカ用の泳がせ仕掛けをセットしてキスを背掛けにして投入。最初はオモリなしでやってみたが魚が浮き上がるので,ガン玉を1つ打ってゆっくり沈ませるようにした。潮は止まっているので,生きエは橋の下あたりをウロウロしている。その竿を横に置いて,再び生きエの調達。潮に関係なく魚の反応はあり,30分ほどかかって手ごろな大きさのキスを5匹ゲット。バケツに水を汲んで生かしておき,ちょい投げは終了。その竿に今度はエギをつけて,普通のイカ狙いをしてみた。しかし何しろええ加減なタックルであるし,よほどバカなイカでないと釣れてくれそうにない。10分ほどで飽きて,今度はタコ狙い。ピンクのプラスチイクのテンヤの上にタコベイトをつけた仕掛け。この仕掛けではそこそこ実績があり,イイダコもマダコも釣れる。今日も開始したらすぐに小ぶりのイイダコが1匹掛かったが,それっきり。

● あっちこっちウロウロしながら時間が過ぎて,満ちに入った昼前ごろゴトウさん登場。今日はカキとダンゴを両方持って来たとのこと。ちょうどその頃かぶせ釣りの方にも魚の反応が出ていて,コブダイの当たりがきた。これはけっこう手ごたえあり。2.5号ハリスなので,底を切りさえすれば取り込める。45cmくらいかと思ったが,予想より大きいサイズ。ゴトウさんにタモ入れしてもらい,引き上げて検寸すると52cm。今年は50cmオーバーをあんまり釣ってないので,久しぶりの手ごたえだった。大物に備えて持参した50cmのスカリにキープ。このあと昼飯をはさんで2時半ごろまでやったが,今日は残念ながら生きエには掛からなかった。ただ時々キスがかじられていたので,イカがいることは間違いなさそう。橋の上にスミも落ちていたし,常連さんも早朝にはイカが泳いでいるのが見えると言っていた。橋の上から投げ竿を出していた先客さんには,27〜28cmくらいのカレイが1枚釣れた。エサは青虫だという。例年ならこの時期はまだエサ取りが多いが,だいぶ長時間放置しておいた青虫の仕掛けにカレイが釣れるなら,エサ取りは少ないということだろう。

● 今日は晩飯の献立はもう決まっとし,52cmのコブダイはクーラーに入らんし,入っても運ぶのが重たいし・・・ということで,リリースして帰った。これからの時期はカレイのシーズンに入るので,人が増えそう。タンク波止はしばらくお休みかな。この日は,ちょっと不完全燃焼だった。

 10/18の釣果  (かぶせ釣りほか)  

 ・コブダイ(52cmほか) 4尾

 ・ササノハベラ(19cm) 1尾

 ・イイダコ(小型) 1匹

 

 

 

<10月19日(日)>

● 今日はもともと家族サービスの予定で,午前中ちょこっと近場で竿を出すつもりだった。ゆうべ予定が変わって,各自それぞれの予定が入ってバラバラに行動することになった。で,昼過ぎごろまで時間が取れる。きのうの残りのカキで田島あたりでちょこっと竿を出して,その後時間があれば人気のないところでイカでも狙うか・・・という予定だったが,大幅に変更することにした。なぜ「人気のないところ」かと言うと,そりゃー恥ずかしいからですよ。改めて釣り場を回ると,まあイカ狙いの人が多いこと。それもみんなカッコええタックルと服装で(ほとんど若者じゃしね),並んで釣ったらさぞかし恥ずかしいじゃろうなあ・・・という感じ。そんなイカ釣り師に混じって,イカにも素人ふうのイカがわしい釣り人が,下手くそな仕草で竿を振るのはイカに言うてもイカがなものか・・・というわけで,ヒクツにイカを狙うのはやめて,別の魚を狙おう!と。--- だいたいワシ,エギとかルアーとかに向いとらんのね。ちょっと当たりがないとすぐ飽きるし。これから先も,イカ釣りにハマるようなことはないじゃろうなあ。

● そう言やあ,タンクでカレイが釣れとったなあ・・・もうカレイのシーズンか・・・今年はどこもエサ取りが少ない・・・午前中は下げ潮・・・となると,よっしゃ,あそこで決まり!--- ということで,今日の釣り場は瀬戸田。ここはけっこう良型のカレイが散発的に上がるが,例年はエサ取りが多いこの時期に狙ったことはない。でも,今年は何とかなるかも。カレイが釣れる確率は低く,空振りすることの方がずっと多いが,時期的にはぼちぼちいい季節のはず。投げ釣りだけだと時間をもてあますので,かぶせ釣りもやりたい。きのうのカキは少ししか残ってないので,キープしておいたカキを朝調達することにした。潮が下げる時間帯を待って,朝7時ごろ出発。カキを回収して,釣具店でエサを購入。メインがカレイなので,本虫(岩イソメ)1,000円と青虫300円を買った。瀬戸田に着いたのは8時前ごろ。干潮が10時過ぎなので,たぶん11時ごろまでが勝負。波止先端にサヨリ釣りの先客が数人いる以外はガラ空きなので,曲がり角のあたりに入った。

