★ 釣り日記 (2004年7〜9月) ★

月3日(土)

月18日(日)

月12日(木)

月15日(日)

月29日(日)

月4日(土)

月18日(土)

月25日(土)

 


◆ 2004/9/25(土) 生名島・立石港(深浦)波止

〜 生涯初の○○○○○! 〜

 

● おとといSATさんからメールが入って,福山方面はイカ爆釣モードに入ったそうだ。コウイカはスーパーでも普通に売っとるけど,それより格上のアオリイカが食いたかったら,自分で釣るしかない。去年のオフ会で食べたイカは美味かった。シーズン真っ盛りの今なら,ビギナーでも1匹くらい釣れるじゃろ・・・しかし,福山方面で竿を出す気はない。ヘタくそなの見られるの嫌じゃし。で,人も少なくイカの多そうな,しまなみ方面へ行くことにした。ついでに生名島の秋の状況もチェックしたい。始発のフェリー(6時5分)の前にちょっと因島の消防署前で竿を出す予定で,5時ごろ家を出発。5時半ごろに消防署前の波止に着いたが,北側も南側も地元の人がアジ狙いのサビキ釣りをやっていた。近くでエギを投げるといろいろ聞かれそうなので,結局素通り。始発のフェリーで生名島へ。

● まず生名港埠頭用地の小さい波止へ行ったが,地元の釣り人で満杯。全員アジ狙いらしい。ここは後で来ることにして,立石港フェリー乗り場近くの波止へ(今まで「深浦波止」と言っていたところ。波止ガイドの表記にならって今後は「立石港波止」とします)。こちらは先客なし。今日は満潮が午前8時過ぎで,時間帯としてはこれからがチャンス。6時半ごろ,曲がり角あたりに道具を運んで仕掛けをセット。かぶせ釣りの方もやってみたいので,まずイカダ竿を出して足元にカキを落としてみた。まだ満ち潮が横に流れているので,すぐに中断。イカの仕掛けを出した。エギング専用の竿を持ってないので,手持ちの竿の中から一番それに近そうな竿として選んだのが,1.8mのボート用キス釣り竿。これだけで,いかにド素人であるかわかるでしょう。リールは,後で後悔したが,PEさえ巻いてないナイロン糸の安物スピニング。エギは数本持って来てあるが,オレンジの2.5号をチョイス。だいぶ昔に買ったやつで,メーカーも値段も覚えてない。500円くらいじゃなかったかと思う。

● 曲がり角にもイカの墨の跡があるが,先端の方が釣りやすそうなので先端へ。ここも常夜灯があって,スミがついている。ただし,アオリイカのものかコウイカのものかは不明。前にここでコウイカが上がっているのを見たことはあるが,アオリについては全く未知数。先端から払い出す潮に乗せて,15mくらい沖へエギを投入。釣り雑誌で読んだセオリーどおりに,カーブフォールさせながら着底・・・したかどうかようわからん。というか,道糸の角度から考えて,潮の流れの方が速すぎてエギが浮き上がっとる感じ。やっぱりPEでないとダメか?即,エギをチェンジ。見た目一番重たそうな,ピンクの3号に。今度は底取りできた。着底したら竿をあおる,の繰り返し。これ以外のテクニックは知らん。3回繰り返したら,もう飽きてきた。だいたいなー,こんな作りモンで魚が釣れるかい!という,ルアー釣りをやりながらいつも思うことを今日も思いながら,4度目の投入。足元近くで竿をあおったとき,なんか引っ掛かった感じ。一応期待してリールを巻くと・・・なんじゃ〜,ビニール袋か〜・・・・あれ?違う!イカじゃった!

● というわけで,釣り上げました,生涯初めてのアオリイカ。ふだんからイカを釣っておられる方にとっては何のこともないでしょうが,初チャレンジで釣れて,感無量であります。サイズは・・・胴長って,どっからどこまで?一応頭の先から目の下までの長さが16cmでした。平均サイズというとこでしょうか。時刻は7時過ぎごろ。このあと,かぶせとイカを交互にやってみたものの,あとはノーヒット。簡単に記録しておくと,立石港でのかぶせ釣りは,当たりが出たのは満潮の8時ごろまで。釣れたのは,ギザミ・小コブ・小チヌ。全部リリース。下げに入ってからはエサ取りの当たりもなし。9時半ごろ,埠頭用地へ移動。こちらはエサ取りの嵐でサシエが着底せず。イカの方はベテランふうの人が来たものの,その人にもヒットせず。11時ごろ納竿。たかがイカ1匹釣るのに生名島まで行かんでも・・・という気もしますが,今日はこれ1匹で大満足の釣行なのでした。イカは既に刺身になって,夕飯まで冷蔵庫で待機してます。今度はリールにPE巻いて行こ。エギングの竿は・・・まあ買わんでええか。

 9/25の釣果  

  ・アオリイカ(胴長16cm) 1匹


◆ 2004/9/18(土) 三原市・須波港波止

〜 It never rains but it pours.(泣きっ面に蜂) 〜

 

● イシダイのベストシーズンになるまで,遠征はお休み。近場で手軽に竿を出すことにした。朝の4時半ごろ出発して,現地・須波には5時ごろ到着。まだ暗い。用意したエサは,カキ・生きエビ・冷凍キビナゴ。費用は全部で700円ぐらい。かぶせの前に,朝マズメにタチウオを狙ってみた。電気ウキ仕掛けをささっと用意して,明るくなるまでに10流しほど。この間,3〜4回ウキが沈んだ。しかし食い込みが浅くハリ掛かりせず。1回は途中でバラし,今年の初物を獲りそこねた。結局早朝の部は,晩のオカズの調達に失敗。これがケチのつき始め。

