● 最終更新日 2009/12/30

<釣行レポート(2002年12月-抜粋)>  

釣行日

釣行場所

情報提供者

2002/12/29 H 鞆・平港波止 倉敷のマサさん
2002/12/28 G 鞆・平港波止 岡山のアサさん
2002/12/22 F 横島・横田港大波止 コバさん
2002/12/23 E 倉橋島・尾曽郷波止 エスパーさん
2002/12/23 D 鞆・平港波止 倉敷のマサさん
2002/12/22 C 鞆の浦・平港 まさきちの父さん
2002/12/14〜15 B 鞆の浦・平港ほか 岡山のアサさん
2002/12/7 A 鞆の浦・平港 SATさん
2002/12/1 @ 安芸津漁港波止 タカさん

 

※ ピンク地は,『月刊マサ情報』です。


 

H 『月刊マサ情報』 ニュース速報!!! 12月29日号


こちら、『月刊マサ情報』編集部です。
取り急ぎ、ニュースをお伝えします!!
倉敷のマサ氏、本日早朝、鞆の浦「平港」にて・・・・・自己記録更新!!!
魚種は・・・・・・・・・・コブダイ!!!!!
長さ、68センチ!!!
重さ、7.1キログラム!!!
タックルは、2.1メーターイカダ竿、道糸3.5号、ハリス3号、針伊勢尼10号、

レバーブレーキ付きスピニングリール

最後に、倉敷のマサ氏にお聞きしました。
「・・・『今年の釣りは終わった』はずだったんですよ・・・せえが、アサさんの64センチと、

垂水行きの掲示板を読みょうたらですねえ・・・指が勝手にハリス3号を持って、

伊勢尼10号に結びだしたんですよ・・・こりゃあ海に行かんと体に悪い思うて、

ちょっと散歩に行くかと・・・。」


「今日の平港、私、腹をくくって行きましたよ。じゃって、福山は夜半から3メーターの

西の風が吹き続けとるのは分かっていましたし、このまま吹き続ける予報が出ていましたもの。

『平港の西の風』は、釣り座真っ正面から吹き付けます!

当然波も立ち、水深があまりないので、海も、もろに荒れます!

そうなると、まず釣りにならない!止めようかとも思いましたが、可能性が一つだけある。

それは、『朝の凪(なぎ)』がもしもあれば、その間だけは風がやみ、釣りになるかもしれない。

今日の潮だと、時合いに重なる可能性もある。ただし、この前の生名のように、凪が無い

場合もある。その時はその時じゃ。可能性にかけよう!」


「時折強い風が吹く中、釣り座に向かい波止を進みます。7時頃から釣り開始。

だんだんと、風が弱まってきます。風が止まります。

遠投。刺し餌がポイントに入ります。穂先がほんの小さく揺れます。

今、風は完全に止まっているはず!!

あおります!!根掛かり!と思ったが、ゆっくりと左に動いている!!

体をバネにして、ていねいに底を切る。・・・何と、沖へ向かって走り出す!!

少しずつ糸を出しながらも、ブレーキを掛けながら沖合へ走るコブダイを浮かせにかかります!

浮いてきた!通糸も、かなり出ている。『ここじゃ!!』止めます!!

道糸が伸びきり、コブダイがこちらを向きます!!

体をバネにして、ゆっくりとコブダイを上げにかかります。暴れて反転しかけます!!