● この波止は,満ち潮が流れ出すと投げ釣りはアウト。潮が止まっている時間帯でないと釣りにならないので,干潮前後が狙い目になる。15号と18号の遊動ジェット天秤を4.5mの万能竿にセットして,市販のカレイ仕掛けにたっぷりエサをつけて50〜60mくらい沖へ投入。もっと遠投する方がええんかもしれんけど,これ以上飛ばせんのよワシ。ブンゾウさんと違って投げ釣りは道具も技術もどシロウトで,向上心もあんまりない。竿を放り込んどいて,魚が釣れたらラッキー,というスタイルでいつも釣っている。竿を2本投げ終えたところで,玉網を出すのを忘れていたのに気づいた。長い竿の場合,落としダモだと取り込みが難しい。車へ戻って柄付きの玉網を取り出し,釣り座へ戻って竿を見ると,先に投げた方の仕掛けが横へ思い切り流されている。流れモが引っ掛かったせいだろう。放置しておくとますますモがからむので,いったん仕掛けを回収することにして,竿をあおった。モがくっついているせいか,やたら重い。重い,重い・・・あれ?なんか引いとるか?--- 慌てて波返しの上に乗って,ちょっと真剣にリールを巻く。足元に見えてきたのは,いきなり本命のカレイ。しかもなかなかの型。用意したばかりの玉網ですくい上げて,検寸するとジャスト30cm。投入してから5分くらいしか経ってないのに,いきなり第1投で本命ゲット。ええんかな〜?

● そこで竿をもう1本出し,3本の竿を投げ分けて当たりを待つ。今日は前回来たときより流れモはだいぶ少ないが,それでも投げ竿の道糸にからむ率は高い。投げてすぐには当たりは出ないので,並行してかぶせ釣り。タックルは1.5mイカダ竿にハリス2号・チヌバリ3号のチヌ仕様。潮が流れていないので,足元を中心にサシエを落としてみた。ここでも赤ちゃんコブダイが連発。さらに20cm級のナゴヤフグも連発。ギザミ・カサゴ・・・本命のチヌらしい当たりはない。投げ竿の方を横目でちらちら見ながら釣っていたら,1本の竿に9時過ぎごろはっきりした当たりが出た。グーンと竿先を引き込んで,フワッと糸ふけが出る典型的なカレイの当たり。玉網を横に置いて竿をあおると,魚の手ごたえ。あんまり大きくないが,なんか掛かってはいる。釣れたのは,25cmのカレイ。カレイ狙いで釣りに来て本命が2枚釣れたので,大満足。

● かぶせ釣りには相変わらず小魚の反応があるが,投げ竿の方も散発的に魚が釣れてくる。一番多かったのはヒトデ。10cmちょっとのチャリコに混じって,塩焼きサイズのマダイも2匹釣れた。20cm級のギザミも2尾。なんやかんやでスカリにはだいぶ魚が溜まっていく。かぶせ釣りの方は,1回だけチヌの当たりが出てこれも塩焼きサイズを1尾ゲット。あとは,久しぶりの大型コブダイの当たりが1回(バラシ)。満ちの潮が流れ出してからは投げ・かぶせとも当たりがなくなり,12時半ごろ納竿。きのうタンクでカレイが釣れたのを目撃してなかったら,今日ここでカレイを狙おうとは思わなかっただろう。そういう意味では,きのうの不完全燃焼にも意味があったということか。ここのチヌは小休止かな?

  10/19の釣果  (投げ釣りほか)  

 ・マコガレイ(30・25cm) 2尾

 ・マダイ(24・21cm) 2尾

 ・チヌ(24cm) 1尾

 ・ギザミ(22〜19cm) 4尾

 ・コブダイ(30cmほか) 3尾

 ・メゴチ(23cm) 1尾

 ・クラカケトラギス(16cm) 1尾 


◆ 2003/10/4(土) 横島・釜戸タンク波止

〜 小魚とたわむれた1日 〜

 

● 今日の行き先は,約1年ぶりの横島・タンク波止。この波止は最近ゴトウさんのホームグラウンドで,今日もゴトウさんが途中で合流することになっている。この波止は大好きな釣り場の一つで,今のゴトウさん以上にここへ熱心に通った時期があった。もう10年以上前になる。3つの波止を結ぶ橋が台風で落ちる前の頃で,一時期は夏場以外は年中ここで釣りをしていた。当時に比べると魚は釣れなくなったとは言え,まだまだ一級ポイント。ゴトウさんからの情報によれば,かぶせ釣り以外ではマダイやアコウなど高級魚が上がっていて,先週もシャコのぶっこみの常連さんが47cmのチヌとマゴチを上げたそうだ。YSくんも夏にイシダイを釣り上げているが,これは離れ波止に船で渡ったもの。陸伝いに行ける真ん中の波止ではちょっと難しいが,手の平サイズのサンバソウなら釣れるかも。ただし,今日の本命魚はアジ。10年以上前の日記によれば,ちょうどこの時期に毎年良型のアジ(ヒラアジ)を釣ったとある。サイズは20〜25cm級。数は半日で10尾くらいだが,十分刺身が取れる。最近アジもサヨリもちっこいのばっかりさばいているので,そろそろちゃんとしたサイズのやつを食べたい。