● 6時ごろから,いつもの釣り座でかぶせ釣りを開始。タックルは1.8mの竿に道糸3号・ハリス2号・細地チヌ4号。この日は干潮が朝の7時,満潮が午後1時ごろの中潮。そもそもこの釣り場を選んだのは,過去のデータから「干潮の前」が時合いだからだ。ここは干潮の1時間ほど前までわりと速い潮が流れて,それがだんだん緩んでくる。その時間帯がチャンス。開始からしばらくは魚の反応がなかったが,地元の人が見物に来て話をしながら釣っていた6時20分ごろ,中層でのエサ取りっぽい当たりに続いて,着底の直前に「コツン!」と鋭い当たり。合わせる。手ごたえあり。コブダイの引きではなさそう。本命か?--- しかし,見えてきたのは裏本命のチヌ。でも,まあまあのサイズ。落としダモですくい上げると,周りで竿を出していた地元の人が何人も寄って来た。検寸,42cm。狙いどおりの潮で釣れて,これで晩のオカズは確保した。

● あとは手の平級でもええからサンバソウが1枚釣れんかな〜,と粘ったが,反応なし。時々ギザミかフグっぽい当たりが出るだけで,まともな反応がなくなった。満ちに入って,手の平級のチヌとリリースサイズのコブダイが釣れた。一応スカリにキープ。曲がり角の手前では,ハゲ掛けの常連さんがクラゲを吊るして良型のハゲを立て続けに上げているが,こっちにはハゲの当たりはなし。ハゲは晩秋ごろからカキにも反応するようになる。カキの方は一時中断して,生きエビを使って港内側でぶっこみ流のさぐり釣りをやってみた(釣り方の詳細は別の機会に)。まるで反応なし。エサ取りもおらん。9時を回って,もうオカズもできたし,ぼちぼち帰るか・・・と思っていたところへ,生きエビの竿に初めての当たりがきた。本命はメバルだが,これはメバルとすれば相当なサイズ。ギャラリー注目の中,7〜8m沖の海面に見えてきた魚は・・・赤い・・・カサゴ?いや,ありゃ,アコウじゃろ!--- ところが!抜き上げの体勢に入ろうとした水面直下で,ハリが外れてバラシ。うそー!!!まあ,サイズ的には25cmかそこらじゃったけど・・・もったいない!

● このバラシのせいで帰るわけにはいかんようになって,そのあと満潮の1時近くまで粘ってしまった。途中,常連さんが釣った30cm級のハゲを2枚もらって,代わりに小チヌと小コブダイをトレード。スカリには大きいチヌとハゲ2枚が入った。これにさっきバラしたアコウが入ったら,今日の夕飯は超豪華版!になるはずだったが,結局エビには当たりなし。カキで23cmのチヌを1枚追加したのみ。この波止で時々会うかぶせ釣りの人が来たのと入れ替わりに納竿して,帰宅。午後はあれこれやって,夕飯近くの時間になってから気づいた。あれ?今日使うた竿,どこへやったっけ?--- イカダ竿を翌日も続けて使うときは,いつもは仕掛けをつけたまま車の後部座席へ放り込んでおく。しかし,車の中には見当たらん。まさか・・・いや,しかし・・・。でも・・・。どう考えても,釣り場へ忘れたらしい。カキのバケツのほかにエビの竿やブクバケツなんかの荷物がいろいろあったので,釣り座から車へ戻るときにイカダ竿だけ持って帰るのを忘れたか?わずかな可能性に期待して,午後7時ごろ松永〜須波を往復。しかし,釣り場に竿は既になし。残念!自業自得とは言え,竿は製造中止のブラックチヌ・リールはチヌジャッカーの旧モデルという,もう手に入らないアイテムだけに・・・悔しい(まだ予備はあるが)。

<追記> 結局この竿とリールは,23日(祝日)に無事戻ってきました。なくした日にかぶせ釣りに来ていた方が拾って,持って来てくださいまいた。ありがとうございました。

 9/18の釣果  

  ・チヌ(42cm・23cm) 2尾

    ※ 他に手の平級のチヌ1・25cm級のコブダイ1。


◆ 2004/9/4(土) 岩城島・岩城港波止

〜 金はかかるがナイスな釣り場! 〜

 

● この秋の目標は「備後地方でイシダイの釣れる場所を探す」こと。今のところ竹原以東で秋にイシダイ・サンバソウが狙える釣り場は,須波・生名島・横島一文字くらいしかない。しまなみ方面にはまだ未開拓のポイントがあるはず。ということで今日の釣り場は,20年くらい前から憧れていた岩城島。昔の釣り情報誌には,備後地方随一のアコウ・マダイの釣り場としてよく紹介されていた。いっぺんあそこで竿を出してみたい・・・と思いつつ,今まで1回も行ったことがなかった。今日はポイントチェックを主目的に,「波止ガイド100」と空撮写真集を用意してある。

● 今日は干潮が午前8時,満潮が午後2時ごろの中潮。狙いは満潮ごろなので,朝はゆっくり起床。7時ごろカキを調達に行って,そのまましまなみ海道へ。途中で小雨がパラついたりもしたが,今日は降水確率0%。まず心配あるまい。風も弱そう。岩城島へ渡るフェリーは,因島・土生生口島(瀬戸田)・洲江から出ている。地図で見た感じでは瀬戸田から渡る方が近そうなので,生口島北インターで降りた(普通車1,300円)。料金所を出てすぐの信号を右折して5分ほど海沿いに走ったところの乗り場から8時20分発のフェリーに乗って,数分で対岸の岩城島・小漕港へ。普通車片道1,240円。つまり,岩城島まで往復すると,約5,000円かかる。弓削島とだいたい同じくらい。安くはない。しかし今日は,なにしろ憧れの島へ足を踏み入れるわけであるから,金のことは度外視している。

小漕港フェリー桟橋のすぐ右手に,赤い灯台の小さい波止がある。まずはここをチェック。全手動水深測定器を出す(タコ糸の先にオモリをつけたもの)。先端足元の水深,約6m。可もなく不可もなし。潮は速い。竿は出さず,周回道路を左周りで長江港へ。因島からのフェリーはここへ着く。待合所で料金を見ると,片道1,550円。結局,因島から来ても生口島から来ても,ほとんど料金は一緒であることが判明。なら,時間的に短いのは生口島経由の方。フェリーの出る時間を見計らって来れば,福山西インターを降りてから40〜45分くらいで島へ着けるだろう。長江港は,左右に長い波止が延びている。左の波止の先端へ歩いて行って水深を測ると,約5m。浅い。潮も緩そう。右の波止はパスして,周回道路を進む。

