日記帳(10年12月27日〜11年1月22日)

 

 

ああ・・・今日(1月22日の土曜日)はええ天気ですねえ。

皆さん,釣りやってますか?私は仕事してます。

当分,釣りには行けそうにありません。

 

釣りに行けない理由の一つは,仕事の関係で。現状を一口で言えば,

 

ストリートミュージシャンにメジャーデビューの話が来た

 

みたいな。

 

先週の日曜日(16日)に,東京の六本木で「英語教育を考える会」というのがあった。

実質的には著者と出版社の顔つなぎの集まりで,参加者は全部で50人ほど。

著者が30人近く,出版社が十数社来ていた。著者は業界では有名な人ばっかりで,

順に自己紹介するたびに「おお,あれがあの有名な・・・」という視線を浴びていた。

こちらは無名のフリーライターなので,とりあえず営業しておいた。集まった著者の

中に専業のライターはたぶん他に一人もいない(皆さん大学や専門学校などで

教壇に立っておられる)。「頼まれた仕事は何でもやります」とあいさつしたら,

出版関係者がわらわら寄って来た。数日後にさっそく仕事をくれた社もあった。

 

翌日の17日,去年から打診されていた仕事の打ち合わせで,ある出版社へ行った。

英語の本を作る社内的に大きなプロジェクトがあり,その執筆の仕事を引き受ける

ことになった。最初に話を聞いたときから,大掛かりな仕事になるだろうとは思った。

ふだんは市販本の原稿を1本書くのに要する期間は2〜4週間くらいで,1か月を

超える仕事は年に1〜2本しかない。しかしこの仕事は,フル稼働しても2か月,

他の仕事と並行してこなすとなると3〜4か月はかかるだろう。作業量が多い分,

期待される作業の対価(印税方式なので本が売れてみないとわからないが)も当然

大きくなる。幸いこの出版社は学校営業が強いので,売れる公算はかなり高い。

関係者の目論みどおりに本が売れれば,1冊で最終的にサラリーマンの退職金

くらいの金を手にすることも夢ではない(この夢は今までも何回か見たけどね)。

そうなれば名前も売れるし,著作も今より売れるようになるかもしれない・・・

ただ,今回の仕事はお金の問題というより,内容的に自分が今までやってきた

ことの(終着駅ではないにせよ)集大成的なものになりそうなので,入れ込み方が

普段の仕事とは違うわけだ。普段の仕事も手抜きはしてないが。

 

一方で,「頼まれた仕事は断らない」というスタイルを貫けば仕事が増えるのは

当たり前の話で,去年の6月ごろからずーっと忙しい。正月明けも多忙も極め,

3日から全然休みも取ってないし,これから少なくとも2月末までは休む気もない。

今回受けたメジャーデビュー的な仕事に集中したいので,並行して抱えている

他の仕事はなるべく全部片付けておきたい。で今日は,600ページを越える

ゲラと格闘している(校正作業)。明日いっぱいでも終わるかどうか・・・

 

そうは言っても,ずっと休みなしで働くのもストレスが溜まるし,日曜日に近くの

海を見に行って,ついでに1時間ほどカキを撒いて帰る,というくらいの時間は

取れなくもない。しかし,釣りに行けない理由はもう一つあって,こちらはもっと

ダイレクトなものだ。週末は車が使えない!のだよ。

 

上の娘は現在フリーターで,ヨメが勤める葬儀会社のアルバイトをしている。

作業内容は献茶,つまり弔問客へのお茶くみや誘導のサービス係だ。

聞く所によれば,葬儀会社は天気予報で受注する仕事量を予測するという。

「明日は最低気温が零下3度じゃけ,仕事が何軒か入りそうな」とか。つまり,

寒さや厚さが厳しい日は死亡する人も多い,ということですね。本当の話です。

で,このところ寒い日が続いているので,娘も連日駆り出されている。

同じ葬祭場で仕事があるときはヨメの車に2人で乗って行くのだが,仕事が

忙しいと別々の会場(会館と宅葬など)に振り分けられる。そうなると車が

2台必要になる。で,仕方がないのでオヤジの車を娘に貸してやる。葬儀は

週末が多いので,娘に仕事が入ればオヤジは土日は車を使えない,という

わけだ。娘はたぶん明日の日曜日も仕事だろう。どこかへ正社員として就職

したらお祝いにワゴンRでも買ってやろうと思うが,アルバイトじゃあなあ。

 

そういうわけで,私は当分釣りに行けそうにありません。

仕事場にこもって腰痛と腱鞘炎に耐えながらパソコンに向かい,皆さんからの

お便りをお待ちしています。よろしく!

 

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