● 今日は,ここへ行く前に晩メシのおかず用にイカも狙ってみることにした。朝の3時半ごろに起きて,最初に向かったのは常石港(大越)波止。井原のヤスさんがここでチイチイイカをすくった時には朝の4時過ぎまで常夜灯が点いていたらしいが,今日は真っ暗。あきらめて松永方面へ逆戻りし,満越桟橋へ。常夜灯の下でアジを釣っている地元の人に聞くと,コウイカは上がってないとのこと。チイチイイカは時々数十匹ほどの群れが見えるが,網ですくうのはちょっと難しそうなのでパス。次は戸崎桟橋。ここはイカ釣りの若者でいっぱいだった。聞いてみると,誰もイカを釣り上げてないという。それでもこれだけの人が入っているので夜明けごろには釣れるかもしらんが,なにせ入る場所がないのでここも移動。岩船港波止へ。なんと,ここも常夜灯が消えている。桟橋には灯りがついているが,イカは寄ってなさそう。続いて能登原港。真っ暗。人気なし。内海大橋を渡り,田島・内海中学校前の桟橋へ。ここは常夜灯がついていてコウイカ狙いの人が一人いたが,全然反応がないとのこと。チイチイイカの姿も見えない。次は天神波止。付け根の明かりの下には投げ釣りのカップル。アナゴが1匹釣れただけ,とのこと。横田港大波止(田島側)。先端にイカとタチウオ狙いの人が2人。「全然ダメ」。横島へ渡り,坊地桟橋。ここも灯りがあり,西向きにコウイカ狙いの若者二人組が。イカとタコがちょっとだけ釣れた,という。ここで竿を出そうかと思ったが,適当な釣り座がなさそうなので結局パス。ぐるぐる回っているうちに6時近くになってしまい,なんかもうめんどくさい。で,結局車の中で寝てしまった。

● 目覚めたら時計は7時半。いったん本土へ戻ってコンビニで朝飯と昼飯を買い,スポーツ新聞を読みながらちょっと時間つぶし。8時半ごろ,村上餌虫店前の波止へ。干潮は11時ごろだが,下の石垣が干出してカキがどうにか採れそう。ここで30分ほどカキを採り,念のため村上で砂虫を300円購入。このほか持参したエサは,アミレンガ2個・サシアミパック・三角形の袋に入ったサビキ用のまきえ。ドルフィンビーチ前へ行くと,既に車が3台止まっている。釣り座が確保できるかどうか不安を抱きながら,台車にカキとクーラーを積んで竿袋とリュックを背負い,片道15分ほどの「小旅行」に出発。波止へ続く懐かしい道の風景は全然変わっていないが,道はデコボコをならして多少整備されている。ただ砂利が敷いてあって,台車のコロが回らず引きずって進む感じになるのでやたら重い。波止の入り口へ着いたころには手足は痛いわ汗はかくわで,ほんま重労働。ここまで苦労して来て釣り座がなかったら最悪だが,幸い波止で釣りをしていた先客は2人。一人は胴突き仕掛けのギザミ狙い・もう一人はギャング仕掛けのハゲ狙い。ギザミの人はタイ仔やハゲ交じりで30引きくらい釣っている。15cmくらいの赤ギザミが多い。ハゲ狙いの人は,20cmをちょっと超えるくらいの型を含めて当歳魚のハゲを掛けていたが,今日は数が少ないとのこと。中央西向きの釣り座が空いていたので,そこへ入らせてもらった。チヌを狙うなら,この釣り座がベスト。ただ時期的に言ってチヌはあまり期待してない。速い潮が流れれば向かいの波止の際までサシエを流して,そうでなければ釣り座の真下で,どっちにしろ波止の岸壁の際でサンバソウが釣れれば・・・という狙いがある。