● 鞆の町並みに似た中心街を過ぎて,岩城港へ。今日のメインの釣り場は,ここに決めてある。港を囲む長大なL字の波止が右手から伸びている。予想していたより,はるかに長い。倉橋の釣士田の波止くらいあるんじゃないか?こういう長い波止には,今まであんまりいい思い出がない。とりあえずここは通り過ぎて,すぐ先の西部港のこじんまりした波止へ。地波止のすぐ沖に一文字波止があって,潮流の雰囲気はいい。しかし,水深が浅く(4〜5m),パス。見た感じの印象で言うと,小漕港と西部港の波止は,チヌのシーズンなら期待できると思う。長江港の左右の波止は,あんまり竿を出したい気分にならなら。一番釣れそうなのは,やっぱり岩城港の大波止だろう。

● 岩城港大波止付け根の空き地に車を停めたのが,9時15分ごろ。驚いたことに,今まで見てきたどの波止にも,釣り人が一人もいない。周回道路は広く,15〜20分くらいで島を一周できそう。ここは蒲刈か?と思うほど,島全体の景色や町並みの雰囲気もいい。いかにも,海の真ん中に来ました,ちゅう感じ。これで魚が釣れたら言うことなし。L字の波止の曲がり角あたりへ荷物を運んで,まず水深をチェック。足元で6〜7mくらいか。L字のカドから十数メートルほど先に,一文字波止がある。満ち潮が一文字との水道から払い出すように,L字の長い方の正面に向けてかなり速く流れている。まずは,曲がり角のすぐ先に釣り座を構える。波返しの幅が広く,座りやすい。高さは場所によってまちまちで,曲がり角までは低い。今日のタックルは,1.8mイカダ竿に道糸4号・ハリス3号・チヌバリ4号の,やや太めの仕掛け。今日は浮気をせずかぶせ一本で勝負するつもりなので,カキしか持って来てない。ただし今の時期は身の入りが非常に悪く,サシエとしてかろうじて使えるのは数個に1個くらいしかない。

● 足元にマキエをして,緊張の第1投・・・。当たりなし。数回投入しても,魚の反応がない。沖目に投げるとカドから払い出す潮に乗ってサシエが横に流されるので,数mほど左へずれてみた。足元へサシエを落とすこと数回目に,初めての当たり。足元は潮が緩いので軽いカラのサシエをゆっくり落としていたら,着底前に「コツッ!」と鋭い当たりがきた。合わせると,かなり引く。魚種は不明。コブじゃないような気がするが・・・本命か?・・・見えてきたのは,チヌ!まずまずの型。水面まで距離があるので,落としダモですくう。黒っぽい魚体の居着きのチヌだった。サイズは40cm。時刻は9時50分で,潮は満ち2〜3分ごろか。

● このあと当たりがなくなったので,道具を持って先端へ移動。先端は水深は同じくらいだが,正面へ払い出すナイスな潮が流れている。チヌ狙いには絶好のポイントという感じ。沖に潮目ができていて,投げ釣りでもいかにも大物がヒットしそう。雰囲気としては,伯方島・有津の先端に近い。しかし今日はイシダイ狙いなので沖目は捨てて,足元で勝負。ここで30分ほどやってみたが,30cm弱のコブダイが1尾釣れたのみ(即リリース)で,あとは当たりなし。また元の釣り座へ戻ってみると,潮の流れが変わっている。場所替わり前はカドから波止の長い方の正面に向けて流れていた潮が,今度は短い方の正面,つまり一文字波止方向へ流れている(中国新聞社の空撮写真集を持っている人は,p.161を参照してください。「波止ガイド100・part2」のp.94にもあります)。さっきの釣り座は横に潮が流れて釣りにならないので,今度は曲がり角の手前,一文字波止を正面に見る側に釣り座を移動して再開。

● その数投目。また足元で当たり。今度はコブか?引きが強い。立ち上がってやり取りし,浮いてきたのはまたチヌ。さっきと同じ黒っぽい色で,型はちょっとアップ。42cmあった。時刻は11時20分ごろ。最初のチヌを小さいスカリに入れていたので,2枚目が釣れたところで車へ戻って直径50cmのスカリにチェンジ。水位が上がってきたので,落としダモより取り込みやすい柄つきのタモも用意した。それやこれやで15分ほど時間を費やして,再開。その2投目。今までとは違うモヤモヤした小さな当たりに合わせると,確かな手ごたえ!魚が左へ走る。引きずられるように竿を握って移動し,ちょうど曲がり角のあたりでやり取り。今度こそコブか?しかし,当たりの感じからして,本命かも・・・。ハリスが3号なので強引に巻き上げる。見えてきたのは・・・またしてもチヌ!しかし,デカい!落としダモをはみ出しそうなサイズなので,柄つきの60cmのタモですくい上げる。これは,ホンマにナイスな型。すぐに検寸。50cmを超えている。51cmにはちょっと満たない。50.5cm。今年の自己記録を更新するサイズだ。この時期に50cmが出るとは・・・さすが「憧れの島」!もう,言うことなし!秋チヌらしく,引きも強烈だった。

● この直後に地元のオジサンが見物に来て,しばらくその人と話しながら釣ったが,また当たりが遠のいた。12時過ぎに余裕の昼食を取って,満潮前の時合いを狙ってみたが,その後は30cm弱のコブダイ2尾とギザミ1尾を追加したのみ。2時過ぎに納竿した。この波止の印象を言うと,先端は有津のようだが,曲がり角は忠海の雰囲気に近い。水深といい,潮の流れが変わることといい,当たりが少ないことといい・・・。イシダイについては未知数だが,年内にもう1回は来てみたい。ぶっこみ釣りもよさそうなので,今度はシャコも持参したい。それより,チヌが3枚とも足元で釣れたことから考えて,この波止で落とし込み釣りをやったら絶対いけると思う。ただし,L字の長い方は満ち潮は横に速く流れるのでちょっと難しいが。今日は沖目も狙ったが,沖では全く反応がなかった。足元はエサ取りの当たりがたまにあるが,総じて魚の数は少ない。根は荒そうなので,夜釣りなら根魚もいけると思う。人が少ないせいもあって,釣り場としての環境はバツグン。今日は,5千円かけた甲斐がありました!