ハリスが切れる寸前まで耐え、少し道糸を出しながらブレーキをかけ、顔をこちらへ向けさせます。

何度も何度も底へ突っ込もうとしますが、ていねいに、ていねいに対応します。

やり取りをしている最中、『今まで上げたことのない、70センチあるなしのコブダイ』であることを確信します。

『こいつだけは、絶対に上げてやる!!!』もう、集中しきっていました。

8メーターほど左に走らされていたでしょうか。やっと、コブダイの顔が見えてきます。

口を水面から出させ、空気を吸わせます。ゆっくりとタモの所まで引っ張ってきます。

タモへ入れようとしますが、タモよりかなり大きいので、なかなか入りません。

3回目くらいで、やっと入りました。

タモのひもを持って引っ張り上げましたが、今までで一番重かったです。

長さを測ります。68センチ!!何度測っても、68センチ。

重さを量ります。7.1キログラム!!!重いはずじゃ。」


「その後、やはり風が吹き付けてきました。『朝の凪』は、15分〜30分くらいでしたか・・・。

11時くらいまで釣り続けましたが、風と波で、刺し餌を遠投してもすぐ近くまで帰ってきて、

やはり釣りになりませんでした。当たりは、『全くなし』でした。」


「今日は、『非常に条件が悪い中での可能性』にかけていたので、自分としては、

『完全に集中しきった釣り』ができて、大変満足しています。コブダイを実家に持っていきましたが、

今日、兄貴の息子が名古屋から帰ってくるとのことで、とても喜ばれ、私も嬉しかったです。」


「1回しか当たりがなかったけど、最高に楽しい釣りでした!!!」
「まるささん、写真、すぐに送ります。」
『月刊マサ情報』編集部でした。

 


<コメントbyまるさ>

おめでとうございます!

最後の最後でランキングトップを確定する魚を釣り上げたマサさん。

今年のトップ賞は,よほどのことがない限りこれで決まりでしょう。

アサさん,垂水で大逆転のドラマを起こすか?


 

G 岡山のアサさんからのお便り (2002/12/28着)

〜ほんの散歩のつもりだったんですが〜

 

 

 

予定通り、わずかのカキを持って鞆平港へ散歩に行って来ました。

釣ったのは、朝一番(7時頃)から10時頃。

釣果はコブ2匹(64, 19cm)で、自己記録更新です。

このサイズを釣り上げても、大物ランキングに更新無しとは、いやはや恐ろしい。 

64cmのコブを釣り上げたのは、8時ちょっと前です。

実は、この後このコブより大きい下顎がはっきり出ているバケモノを水面まで上げましたが、

惜しくも再度潜られハリスを切られてしまいました。

波止の近傍では水深が1ヒロしかなく、取り込みに失敗しました。

一人では難しかったか。ということで、嬉しさ半分というところです。

ほんまバケモノいまっせ、平港。 

9時以降は当たりが無いので、やはり満潮前後が時合いと思います。

明日以降はチャンスと思います。

波止近傍の水深が浅くなると取り込みが無茶苦茶難しくなるので、それまでに気合を

入れないと苦しいです。後のことはSATさんにお任せ致します。

是非釣り逃がしたコブを釣り上げて下さい。ファイト〜〜〜。

それでは、明日の垂水一文字へ向けて準備、準備。恐らく釣り納め(?)になるかな? 

 

もう興奮しています。我ながらビョーキやな〜。

 

 

<コメントbyまるさ>

さすがこのサイズのコブダイは,姿が精悍というか獰猛というか。

あとほんの5cmでランキングトップなんですがねえ。

垂水,がんばってください。


 

F コバさんからのお便り (2002/12/26着)

 

12月22日 場所 横田港 午前7時頃から午前8時30分頃まで

 

