日記帳(09年5月25日〜6月14日)

 

 

今週は,東京へ行って酒を飲んだり(酒を飲みに行ったわけじゃないが),岡山へ行って

酒を飲んだりして,実質的な仕事をあまりしてなかったので,きのうの土曜日は仕事。

きょうの日曜日(14日)は町内会のドブ掃除。朝の8時ごろから1時間ちょっとの作業

だったが,汗まみれになった。ついでに今日は汗をたっぷりかいてから夜ビールを飲む

ことにして,休憩した後釣りに出かけた。釣具店で砂虫を300円買い,浦崎へ。

麦わら帽子をかぶって投げ竿を1本持ち,砂浜で投げ釣り。釣果はキスがポツポツ。

ただし小型が多い。1時間半ほど釣ってから場所を移動することにして,戸崎へ。

フェリーで対岸の向島・歌へ渡り,途中のコンビニで冷やしウドンとお茶を買ってから

干汐へ。左手の護岸が空いていたので,ウドンを食べてから釣りを再開。

ここも小型のキスがポツポツという状況。10cm級のキスを生きエにして大物狙いの

ぶっこみ釣りもやったが,真昼間のため反応なし。結局1時過ぎまで釣って,トータルの

釣果は10〜20cmのキス14尾。自宅へ持ち帰り,3枚におろし塩をまぶして冷蔵庫へ。

夜,酢締めにして食べる。

 

 

シャワーを浴びて時計を見ると2時半を回っていたので,映画に行く時間はない。

これから夕方まで仕事場でパソコンをつついてから,夕飯の支度をして,ビールを

たらふく飲む,というスケジュールになっている。

 

で,釣り日記を出すほどの釣果でもなかったので,日記帳の方を。

 

テレビ局の方からは「直前まで情報は出さないように」と言われていましたが,

もうネットに予告も出ていて,地元(テレビ新広島)では予告編も流れていると

いう話なので,そろそろ告知してもよかろうということで・・・

 

6月28日(日)の夕方4時5分からの釣り番組に,

細原さんと一緒にちょこっと顔を出します(たぶん)。

 

詳しくは,下のサイトをごらんください。

全国放送なので,広島県以外でも見られると思います。

 

http://www.tss-tv.co.jp/jp/programs/spot/niponwo2009/

 

釣り番組とは言っても,釣りをするのはゲストで,われわれはサポート役です。

この番組は3つのパートに分かれていて,われわれが参加したのは広島編です。

釣りをしている場面の正味の時間はたぶん数分間程度だろうと思うので,

「テレビに出演します」というほどおおげさなものではありません。

ゲストが魚を釣り上げたときに,横に顔が映っている,という感じでしょう。

 

放送が終わった後で,簡単なレポートを出す予定です。番組の収録自体は

大成功で,予想以上の爆釣でした。テレビが映るエリアの方は,ぜひごらん

ください。

 

 

お話変わって。

今週のトップニュースは,鳩山総務相の辞任かと。

鳩山邦夫という人も,兄貴と一緒に民主党を立ち上げておきながら自民党へ

舞い戻った過去があるので,うさん臭い印象があるが・・・それでも今回の一連の

経緯は,世間の受けはいいだろうと思う。うがった見方をするなら,「次の選挙で

自民党が負けそうだから,沈む船から一早く逃げ出すための口実だった」という

解釈もできるが,記者会見などを見る限りでは,本人の言う通り,単純な正義感が

原点だろうと思う。ただ,背負うリスクの大きさから言えば,玉砕覚悟で自民党を

飛び出た渡辺喜美・元行革相の方がカッコよかった。

 

それにしても,西川日本郵政社長の処遇をめぐる議論の中で,どうしてもよく

わからない素朴な疑問が1つあった。それは,鳩山氏は西川社長の統治能力を

問題視しただけであり,郵政民営化の是非をうんぬんしたわけではないのに,

「西川社長のクビを切る=郵政民営化の後退」という図式がなぜ成り立つのか?

ということだ。理屈の上から言えば,西川氏が辞めても後任者が郵政民営化を

推進すればよいだけの話で,なぜ「西川氏でなければダメ」なのかが理解できない

・・・というか,できなかった。マスコミの解説を読んで,そこらへんの関係は多少

理解した(週刊誌が正しいとは限らないが)。たまたま読んだ新聞(ゲンダイ(笑))と

週刊誌(文春)によれば,麻生総理はもともと西川氏のクビを切りたかったのだが,

小泉元総理に強く意見(あるいは恫喝?)されて,盟友の鳩山氏を切ったのだと。

その判断の根底にあったのは,鳩山氏を切って「鳩山新党」ができるのと,

西川氏を切って「小泉新党」ができるのとどっちが損が少ないか?ということ

だったそうだ。さらに,麻生総理はかつて「自分は本当は郵政民営化に賛成

ではなかった」と言った「前科」があるので,ここで西川氏を切れば,混乱に

乗じて郵政民営化を後退させようとしている,という憶測を生まざるを得ない。

これらは,確かに説得力のある推測だ。しかしそれは自民党内の政治力学

の話であって,一般大衆には「正義を貫く」という鳩山氏の姿勢の方がずっと

わかりやすいに違いない。文春では次の選挙の予想をやっていて,神奈川の

小泉元総理の地盤には息子が立つが,この息子が対人恐怖症の引きこもりで

人前で話ができない,とか,麻生総理の選挙区では「幸福の科学」がマンガ家の

さとうふみや(「金田一少年の事件簿」の作者)を立てるので総理もピンチ,とか,

今度の選挙は野次馬的には楽しみだ。

 

話のついでに,前にもちょっと書いたが,ぼくが現在の政治家のうち最も共感を

覚えるのは,石破茂氏だ。ウィキベディアには,こんなことが書いてある。

 

徴兵制度の利点を認める発言をしているが、現在の軍隊にはそぐわない制度

だとして実際に採用することについては否定している。自民党の憲法改正草案で

当初「徴兵制度の禁止」を謳った条文が想定されていたが、石破などの「国家のため

に生命を懸けることができないような国家を、果たして国家と呼べるのか?」という

批判で消滅した(ただし、石破は徴兵制への反対を主張している。理由として、

ハイテク兵器が活用される現代の戦争において、兵器の扱いに慣れない素人

の一般国民を戦闘員として参加させた場合、デメリットの方がはるかに大きい

考えているからである)。

 

赤い文字のところが,すばらしい。こういうのが,大人の物の考え方である。

この引用部分を読んで,「そもそも徴兵制の利点を認めることが間違いだ」という

たぐいの反論をする人がもしもいたなら,そういうのを「バカ」あるいは「子供」と

言うのだ。知性の試金石は,「徴兵制に賛成か反対か?」という二者択一に

あるのではない。賛成なら賛成,反対なら反対という前提を認めた上で,そこから

先にどう理屈を展開し,どのような判断を下すかが大切だと思う。ちなみにぼくは

「徴兵制の利点」なるものを認めないが,石破氏の人物は評価する。そういうふうに

相手の「意見」とその人の「人格」とを分けて考える癖をつけておかないと,「自分と

意見の違う人はみんなバカだ」という愚かな思想を持ちかねないんじゃなかろうか。

 

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