 9/4の釣果 (かぶせ釣り)  

  ・チヌ(50.5・42・40cm) 3尾


◆ 2004/8/29(日) 生口島・名荷港波止 ⇒ 生名島・生名港埠頭用地波止

〜 台風接近中の釣りの結果は? 〜

 

● 今年最大の台風が接近中で,日曜の夜あたりに一番近づくという予報。土曜日ならまだ大丈夫じゃろと思いきや,28日(土)は朝から強風。前日ちょこっと掘っておいたシャコを持って早朝から干汐で1時間ほど竿を出したが,ノーヒット。カキも採ってあったので,続いて須波へ。10時半ごろまで粘って,まともな当たりは1回だけ。釣れたのは,45cmのコブダイ。それと,前回に続いてタオルをゲット(笑)。月刊釣り情報の取材が回ってきて,写真を撮ってもらった。

● 今日の日曜日は釣行の予定はなかったが,ハワイ旅行の土産話を兼ねて実家で夕飯を食べることにしたため,食材調達に行くことにした。もともとは,横島の坊地あたりで小アジかママカリ狙いのサビキ釣りをする予定だった。ついでにシャコの竿を放り込んでおいて,あわよくばチヌを1枚・・・。しかし考えてみたら,坊地の新波止は強風が吹いたらグラグラ揺れるので気持ち悪い。万一風が弱かったら,人出が多そう。で,朝起きてから風の具合を見て行き先を考えることにした。けさは4時過ぎに目が覚めて,外へ出ると風はそうでもない。シャコを使うなら多少でも釣れる確率が高い所の方が・・・結局,前回に続いて瀬戸田へ行くことに。

● 瀬戸田へ着いたのが5時ごろ。先客はなし。車を降りると,かなりの風。風速7〜8メートルくらいか。今日は干潮が午前4時半ごろで,これから潮が満ちてくる。先端は潮が速そうなので,曲がり角の先へ。前回と同じ仕掛けの竿を2本出して,穂先にケミホタルをつけて50mほど沖へ投入。今日はエサがシャコなので,本命はチヌ。風は強いがまだ満ち潮が流れてないので,当たりは取れそう。ついでに,冷凍キビナゴのエサで足元に捨て竿を1本。狙いはカサゴ。最初に投入した竿を上げてみると,エサがきれいに取られている。今日はエサ取りが多いか?--- 結局,満ち潮が流れ出すまでに釣れた魚は2匹。30cmくらいのサメが掛かった後,5時40分ごろに本命のチヌ(34cm)が1枚。その後気配がなくなったので,6時半に撤収。キビナゴには反応がなかった。今までのデータから考えて次のチャンスは満潮ごろだが,そこまで待つ気はない。この波止は波返しが高くて狭いので,今日の風の中でかぶせ釣りをやるのは危険すぎる。フラットな釣り場へ移動することにして,因島へ戻った。消防署前の左右どっちかの波止で竿を出したかったが,両方とも先端に釣り客が入っていたので断念。生名島へ向かう。

● 渡った後で風が強まって帰りのフェリーが欠航したら困るが,因島と生名島の間の水道はそれほど波が立ってはいない。7時過ぎのフェリーで渡って埠頭用地へ。ここはさすがに誰もいない。風はだいぶ強くなっていて,風速12〜13mくらいはありそう。先端寄り内向きに座ると,モロに正面から風が吹きつきてくる。当たりが取れそうにない・・・。しかし,幸いというか何というか,何回サシエを投入してもまるで当たりなし。ここは夏から秋にかけてエサ取りの嵐で釣りにならんことが多いのに,台風の影響で魚も隠れとるんか?車へ戻ってぶっこみの竿を1本出し,さっき余ったシャコをつけて先端から投入。釣り座へ戻って再開すると,初めてエサを取られた。ただし,当たりは感知できず。道糸がフワッとふけるだけで手元に当たりが伝わってこないので,まあギザミかスズメダイじゃろ。これを何度が繰り返した後,ヤマカンで合わせると何か掛かった。おっ?!けっこうデカい!コブか?もしかしてイシダイ?--- 突っ込みをかわして見えてきた魚は,真っ黒いチヌ。タモ入れして検寸すると,43cm。この時期に足元でチヌが釣れるのは珍しい。海が荒れて岸壁の際へ避難しとったか?

● このチヌが釣れたのが8時過ぎごろ。このあと満潮の10時過ぎまで釣ったが,あとはほとんど当たりなし。最後に手の平サイズのチヌが1枚釣れたところで,納竿。風は一時15メートルを超えるんじゃないかと思うほど強かったが,帰る頃には多少収まっていた。しかしきのうも今日も,この時期にしては信じられんほど当たりがなかった。このままエサ取りが減ってくれたら有り難いが・・・。

追記:前回書き忘れたが,瀬戸田(名荷港)の波止付け根は7月の終わりから8月上旬ごろに草刈りをした様子。毎年この時期に草刈りをするのかどうかは不明。人力でやる必要はなかったみたい。生名島埠頭用地は,今日行くと波止付け根にデカいブルドーザーが置いてあって,周りに草が生えていた。またしばらくしたらゴミ拾いが必要になりそう。

 8/29の釣果 (ぶっこみ釣り/かぶせ釣り)  

  ・チヌ(43・34cm) 2尾


◆ 2004/8/15(日) 生口島・名荷港(瀬戸田高校裏)波止

〜 自己記録更新の1尾! 〜

 

● 来週は家族旅行。8月中の釣りは今日が最後かも。週末は大きい潮と小さい潮が交互に来るが,今日は大潮なので,手掘りのエサを使ったぶっこみ釣りがメイン。きのうの夕方,シャコを掘りに行った。今年は水温の関係か,シャコの育ちがいい。掘り進むうち,土の中に鮮やかなオレンジ色の切れ端を発見。大急ぎでそこらへんを掘り返して,底へ潜ろうとするヤツを引きずり出した。途中でちょん切れたが,50cmほどのタイムシをゲット。これが獲れたからには,マダイを狙うしかない。