ホントは前日に行く予定だったが、あいにくの雨で中止にした。

カミさんに伺いをたてたところ、日曜日の9時までの限定でOKが出る。

ということでいつもの横田港へ釣行しました。

今日の干潮は午前6時頃だったと思う。

午前5時30分に起きてゆっくり支度をし、横田港へ午前6時過ぎに到着。

すでにいつもの職場の人がカキの調達を終え、これから小用地へ行くとのこと。

前回コブダイの37pを釣り上げたとのこと。今日もコブダイ狙いだそうだ。

僕は時間もないこともあり、カキの調達後いつものようにここで釣りをすることにする。

カキの調達が終わり、午前7時頃第1投。

今日のタックルは1.5m筏竿に両軸リール。

道糸ナイロン3号にハリスカーボン3号。針はチヌ針の4号という仕掛けで開始。

すぐに竿先がピクピクとなる小さいあたり。

少しカキを持ち上げると、手元にコッと伝わるあたりがある。

素早くあわせると乗った。しかし手の平サイズのハゲでした。

他に釣れなかったことを考え、子供の煮付け用にとりあえずキープ。

その後あたりなし。

さらにそんなに強くはないが、風が向かい風となっていたため、糸が絡んでしまった。

ほどくのが難しくなったため、切って仕掛けを作り直す。

このときハリスに傷が付いてしまったが、そのまま釣りを始めてしまった。

これが後で後悔することとなる。

午前7時30分頃あたりがないので少し持ち上げると、根がかりのように引っかかっている。

そのまま持ち上げると重たいなりに上がってくる。

これはタコだと判断し、そのまま巻き上げる。

上がってきたのは何ともでかいタコ

どこかに針はかかっているらしく、逃げようと泳ぐが針ははずれない。

急いでタモを入れ無事取り込み完了。

生まれて初めての間近でみるタコに興奮しながら、急いでクーラーに入れました。

どこを持っていいのかわからずあたふたしちゃいました。

その後またしてもあたりはなく、午後8時20分頃竿先が揺れるだけの小さいあたり。

待って待って手元まで伝わるあたりを待つ。

ついにその時が来た。

コッ、ビュッ。

乗った。待望のコブダイだ。

あまり大きくなさそうなので何とかなりそう。

マサさんの「竿の一つ二つ折るくらいの覚悟がないとコブダイは上がらない」の

言葉が浮かび、コブダイの引きに耐えた。

が、ハリス切れ。さっきの傷のところから切れていました。無念です。

カキは次回のために取ってあるので今度こそは(いつも言っているような・・・)

釣り上げられるように、頑張ります。目指せランキングサイズ!!

 

本日の釣果 ハゲ1匹 タコ1匹(?)でした。

 


 

<コメントbyまるさ>

タコはかなりの大物ですね。3日くらい食えそう。

冬場はときどきかぶせでもタコが釣れます。

こんなん1つ釣ったら,もう切り上げて帰ってしまいますよ私。

「ハリスの傷」については,私も何度同じ失敗をしたことか・・・

最近は「道糸の劣化」にもけっこう悩まされます。

新しい道糸だと根掛かりしたときハリのチモトで切れるんですが,

道糸が古くなるとサルカンと道糸の結び目で切れてしまいます。

仕方なく,ひんぱんに道糸を巻きかえるハメに。

「道具をそろえたら,あとの出費は交通費だけ」というのがかぶせ釣りの

一つのメリットなんですが,なかなかそうはいかんですねえ。

竿を落としたりリールを壊したり・・・(笑)


 

E エスパーさんからのお便り (2002/12/24着)

POWER GAME! 〜私の釣納め〜

12月22日、福山の平港の釣果を掲示板で見て嫉妬した
「釣れたんか〜・・・」
明日の釣行に備え日曜日は「1日いい子」に徹して良かった
女エスパーのご機嫌取りだ
タカさんは23日に釣りに行くということなので、それに合わせて予定を組む
しかしハッキリと決まっている訳じゃなく、あやふやな状態だった
23時頃にようやく同行を確認出来た
やる気は満々
先週、尾曽郷でコブに盗られた「真鯛金針12号」を取り返し行くのだ

朝、4時過に起床する
1日の予定はこうだ
→相変わらず会社へ忘れ物を取りに→西条、タカさんの家へ5時半→6時、安芸津でカキ採り
→倉橋島、尾曽郷へコブ退治→13時には納竿
4時32分に家を出発して、8分後会社へ到着
ハンマー・タオルを持って、2号線を走りタカさんの家へと向かう
気温4℃
後で気付いたが、家のゴミ出しと会社へ置いていた「真鯛金針12号」を忘れた
毎回朝ボケで100%の準備が出来ないのが悩みだ
予定通り5時半前にタカさんの家へ着く 気温0℃
荷物を積み込みまだ暗い中、安芸津へと車を走らせる
順調に安芸津でカキを2人でせっせと採り50分掛けて倉橋島、尾曽郷へと着いた

既に日は昇っている ただ、風がきつくなりそうな気配
おばちゃんに駐車場代300(万)円を払い先週と同じ場所へ向かった
波止の電線が切れてる所から先端へ1、2mの外向き
タカさんは長竿、私は前回の教訓を生かしたタックルで挑む
竿:自称、並継ぎイカダ竿50号、3m
リール:シマノGT6000
道糸:6号
ハリス:不明(2〜2.5号?)
針:真鯛金針15号・・・
念を入れて、サルカンは道糸・ハリスともダブルクリンチノットで結ぶ
サシエは重いカキを選んで付ける
竿先が堅いから軽いと大変なのだ
第1投は7時半前後だったか?
下には小物が優雅に泳いでいる
カキを撒けば群れてくるが、サシエに被害はなく沈んで行く
風が少し吹き付けるがなんとか道糸を張れた
タカさんが言うには、太陽が山から出た頃の9時過ぎからがいいらしい
その言葉通り、時間だけが刻、一刻と過ぎて行く

