日記帳(07年10月8日〜11月3日)

 

 

休みの日もあれこれ忙しく日記を書くヒマもなかったが,今日(祝日)の午後は久しぶりに

仕事場でくつろいでいる。今日は午前中瀬戸田へ釣りに行き,本命のカレイは釣れず。

刺身用の手の平級サンバソウをキープして,既に刺身は冷蔵庫に入っている。

今夜は一人で留守番なので,このあと夕方まで時間をつぶして,夜はゆっくり酒を飲む予定。

明日は早朝だけ「月刊釣り仲間」の取材。帰ってから同誌12月号の原稿書きなど。

それにしても今日は最高の天気で,このまま部屋にいるのがもったいない。

 

この1か月ほどの間にいろんなことがあったが,何と言っても最大のニュースは・・・

 

金返せ,NOVA!

 

10月20日ごろに,仕事の素材の英文についてネイティブに質問したかったので,NOVAに

電話して予約を入れた。そのときには事務員も普通に対応していて,11月1日に予約した。

しかし10月26日,新聞の一面に「NOVA業務停止」という見出しが。すぐに福山校に電話

したが,当然誰も出ない。去年の春に3年分のチケット150枚をまとめ買いして,まだ40〜

50枚ほどしか使ってない。正規のキャンセルができれば,20万円くらいは戻ってくるはず。

NOVAは現在支援企業を探しているそうだが,受講者に授業料が戻ってくる可能性は

ほとんどない。こんなことなら,一括払いでなくクレジットにしときゃえかった。(クレジットなら,

今回のようなケースでは支払いを中止することができる)

 

NOVAがヤバそうなことは6月ごろから新聞を賑わしていたので,今にして思えば早く

解約の手続きをすべきだった。しかしこっちはNOVAのチェックを仕事で使っているので,

金が戻ってこないことよりも,ネイティブチェックを受けられなくなることの方が切実に困る。

NOVAが完全にアウトという結論が出たら,どこか他の英会話学校または個人のつてを

見つけにゃならん。だれか,英米人の知り合いいませんか?バイト紹介しますよ。

 

その2。きのう(11月2日),家族3人で俊一さんの新しいお店「銀わさ」へ。

 

 

場所は,福山駅から徒歩2〜3分くらい。駅前大通りを天満屋へ向かい,途中の交番の

ところを左折してまっすぐ行くと左手にあります。中は個室がけっこうあり,少人数で

静かに飲むのによさそう。もちろんテーブル席や宴会部屋もあります。俊一さん,

サービスで出してもらったアジの生き造り,美味かったです。忘年会もよろしく。

 

忘年会情報:

12月8日(土)を予定しています。参加ご希望の方は連絡よろしくお願いします。

現在,10〜12人くらい入れる部屋をキープしてもらっています。

「魚の持ち込み歓迎!」とのことですので,当日釣りに行く方はよろしく。

ゴトウさん,服は着て来てね。

※俊一さんは店長なので現在は調理場には立っておらず,ホールを忙しそうに

回っておられます。お店は大繁盛の感じでした。

 

 

先週は広島へ行った帰りに,広島城で開かれていた「フード・フェスティバル」へ行った。

県内の市町村や企業が食べ物の屋台を出していて,酒やら服やらいろんなものを売って

いた。めちゃくちゃ人が多く,ひと回りするだけで疲れた。県北の和牛のバーベキューや

広島の本場のお好み焼きを食べた。和牛が美味しかった。

 

映画「自虐の詩」を見た。なんかもう始まった早々からシチュエーションに泣けてきて,

なかなか感動的な話であった。あの原作をどう2時間の映画にするのかと思ったが,

「いい話」に仕上がっている。ただ,サチコ(中谷美紀)には違和感はなかったが,

もともとサチコに惚れていたダンナ(阿部寛)がなぜあんなダメ男になったかの説明が

ちょっとあってもよかったかもしれない。全体的には90点くらいあげたい。

 