● お盆の日曜日ということで人手が多いと予想して(ホンマはこの時期に殺生してはいけません),干汐はパス。暗いうちに瀬戸田へ行って,先客がいたら大三島か伯方島あたりまで足を伸ばすつもり。午前3時半に起床。仕事場へ寄って冷蔵庫の中からシャコとタイムシを取り出し,コンビニ経由で瀬戸田へ。現地には4時15分ごろ着いた。先客はなし。ただ,霧雨が降っている。一応雨具も用意して,ヘッドランプをつけて波止先端へ入った。

● 今日は,干潮が朝の5時ごろ,満潮は11時ごろ。この波止は干潮の潮止まりがチャンスで,満ち潮が流れ出すと釣りにくい。雨がやや強くなったので雨具を着て,仕掛けをセット。竿は3本で,どれも4.5mくらいの安物の万能竿(オモリ負荷8〜15号くらい)。スピニングリールに道糸5号12〜15号の六角オモリをつけた遊動テンビン,ハリスはトヨフロンLハード3.5号を1.5ヒロ,ハリはチヌ6号。1本目の竿には貴重なタイムシを7〜8cmほどつけて,先端から50mほど沖へ投入。まだ下げ潮が流れていて,仕掛けが右から左へ流される。2本目の竿にはシャコをつけて,右手30mほど沖へ投入。潮が止まるまでは2本竿でいく。

● クーラーに腰を降ろして当たりを待つ体勢になったとき,タイムシの竿の穂先ライトが動いた。仕掛けが底を転がる動きとは違う。合わせると,なんか魚が掛かった手ごたえ。チャリコか?しかし・・・上がってきたのは,30cmほどのネコザメ。貴重なエサを外道に食われるのは惜しいが,再度タイムシをつけて投入。潮はだんだん緩んできて,5時ごろには完全に止まった。しかし,潮止まりの時間帯はごく短い。この間に釣れてくれんか・・・今度はシャコの竿に当たり。またサメ。そうこうするうちに,満ち潮が流れ始めた。

● 波止先端の満ち潮はべらぼうに速く,この潮で魚が釣れたことはほとんどない。やむなく仕掛けを先端から手前へ20mほど移動。夜も明けてきたので,3本目の竿も出して早朝の時合いに賭ける。満ち潮はこれからどんどん速くなるので,チャンスがあるとしたら6時ごろまでか・・・。そして,6時ちょっと前。タイムシの竿の穂先がググッと入った。またサメか?竿を握ると,ぐい〜ん!と引っ張られる。反射的に竿をあおる。重い!根掛かりしたみたいに,こっちへ寄って来ん。竿を持ったまま波返しの上に飛び乗って改めて竿をあおると,魚の引きがはっきり伝わってきた。よっしゃー!ええサイズ!--- ぐいーん,ぐいーん,という感じの引きからして,マダイに間違いなさそう。この波止は水深があるので,浮かしてしまえば根へ入られることはない。ハリスは3.5号じゃし,よほどのことがなかったら切れることはあるまい。怖いのは,ハリ外れのバラシだけ。慎重に,慎重にリールを巻く。めっちゃ気持ちええけど,魚の姿を見るまでは安心できん。足元近くまで寄ってきてからの抵抗がきつく,なかなか浮いてこん。何度も足元へ突っ込むのを竿でためて,ようやく白っぽい魚体が見えてきた。予想どおり,今まで釣ったことのないサイズ!他に釣り人がいないので,自力でタモ入れ。波止へ引き上げて改めて見ると,やっぱりデカい。大物釣り師さんたちにとっては大したことないサイズだろうとは思うが,近場のファミリー釣り場みたいな場所でしか竿を出さないサンデーアングラーにとっては,一生モンの大物かもしれん。検寸,57cmのマダイ

● この後は予想どおり潮が速くなってアウト。もういつ帰ってもよかったが,カキも持って来てあるので満潮まで時間つぶしをした。9時半ごろ,月刊釣り情報の記者さんが来て,取材を受けた。この時期はどこも昼間はパッとした釣果が出てないそうだ。この波止も,今日はたまたまラッキーだったが,マダイの釣れる確率はそれほど高くないと思う。前回も今回もタイムシに釣れたが,それ以外のエサではどうか?それに,このあともサメはやたらヒットして,満潮までに10匹くらいリリースした。なんか,サメがうようよおる感じ。そのせいか,エサ取りの小魚はほとんどいない様子。状況的には悪くないが,なにせここは魚の数が少ないので,どちらかと言えば一発大物狙いの釣り場だろう。なお,カキの方は満ち潮が流れる間はまるで当たりなし。満潮の潮止まりに手の平級のチヌが2枚釣れたが,まだ秋のシーズンには早そう。夜明けごろにあちこちでナブラが立っていたが,ヤズかセイゴかタチウオか,魚種は確認できなかった。

 8/15の釣果 (ぶっこみ釣り/かぶせ釣り)  

  ・マダイ(57cm) 1尾

  ・チヌ(22・20cm) 2尾


◆ 2004/8/12(木) 山口県由宇町・有家(ありけ)港波止

〜 Give Me One More Chance! 〜

 

●  いよいよ今日は,生涯初めての山口県への釣行の日。予想最高気温34度の猛暑の中,狙う魚はイシダイ。釣行場所は,細原さんご推奨の由宇町・有家港の波止。7月18・19日にゴトウさんと細原さんが31・46cmのイシダイを上げ,チヌも釣れている。水温が高すぎるし潮の条件も悪そうではあるが,今日のところは下見を兼ねて,ということで。一番知りたいのは「自宅から遠征した場合,どのくらい時間がかかるか?」ということだ。

● 今日の同行者は2人。義兄と,姪のダンナ,つまり「義甥」(?)。ゆうべからヨメの実家の安佐南区に泊まっているので,朝の5時に集合して出発。数分で山陽道・広島インターに入り,30分弱走って大竹インターで降り,国道2号線から188号線へ。岩国を抜け,海沿いに車を走らせる。途中でコンビニと釣具店に寄り,細原さんからもらった説明書を見ながらJR由宇駅を過ぎて,埋立地の先の現地に着いたのが6時20分ごろ。正味の所要時間は,広島インターから1時間ほどか。これなら,松永の自宅からでも朝なら2時間以内に来れそう。倉橋へ行くより時間的には早いかも。ただし金はかかる。高速代が往復で6〜7千円くらい?