● 竿を支度したのが9時半過ぎ。まだ下げの潮が沖目へ向かって流れているので,最初にかぶせ釣りをやってみた。数投目くらいから沖目で当たりが出始めたが,小魚っぽい。ギザミが立て続けに釣れたところで,サビキ仕掛けを出す。今日はこれが本命。マキエカゴにアミエビを入れて足元に数回落としてみたが,反応ナシ。今度はちょい投げの竿を出して,波止付け根付近で砂虫エサで投げ釣り。狙う魚は,行きエのぶっこみ釣り用のピンギス。しかし釣れるのは小さいギザミやフグばっかりで,時間のロスが大きい。30分ほどで狙いの10cm級ピンギス2尾を釣り上げ,海水を入れたバケツへ。今度は投げ竿にぶっこみ釣り用のテンビンをつけ,釣れたばかりのキスをつけて,橋の上から当木島方面へぶっこみの竿を2本投入。釣り座からは離れているので,ロープで手すりに結んでおく。釣り座へ戻り,かぶせ釣り再開。今度は足元でちょっといい感じの当たりが出て,中型のハゲが釣れた。その後ギザミや幼稚園サイズのコブダイと遊びつつ,干潮の11時ごろからさびき釣りも再開。すぐにアジがきた。しかし,残念ながら今日のアジはマルアジ。型も15cmくらいと,さばくにはめんどくさく生きエにするにはデカすぎる最悪のサイズ。まあとにかく,ぶっこみの竿へこのアジをつけようと思って2本の竿を上げてみると,2本ともキスがきれいになくなっている。魚が食いついたら竿が海へ引きずりこまれそうになるはずなので,犯人はイカかタコだろう。イカなら,アジの泳がせという手もある。そう思って,アオリイカ用の泳がせ仕掛けは持ってきてある。でも,それをやり出すとほかの釣りができんようになるし,今日の本命はアジじゃし・・・ということで,アジを2匹背掛けにしてぶっこみの竿を放り込んでおき,また元の釣り座へ。釣り座とこの2本の竿は15mぐらい離れていて,ときどき横目でちらちら見ながらサビキ釣りを再開。アジの寄りは今イチで,散発的にしか当たりが出ない。昼ごろまでに10匹ほどを追加。

● 昼過ぎ,ゴトウさん到着。左隣が空いていたので,並んで釣り開始。ゴトウさんと話しながらふと横を見ると,なんかぶっこみの竿がヘンな角度になっている。よく見ると,竿先が海へ引きずられて逆さまになって,ロープのおかげでかろうじて橋の手すりに引っ掛かっている状態。あわてて竿のところへ行き,ロープを外して竿をあおったが,手ごたえなし。エサのアジはきれいに取られていた。エソはここまで竿を引っ張っていくことはないので,なんか大きな魚がいったんアジをくわえたことは間違いない。道糸はかなりたるませておいたが,1本バリじゃったのが失敗か?で,今度は孫バリつきの2本バリ仕掛けにして再度投入したが,その後当たりはなかった。残念!

● かぶせ釣りの方は,今日は潮が小さいせいか満ちに入ってもほとんど流れない。魚の活性は一時的に高まり,怪しい当たりやバラシが出始めた。ギザミやササノハベラに混じって,足元で1匹だけサンバソウもヒット。サイズはかわいい17cm。でもまあ,おることは一応わかったし,納得。50〜60cm級と思われるコブダイのバラシも1回。1.5mイカダ竿の最軽量タックルなので勝負にならず。魚をさばく時間を考えて,満潮を待たず3時半に納竿した。持ち帰ったのは,アジと一番大きいギザミだけ。

 10/4の釣果  (かぶせ釣りほか)  

 ・コブダイ(31cmほか) 4尾

 ・ウマヅラハギ(26cmほか) 2尾

 ・イシダイ(17cm) 1尾

 ・ギザミ(22cmほか) 5尾

 ・ササノハベラ(20cm) 1尾

 ・アジ(18〜14cm) 約20尾


◆ 2003/9/23(祝) 因島・小用波止 / 生口島・瀬戸田高校裏波止 / 因島・消防署前の波止

〜 岡山のアサさんに捧ぐ(笑) 〜

 

● 土・日は台風の影響で釣りができるコンディションではなかったが,今日はようやく天気も回復しそう。先週の状況から考えて瀬戸田へ行けばチヌの釣果が望めそうだが,同じ場所へ続けて行くのも芸がない。たまたまきのう,発売されたばかりの月刊釣り情報10月号を見たら,因島の小用でふかせ釣りでチヌが5枚上がっていた。今年は須波も瀬戸田もエサ取りが少ないし,今後のデータ収集のためにも今日はまず小用へ行くことにした。満潮が朝の8時半ごろなので,早朝が満潮前の好時合いに当たる。なんも釣れんことはあるまい,と期待して朝5時20分ごろ出発。現地へ着いたのが6時ごろで,ちょうど釣りができるくらいの明るさになっている。先客はなし。けっこう風が強い。波止曲がり角へ荷物を運んだ。

● タックルは,とりあえず1.5mイカダ竿の軽量仕掛け。見た感じ,潮はほとんど動いていない。しかし,マキエをして釣りを始めてみると,潮はかなり速かった。悪いことに,L字の短い方から正面沖の方向へ流れている。この波止では,この向きに流れる潮で魚が釣れたためしがない。L字の長い方の正面沖へ流れる潮でないとダメ。実際,まったく当たりがない。7時ごろまで約1時間釣って,1回も当たりなし!この時間帯でこの状況では満潮まで待っても期待できそうにない。撤収して別の釣り場へ行くことにした。とりあえず荷物を車に積んで,来た道を戻りながら次の行き先を考える。今日は1か所回ってみたいポイントがあったが,晩のオカズくらいは調達しておきたいので,確実性の高い瀬戸田へ結局行ってしまった。

