日記帳(2016年6月19日)

 

今月は忙しい忙しいと言いながら,平日に家族旅行に行った。

みんな仕事をしているのでなかなか休みを合わせるのが難しく,上の娘のムコさんの休みも

入れて5人の予定を調整して,6月16日(木)の午後4時ごろに松永を出発。

上の娘夫婦は北広島から直行して現地で待ち合わせ。

行き先は,香川県の金比羅温泉。道中はあいにく雨だった。

福山西インターから東へ向かい,瀬戸中央自動車道を通って坂出から琴平町へ。

金比羅宮の近くに何軒かある宿のうち,ネットで予約した紅梅亭にチェックインしたのが5時半過ぎ。

梅雨の平日のため宿泊客が少なく,1泊2食で一人1万5千円ほどのリーズナブルなプランが取れた。

3人部屋と2人部屋に分かれたが,たまたま予約が空いていたので宿がサービスしてくれて,

窓際に露天風呂のついた豪華な部屋に泊まれた。

室内はベッド                                           部屋の中に露天風呂がある

この露天風呂は実に快適で,チョロチョロ熱い湯が出て温度が一定に保ってある。

真冬なら風が吹くと寒いかも。真夏なら蚊が出るかも。しかし今の時期は気温もちょうどよく蚊もおらず,

ゆっくり湯に浸かった。7時に食堂で夕食。

刺身はイカソーメン・マグロ・カンパチ・タイの昆布締め     炙ったサヨリとサワラの寿司

地元の肉や魚の石焼き

山の中の宿なので魚はまあこんなもんかという感じだが,限られた予算内で料理をどう贅沢に

見せるかというところに板前さんの情熱を感じた。生ビールは1杯700円とちょっと高いので,

白ワインと地元の酒・金陵をムコさんと一緒に飲む。そのあと館内のバーへ行きカラオケ。

客の少ない平日なので,大浴場もバーも貸し切り状態で気分がよかった。

 

翌日の17日(金)は朝7時に食堂へ行き,バイキング形式の朝食。

この朝食がすごかった。今までに宿泊先で食べた朝食のうちでも最高ランクと言っていいくらい

料理の種類がいろいろあって,腹いっぱい食べた。食堂は宿泊棟に隣接していて,昼と夜は

一般客にも開放されているが,朝食は宿泊客オンリー。その少ない人数のためにあれだけの

料理を準備するのは労力的にも経費的にも負担が大きいと思うが,リピーターになってもらう

ための営業の一環と割り切っているのだろう。金比羅参りに行かれる方がおられたら,この

紅梅亭という宿はぜひお勧めします。

9時ごろチェックアウトして,いよいよ金比羅参り。

きついとは聞いていたので覚悟して階段を上り始めたが,やっぱりきつかった。

歩いた正味の時間はせいぜい30分くらいだと思うが,何しろふだんデスクワークで心臓が

怠け者になっているので,だんだん乳酸が溜まって終盤はしんどかった。

最初のあたりの坂                                  上の方の坂からの眺め

本宮。この先もあったが登らなかった         うちの家族

坂を下って土産物屋でかき氷を食べ,高松へ。市内中心部を抜けて,ネットで調べた

山田家本店といううどん屋さんへ行った。着いたのは1時前ごろだったが,観光バスや

自家用車が駐車場へ次々に入ってくる。店はとうていうどん屋には見えない立派な構えで,

料亭か金持ちの別荘のような感じ。広い庭があって,和服のお姉さんが案内してくれる。

ぶっかけうどん定食を食べたが,まず量が多い。うちの近所の天霧やむらさきのうどん

とは違って麺のコシが強いので,余計に腹にたまる。麺はさすが本場という感じ。

ただダシが(全部飲めるように)薄味なので,もうちょっと辛くても…と思った。

このあと,高松市内の平家物語歴史館へ行った。ここにはろう人形が展示してある。

1階は四国出身の歴史上の人物,2階は平家物語のストーリーに沿った内容。

倉庫街にあって,まんま倉庫を改築したような広い館内に,客はわれわれだけ。

ろう人形はなかなかよくできていたが,1回行ったらもうええかな,という感じ。

近くのインターから高速に乗り,与島インターで休憩して,夕方6時ごろに家に着いた。

前日は雨,翌日はピーカンだったが,金比羅参りの当日はちょうど曇り空でラッキーだった。

天気にも恵まれて,宿も快適,行った先も「外れ」はなかった。

やっぱり旅行は平日に限る。もっとも,木曜日の夕方から金曜日の夜まで留守にしていたら

その間に仕事関係の大量のメールが入っていて,週末はずっとパソコンに向かっているが。

家族のスケジュールが調整できれば,たまには海外旅行もしてみたい。

 

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