田島・横島方面の釣り場

 

※ 情報に間違いや変化があれば随時訂正しますので,ご存知の方はお知らせください。

 

◆ 田島・幸崎旧フェリー乗り場(波止ガイド@-p.34)

ここは,いつ見ても投げ釣りの人が入ってますねー。釣り座の確保が非常に難しいポイントです。

内海大橋ができる前は,この波止は田島・横島でも屈指のチヌ釣りポイントで,特に夏から秋に

かけては波止から桟橋方向へのダンゴのぶっこみ釣りでチヌを狙う人がびっしり入ってました。

かぶせ釣りでも過去にはチヌ・アイナメ・ハゲなどの実績がありますが,魚影はあまり濃くありません。

満ち潮は先端方向へ向けて横へ速く流れるので釣りにくく,どちらかと言えば下げ潮のポイントです。

水深はあまり深くありません。このあたりで竿を出すなら,メインの狙いは投げのカレイです。

たまにマダイも釣れています。100m以上遠投できる人向きのポイントです。

 

◆ 田島・小箱波止(波止ガイド@-p.42)

ここも昔はよく通ってましたが,最近全然行ってません。

魚の数がめっきり減ったし,釣れた魚を食べるのにちょっと抵抗があるし。

冬場のアイナメは激減しました。今釣れるのはコブダイくらいでしょうか。

チヌは多い釣り場ですが,かぶせ釣りではなぜかほとんど釣れません。

冬場に波止付け根の港内向きでたまに上がりますが,数は少ないです。

フェンスができる前はよかったんですが・・・。

ちなみにここは,フェンスのすき間を越えて向こう側に入っている人も見かけます。

一番多いのは,たぶんサビキのコノシロ狙いの人でしょう。沖目でサヨリも釣れます。

波止の周りにタコツボが入っているので,投げ釣りの仕掛けがロープに引っ掛かることも。

最近のことはよく知りませんが,以前は波止に沿って数メートル沖にタコツボが入れて

あって,仕掛けを上げに来る漁師さんと釣り人がケンカしているのを見たこともあります。

それやこれやで,魚は釣れても,ネガティブな思い出もいろいろとある釣り場です。

車は本来駐車禁止ですが,みんな路肩に止めてます。ただし,波止付け根にあるゴミ

ステーションの前は,作業の邪魔になるので駐車しないように。トイレはありません。

なお,箱崎港内は,当然ですが漁業関係者以外立入禁止,という看板が出ています。

実際は釣り人は入っていて,ダンゴのチヌ釣りが盛んです(少なくとも数年前までは)。

しかし,ここでチヌを釣っても,食うのはちょっとどうでしょうか。

私自身は,港内で竿を出したことはほとんどありません。昔ダンゴ釣りをやっていた頃,

港内に駐車して漁協の人に怒られたことがあります。港内では作業をしていることが

多いので,少なくとも平日は入らない方がいいと思います。

ついでに,箱崎港右手のテトラの波止についても説明しておきます。

ここはテトラ上からふかせでチヌが釣れる有名ポイントで,春先から多くの釣り人が

入っています。釣り情報誌でもよく紹介されています。ただし,ここも駐車が問題です。

基本的に港内は駐車禁止ですから,厳密にこれを守ろうとすれば,箱崎周辺で釣りを

するのは実質的に不可能だろうと思います。ではテトラの波止で釣りをしている人たち

はどこに駐車しているのかと言えば,たぶん道路沿いの駐車スペースでしょう。

ここも港湾関係者用の駐車場であって,本来は釣り人のためのものではありませんが。

一見すると車を止めるスペースには余裕がありそうなので,黙認されているのでしょう。

なお,テトラの波止にも近年フェンスが立てられたため,先端へは行けなくなりました。

それ以前は,先端だけはかぶせの好ポイントでしたが。それからこの波止の港内側の

付け根寄りにはアコウのポイントがあって,40cm級が釣れるそうです。

 

◆ 田島・小用地波止(波止ガイド@-p.44)

実際に見てはいませんが,小用地波止は現在工事中で全く入れない状態らしいですね。

今後どうなるんでしょうか?情報をお持ちの方は,お知らせください。

 

◆ 田島・内海小学校前波止(波止ガイドA-p.52)

