ああ,忙しい忙しい。
どこかの本で読んだが,仕事してない奴ほど「忙しい」と連発するそうだ。ああ忙しい。
今は,土曜日の午前8時半である。さっき,ひと仕事終えたところだ。
来週の土・日はセンター試験で,東京に出張。釣りには行けない。
この週末は潮も大きいし,今日は午前中どこかで竿を出そうと思っていたが,
この雨じゃどうしようもない。仕方なく,仕事をしている。
実際,休みの日に釣りに行かずに一日仕事をしていると,ひじょうにはかどる。
こういう生活をずっと続けとったら,ひと財産できとったかも。まあ,ええか。
実は今も,コツコツと次の市販本の原稿を書いている。前に雑記帳に書いた
「大人の知能テスト」というのは手間がかかるので棚上げして,今書いている
のは「社会人の英文法クリニック」(仮題)という,1問1答式で日常的な表現の
文法的な間違いを直していく内容の本だ(もっとも,まだ企画は通ってない)。
著者や出版社によっても違うが,本というのはだいたい,原稿を出してから
出版されるまでに数か月かかる。その前に原稿執筆期間があって,早い人は
1か月くらいで書いたりするが,本業の合間に書くわれわれの場合はそういう
わけにはいかず,だいたい半年から1年くらいかかる。今書いている本の
ようなのは,1つのトピック(約1ページ)を書くのに平均30分くらいかかる。
こういう作りの本は,書きやすい。夜寝る前とかにちょっとパソコンに向かって
地道にパーツを作っていき,最後に組み立てればいいからだ。しかし,順調に
行ってもこの本が出るのは1年半ぐらい先だろう。
新年の新聞記事に,こんなことが書いてあった。
「ある地域では,大きなスーパーなどはなく,生活上の多少の不便はあるが,
それぞれが助け合って暮らしている。これから少子化も進み人口も減少して
経済力は低下するかもしれないが,『身の丈に合った暮らし』をすることに
よって,経済的な豊かさとは違う幸福を得ることもできるのではないか」
この種の論調は,いろんなところで見かける。「年収300万円以下で幸福に
暮らす方法」みたいな本も売れている,という。確かに,収入が少なくても
それなりの幸福を得ることはできるだろう。しかし,そのことと,「国としての
経済力」とは全然違う話であることは言うまでもない。
上のような論調には,決定的な間違いがある。さて,どこでしょう?
問題としては簡単ですね。
答えは,「現在の日本が抱えている借金を考慮していないこと」である。
我々の経済を借金ゼロの状態から再構築できるとしたら,話は簡単だ。
国民の生活水準全体を押し下げて,「節約精神」や「スローライフ」を
奨励するように法的規制を強化すればいい。そうすれば,主にアジア
の安い労働力を使って生産された商品は,市場としての魅力の乏しい
日本ではなく,中国に向かうようになるだろう。その結果日本の地場
産業が復活し,「地産地消」的な暮らしが復活することも夢ではない。
雇用が拡大して失業は減り,治安もよくなるだろう。
ところが,日本社会がそういう方向に変わることは絶対にない。
経済力の低下は税金の減少を意味し,それは借金の増大につながる
からだ。今の借金まみれの国の財政を立て直すには,税収を増やす
しかない。そのためには,「絶えざる経済成長」が不可欠である。
だから「勝ち組」の企業にはますます勝ち続けてもらわなければ困る。
大手製造業の大半は海外に拠点を移し,収益率は高くはなるが,
利益は会社の留保分と海外従業員の人件費に回されて,日本の
消費者の所得拡大にはつながらない。しかしそうした大企業の株価
は上昇するので,海外投資家の参入などにより,庶民のはるか頭の
上で飛び交う金の量だけは増えていく。だから,見た目には経済力が
拡大しているかのように見える。
いかにもシロウト的な物の見方のような気もするが,日本の現状は
だいたいこんな感じじゃないかと思う。要するに,「身の丈に合った
暮らし」を選ぶことは,個人レベルでは可能だが,国レベルでは
不可能だ,ということだ。だからわれわれ庶民は,とりあえず自分の
暮らしを守ることに専念せざるを得ない。自分と自分の子供の世代
までは何とかなるかもしれないが,そこから先を考えるとなあ・・・
上も含めて最近固い話ばかり書いていたので,一般受け(?)する話を・・・
上の娘ももうすぐ高3になるが,相変わらずアレである。
数学で赤点を食らって,仮進級になりそうだそうだ。
オヤジは高校の数学なんか何ひとつ覚えてないけど,一応フォローしてやる。
「教科書開いてみい。どの問題がわからんのじゃ」
教科書を開いて,「数列」の単元の最初の方の基本問題を指す娘。
「なんたらかんたらで,第n項までの和を求めよ」
という問題で,答えが「3n+2」とか書いてある。
オヤジも理屈はわからんが,「どのへんがわからんの?」と聞いてやる。
上の娘の答えは,こうだ。
「これ,答えになってないじゃろ。答えは数字じゃないといけんのよ」
おいー!