● この波止は,「波止ガイド100・part2」の202ページに紹介されている。細原さんの情報どおり,付け根寄りにチヌ狙いらしい釣り人が3人入っていた。けっこう長い波止で波返しの幅も広いので,釣り易そう。イシダイのポイントは先端寄りとのこと。ここには誰も入っていなかった。3人で荷物を運んで,仕掛けをセット。竿は1.8m。同行の2人には,大物に備えて2.1mの竿を使ってもらった。あとは全員同じで,道糸4号・ハリス3号・チヌバリ4号。よほどの大物でない限り,この仕掛けで取り込めんことはないと思う。

● 釣り座は,ポイントがよくわからんので,先端から10mほど手前の外向きにしてみた。右手(先端寄り)に義甥,左手に義兄に座ってもらい,3人並んで釣り開始。時刻は6時40分ごろ。このあたりの潮見表を持ってないので正確にはわからんけど,新聞によると満潮が午前6〜7時ごろ,干潮が昼の12〜1時ごろだろう。もう下げに入っているようで,ごく緩い潮が左から右手の一文字波止方向へ流れている。足元は敷石があるそうなので,沖目に投入。水深は・・・細原さん,ゴトウさんの情報では「浅い」ということだったが,普通のかぶせ釣り場としてはこれくらいの水深があったら十分,という感じだった。敷石の沖で7〜8mくらいか。

● 第1投目から魚の反応があるが,エサ取りっぽい。すぐに最初の魚がヒット。まずまずのサイズのナゴヤフグ。左隣の義兄にも,右隣のかぶせ初体験の義甥にも,フグがヒット。いつもならリリースするが,一応スカリにキープ。7時ごろ,「コツン!」とした当たり。フグではなさそう。23cmの夏チヌだった。その後ベラ系の当たりが増えて,着底前にエサを取られるようになった。潮もだんだん速くなってきて,釣り辛い。しかしその潮は30分ほどで緩み,今がチャンスか?という雰囲気になってきた。8時前ごろ,まともな当たり!しかし,途中でハリが外れてバラシ。その後しばらくして,再びヒット。これは,まともそう。しかしイシダイにしては引きが弱いか?・・・・上がってきたのは,ジャスト30cmのチヌ

● その後エサ取りの当たりのみになったので,波返しを降りて先端から正面に向けて釣ってみた。しかしここはフグの巣で,底までエサがもたずギブアップ。潮の条件を見たいので辛抱して釣ってみたが,あとはノーヒット。11時ごろにちょっとチャンスっぽい感じになって,フグでもギザミでもない魚がヒットしたが,これも途中でハリ外れ。サイズは大したことはなさそうだった。波止付け根にいたチヌ狙いの釣り人はみんな帰って,代わりにアジやサヨリ狙いの地元の人たちが入れ替わり立ち代り入ってくる。先端に入った人が小アジを数尾釣っただけで,あとはほとんど魚が釣れていなかった。サヨリ狙いの人にはボラが連発で,サヨリの姿はなし。秋になったらかなり賑わうと予想される。

● 9時を回るごろからだんだん気温が上がってきて,体力的にきつい。11時半ごろ,日陰を見つけて昼飯食おう,ということで車へ戻って道路端から近くを見ると,道路をはさんで公園が見える。そこへ車で移動して,日陰で昼食。潮もちょうど干潮のためしばらく休んで,午後1時を回ったところで再開。これほどエサ取りが多いとは思わなかったのでカキを1人につきバケツ1杯ほどしか持って来てなく,エサが切れた2時半ごろ納竿した。ちょうどその頃満ち潮が流れ出したのが残念。結局,今日のまともな釣果はチヌ2枚。実は納竿の間際に,巨大な魚が掛かった。着底前にスーッと竿先を引っ張っていき,合わせると魚が浮きながら沖へ泳いでいく。そうです。ト○○イです。ザブトンより2回りくらい大きいサイズ。取り込んでも食えんしハリス切ろうかと思ったが,義兄が実物を見てみたいというので数分間やりとりして,タモ入れ寸前までいったところでハリスを切られてバラシ。アイツがおったんじゃ,他の魚は逃げるわなあ。

● この波止の印象をまとめると,こんな感じになる。@ アクセスがよい(広島から1時間くらい),A 駐車スペースも十分あり,近くの公園にトイレもある,B 一見したところ,イシダイが釣れるようには見えない(蒲刈の方がはるかに雰囲気あり),C しかしチヌは釣れそう,D 潮は緩いが,流れるときと緩むときがチャンス,E 細原さんの情報どおり,下げ潮に時合いが来る。満ち潮が動き始めるときも好時合いか。F ベストポイントは,ずばり「先端外向き」。ここが潮の流れが一番あるので。しかし先端から手前側も底の状態は同じなので,イシダイの時期ならチャンスはありそう。G 数m沖に敷石の境目があり,その付近では時々根掛かりする。イシダイのポイントはそのあたりか。チヌは10mくらい沖目の方がチャンスが多いと思う。 H 秋は釣り人が多そうなので,ポイント確保には早めの入釣がおすすめ。I 左手の埋立地にも長い護岸があり,今は立入禁止だが,完成したらいいポイントになりそう。J この波止へ東から行く場合は,早朝なら大竹インターで降りるのがベター。昼間は国道が混むので,帰りは岩国インター(かなり山の中)へ回った方が早いかも。

● ということで,広島方面の皆さんには,この波止は是非お勧めです。秋になってこの波止からイシダイの便りが届いたら,私も再チャレンジしてみたいと思いますので。

追記:義兄のリクエストで,フグは全部持ち帰って唐揚げに。3枚におろして白身だけにして,これでもかというくらいに水洗いした。魚屋さんで売っとるのと同じフグなので,美味かった。ホンマはもちろん違反ですよ。素人はフグを調理して食べてはいけません。特に福山方面では5〜6月ごろにクサフグを大量に釣って持ち帰る人をよく見かけるけど,あれは(産卵期でもあるし特に)危ないと思うがなあ。