● 因島南インターからしまなみ海道に乗り,1,2分で瀬戸田へ。今日は倉敷のマサさんが来とるじゃろ,と思っていたが,瀬戸田高校裏の波止へ着いてみると波止には誰もいない。時計は7時半が近い。下げの潮が動き出すまで2時間あるなし。時間帯としては満潮の潮止まりで,多少は流れモの動きも止まっとらんかなと期待したが,これが大間違い。曲がり角から15mほど先の,先週と同じポイントで竿を出してみると,目の前は流れモの溜まり場。やむなく手前へ7,8m移動すると,なぜか流れモもそっちへ流れて来る・・・というような調子で,非常につらいコンディションだった。目の前のモを玉網で全部すくい取っちゃろか,とマジに思ったが,途方もない量なので,その作業だけで時合いが過ぎてしまいそう。結局竿と道糸をコントロールして極力流れモを避けるようにしたが,まともにサシエが着底するのは4〜5投に1回くらい,という有様。しかも,時折正面から強風が吹いてくる。釣りの外的条件としては,先週より各段に悪い。

● 魚の反応はと言うと,先週並みの活性がある。ただし今日はフグの当たりも多く,散発的に釣れるチヌは小型オンリー。7時40分ごろから釣り始めて,1時間ほどで数枚のチヌをスカリにキープしたが,塩焼きにもならんほどの20cm弱ほどのサイズばっかり。こりゃ,今日の献立は吸い物かな? --- ナベに水とおたま1杯くらいの酒を入れて,チヌをぶつ切りにして放り込んでアクを取りながら煮るだけ。味付け一切なし。絹ごし豆腐と春菊を入れて,お椀に盛ってからスダチを絞って,適当にショウユをかけて味を整えて食べる。秋の小チヌは,こうやって食べるのが美味い。でも刺身も欲しいし,コブダイでもええから釣れんかな〜 --- 諦めかけていた9時ごろ,エサ取りの小チヌが多いので露出部分をごく小さくして落としたサシエに,小さな当たり。合わせると,今日初めてのまともな引き。よっしゃ,刺身サイズか?バラすなよ〜・・・で,無事33cmのチヌをゲット。や〜れやれ。実家におすそ分けするとあんまり量は取れんけど,どうにか刺身は食える。小型は吸い物用。今日は全部持って帰るで〜。チヌは手の平くらいの型をなんぼ持って帰っても,資源枯渇の心配は全然ないしな。

● 予定どおり下げの潮が流れ出した9時半ごろ納竿。晩のオカズも調達できたので,余裕を持ってかねてから竿を出してみたかったポイントへ立ち寄った。そのポイントとは,岡山のアサさんご用達,因島・宇和部消防署前の北側の波止の,入り口より手前の護岸。すなわち,駐車スペースの目の前。ここは寒チヌ狙いの隠しポイントとして取っておきたかったけど,まあええか。--- ご紹介しましょう。まずは本日の結果から。竿を出したのは,10時半から12時までの1時間半。潮は下げ3分〜5分くらい。釣果は,手の平サイズ(23〜17cm)のチヌ10枚と31cmのコブダイ1尾。ま〜,なんちゅうか,入れ食いですね。

● このポイントを発見したのは,前回生名島へ行った帰りに立ち寄ったときだった。旧シーサイドホテル左手の空き地に車を停めて,その目の前で竿が出せる。ベストポイントと睨んでいたのは,波止入り口の柵より数m右手の,護岸が少し折れ曲がったところ。下げに入ると,このカドから右斜め前方の沖へ向けていい感じの払い出す潮が流れる。その潮に乗せて10m近く沖へサシエを落とす。先日15分ほど竿を出してみたが,当歳魚のチヌが1枚釣れて,ほかにチヌっぽい反応もあった。しかし今日はあいにく,そのベストポイントには既に,あまり上手そうには見えない(ゴメン)ふかせ釣りの先客が入っていた。チヌ狙いだそうだが,まだ釣れてない,と言う。邪魔にならないように,その人から7,8m右手(シーサイドホテル寄り)の,足元の敷石の切れ目のあたりに入った。ここは今日は風裏になっているらしく,風はほとんどない。下げの潮はかなり緩んでいて,ほとんど流れていない。

● 正面沖へ軽くマキエをして,サシエをなるべく沖目へ投入。沖の潮は右から左へ多少流れている。第2投目に典型的なチヌの当たりがあり,手の平よりやや小ぶりのチヌが釣れた。その後は2投に1回以上の割で当たりがあるが,チヌのサイズが小さいせいかなかなかハリに乗らず,けっこう空振りした。それでもポツポツ釣れてくる。エサ取りっぽい当たりも混じるが,当たりの少なくとも7割以上はチヌだろう。ただしサイズは小さい。いわゆる手の平級で,かろうじて塩焼きにできるかな?というくらい。一番大きいやつが23cmだった。この付近は今工事中で,現場の人や釣り人が入れ替わり立ち代り見物に来る。みんなかぶせ釣りを見るのは初めてらしく,ほとんどの人が「どうやってカキをハリに刺すんか?」と聞いてくる。その都度実演して見せて,今日はギャラリーの目の前で魚を掛けるところもだいぶ見せられた。時々当たりが止まるが,しばらくするとまた当たり出す,という感じで魚の活性はずっと高く,なんぼでも釣れそうな雰囲気だったが,手の平サイズをこれ以上釣ってもしょうがないので,12時に納竿した(食べる分は既に瀬戸田でキープしてあるので,全部リリース)。ちなみにこの間,隣のふかせ釣りの人は1匹も釣り上げてなかった。