私はこの波止ではほとんど竿を出していませんが,先端ではチヌも釣れています。

来年のハラミの時期には,釣り座が確保できれば狙ってみたいと思います。

投げでは良型カレイのポイントですが,ここも遠投が必要。ベテラン向きでしょう。

車は波止付け根に止められます。少し手前の広場には公衆トイレがあります。

なお,この波止の横にある桟橋は現在工事中で,護岸に台船が係留してあります。

休日に横を通ると,この工事現場で大勢釣りをしています(立入禁止の看板あり)。

これくらいは,まあ大目に見てもええんじゃないでしょうか。ゴミを散らかして帰ったり,

路上に駐車したりするのはもちろんいけませんが。なお,この付近は車の往来が

激しいので,特に子供連れのときは事故のないよう注意が必要です。

 

◆ 田島・天神波止(波止ガイドA-p.54)

私のホームグラウンドであり,田島・横島のかぶせ釣り場としても好ポイントの一つです。

アクセスや釣期・対象魚の説明は,このHPでは何度も出しているので省きます。

ここでは,この波止を例にとって,ルールとマナーの問題を考えてみます。

まず,路上駐車。これはいけません。「駐禁だから」というのがもちろん一番の理由ですが,

実際にここの波止付け根の路上に駐車すると危険です。道路が大きくカーブして見通しの

悪い場所なので,駐車した車の陰から本道に出ようとすると,横から来る車が見えにくく

なります。また,軽自動車が路肩ではなく歩道を占拠するような形で止めてあるのも時々

見かけますが,これはさらに危険。子供がよく自転車で通るので,駐車した車をよけよう

として事故にあうおそれがあります。車は必ず,波止の先の内海町ふれあいホールの

駐車場に止めましょう。ついでに言うと,ここはバイクに乗った警官が毎日見回りに来て,

路上に駐車していると必ず移動するよう警告されます。なお,連休などは時々ふれあい

ホール前の広場でイベントが開かれることがあり,その場合はここには駐車できません。

波止の100mほど手前に小さな公園ふうの駐車スペースがあり,そこに駐車できます。

車を降りて少し歩かないといけませんが。

次に,看板について。この波止の入り口付近には「通行上危険なため,駐車と釣りを

禁じる」という趣旨の看板があります(同様の看板は田島北岸の道路一帯にあります)。

これはあくまで私の推測ですが,あの看板は「駐車を禁じる」ことに重きを置いたものだと

思います。波止で釣りをするのは通行の邪魔にはなりませんから。「違法駐車はよくない。

違法駐車をするのは釣り人だから,釣りもついでに禁止しよう」 --- 端的に言うと,こう

いうことではないか?と思うわけです。しかし,仮にそれが事実だとしたら,それはやはり

「行き過ぎ」じゃないでしょうか。「ゴミを減らすためにコンビニの営業を禁じる」というのと

同じです。もちろん釣り人が路上駐車やゴミの放置などの迷惑行為の元凶になっている

のは事実であり,だからこそ「釣り禁止」の看板が立っているわけですから,無自覚に

そこで釣りをするのは気がひける,という気分は何となくあります。したがって,そういう

場所では特にマナーを守る意識を強く持つべきだろうと思います。(「そういう場所では

釣りをしなければよいのだ」という意見もあるでしょうが,上に述べたとおり「釣り自体を

禁止する」というのは,やはり行き過ぎではないかと私は思います。ここでは看板の法的

効力を云々するような不毛な議論はしません)

ちなみに私は,少なくとも天神波止へ行くときは,目につくゴミは常に拾って帰ります。

以下は全くのひとりごとですが,これをお読みの皆さんの中にも「行きつけの釣り場」を

お持ちの方もおられると思います。そういう人たちが,「ここへ行ったときは,できるだけ

(コンビニの袋1つ分くらいは)ゴミを拾って帰ろう」という習慣を持てば,そしてそれぞれ

の釣り場にそういう人が1人でもいれば,現在の釣り場での放置ゴミの状況は劇的に

改善するような気がします。

 

◆ 田島・大波止(波止ガイド@-p.46)

田島・横島方面では随一の釣り場で,年中釣り人で賑わっています。

しかし,かぶせ釣り向きの波止ではありません。とにかく,根掛かりが多い!

