日記帳(2012年2月12日)

 

 

きのうの11日(土)は,家族で三原の神明市(だるま市)へ言った。

駅周辺には,どこまで続くんか?というくらい延々と屋台が並んでいた。半分以上は食い物の

屋台で,やきそば・コロッケ・焼肉・タコ天・すじ煮込みなどを買って帰った。久しぶりに

人ごみの中を歩いてくたびれた。松永まで帰ってガストへ寄り,デザート的なものを食べた。

ふだん甘いものはほとんど食べないが,病み上がりで体が栄養を求めているせいか美味かった。

 

夕飯は,三原で買った惣菜的なものと,コウイカの一夜干し。先月の末に釣ってその日のうちに

網で干し,冷凍庫に入れておいたやつだ。オーブントースターで2〜3分あぶると完成。

当たり前だが,めちゃおいしい。胴のところはモチモチ,耳はコリコリしている。

もうちょっと多めに作っておくべきだった。

 

最近は冬場はほとんど釣りに行かないが,昔は暇さえあれば釣りに行っていた。

古い釣り日記帳を本棚の奥から出し,20年前の今ごろを振り返ってみた。

 

1992年。この年は3年間勤務した東京を離れて松永へ戻り,会社を立ち上げた年だ。

前年の秋に下の娘が生まれた関係で,ヨメはしばらく広島の実家にいた。

 

1月

年末から正月休みで里帰り。正月は自分の実家とヨメの実家を往復しながら釣り三昧。

釣り場は横島のタンク波止で,この頃はまだ真ん中の桟橋へ渡る橋が落ちてなかった。

1月2日にギャング仕掛けで20cm級のハゲを20匹ほど。4日はちょい投げでキスと

メゴチを合わせて12匹。キスは最長寸が25cmの良型。5日も同じ場所でやったが,

キス・メゴチ・クジメ・チャリコなど8匹。アジ狙いの人には良型が釣れていた,と日記にある。

 

3月

中旬ごろ東京のアパートを引き払い,松永へ引っ越し。早速釣りに行く。場所は同じく

横島・タンク波止。19日,サヨリを19尾(最長寸は30cm)。

 

4月

今の仕事場(アパート)に入居し,備品などを購入して仕事の環境を整える。

休日は釣り。15日,タンク波止でハゲ(中型)7匹。サビキとギャング。カキのむき身で

ぶっこみ釣りもやったが,20cmのアイナメ1尾のみ。この頃はまだかぶせ釣りを

本格的に始めておらず,たいていむき身のカキを使っていた。17日,向島・干汐の

ゲートボール場横で投げ釣り。カレイ7匹(15〜22cm)とクジメ3匹。

23日,また同所でカレイ6匹(16〜22cm),アイナメ2匹(23cm),メゴチなど。

25日,横島・タンク波止でハゲ22匹(サビキとギャング)。この頃は4〜5月ごろには

どこへ行ってもワカメがたくさん生えていて,干潮時によく採りに行っていた。

 

5月

連休はヨメの実家の広島で過ごしたため釣りに行かず。9日,横島・大浜からタンクへ

行く道の途中で投げ釣り。以前はカレイの実績が高いポイントだったが,この日はギザミと

キスが少し釣れただけ。16日,浦崎・池上木材の波止で紀州釣り。30cmのチヌ1尾。

この頃は夏場はたいていこの波止へ通ってダンゴ釣りをしていた。今は入れない。

23日,同じく池上の波止で33cmのチヌ1尾。30日,向島・干汐海岸で投げ釣り。

キス・メゴチ・ギザミ・ソイなど小魚を12匹。

 

6月

7日,池上波止で紀州釣り。チヌ6(17〜26cm),コノシロ1,小型のアイナメ1。

14日,同所。潮が悪くボウズ。25日,同所。チヌ4(19〜23cm),黒目のボラ2。

 

7月

3日,横島・大浜海岸(ドルフィンビーチ)の横。小〜中型のキス・ギザミを合わせて24尾。

10日,向島・干汐波止。小サバと小アジを合わせて40匹ほど(唐揚げ用)。

この年は上の娘が幼稚園,下はまだ1歳になってなかったので,子守りも忙しかった。

日記を見ると,「幼稚園の運動会」「福山動物園」「グリーンピア安浦」「森林公園」など

子どもがらみでいろいろ行動していたのがわかる。

24日,池上波止。チヌ8尾(18〜24cm)。

 

8月

1日,池上波止。チヌ15尾(18〜25cm)。この頃は,釣れたチヌはスカリに入れておいて

死んだのと大きめのを数尾ほど持ち帰り,塩焼きか煮付けで食べていた。ボラやコノシロも

たまに食べる分にはおいしい。毎回だと飽きるが。21日,向島・干汐波止。サヨリ狙い。

この頃はお盆を過ぎてから8月末ごろまでの間に各所で良型のサヨリが釣れていた。

この日は30cmオーバーを含めて12匹。27日,同じく干汐。サヨリ33尾。ただし良型は

5〜6尾で,残りは小型。

 