● このポイントの総括は,次のとおり。--- 満ちは右から左へ激流が流れるので,釣りにならない。満潮前の潮止まりから下げにかけてが狙い目。ベストポイントは上に書いたとおり岸壁がやや折れ曲がったところだが,今日くらいの活性があればどの場所でも(波止入り口より先でも)同じように釣れるだろう。下げは潮も緩く,流れモも全然ないので,瀬戸田に比べたら100倍くらい釣りやすい。しかも,駐車した車の目の前で竿が出せる。今日は小型ばっかりだったが,もっといい時間帯に竿を出していたら良型が釣れた可能性も十分ある。いろんな面でわりと釣りやすいポイントなので,チヌの合わせの練習をするにはもってこいだと思う。ただし,技術的な条件が1つだけある。コブダイなら足元でも釣れるが,チヌ狙いならサシエを最低7〜8mくらいは遠投する必要がある。悪いことに,チヌのポイントのすぐ手前に根があって,巻き上げ途中でこの根に引っ掛かりやすい(コブダイの場合は必ず根へ潜ろうとする)。その点にだけ気をつければ,普通にかぶせ釣りができる人なら,手の平サイズでよければ半日で最低2ケタは軽いだろう。もうちょっとマトモな釣果を上げてから紹介したかったけど,まあ今後の状況報告はアサさんにお任せしましょう。(笑)

 9/23の釣果  (かぶせ釣り)  

 

 <瀬戸田高校裏波止>(上)

  ・チヌ(33・21〜17cm) 7尾

  ・ギザミ(18cm) 1尾

 

<因島・消防署前の波止>(下)

  ・チヌ(23〜17cm) 10尾

  ・コブダイ(31cm) 1尾

 


◆ 2003/9/15(祝) 須波フェリー波止/生口島・茗荷(瀬戸田高校裏)波止

〜 久方ぶりのまともな釣果 〜

 

● おとといの土曜日は台風通過直後の強風。朝カキを採って田島・横島で昼過ぎまで竿を出したが,強風でまるで当たりが取れずギブアップ。きのうの日曜日は町民運動会で釣りはお休み。釣りレポートも来てない。この時期はかぶせ釣りにはかなり厳しいシーズンで,日記を出すのにも苦労する。しかし,多少は見栄えのする魚を釣らんとHP管理人として申し訳ない。で,今日は自分にプレッシャーをかけるために,「明日は釣った魚で夕飯を作っちゃる」とゆうべ家族に約束した。であるから,今日は何が何でも魚を釣らんといけん。最悪,夕飯のおかずはママカリやサヨリでも構わん。しかし日記にもまともな魚を出したい。最近,キープサイズのコブダイも釣っとらんし・・・いろいろ考えた末,魚の顔を見るには一番確実そうな須波へとりあえず行くことにした。横島一文字という線もあったが,スズメダイの嵐になったら困るので今回はパス。

● 今日の満潮は午後1時半ごろ。朝からの満ち上がりを釣ることになる。用意したエサは,カキをバケツに2杯と,念のためアミエビのレンガを1つ。須波へは朝の5時半ごろ着いた。今日は休日のせいか釣り人が多く,見物人も含めて6時ごろには波止に15人くらいが来ていた。ハゲ釣り名人のAさんに久しぶりに会ったので状況を聞いてみると,今年はハゲが少なく例年の10分の1くらいだという。今釣れているのはママカリと小イワシくらいで,チヌも手の平級しか釣れてないらしい。1週間前の状況から,何も釣れんことはないじゃろうと期待したが,今日は早朝から当たりがほとんどない。干潮前のいい感じの潮が流れていて,釣れても不思議じゃない雰囲気ではあったが,干潮の潮止まりまでに釣れたのはフグ1匹。7時半ごろ場所替えすることにした。

● こういう事態も予想してはいたが,須波の次にどこへ行くかまでは考えてなかった。プランはいろいろあって,まず頭に描いたのは安芸津。須波からなら30分で行ける。釣り場の確認だけはしているが,竿を出したことはない。しかし初めての場所でボウズを食らうおそれもあるので,結局しまなみ方面へ戻ることにした。須波からフェリーで瀬戸田の沢港へ渡る手もあったが,車を走らせながら行き先を考えることにして,尾道バイパス経由でしまなみ海道へ乗った。まだ時間も早いし,瀬戸田を通り過ぎて大三島か大島まで足を伸ばしてみる手もあったが,とりあえず瀬戸田高校裏のいつもの波止へ。ここでちょっとだけ竿を出してみて,ダメならまた別の場所へ回ることにした。8時過ぎに到着。