下は敷石は所々に「穴」があってそこにサシエが入り込むと根掛かりか針が外れる
先週、そして今日も何度もこれを繰り返した
今日は時間もカキもタップリあるから遠投を試みる
極端に遠投しないと敷石の落ち込みで根掛かりをするので遠目に投げた
ここ、尾曽郷は水深が結構あるのでなかなか着底しない
サシエは平らな殻がほとんどない状態
「そーれっ!」
「ボチャンッ!!」
腰を下ろして出て行く道糸を確認していた
先にも書いたがここは深いので道糸がどんどん出て行く、どんどんと・・・
「こんなに深かったっけ・・・?」
出て行く道糸が妙にスムーズだ
道糸を手で止めるとイカダ竿が「グイーンッ」と引き込まれる
「こいつ!移動中だ!!」
すかさず合わせたっ!!
竿先が海に向かってひん曲がる
先週と同じ感触!
竿を必死にためながらドラグ調整をする
「タッ、タカさん・・・」
3m先端寄りで釣っていたタカさんを呼んだ
しかし先週と状況も変わらない
波止と平行にゆっくりと泳いで行く
何をやってもこっちを向いてくれない
多少、強引にリールを巻く
竿先は海につき刺さろうせんばかりの角度だ
「ダッ、ダメだ〜・・・」
これも先週と同じく逃げられた
1つ違ったのは「ちもと切れ」だったこと
飲まれると切れ易いのか?
タカさんはアタリはあるものの、針には掛からない
その10数分後、また来た!
「タッ、タッ、タカさ〜ん!」
こいつはまたさっきと同じ感触がする
こいつこそ先週の「針泥棒」かもしれない
相変わらずのすごい引きだ
竿がこれでもかと言うくらいに曲がる
ここでタカさんが私を「羽交い締め」にした
タカさんも感じたのか、こいつの「ヤバさ」
か、私のおっちょこちょいな性格
一歩間違えば海へ落ちてしまう
離れた所でふかせ釣りをされてる方も「なんだなんだ!?」という顔でこっちを見ている
男が抱き合ってるんだから(笑)
ドラグを調整して波止をついて歩く
竿をあおってみても、リールを巻いてみても無駄なことだ
そしてまんまと根に潜られた
「タカさん、カキを撒いて待ちますわ」
敷石の落ち込みにへばりついて微動だにしない
カキを撒いてしばらく待った
「!?」
再び竿が曲がる
コブの猛攻が始まった
「ぬぐぐぐぐ〜・・・」
「ピュンッ」と鳴りラインが切れた
分かってはいたが「根擦れ」だ
本心を言えば本当に「魚」が掛かっていたのか「地球」を釣っていたのか?
釣り座から4mくらい移動していたので、やはりコブと格闘してたんだろう
未だ見ぬ巨コブ、完敗だ
ここまでで逃した獲物は大きすぎたかもしれん
真鯛金針15号を5セットなくし在庫ぎれ
ここでカン付きチヌ針4号に変えた
ここでもダブルクリンチノットで念を入れる
これ以後、2人共アタリはプッツリだ

暗雲が立ち込め始めた波止
山から太陽が顔を出した10時頃、再び私にアタリ!
力の限り合わせた!
さっきのヤツ程ではないがラインを出さずにはいられない
少し出してドラグを調整
リールシートの先のスポンジ・・・を左手に持ち、右手でリールを巻く
「ジジッ、ジッ」と少しだけラインが出て行くがなんとかなりそうだ
仕掛けを信じて頭を一気にこちらへ振ってやった
「おっし!」
主導権は握った
後は横に走るだけだ
浮いて来た!コブの成魚が!!まさに人面魚!!!
タカさんはタモを持って構えている
「ざぷっ!」
すんなりとタモ入れ完了!
先週、タカさんの釣ったコブの兄弟か?
計測すると50・・・cm?
メジャーオーバーだ
自己最高だ!
一気に喜びが込み上げる!!
これはタカさんの西京漬けの予定なのでスカリに入れた

