ここのところ出張やらで忙しく,日記帳を更新ができずに,気がついたらはや1か月。
日記に書きたいこともいろいろあったが,次から次へ忘れていく。
思い出す順に,あれこれ。
夏休み前後に,映画を3本見た。
まず,「容疑者・室井慎次」。まずまず面白かったが,ちょっと思ったことがある。
あのシリーズ(踊る大捜査線)では,「警察庁」とか「検察庁」とか,実在の役所の名前が
そのまま出てくる。しかも,その中での権力争いみたいなのが,実にリアルに描かれる。
ああいうのを見て,モデルにされている側は何とも思わんのであろうか?というか,
「世間に誤解を抱かせるような映画を作ってもらっては困る」という苦情とかを制作者に
言ったりはしないのだろうか?普通の役所なら架空の名前を使えば済むが,警察とか
検察とかいう組織は日本に1つしかない。映画を見た人が「警察の内部では,あんな
汚いことが行われているのか」と誤解(もしくは正しい理解?)をする可能性もある。
あるいは,警察の内部の人たちも「よくできた映画だ」と感心しているのであろうか。
実際,この映画のラストシーンでは,辞表を提出した正義感あふれる主人公は結局,
「警察には彼のような人間が必要だ」という上司の判断によって,地方への転勤を命じ
られ,警察をやめずにすんだ,という形で終わる。その正義感あふれる主人公の転勤
先というのが,広島県警である。おまえら,リアリティありすぎるぞ!
続いて「妖怪大戦争」。監修に水木しげる・荒俣宏・宮部みゆき・京極夏彦というすごい
メンバーが並んでいたので子連れで見に行ったが,あんまり面白くなかった。
3本目は「劇場版・鋼の錬金術師〜シャンバラを征く者〜」。これが一番面白かった。
テレビアニメの最終回の続編ということは後で知ったが,独立した話としても面白い。
ただし,原作のマンガの人間関係を知っておかないと,話の中身がわからんだろうが。
一番見たかった「NANA」は,娘らがそれぞれ友達と一緒に見に行くというので断念。
あの映画におっさん一人で入るのは,ちょっと勇気がいる。
こないだ娘らを連れて近所のネット・ゲーム喫茶「ジョイ」に行ったら,つい最近,
DVDとゲームの貸し出し(つまりゲーム喫茶での使用)が禁止になったそうだ。
全国的な取り決めだそうで,今後はこの種の店でゲームをすることはできなくなる。
オヤジはマンガがありゃええけど,娘らは「もう行かん」と言っている。
この種の店の看板には「インターネット・マンガ・DVD・ゲーム」が4つの柱として
書かれているが,そのうち2つが禁止されたんじゃ,まさに死活問題だろう。
レンタルCDやマンガにも同じ動きが波及する可能性は十分ある。
困った困った。って,自分も印税で収入を得ているくせに,なんて身勝手なんだろう。
ちょうど出張中に,ホテルのテレビで朝の番組を見ていたら,自民党の杉村とかいう
26歳の代議士が連日マスコミに追いかけられていた。本人の評価としては,はっきり
言って「バカ丸出し」というしかない。しかしまだ26歳でもあるし,人間は成長するもの。
性格的には政治家向きかもしれん。自民党の偉い人たちにだいぶ叱られたらしいが,
人寄せパンダと割り切ってしまえば,世間の注目を引くのにあれだけ適したキャラは
珍しい。瓢箪から駒で,自民党は得がたい人材を手に入れた,と言うべきだろうか。
つい最近,片側2車線の道路で車を運転していて,こんなことがあった。
前方の信号が黄色になったので,ブレーキをかけて停止線で止まった。
目の前に,右折のウインカーを出している軽自動車がいた。運転手は高齢者のようだ。
当然ながらその車は交差点の真ん中にいて,自分の対向車をやり過ごしていた。
信号が黄色から赤に変わるころ,対向車(こっちの車)が止まったのを確認して,
その車はこちらの前を横切るように右折した。こちらから見て左手の道で信号待ちを
している先頭の車は,パトカーだった。つまりその右折者は,パトカーの運転手と目が
合う形になったわけだ。そのとき,パトカーが何か合図をして,その右折車に停車する
よう合図をし,左に寄せて後ろへ回り込んだ。どうも,違反のキップを切ろうとしている
ようだった。最後まで確認はできなかったが,あの車のどこが違反になるんじゃろ?
と思った。右折した時点では前方の信号は赤だったが,右折用の補助信号がない
のだからしょうがない。右折時に交差点に侵入して待ってはいかん,というわけでも
あるまいし,前方の信号が赤になっからといって交差点の真ん中で止まっては
モロに交通の妨げになる。ああいう場合,どうすりゃええんじゃろ?
それともパトカーは,何か別の理由でその右折車を停車させたんじゃろか?
きのう家へ帰ったら,国勢調査の紙が届いていた。
一応記入はしたが,あの調査の目的がよくわからない(説明書に書いてあったかも
しれんけど,読んでない)。記入する内容は,家族全員の氏名・性別・生年月日・
職業・結婚歴・住宅の床面積などだ。こんなもん,戸籍を見たらわかるんじゃないん?
だいいち,自己申告だから本当のことを書くとは限らんし。この調査をもとにして
何かのデータを出したとしても,精度が疑わしいと思う。
これとは別に,数年に1回くらい,警察官が戸別訪問に来る。これは戸籍とかとは
無関係に,「実際にそこにどんな人が住んでいるか」を聞き取り調査するものだ。
この調査も,治安上の必要上というのは理解できるが,効果については疑わしい。
たとえばアパートの住人はどんどん入れ替わっていくし。もっとも,警察は既に,
犯罪捜査に必要な個人情報を相当に集めているだろうとは思う。たとえば指紋だ。
運転免許証を持っている人の大半は,交通違反のキップを切られたとき,印鑑の
代わりに指紋を取られた経験があると思う。そう言えば,警察で生まれて指紋を
取られたときのことを思い出した。予備校で担任を持っていた当時のことだ。
警察から,呼び出しがあった。行ってみると,うちのクラスの男子生徒が,
デパートの女子トイレでのぞきをして現行犯で捕まった,という。本人は未成年
だが,実家が遠いので代理の引き取り人になってほしい,と言われた。その際,
印鑑が必要だと。今持っていない,というと「では,拇印を」というわけだ。
警察に指紋を取られるということには大きな心理的抵抗があったが,そこで
「拇印は押したくない」と言うのも不自然なので,仕方なく押した。あのとき思った
のは,警察はこうやって何かにつけて国民全員の指紋を集めたがっているのでは
ないか?ということだ。実際,犯罪捜査にはそれが一番効率的かもしれない。
でも,なんかなあ。「やましいことがなければ,指紋を取られたっていいじゃないか」
と言う人もいるかもしれないが,「プライバシーの漏洩」とかいう固い話以前に,
その「なんかなあ」という漠然とした抵抗感が,国民総背番号制なんかに反対
する空気の背景にあるような気がするのであった。