日記帳(08年7月14日〜8月17日)

 

 

今日は久しぶりに3時間ほど釣りをしたが,デジカメを忘れて写真がないのでこっちに書く。

今日の釣り場は,向島・干汐港。「晴れまたは雨ならパス。曇りなら釣りに行く」というつもりで,

朝の7時ごろ起きて外を見たらちょうど曇り。新聞の天気欄にも曇りの予報が出ていたので,

1年ぶりくらいにダンゴ釣りのタックルを引っ張り出して,釣具店経由で8時ごろ干汐に到着。

左手波止にはチヌ狙いの人がずらっと並んでいたが,先端が空いていたのでそこへ入る。

詳細は省略して結果だけ書くと,8時から満潮近くの11時まで釣って,チヌの当たりは3回。

釣れたのは,36cm・29cm・20cm弱の3枚。これ以外はエサ取りの当たりもなし。

サシエは生ミック。今日は曇りでそれほど大量の汗もかかず,釣りやすかった。この夏,

昼間に釣りをしたのは今回が初めてだったが,魚の引きが味わえたので満足した。

 

最近はずっと仕事が忙しく,釣りに行くヒマもなかった。ようやく今年2本目の大マグロをほぼ

取り込み,一段落ついたところだ。9月の初旬に,1本目と2本目のマグロのそれぞれの

買い取り先と打ち合わせをするために上京することになっている。詳細はまた別の機会に。

この盆休みは,例年どおり2泊3日でヨメの実家(広島市の安佐南区)へ行った。初日の夜に

親戚が集まり,義兄が太田川で釣ったアユをたらふく食べた。新鮮なアユはやっぱり美味しい。

2日目は,島根県境近くの田舎へ墓参りに行った。気温が街中とは全然違って,かなり涼しい。

ここにある親戚の家の庭には大きな池があって,巨大なコイが数匹泳いでいる。川から水を

引いて,床下を通って池へ流れ込み,また川へ戻す造りになっている。池には常時流れが

あるので,コイも気持ちよさそうに泳いでいる。ここの家は敷地が軽く100坪を越えていて,

敷地内の畑にはいろんな野菜が植えてある。昔風の縁側があって,目の前の池にはコイが

泳いで,その向こうには花や野菜の畑が広がっている。あー,こういう家に住んで,庭を

眺めて夕涼みしながら,目の前の畑で取れた空豆かなんかでビールを飲みたい。

 

墓参りから帰った後,夕方まで時間があるので映画を見に行く。

時間の都合で,宮崎アニメ(崖の上のポニョ)を見た。1日に10回くらい上映しているのに

館内はほぼ満杯だった。見終わった感想を一言で言うなら,「大人が見るもんじゃない」。

ただし,宮崎監督の制作意図は漠然と想像できるし,その意図はかなり達成できている

だろう。今回の作品は「ナウシカ」や「もののけ姫」のような他の宮崎作品とはかなり異質で,

大人の観客は相手にしていない。子どもたちに見せるためだけに作った映画,と言っていい。

監督の考えは,たぶんこんな感じだろう。アニメーションの原点とは「絵が動くこと」であり,

それだけで見る人に感動を与えることができるはずだ。だから本作品では,「動く絵」の

魅力を前面に出したい。そのためには,極端に言えば,ストーリーは邪魔である。話の筋を

追うことに神経を使いすぎると,映像の訴求力が半減してしまいかねない。だから「ポニョ」

では,あえてストーリーは陳腐な(と言って問題ない)ものにして,子どもたちにはポニョや

背景の「動き」に集中してもらいたい --- 結果として,この作品を見た人に感想を尋ねると,

ほとんどが「ポニョがかわいかった」という声しか出てこない。これを見た子どもの中には,

「動く絵=アニメーション」の魅力に惹かれて,将来アニメーターになりたいと思った者も

いたかもしれない。宮崎監督のねらいの中には,そういう視点もあっただろう。

しかし,その分,大人の観客にとっては退屈な映画ではあった。

 

ついでに言うと,今日(17日)は,宮崎監督に対抗意識を燃やす押井守の「スカイ・クロラ」を

見に行こうかと思った。しかしこの映画は人気がないらしく,ハンパな時間にしかやってない。

で,釣りの後シャワーを浴びて昼食を取り,「ハプニング」を見に行った。知っている人は

知っていると思うが,アメリカで作られたパニック映画だ。感想は・・・・ちょっと期待外れ。

素材は面白いが,シナリオが今イチで盛り上がりに欠ける。8月末公開の「20世紀少年」に

期待したい。ちなみに映画は月に1本くらいのペースで見ている。今年見た中で面白かった

のは,今のところ「相棒・劇場版」と「アフタースクール」くらいだ。

 

今日はそのあとスーパーへ寄って夕飯の買い出し。焼き鳥セットとオードブルセットを買う。

そろそろ6時が近いので,この日記をアップしてから夕飯を作って,夜はオリンピックを

見ながらのビールが待っている。

 

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