 8/12の釣果 (かぶせ釣り)  

  ・チヌ(23・30cm) 2尾

  ※ そのほか,フグ・ギザミたくさん。


◆ 2004/7/18(日) 生口島・名荷港(瀬戸田高校裏)波止

〜 気持ちよく掃除できました! 〜

 

●  今週は潮が大きいので,ぶっこみ釣りがメイン。きのうは夕方5時ごろ田島でシャコ堀り。いいポイントに当たって,手ごろなサイズのシャコを山ほどゲット。さらに,タイムシを1匹(50cmくらい)。貴重なタイムシが採れたので,本命はマダイ。しかし,一番近場の向島・干汐は,土曜の夜から通しで釣る人が多そう。とりあえず行くだけ行ってみて,ダメなら別の場所へ移動するつもり。

● 夜中の3時過ぎに起きて3時半ごろ干汐へ行ったら,予想どおり右手の波止は釣り人が大勢いて入れそうにない。左手は空いてそうなので,暗がりの中荷物を降ろして左手の波止の先端へ・・・ところが,釣り人はいないが,投げ竿が1本立てかけてある。こっちの波止で釣るなら先端以外は期待できないので,あきらめて荷物を持って車に戻った。次の候補地・瀬戸田へ向かう。ここもダメなら大三島まで足を伸ばすつもりだったが,幸い先客は親子連れ1組だけ。この波止で投げをやるときはたいてい曲がり角あたりへ入るが,先客がそこにいたので,先端で釣ることにした。

● 今日は,草刈りの道具を持って来てある。理想を言えば,早朝に本命を1匹釣り上げておいて,日が高くなる前に草刈りを済ませ,昼前の満潮ごろの時合いをもう1回集中して狙う。で,できたら2枚釣り上げて昼ごろ納竿する --- この予定がうまくいかんと,草刈りのモチベーションが下がる。魚も釣れてないのに草刈りに精を出して,結局橋代を払うて草刈りして帰りました・・・ということになると,ちょっとむなしい。じゃけん,朝の6時ごろまでに何とか1枚釣れてほしい!というのも,今日は尾道港の干潮5時48分(満潮は11時過ぎ)で,干潮の潮止まりが狙い目になる。ていうか,この波止はその時間帯しか釣れん。なにしろ下げは右から左へめちゃくちゃ速い潮が流れて,満ちに入ると逆に左から右へ飛ぶような潮流になる。潮止まりはせいぜい30分ほど。1本目の竿を支度したのが4時50分ごろで,ぼちぼち夜が明けかけている。さっそく,貴重なタイムシを10cmほどつけて,先端から外向き30mほど沖へ投入した。仕掛けは,遊動テンビンに六角オモリ15号,ハリス3.5号を1ヒロ強,ハリはチヌ5号

● ところで,今日はとにかく西風が強かった。この波止で外向きを釣ると,背中から風を受けるのでどうにか釣りにはなる。2本目の竿のセット中,さっき投げた竿の先を見ると,正面に投げたはずが竿先が左へどんどん引っ張られている。まだ下げの潮が止まってないので,オモリがゴロゴロ底を転がる。しかも道糸に流れモがからむ。これだけ底を引きずるようにオモリが流れたら,すぐ根掛かりしそう。竿を何本も出しても結局同じあたりに仕掛けが流されていきそうなので,2本目の投入を見合わせて様子を見ることにした。竿先の曲がりが尋常じゃないので,おそらく根掛かりだろう。せっかくタイムシをつけて投げたのに・・・潮が止まるまでシャコに切り替えるか。とにかく仕掛けを回収。竿を握って大きくあおる。・・・重い!流れモがぐちゃぐちゃにからんだか?ちんたらリールを巻くと底の根に引っ掛かるので,一生懸命巻き上げる。

● えーい,くそー。重たいのー。重たい・・・あれ,なんか引いとるか?流れモのからんだ道糸の下に,なんか白っぽい魚がついとる・・・。おっとー!本命!モの重みがあるので抜き上げるのはやめて,タモ入れ。33cmのマダイ!いきなり第1投で本命ゲット!時刻は5時過ぎ。いや〜,さすがタイムシ!さっそく2本目の竿にもタイムシをつけて,さっきと同じあたりに投入。しかしまだ潮は止まってなく,相変わらずオモリは底を転がっていく。3本目の竿を出して,シャコをつけてちょい投げ。3本の竿を並べて竿先を注視する体制になったのが,5時20分ごろ。すると,タイムシの竿に小さな当たり。合わせる。手ごたえあり。ちょっと小ぶりながら,28cmのマダイ。このあともう1回いい当たりがきたが,スッポ抜けで逃げられた。当たりはタイムシの竿に集中して,シャコの方はノーヒット。6時ごろ潮が止まってからは当たりはなくなった。結局マダイの当たりが出たのはほんの20分ほど。この間に持参したタイムシは使いきった。満ち潮が流れ出してからは釣りにならなくなったので,投げは一時中断して,足元をカキで狙ってみたが当たりなし。

● 7時半ごろ,釣りを中断して草刈り開始。今日は曇りで風も強く,絶好の草刈り日和(?)。草刈りの詳細はこちら。土産を確保しているので気分よく草を刈ってゴミを拾い,時計を見ると9時半を回っている。あー,ええ汗かいた。今日はビールが美味いぞー。・・・さて,これだけ仕事やったんじゃけ,なんか見返りがあるじゃろ・・・と邪心を抱いて釣りに復帰。先端には地元の常連さんが来たので,先客の帰った曲がり角あたりへ移動した。まだ満ち潮が速いのでシャコの竿を1本だけ投入しておいて,時間つぶしに「マサさんポイント」でかぶせ釣り。予想どおり,当たりなし。10時10分ごろ,突然隣の投げ竿が「ぐいーん」と引っ張られて海へ落ちそうになった。これは,流れモに引きずられたんじゃなさそう。当たりからして,チヌか?・・・モがからんで重たいが,魚の手ごたえあり。34cmのチヌだった。その後は当たりなく,11時半に納竿。「早朝に本命を上げて,草刈りをやって,復帰してからもう1匹釣れる」という理想のパターンが現実になって,もうなんも言うことなし!それにしても,この波止の時合いは短い・・・