9月

5日,向島・干汐波止。この波止は今も昔も9月上旬がチヌ狙いのベストシーズン。

この日は紀州釣りでチヌ12尾(18〜36cm)と良型のボラ2尾。釣ったポイントは左手の

新しい波止の一番左の護岸の角で,当時は波止一帯が好ポイントだった。しかし釣り人の

マキエの量が多すぎて海の浄化作用が追いつかなくなり,今では当時の10分の1ほどしか

釣れない。この頃は岡山ナンバーの車がよく来ていたが,最近はチヌ狙いの人そのものが

激減している。6日(日曜日),連日同じポイントで。チヌ15尾(18〜28cm)。

13日,また同じポイントで。しかしもう盛りを過ぎており,チヌは4尾(19〜24cm)。サヨリ

狙いに切り替え,良型1尾を含め30匹ほど。20日,また干汐波止。この日はボラ狙い。

竿は軟調の万能竿で,チヌのマキエをネリエにした吸い込み仕掛け。黒目のボラを7匹

キャッチ。親戚にも配る。食べ方はトウフと春菊を入れてスダチを絞った吸い物。当時は

これを食べると秋を感じていた。27日,横島・タンク付近で投げ釣り。良型のキスとギザミを

15尾ほど。この頃はバイクで釣り場へ通っていた。日記を見ると,「ハリに掛かったキスに

マゴチが食いついたが,ハリスが0.8号のため足元でハリス切れでバラシ」とある。

 

10月

釣り日記ではない方の日記帳(毎日何をやったかを記したもの。文章はない)を見ると,

「尾道・菊人形」「山野峡」「人形劇」「生協祭り」「宮島観光」「友人の結婚式」「子どもを

病院へ連れて行く」などと書かれている。3日,福山港フェリー乗り場。サヨリ10尾ほど。

水が汚いので早々に切り上げて帰る。4日,横島・タンク波止でサビキ釣り。20cm級を

中心にアジを15尾,手の平サイズのハゲを6。この頃は「10月はタンクでアジ狙い」と

決めていた。刺身が取れるサイズのヒラアジがよく釣れていた。10日,横島・タンクと

近くの砂浜。人が多く,サビキはアジ2のみ。投げでギザミ・キスを合わせて20尾ほど。

17日,同じくタンク。アジ11尾,ハゲ9尾(手の平サイズ),サヨリ1(良型)。

25日,向島・干汐波止付近で投げ釣り。カレイを狙ったが空振り。ギザミ8,メゴチ4など。

30日,干汐で早朝の1時間ほどタチウオ狙い。常夜灯の下は人が多いので明かりのない

左側の護岸に入り,85cmのタチウオを1本。

 

11月

7日,向島・干汐。タチウオの餌にするサヨリを釣りながら,イシガニ狙い。カニ用の

投げ網を使ったぶっこみ釣り。餌はチョイ投げで釣ったキス・ハゼ。小ぶりのカニを

3匹ゲット。「11月はカニ狙い」がこの頃のパターン。サイズは小さくても,茹でてちびちび

食べるのが好きなので。13日,横島・大浜海岸(タンクへ行く途中)でカレイ狙い。

結果はキス7(18〜22cm),ギザミ6,カレイ2(22cm)ほか。刺身サイズは不発。

23日,常石・大越港。狙うのはイシガニと根魚。「晩秋からはエビで根魚狙い」ということで。

ただしエビを使った昼間の釣りなので,数も型もたいしたことはない。この日はアイナメ

(20cm)1尾,クロソイ(16〜19cm)3尾。カニは空振り。当時はアコウはおらず,

代わりにクロソイがメバルと同じくらい多かった。29日,横島・横山海岸ほか。20cmの

カレイ1匹と,キス・ギザミが数匹。

 

12月

5日,田島・小箱波止。根魚狙い。17〜20cmのホゴとアイナメが合わせて4尾。

6日,常石・大越波止。朝の9時ごろから2時間ほど釣って,クロソイ3尾(19〜27cm)と

ホゴ1尾(18cm)。大きいソイは半分に切って煮付けで食べたが,最高の味だった。

13日,同じく常石・大越。17〜20cmのソイ・アイナメ・チヌを1匹ずつと,良型のハゼ3尾。

ハゼは塩焼きでも煮付けでもおいしい。19日,田島・小箱波止。エビのウキさぐり釣りで,

アイナメ(20〜28cm)5尾,ソイ(19cm)1尾,メバル(15cm)1尾。この頃に小箱で

かぶせ釣りをやっていたら,ものすごい釣果が出ただろう。26日,この年最後の釣りは

横島・タンク波止。いろいろ道具を持参して,釣果はハゲ6(良型1含む),サヨリ13(中〜大),

アイナメ2(20cm級),メバル1(15cm)。

 

当時はしまなみ海道がなかったため,1年中内海〜向島のエリア内で行動していた。

今でもやろうと思えばできるが,何しろ魚の数が少ないので…芦田川の河口堰が開放

されたら,福山の海にも多少は魚が増えるだろうか。

とにかく今は,この頃に比べると釣りの時間が確保できなくなったので,せっかく釣りに

行くなら何か獲物を,と欲が出る。早いとこ引退して,時間を気にせずゆっくり釣りがしたい。

 

 

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