日記帳(2015年8月23日)

 

まだまだ暑いが,お盆が過ぎて夏も終わりに近づいてきた。

例年夏は平日は仕事場,休日は映画館とかで過ごして,たまに汗をかきに釣りに行く。

今年も夏休みらしいことはほとんどできなかったが,8月20日に家族がそろって休みが取れたので,上の娘のムコさんも加わって5人で一日観光をした。

前日は娘夫婦が夜に来て,うちで夕食をとった後,家から車で3分ほどのボウリング場へ行って,ボウリングを1ゲームと卓球を30分ほどやった。

ふだん腕力を使ってないので,ボウリングの1ゲームの後半くらいになってくると腕がくたびれてくる。スコアは100ちょっとだった。

翌日は,しまなみ海道を大島経由で四国へ渡ることになっている。

朝ちょっと早めに出て,ムコさんと大島・友浦港へ。サビキ釣りで小魚を狙った。

平日ということで釣り人は誰もおらず,先端でサビキをやると予想どおり小魚の入れ食い。

ただしスズメダイも多い。1時間ほどでサバ・アジ・イワシ・カマスなどをチャッチ。

釣りすぎても調理が面倒なので,30匹ほど釣ったところで終了。

上の写真の魚は翌日空揚げにして食べた。どれも美味しかった。

このあと2人で村上水軍博物館へ。ここで初めて知ったが,村上水軍には3つのグループがあって,

一番強かったグループは伯方島と大島の間の水道にある能島という小さな島に城を構えていたそうだ。

地図で見るとほんの小島で,畑も作れそうにない。昔の人は偉いというか何と言うか。

昼過ぎに,別の車で来た家族3人と,大島の南端近くにあるよしうみいきいき館で合流。

いきいき館は大島・吉海町にある海の駅                  目の前の岸壁から臨む,来島海峡大橋

ここの名物は,直売の魚介類を好きなだけ買って,七輪で焼いて食べるバーベキュー。

写真はサザエ・セトガイ・ヒオウギ貝・エビ・イカ・ウナギ・アナゴ・ウインナなど。

どれも美味しかった。係員が巡回していて,貝の蓋を開けてくれたり食べごろのアドバイスもしてくれる。

平日というのに観光客で一杯で,団体さんが次々に入ってきていた。

難を言えば,夏場に七輪に当たりながら食べるのでめちゃ暑い。

それと,食材があと2割くらい安けりゃなあ…。セトガイや岩ガキは1個700円だった。

ノンアルコールビールを飲みながらここでゆっくり食事をして,2時過ぎに四国へ向けて出発。

行き先は出発前は決めてなかったが,スマホで調べて松山の中心街にある坂の上の雲ミュージアムへ行くことになった。

今治まではすぐ行けたがそこから松山まで1時間くらいかかり,市内に入ると車が多くてなかなか進めない。

現地に着いたのが4時前で,ミュージアムの入り口まで行ったらここには駐車場がなく,近くのコインパーキングに駐車。

大人400円の入場料のわりに中は広く,1時間くらいかけて見物した。うちの女らは歴史の知識がほとんどゼロなので,どれだけ理解したことやら。

5時過ぎにここを出て,近くの店でみかんのソフトクリームを食べ,2時間くらいかけて帰宅。

朝から動きっぱなしでくたびれたが,夏の間どこへも行かないのも寂しいので,有意義な1日だった。

 

 

全然関係ない余談。この1〜2か月の間にテレビや新聞などで見たニュースのうちで一番印象に残っているのは,

東京オリンピックの会場となる新国立競技場のデザイン決定がやり直しになったとき,森喜朗元首相が言った

「あのデザインは生ガキみたいでもともと好きじゃなかった」という言葉だ。

さすが総理大臣時代のあだ名が「サメの脳みそ」だっただけのことはある,と言うべきか。

品性を欠くにもほどがある。そのデザインを作ったり選んだりしたプロの建築家たちに対して,あまりにも失礼だろう。

ピカソの絵を見て「小学生が描いたみたい」と言うのは,身内同士の雑談や酒の席なら許されるかもしれないが,

オフィシャルな場でそんなことを言ったら「この人,バカなんじゃない?」と思われるに決まっとるじゃろ。

こんな人が総理大臣を務めたということに,われわれの「民度」が反映されているのかもしれんね。

 

 

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