ポイントは先端から中央付近までの南向きですが,足元は浅いので遠投が必要。

しかし遠投するとサシエが底を引きずる形になって,根掛かりの連発となります。

唯一,先端から横島の大波止方面へ向けて投げれば根掛かりは少ないです。

しかし,ここはなかなか釣り座が確保できません。

コブダイ・アイナメ・チヌは,一発大物が狙えますが・・・

ここは昼間も人が多いですが,夜はさらに賑わいます。

対岸の横島大波止と同様,タチウオ・コウイカ狙いの人が多いです。

夏場はアコウも釣れますが,人がびっしりなので私はここで夜釣りはしません。

車は波止付け根に駐車できますが,釣り人が多いときはあぶれることもあります。

夏場は波止付け根の砂浜に海水浴客が来るため,駐車スペースが狭くなります。

なお,トイレは波止付け根にあります。

 

◆ 横島・坊地新波止(波止ガイドA-p.58)

田島から横島へ渡るむつみ橋を降りたところの信号を右折した所にあるのが,坊地港。

桟橋付け根の駐車スペースに車を止めると,目の前に見えるのが坊地の旧波止です。

この旧波止の先端近くまで行くと,西向きに長い波止が伸びています。これが新波止。

現在ここの埋立地は工事中で,「工事関係者以外立入禁止」の看板があります。これは,

「工事中の埋立地に入ってはいけない」という意味に解釈してよろしいでしょう。

旧波止から海沿いに新波止へ入る分には,工事の邪魔にもならないし,OKだと思います。

なお,日曜日は工事はやっていませんが,埋立地入り口付近は人や車の往来があるので,

車は坊地桟橋前のスペースに止めるようにしましょう。距離的にもほとんど変わりませんし。

この駐車場にはトイレもありますが,窓が壊れているので女性の使用はちょっと・・・

むつみ橋手前の内海ふれあいホール,または村上餌虫店の少し先に公衆トイレがあります。

坊地新波止については,このHPでさんざん紹介しているので,特にコメントは不要でしょう。

ここはほとんどコブダイがいないのが不思議ですが,チヌ・ハゲ・アイナメ・サンバソウなどが

狙えます。足元でも10m以上の水深があり,田島・横島では最高のかぶせ釣り場でしょう。

実質的にここで釣りができるようになったのは2002年からなので,開拓の余地はあります。

なお,以前に比べれば波止のゴミは格段に減っていますが,ゴミは必ず持ち帰りましょう。

 

◆ 横島・浜沖波止(波止ガイド@-p.52)

横島北岸,坊地新波止の向かいにある波止です。

この波止で一つわからないのは,波止付け根付近にある「有料駐車場」のことです。

「1回500円」という看板が立っていますが,料金をどこへ入れたらいいのかわからないし

(誰に聞いても「知らない」と言われました),料金を回収に来る人も見たことがありません。

路上はもちろん駐車禁止です。駐禁の標識はあっても実際はあまり迷惑にならないような

場所と違って,ここの路上に駐車すると実際に交通の妨げになるし,危険でもあります。

私は最近ここではあまり竿を出しませんが,最大の理由は「車を止める場所がわからん」

ことです。坊地に止めて台車を転がして行くこともありますが,かなり遠いですし。

あの有料駐車場についてご存知の方おられましたら,情報をお寄せください。

釣りの話ですが,この波止はふかせやダンゴのチヌ釣りが盛んで,岡山方面からの釣り人も

多く訪れています。しかし,かぶせ釣りでの実績は今イチ。ほとんどコブダイしか釣れません。

浜沖波止にあれだけコブダイがおるのに,なんで坊地新波止にはおらんのでしょうね?

この波止での一番のおすすめは,冬から春にかけてのサヨリ釣りです。ポイントは曲がり角

付近で,早春に30cmを越える良型が釣れます。そのほかサビキ釣りも盛んです。

夜釣りのメバルはポイントと時間帯が限られていますが,釣る人はよく釣っているようです。

確かな筋からの情報によれば,ポイントは曲がり角から外向きと,先端から数m〜10mほど

手前の内向きだそうです。時合いは,釣り情報誌などから判断して,干潮からの満ち上がり。

なお,投げ釣りでの釣果は,自分の経験から言うと今イチです。

 

◆ 横島・大波止(波止ガイド@-p.48)