「月刊釣り仲間」の先月号に「釣り場のゴミをどうするか?」という話を書いたが,

最近こんなことがあった。よく行く釣り場の近くのとあるコンビニに立ち寄ると,

入り口の脇にあるはずのゴミ箱がない。勘定を払うときレジで尋ねてみたら,

「ゴミは向こうの箱に捨ててください」と言う。店内の一角には大き目の段ボール箱が

一つ。「燃えるゴミとプラスチックとかの分別は?」と聞くと,「こちらでします」とのこと。

それ以上は聞かなかったが,たぶん外のゴミ箱にいろんなゴミが混じって捨てられる

ので仕分けに手間がかかるのと,家庭ゴミなどを持ち込ませないようにしたのだろう。

確かに,このコンビニが外のゴミ箱を撤去した理由は理解できるし,止むを得ない

という気がしないでもない。ただ,ちょっと釈然としない感じも残る。このコンビニは

幹線道路沿いにあり釣り場にも近いので,この店で買ったものではない他のゴミも

一緒に捨てるような釣り人がいるかもしれない。その中には,善意で釣り場のゴミ

拾いをした人もいるかもしれない。釣り場付近にゴミ箱がない以上,持ち帰った

ゴミはどこかに捨てねばならない。もちろん自宅で分別してゴミの収集日まで保管

しておくのがベストだが,途中にゴミ箱があればそこに捨てて帰ろうとする人も多い

だろう。そして,その店で買ったものであろうとなかろうと,釣り場付近に捨てられた

ゴミのうちかなりの割合が,どこかのコンビニで買われたもののはずだ。つまり,

コンビニというものがあるからゴミが増えている」という実態は,現実にある。

外にゴミ箱を置かないコンビニは,店側の意向がどうであれ,「当店のゴミ箱には,

当店で買った商品のゴミ以外は捨てないでください」という主張をしているかの

ように,一般の客には映る。そこにある種の「無責任さ」を感じないでもない。

特にこのコンビニは立地条件がよく,以前からかなり繁盛しているように見える。

客が多ければそれだけマナーの悪い客も混じるのだろうが,一般論として言えば

「人や会社の社会的責任の大きさは,その人や会社が社会に与える影響の

大きさに比例する」と言ってよいと思う。要するに,儲けている(ように見える)

コンビニには「利益を社会に還元する」という精神を持ち,「当店で買い物を

していただいたお客様が釣りに行き,釣り場で拾い集めたゴミは,遠慮なく

うちのゴミ箱に捨ててください」くらいのことを言ってくれたら最高なのだが。

「商売をやっているのだから,そんな慈善事業みたいなマネをする必要はない」

と言われればそれはそうかもしれないが,大企業の中には利益を度外視した

何らかの社会貢献を行っているところも少なくない。今やコンビニ(業界)は,

立派な「社会的強者」ではないだろうか。強者はボランティア精神を持つべきだ。

 

最後にカープの話。黒田はたぶんメジャーに行くだろうし,黒田のその決断を

責める人はほとんどいないだろう。一方新井の場合,仮にカープを退団して

阪神に入ったりしたら,少なくともファンの中には反感を持つ人が大勢出て

くるだろう。理由は,彼の動機が「弱いチームで野球をやりたくない」という

一点に尽きるからだ(そこが「上のレベルに挑戦したい」という黒田と違う)。

新井個人の思いとしては,それでいいだろう。しかしそれは「このチームに

いたのでは優勝争いができない(=このチームはこれから先も強くは

なれない)」という言葉を,ファンに対して投げかけるに等しい。

カープファンにしてみれば,たまったものではないだろう。もちろん当人も

そのことは十分承知しているだろうし,あらゆる損得勘定の一つとして

考慮に入れることだろう。想像するに,金本という成功例の存在が,新井を

悩ませている最大の要因だろう。金本が現在プロ野球界最高の年俸を

稼ぐ選手に成長した(お金の面だけでなく実績も人気も)のは,カープを

退団して阪神に移籍したからである。カープに残っていたら,今の金本は

なかったはずだ,と断言していい。だから新井も・・・・ということだろう。

それを思うと,カープファンとしては残念ではあるが,悔いのない人生を

送りたいという彼の気持ちは尊重するしかあるまい,とも思う。

 

ついでに,日本シリーズ最終戦の話。8回までパーフェクトに抑えていた

山井投手を9回に岩瀬に交代させた落合監督の采配に,当日のテレビ

番組を中心に批判が沸き起こった。しかしその後の報道によれば,

山井自身が降板を申し入れたものであり(それは捏造だという人もいる

かもしれないが),当事者たちは全員納得づくだったという。ここには,

ひとつの教訓がある。詳しい事情を知らずに表面的な事実だけを見て

批判してはならない,ということだ。今日に至るまでの報道を見る限り,

落合監督に非はない。試合当日および翌日に監督批判をした人々は,

自分の軽率さを反省すべきである。

 

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