● 波止曲がり角先の「マサさんポイント」には,ふかせの先客がいた。聞いてみると,まだ釣れてないという。なんかこの人は長居しそうではないな,と思って,そこから10mくらい先の,波止中央に近いあたりに釣り座を構えた。支度をして釣りを始めたのが8時半ごろ。ちょうど満ちの潮が流れ出した頃で,海面に流れモが漂っている。足元のすぐ沖に,エンピツ級サヨリの群れが見える。最悪こいつを釣って唐揚げにすりゃええか,ということで,晩のオカズの目途は立った。あとはカキでまともな魚を釣るだけ。例年この時期はフグが多く,一番釣れそうなのはカワハギか。間違えてチヌが1匹釣れてくれんかな〜・・・という感じ。タックルは1.5mイカダ竿のベーシックな軽量仕掛け。ハリはチヌ3号。果たしてサシエが底までもつか,と期待と不安をこめて第1投。サシエはほとんど真下へ落下して・・・着底。当たりなし。喜ぶべきか悲しむべきか。しばらく同じ状態が続いて,魚の気配がありゃせんがな,と思った矢先に明確な当たり。合わせると,なんか乗った。でも,ちっこい。上がってきたのは手の平サイズのチヌ。う〜ん・・・まあええか。魚がおることわかったし。

● マサさんポイントのふかせの人は30分ほどで帰って行った。入れ替わりに先端にサヨリ狙いの常連さんが二人来た。ほかに釣り人はなし。今日は晴天で風も弱く,絶好の釣り日和。暑いことは暑いが,真夏と違って汗ダラダラということはない。これで魚が釣れたら言うことないんじゃけどなあ・・・そこへ,また当たり!よっしゃ,今度は大きい。チヌなら30cmオーバーか?竿が短いので立ち上がってやり取りして,見えてきたのは銀色。30cmあるなし。引きが強い割りには,大した型でもなかった。検寸すると残念ながら29cm。でも,これで刺身が取れる。日記も出せる。めでたしめでたし。

● 今日は,この時期としては魚の反応は申し分なかった。当たりがピタッと止む時間帯と,散発的に当たりが出る時間帯が交互に来る。当たりは半分くらいがチヌで,あとはエサ取り。釣れたのは,フグ・ギザミ・赤ちゃんコブダイ・10cm級カサゴ・ワッペン級カワハギ。今日の状況なら,「ある悪条件」さえなかったら,サイズはともかくチヌ2ケタは楽勝のはずだった。しかし,実際に釣れたのは8枚。29cmをもう1枚追加したが,30cmオーバーは釣れなかった。「ある悪条件」とは,流れモ。とにかく,これには泣かされた。投入の半分くらいは,道糸にモが引っ掛かって当たりが取れない状況。そういうときに限って当たりが来るが,合わせてもほとんど空振り。水面で魚がモに引っ掛かってバラしたこともあった。それやこれやで結構フラストレーションが溜まりはしたが,1時まで4時間半釣ってこの釣果なら,この時期としては上出来だろう。流れモに邪魔されるのはどうしようもないが,魚の反応はある。しかも,ハラミの時期とは違って,波止のどのポイントでもチヌは釣れそう。ハゲが出てきたらどうなるかわからんけど,もうしばらくはこのくらいの釣果は期待できそう。来週はここで決まりですね,マサさん。

 9/15の釣果  (かぶせ釣り)  

 ・チヌ(29・29・27・24・22・20・19・18cm) 8尾

 ・ギザミ(21cm) 1尾


◆ 2003/8/13(水) 因島・小用港波止 

今年は○○○の当たり年? 〜

● 今日の夕方から女房の実家の広島へ行くので,手土産を調達に早朝のぶっこみ釣りで勝負することにした。干汐は日曜日に不調だったこともあって,今日の行き先は,ぶっこみ釣りでは1年ぶりの因島・小用。メインターゲットは,「」のつくお魚と「」のつくお魚。「ヒ」の方は小アジの生きエで,「ア」の方は本虫(岩イソメ)で狙う。ただし,小アジが調達できない可能性もあるので,保険の意味できのうの夕方田島へシャコを掘りに行った。浜を熊手で掘っていたら,鮮やかなオレンジ色のヒモの切れ端みたいなのがちらっと見えた。大急ぎでそこらを掘り返し,穴に潜る前にゲットしたタイムシ。ただし途中でちぎれてしまい,シッポの側の20cmほどしか採れなかった(頭を入れると50cmくらいある)。タイムシは生命力が強いので,頭がなくても1日くらいは生きている。シャコと別々のバケツに入れて保存。帰りに釣具店で本虫1,000円とサビキ用のアミエビを購入した。