コバさんの行きつけの場所。田島側の大波止に比べると,多少釣り人は少ないかも。

大きな理由は,南向きの波返しが非常に高く,簡単には上れないからです。

ただしこちらは足元から水深があり,かぶせ釣りで足元を狙うことは可能です。

コブダイ・アイナメ・ハゲは釣ったことがありますが,チヌはよほど運がよくないと難しいでしょう。

北向きはフラットで竿が出しやすいですが,足元から水深があるのは先端付近だけです。

魚種は豊富で,サビキのほかメバル・キス・イカなども釣れます。

夜釣りでは南向きでアコウが狙えますが,波返しが高いので十分注意してください。

車は,本来は港湾関係者以外駐車禁止ですが,ここで釣る人はみんな波止付け根の広い

空き地に止めています。バスや作業用の車が入って来ますが,みんなが止めている隣に駐車

すれば大丈夫でしょう。トイレは波止付け根にあります。

 

◆ 横島・横田港一文字波止(波止ガイドA-p.56)

村上餌虫店(TEL:084−986−2161)の船で,店の前の桟橋から渡してもらいます。

渡船料は一人1,575円。朝はだいたい7時ごろから。頼めばもっと早く出してもらえます。

迎えの時刻は乗るときに伝えておきますが,携帯で連絡すればいつでも迎えに来てくれます。

この一文字波止は昔からアコウとイシダイで有名で,今も時々良型が上がっているようです。

ポイントは横島側の先端(赤灯台の下)と田島側の先端がベスト。ハゲ・サンバソウは,

南向き一帯で狙えます。チヌ狙いなら,田島側の先端から田島大波止に向けて投げるのが

いいと思います。こちら側は潮はわりと緩いです。横島側先端は潮はけっこう流れますが,

足元から深いので基本は足元で勝負します。沖へ流す潮のときは,遠投でチヌが狙えます。

コブダイは大型がいるので,コブダイ狙いなら仕掛けは太く。ハゲの魚影は非常に濃いので,

春と秋はハゲをメインにして,あわよくばイシダイ・サンバソウ・・・というのが面白いでしょう。

冬場は,やめといた方がいいです。特に2月・3月は,行ってもまずボウズ覚悟でしょう。

メバル狙いならこの時期はいいと思いますが。

なお,村上の船が着く桟橋でも常連さんは竿を出しています(ダンゴ・かぶせのチヌ狙い)。

水深は浅いですが,そこそこ釣れてはいるようです。詳しいことは村上で聞いてみてください。

それから,むつみ橋の南にある「横田の釣りイカダ」へも,村上から渡してくれます。

釣りイカダと言えば田島の「牛の首フィッシングセンター」も有名ですが,私はあそこへは

行ったことがありません。

 

◆ 横島・タンク波止

もとはコンクリート柱の上に立った3つの桟橋が橋でつながっていましたが,その橋が台風で

落ちたのが1991年の秋。それ以来,陸伝いでは真ん中の桟橋にしか行けなくなりました。

そして,その真ん中の桟橋と岸を結ぶ橋までもが台風で決壊したのが,2004年の秋。

これで完全に陸から隔絶した釣り場になりましたが,釣り人はかえって増えたようです。

ここへ渡る渡船が尾道から出ているということで,3千円で渡してくれるそうです。

業者の名前は忘れました。マリンなんとか?どなたかご存知の方は教えてください。

ここへ船で渡る方のために,ポイントの説明をしておきます。

かぶせ釣りをやるなら,真ん中がベストです。3人までは十分入れるでしょう。

メインの狙いは,ハラミチヌ。50cmも期待できます。釣期は4月初旬から5月中旬ごろまで。

釣り座は,当木島方面に向けて構えます。満ち潮が足元から対岸の桟橋方面へ流れるので,

それに乗せてサシエをなるべく対岸の桟橋近くまで運んで着底させてやります。

ここはチヌのほかコブダイ・アイナメ・ハゲの魚影も濃いですが,ハゲはカキだと反応が今イチ。

ギャング仕掛けで狙う常連さんは,かなりたくさん釣り上げています。

カキでチヌが釣れるのはほとんどハラミの時期だけで,それ以外の時期は期待できません。

夏から秋にかけては,イシダイの実績もあります。水深・潮流ともあり,雰囲気は抜群です。

投げ・ぶっこみ釣りではマダイ・アコウ・ヒラメ・マゴチなど高級魚の実績も高いです。

問題は,釣り人の数。休日は釣り人で一杯かもしれません。

なお,一応ここは常石造船の私有地なので,釣り情報誌などには原則として載りません。