 7/18の釣果 (ぶっこみ釣り)  

  ・マダイ(33・28cm) 1尾

  ・チヌ(34cm) 1尾

  ・ギザミ(19cm) 1尾


◆ 2004/7/3(土) 生名島・生名港埠頭用地波止

〜 今年の私的釣りニュースのトップはこれ? 〜

 

●  きのうは夕方が干潮で潮位が低くエサ掘りには好条件だったので,5時過ぎに田島へ行った。小1時間ほど掘って,シャコのほかにタイムシと本虫(岩イソメ)を1匹ずつゲット。ただしタイムシは途中でちぎれて,30cmほど。タイムシが掘れたのでマダイが釣れそうな所へ行くことにして,候補をいろいろ考えた。干汐は人が多いかもしれんのでパス。瀬戸田はこの時期はエサ取りが多そう。大三島・瀬戸港もよさそうだが,ポイントに先客がいたら困る。結局,一度竿を出してみたかった生名島・深浦へ行くことにした。前にここで地元の人が本虫でマダイを釣っていて,「タイムシなら絶対釣れる」とか言うとったし。

● 朝一番のフェリーに乗る車の最後尾に並ぶと,前から倉敷のマサさんが。埠頭用地へ向かうマサさんと別れて,6時10分過ぎに深浦の波止へ荷物を運んだ。今日は満潮が午前11時ごろで,もう満ち潮が流れている。潮が速すぎてちょっと厳しいか?とにかくぶっこみ釣りの竿を3本出して,シャコ・タイムシ・本虫をつけて曲がり角付近から投入。しかし横に流れる潮が速すぎてオモリが底を転がり,まともな釣りになりそうにない。満潮近くになるまで埠頭用地で時間をつぶすことにして,道具は置いたままでマサさんの所へ。マサさんは,エサ取りに苦戦中。去年もこの時期はこんな感じで,1日のうちにチャンスは短い時間帯しかない。

● イカダ竿を出してカキで足元を釣ってみたが,確かにエサ取りが多い。ベラ・スズメダイ・当歳魚のアイナメ・ハオコゼ・・・。せっかく掘ってきたエサを使わないのも惜しいので,深浦へ戻って道具を全部回収して,埠頭用地でぶっこみ釣りもやることにした。今日はわれわれ以外に釣り人がいないので,先端から流れる潮に乗せて右斜め前方の波止外向きへ3本の竿を投入。竿は地べたに並べておいて,かぶせ釣りをしながら背中ごしに投げ竿の方もチェックする。よほどの大物が掛かったら一気に竿を持って行かれるおそれもあるが,まあそれほどの魚は釣れまい。ということで,玉網も出してない。

● その後淡々と時間が過ぎるが,かぶせの方にはリリースサイズのコブダイが1匹釣れたのみ。ぶっこみの方はエサ取りもわりと少なく,エサが残って上がってくることが多い。小魚にすぐエサを取られるよりはましな状況ではあるが,このへんにまともな魚がおるんか?という心配もある。この波止では前にもぶっこみ釣りをやったことがあるが,魚が釣れた記憶がない。10時を回ってだいぶ潮が高くなった頃,足元でコブダイのバラシ。さらに,エイがヒット。根性出して取り込んで2ポイントかせごうかとも思ったが,いつまでたっても寄ってこないので途中で飽きて,ラインを手で引っ張って切った。このあと,足元で「怪しいバラシ」2連発。2回目は半分くらい巻き上げたところでハリ外れ。サンバソウっぽかったが,サイズは大したことはなさそうだった。

● ぶっこみの方はさっぱりダメで,シャコももう小さいのしか残ってない。満潮近くに初めて魚が掛かったが,煮付けサイズのカサゴ。これはマサさんのお土産に追加。カサゴが釣れたあたりに根がありそうなので,同じポイントへ小ぶりのシャコをつけて竿を1本投入。内向きの釣り座へ戻ってイカダ竿を握ったとき,背中の方でガリガリッと竿が動く音がした。さっきカサゴの釣れたポイントへ投入した竿だ。風にあおられて動いたか?

● 竿を大きくあおってみると,・・・重い!底のカキかホヤでもハリに刺さったか?しかし,なんか魚の引きが,するようなせんような・・・。エサはシャコだが,チヌとかタイとかの引きとは全然違う。いつぞや小用で釣ったエイみたいな引きだ。「なんか掛かっとるでー」とマサさんに声をかけた直後,根に入られた!あちゃ〜!もしかして,タコかなんかじゃったか?えーい,くそー!出てこんかい!・・・・・・強引に竿をあおると,出た!よっしゃ,今度は逃がさん。リールを巻くにつれて,魚に間違いないと確信。果たして正体は?・・・・足元に見えたのは,○○○!--- え〜い,下がれ下がれ,頭が高い!このお方を誰と心得る!--- てな感じですか?やっほー!

● というわけで,今日はこの1尾で大満足して,12時ごろ納竿したのでした。何しろ,30cmオーバーのアコウを釣ったのは生まれて初めてで,しかも真昼間に釣れたことが嬉しい。最近夜釣りにほとんど行かないので,これが最初で最後の1尾になるかもしれん,ということで,マサさんに記念写真を撮ってもらった。このアコウが釣れたのは10時50分ごろで,ちょうど引き潮が動き出した時間帯。ポイントは波止先端正面30mほど沖。このあと良型のギザミも釣れた(これもマサさんへ)。この波止ではタイムシも使ってみたが,全くエサを取られず。例のフニャフニャの虫は,時々エサ取りにかじられたがノーヒット。ぶっこみで釣れたカサゴ・アコウ・ギザミは,全部3〜4cmくらいの小ぶりのシャコにヒットした。やっぱりシャコは偉い!アコウは既に刺身になって冷蔵庫に入っとるし,今日の夕飯はナイター見ながら高級魚で生ビールをたらふく飲むのだ。その前に,また夕方シャコ掘っとこ。明日は近場で朝イチの勝負かな。

 7/3の釣果 (ぶっこみ釣り)  

  ・アコウ(34cm) 1尾

    ※ このほか,カサゴ1・ギザミ1。

 

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