なんぼオヤジが数学忘れとっても,それくらいわかるぞ。
問題に
n の文字が入っとるんじゃけ,答えも n
がつくのが当たり前じゃろが!
どうやらわが子は,数学のセンスが幼稚園児並みであるようだ。
まあ,ええか。大人になっても,数学なんかいらんしな。
しかしオマエ,期末試験の日に寝坊して1時限目のテスト欠席するのはどうか?
(オヤジはその日早く仕事に出ていて,ヨメは夜中に仕事するので朝は遅い)
それに,高校生になってもいまだに英和辞典開いたことないヤツって,ほかに
おらんで。わしの電子辞書返してくれーや。それから,「テストで80番以内に
なったら5万円やる」とは言うたけど,それを学校で友達に言いふらすのは
やめてくれ。ふつう自分が恥ずかしい思うぞ。それに(「それに」ばっかり),
こないだ妹に頼んで英単語のテスト勉強やっとったろ。
妹「英語で『昆虫』は何?」
姉「ムシキング!」
あほかー!ムシのどこが英語じゃ!
まったく,誰に似たのやら・・・
こないだ教材のセールスみたいなのに,「適性検査対策問題」というのが
入っていて,こんなのがあった。
「無人島に一人で取り残されたとき,最初に何をしますか?」
こういうのは,あいつらにやらせるに限る。答えてみ。
ヨメ
「雨ごいをする!」
上の娘
「SOSの人文字を作る!」
予想どおりというか・・・どっちもええ勝負じゃね。
テレビの歌番組で,「御三家」という言葉が出てきた。
世代が違うのでわからんか,と思いながら,「70年代の男の御三家と
言えば,郷ひろみと西城英樹と,あと一人は誰か知っとるか?」と尋ねた。
わからんというので「野口五郎じゃ」と答えると,上の娘がこう言った。
「おかしいじゃん。ケがついとらんで」
意味,わかる?考える時間をあげよう。(笑)
答:上の娘は,「ゴサンケ」の「ゴ」を郷,「サ(ン)」を西城の頭文字と
思い込んで,3人目は「ケ」のつくはずだ,と思ったそうだ。おまえ,
ある意味かしこい?
下の娘は下の娘で,「ロボコン全国大会」というテレビ欄の見出しを
見て,「これ,世界中の高校生が集まるん?」と言ってきた。
「全国」を「全部の国」のことだと思ったそうだ。おまえらって・・・
そうそう。こんなこともあったな。
新聞に「非核三原則」という言葉が出てきた。
「この三原則って,なんじゃっけ,ママ」と上の娘が聞いた。
あえてママに聞くのが,何というか。
ママは,答えましたね。
「それ,知っとる!『見ざる,言わざる,聞かざる』よ。」
それじゃ,危険すぎるじゃろーが!
以上,家族の近況報告をお送りしました。