日記帳(10年5月6〜16日)

 

 

きのうの土曜日(15日)は横島・浜沖波止で、今日の日曜日(16日)は常石・大越で、それぞれ

早朝の2時間ほど竿を出したが、釣れたのはきのうの小イワシ約30匹だけ。かぶせシーズンの

最後にチヌを1枚釣りたかったが、常連さんの話によると「おとといまでは釣れとった」そうだ。

先週横島へ行ったときに満開だった内海大橋手前の藤棚も、きれいに花が散っていた。

ハゲのシーズンは完全に終わったようで、小イワシも今年は回遊が遅れている。これからの

時期のイワシ・コノシロ・キスくらい。食べる分にはおいしいので問題ないが。


 

この前の月曜日の晩に知人と福山駅前近くで飲む予定だったので、「銀わさ」に予約した。

その後で先方の都合が悪くなって日曜日の晩に会うことになり、銀わさに行ったらちょうど

定休日だったので、別の店でだいぶ飲んだ。翌日の月曜日(10日)は、仕事をしながら

夕飯の献立を考えた。今日は二日酔いなので酒は飲まない。そうなるとご飯を食べる

ことになる。基本的に夜は米は食べないので、夕飯を食べるのも久しぶりだ。酒の肴なら

コンビニの惣菜でも全然問題ないが、ご飯のおかずとなるとキチンと作りたい。しかも、

胃が荒れているので和食が食べたい。

 

で、その日は6時半ごろ仕事場を出て軽く買い出しをし、帰宅して風呂に入ってから、

炊飯器のスイッチを入れて夕飯の支度をした。献立は、

 

・ハゲの煮付け(前日の日曜日に釣ったもの)

・筑前煮

・卵焼き

・ホウレンソウのごま和え

・大根・油揚げ・えのきの味噌汁

 

 

いや〜、この日の晩飯はうまかった。ハゲは肝と真子がたっぷりあって、この時期で

ないと食べられない最高の味だった。ちなみに調理と片付けには1時間20分かかり、

家族はまだ仕事から帰ってなかったので一人で食べた。食べながらつくづく思ったが、

「自分の食べたい物を自分で作れる」からこそ、こういうシアワセを味わうことができる

わけだ。料理も最初のうちは本のレシピに忠実に作っていたが、慣れれば味付けの

加減がわかってきて、家庭料理なら何でも作れるようになる。もういつ引退しても困らない。

毎日釣りに行って、釣った魚を自分でさばいて夕飯を作り、ビデオでも見ながらゆっくり

酒を飲むのだ。それが人生の幸せというものだ。遊び回る金がないから自然にそういう

形の幸せを求めるようになったのかもしれないが、ささやかな日常の営みに幸福を

見つけることが大切だと思うんですよね、やっぱり。でも引退はできません。とりあえず

会社を25年続けんと、厚生年金がもらえんのですよ。あと7年あります。


 

 

その話に関連して。ローカルな話題ですが・・・

 

松永駅の南に「イズミ(ゆめタウン)」が開業したのは、ちょうど東京からこっちに戻って

アパートを探していた頃(1992年)だった。大きなショッピングセンターが松永にできた

のはそれが初めてのことで、記憶によれば1階には回転寿司とラーメン屋、2階には

ミニ遊園地のような幼児の遊び場があった。昔で言えばデパートへ行くような感覚で、

休日には大勢の子ども連れで賑わっていた。

 

ところが、しばらくして近くにハローズ(チェーンのスーパー)が進出してきて、イズミの

客は一気に減った。今は3階に場外馬券(舟券?)売り場があって、その売り上げで

どうにか経営を維持しているような印象だ。中のテナントもどんどん代わり、今は2階は

100円ショップが中心になっている。1階の食料品売り場で売っている野菜や肉は

近くのハローズややまさきショップ(地元のスーパー)と比べて歴然と値段が高く、

主婦(主夫)の目から見てもまるで魅力のないスーパーになり果てていた。実際、

いつ行っても売り場を歩く人はまばらで、潰れるのは時間の問題かと思われた。

 

ゴールデンウィークの前に、そのイズミのチラシが新聞にはさまっていた。見ると、

「地域一安い店を目指します」とある。そんなんできるわけなかろうが、とその時は

思った。で、おととい久しぶりに行ってみて驚いた。本当に、すべての商品が安い。

たとえばキュウリが5本で140円とか、シメジが1パック57円とか、国産のシイタケが

1パック90円とか(主婦でないとわかりませんね)、今までこのへんで一番安かった

やまさきショップより全体として安く、調味料や酒も、同一エリア内のディスカウント店・

ダイレックスとも勝負できる安さだ。やりゃあできるじゃん、イズミ!

まだ情報が行き渡っていないせいか買い物客は多くないが、そのうち昔の活気を

取り戻すだろう。ここまで値下げしておいてまた元の値段に戻したらそれこそ客が

離れるので、どれだけ儲けが出るかはしらんが今の値段を続けるしかないだろう。

 

このページをごらんの、松永にお住まいの主婦の皆さん(見てないか)、ぜひ一度

イズミゆめタウンへ行ってみてください。ローカル情報でした。

 

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