このHPを制作したプロセスを,簡単にご紹介します。素人バージョンですので,ベテランの方から見れば非効率な部分も多々あると思います。


@ デジカメを使った写真撮影

このHPには,魚種・釣果・道具・釣り場・料理など,大量のデジカメ写真が入っています。これらの写真は,釣りに行ったついでに撮影したり,日曜日に家でまとめて撮影したりしました。特に苦労したのが,魚種の写真。デジカメを買ったのが最近のため,「この魚の写真も入れたい」と思っても,時期外れだったりして釣り上げることができなかった魚種がたくさんいます。今後「釣魚アルバム」に随時追加していく予定です。

A スキャナを使った写真の取り込み

本などから写真を取り込むときは,スキャナを使います。取り込み時の解像度をあまり低く設定すると,画像が汚くなります。なお,私のスキャナはコピー機と同様に読み取り台が固定式なので,釣り用具の写真(ハリ・道糸など)は読み取り台の上ににじかに置いてスキャニングしました。

B 写真の加工

@Aでパソコンに取り込んだ写真は,そのままでは1枚当たりのデータ量が大きすぎて使えません。そこで,レタッチソフトを使って加工します。PhotDrawについては別のページで説明していますので,ここではEpsonのプリンタに標準仕様でついていた HotShots5.0 を使って,手順を説明しておきます。

(1) 画像から余分な部分をカットする(トリミング)。アルバムなど写真のサイズを統一したいときは,縦横比が共通になる(たとえば1:2)ように切り取る。

(2) データを縮小するために,解像度を落とす。(このHPでは,100×100ピクセル/インチ程度に落としています)

(3) 解像度を落とすと画像のサイズは大きくなるので,適当なサイズに縮小する。(このHPでは,最大サイズの写真でも6×12センチくらい)

(4) 以上の操作の後,JPEG形式で保存する。これで,写真1枚当たりのサイズは10〜50KBくらいに圧縮される。

(5) 画像に特殊効果(輪郭をぼかすなど)を加えたいときは,PhotoDraw 2000 を使う。

C 図の作成

このHPには,釣り場や釣り座の説明の中で図(絵)を使っています。この図は,次の手順で作りました。

(1) お絵かきソフト(富士通のパソコンの場合は「ぱたぱたアニメ」を作るソフトが搭載されているので,それを使用)で,輪郭の線を書く(この段階では,ファイル形式はBMP)。

(2) これをレタッチソフト(HotShots5.0)で開き,色を塗りる。(彩色はこちらのソフトの方が簡単だったので)

(3) 図が完成したら,JPEGファイルとして保存する(BMPのままだとサイズが大きすぎるため)。これで,最大30KBくらいの図になる。

なお,手書きの絵をスキャニングする方法も試みましたが,かなり解像度を上げないと鮮明に読み取れない(そうするとデータサイズが大きくなりすぎる)ため,断念しました。

D 表の作成

普通の表は FrontPage で直接作れますが,ここでは大きな表の作り方を説明します。釣果一覧などの表は,Excel のワークシートを(FrontPageで作成中の文書に)貼り付けました。ただし,表をそのまま貼り付けると,データサイズはかなり大きくなります。100行を超えるような表は,テキストデータにして貼り付けた方がいいと思います。知らない方のために説明しておくと,Excel の表を Word にコピーして「罫線―変換―表の解除」をクリックすると,表の罫線を解除できます。「プロフィール」のコーナーにある英単語リストは,その方法で作成しました。

なお,Excel や Word の表を FrontPage に貼り付けた後で(FrontPage のツールバーで)「表―変換―表をテキストに変換」を使って表を解除することもできますが,その場合は列がすべて改行されてしまうので,上のように Word 上で罫線を解除してから貼り付けた方がいいと思います。

E 各ページの文字原稿の作成

寝る前に自宅のパソコンでひたすら入力します。仕事と違って好き放題のことが書けるので,楽しい作業です。目と手首と腰は疲れるけど。

F ページデザインの設定

ここからが大仕事。タイトルロゴ,背景色,水平線,アイコン,写真の配置,フレームページの作成,ハイパーリンクの設定 ・・・画像などは雑誌の付録や無料でダウンロードできるサンプルをいろいろ使って,取っ替え引っ替えの繰り返し。原稿の文面作成より,こっちの方が時間がかかります。結局,壁紙やらロゴやらはかなり自作することになりました(PhotoDrawのページを参照)。

G トップページ・掲示板の作成

トップページのデザインがなかなか決まらなくて苦労しました。これだけで1か月くらいかかってます。掲示板も大変。終わってみると何てことはないんだが・・・(トップページの詳細は PhotoDraw2000,掲示板の詳細は FrontPage2000 のページにあります)。

H FrontPage Server Extension について

サーバーにこれがインストールされていれば,FrontPageで作った自作の掲示板(作り方はこのコーナー中の FrontPage2000 のページを参照)などをそのまま使えるので,対応プロバイダーをいろいろ探しましたが・・・Microsoftの公式HP中に,FrontPage2000対応インターネットサービスプロバイダ が紹介されています。ここには,InterQ, Crayfish, ODN, BIGLOBE の4社が出てきます(1999年12月上旬現在)が,前2社は個人向けではなく会社向けで,後2社は近いうちに対応予定(1999年12月上旬現在では未対応)ということでした。他にもいろいろ探しましたが,個人向けに低料金でFrontPageのホスティングサービスをしているプロバイダーは1999年末の段階ではほとんどなく(それもたいていはFrontPage98対応),結局 Cyber Trading Co. に決めました。 FrontPage Server Extension は今後多くのプロバイダで取り入れられると思うので,その時点で乗り換えを検討しようと思っています。

I アップロード後に行うこと

アップロード(Webの送信)自体は簡単です。プロバイダに契約書をメールで送ると,すぐに自分に割り振られたURLが転送されてくるので,FrontPageの「ファイル―Webの発行」を選択して,そのURLを入力するだけです。アップ完了後,アクセスカウンターや掲示板が正常に動くかどうかを確認します。

次に,検索エンジンへの登録を行います。雑誌などでもたいてい紹介されているとおり,無料の自動登録サービスを利用するのが簡単です。私の場合は,一発太郎 さぶみっとJapan を使いました(特に前者は,サイトをロボット型検索エンジンに対応した形式に変更してくれる有料サービスがあり,役立ちます)。さらに,自分でリンクを張ったサイトにメールを送ったり,このHPの場合なら「つりnet」など同種のHPが集まる大きなサイトに登録して,リンクを張りめぐらせていきます。

--- 以上がおおまかな手順です。さらに詳しい説明は,FrontPage と PhotoDraw のページへどうぞ。