● 目覚まし時計を午前3時にセットして,11時前ごろ就寝。目覚ましが鳴るよりちょっと前に目が覚めた。着替えて外へ出ると,空は曇りで風はなし。南の空に雲に隠れて月が出ている。今日は干潮が午前5時ごろ。干潮前から満ち始めを釣ることになる。コンビニに寄ってから因島までノンストップで車を走らせ,現地には3時40分ごろ到着。波止曲がり角あたりに,メバル狙いの先客が1人。15cmくらいのメバルを数尾と,25cm級のチヌを1枚釣り上げていた。狙いの先端が空いていたのでラッキー。荷物を運んで仕掛けのセットを開始。この波止は常夜灯がついていないので,単1乾電池4個入りの強力ヘッドランプで手元を照らす。用意した竿は5本。1本は生きエ調達用のサビキ釣りに使う。残りの4本はぶっこみ釣り用。まず,2本の竿に10〜12号のオモリをつけたキス用全遊動テンビン仕掛けをセットし,シャコをつけて30〜40m沖へ投入。残りの2本は,ア○○狙いのため足元から数mくらいの近投で勝負する。キス用テンビンだと根掛かりするので,6〜8号のジェット天秤に3号ハリスを10cmほどつけた仕掛け(ハリは丸セイゴ13号)で,チョイ投げ。これでも投入の半分くらいは根掛かりするが,根魚狙いなのでやむを得ない。エサは本虫の1尾掛け。サビキの竿は明るくなってから出すことにして,とりあえず4本の竿を投げ終えたのが4時15分ごろ。ちょうど干潮の潮止まりだろう。

● 一段落してクーラーに腰を降ろしたところで,チョイ投げの竿に強烈な当たりがきた。竿が海へ落ちそうになるのをかろうじて止め,大きくあおると確かな手ごたえ。本命か!?でも,なんか引きがえらく荒っぽい。近投なのですぐ寄ってきた。ライトで水面を照らしても,潮位が低いせいで魚の種類がよーわからん。でも,なんか白っぽい。本命ではなさそうだ。グチかな?タモですくい上げてみると,チヌだった。33cm。とりあえず,これでボウズはない。でも今日はいつもとは違う魚を狙っているので,目標達成とまではいかない。

● その後魚の反応がなく,満ちの潮が流れ出した。5時を回って空が明るくなりかけたので,サビキの竿を出して足元でアジを狙ってみた。しかし,サシエのアミエビがそのまま残って上がってくる。まだ何の魚も活動してない様子。5時半ごろ,完全に夜が明けたので,シャコの竿の1本にとっておきのタイムシをつけて投入。20cmほどなので,半分に切って使う。したがって2投分しかない貴重なエサということになる。幸い(?),この波止はこれまでの経験から言って,魚の数はヒジョーに少ない。去年も,シャコのぶっこみにはエサ取りもほとんど反応しないような状況だった。そういうわけで,この波止ではシャコより小アジの方が魚が釣れる確率は高いと踏んでいる。しかし今日は,肝心の生きエが全然釣れてくれん!

● そのうちマキエが効いてきたのか,サシエのアミエビがきれいに取られるようになった。サビキの竿のウキを取り外して手持ち竿で釣ると,小さい当たりが手に伝わってくる。どうもハゲっぽい。竿を上下させながらタイミングを測って合わせると,魚がフッキング。軟調の竿が大きく曲がって,中型のハゲが立て続けに2枚釣れた。その後も何度か掛かったが口が硬いのでバラシの連続。6時ごろからはスズメダイの群れが動き出してサビキはギブアップ状態。回遊魚の反応はまるでなかった。

● 見物人がちらほら来るようになった6時半ごろ,タイムシの竿に当たり!波返しに飛び乗って大きく竿をあおると,ずっしりした手ごたえ。まずまずの魚が掛かっているようだ。竿先を叩くような当たりが出ないので,チヌではなさそう。どっちかと言うと,やたら重いだけ,という感じ。しかし,途中から底へ突っ込みだした。ん?これは・・・ちょっと違う魚種か? もしかして「ヒ」,それとも「ア」のつく魚?-------しかし,上がってきたのは「」のつくやつ。タモ入れして検寸すると,38cm。タイムシでこのサイズを釣ったのは初めてだろう。タイムシは確かにマダイのヒット率が非常に高いが,今までに釣れたのはほとんど手の平級だった。シャコには何の反応もないのにタイムシに釣れたということは,やっぱりタイムシの威力か?(でも,干汐ではタイムシよりシャコの方がはるかに実績が高いんじゃけどなあ・・・)

● 何はともあれ,手土産には十分なだけの魚が釣れた。横に投げ釣りの家族連れが入ってきて,潮に流された道糸がオマツリし始めたので,予定より少し早く7時半ごろ納竿。今日は平日で仕事もあるし。魚のエラを全部取ってクーラーに入れ,仕事場へ戻って冷蔵庫へ保存。道具の後始末をして,9時過ぎごろ仕事に復帰・・・した途端に眠くなって,30分ほど仮眠。仕事の前に日記も書いたし,今日はこの魚を持って夕方から広島へ。金曜日には戻って来るので,週末にはまた釣行できそう。しかし,今日小用で釣れたマダイは,出会い頭の感じが強い。シャコにはエサ取りもこなかった。小アジが釣れないと生きエのぶっこみもできん。ということで,今年の小用はこれで打ち止めかな?

 8/13の釣果  (ぶっこみ釣り・サビキ釣り)  

  ・マダイ(38cm) 1尾

  ・チヌ(33cm) 1尾

  ・ウマヅラハギ(24・23cm) 2尾

 

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