(エスパー51cm)

気を入れ直し、再び同じポイントへサシエを投入する
風がキツくなり道糸の張りが保てない
スプールを指で押さえゆっくりと沈めた
「ガツッ・・・」
反射的に合わせた
連続で掛かった!
さきのヤツと似た引きをする
しかし無理は出来ることが分かってるので一気に巻き上げた
「グンッ!ググッ!!」
「パッチーンッ!」(うそ♪)
今回は楽に浮いて来た
またもタカさんにタモ入れをしてもらった
毎回、ありがとうございます♪
先程より、色は薄めでやや小ぶり
計ってみるとメジャー範囲内!
48cm!
これもタカさんの食卓用にスカリにキープした

(エスパー48cm)

タカさんには小さいアタリがあるようで正体を確かめるべくイカダ竿にチェンジ!
アイナメ大好き(魚全般・刺し身大好き)のタカさん
「もしかするとコイツじゃないか?」ということで仕留めに掛かった
私たち2人の共通の言葉"でかいコブはイカダ竿では上げられん"だ
しかし天のいたずらか・・・
タカさんの「きたっ!」の声に目をやるとイカダ竿が曲がっている
「おっ、アイナメですかー♪」
「ちっ、ちがいます ・・・コブです・・・」
急いでタモを持ち駆け寄る
心の準備が出来てなかったタカさん、道糸がどんどん出て行く
「あっ・・・、切れた」
こんな時に掛かるもんなんだなぁ

コブはあるのでタカさんはアイナメ狙いに変えられたようだ
波止の先端にカキを数個持って行き竿を出されている
私は相変わらず同じポイントだ
風がさらにきつくなり厳しくなってきた
その時、まただ!
竿が曲がる
「タ〜カ〜さ〜ん!」
バカみたいに大声で呼んだ
竿を立てリールを巻く
6号任せで巻くとすんなり浮いてきた
タカさん、遠いところ来てもらってからスミマセンッ!
自分でタモ入れして計ってみる
ずいぶん小さいがこれでも39cm、これでも幼魚だ
肛門からニュルニュルとなんか出て来たので急いで海へ返した
まあ、なんともすごい勢いで潜って行く
この時、底手前までコブが見えていた

(エスパー39cm=リリース)

タカさんが戻って来られて再び長竿に変え外向きでコブ?アイナメ?狙い
探り釣りのようにいろいろ動かれていた
私の隣で「ビュンッ!」「あっ?あれ??」
タカさんが合わせたが軽いライントラブルに見えた
リールを巻くタカさん
「あっ、ついてる!」
コブが掛かっていた!
先週のように「ダメッ、ダメッ」の声がないのでいけそうだ
私はタモを持ち浮いて来るのを待つ
「おっ!もうちょい!!」
私が叫んでタモ入れ作業開始
先週は迷惑掛けたので慎重に慎重に・・・
また失敗・・・
2度目に入ってくれた  ホッ♪
怒られるかと思った
今日の初釣果!
コブ43cm!!
これも海へ返した
正月にガクさんが釣りに来られるというので種の保存をしておいた
これでとりあえずボウズは免れたと一安心されてる

(タカさん43cm=リリース)

そして余裕が出たタカさん、再び内向きでアイナメ狙い!
小さなアタリが気になるらしく、イカダ竿を出す
私は相変わらずのコブ狙いだ
これまでの釣果は全て外向きだ
内側ではどうか??
やってくれました、タカさん!
イカダ竿が曲がっている
「おおっ!アイナメですかーっ!!」
「・・・こっ、これもコブです・・・」
またしてもアイナメ狙いの外道、コブが掛かったようだ
タモを持ち、駆け寄る
その前に「バンッ!ペキッ!!」っとイカダ竿の破壊音
ガイドが折れて尚バラシ
激痛のタカさんだ
掛かったサイズは大小検討つかないと
外向きのコンディションが厳しくなったので私は内向きでコブいじめを開始
波止の切れ目前にサシエを落とす
もう大きなカキがなくなったので道糸が張りにくい
そのうち、「ガツッ」と若いアタリ!
タックルを持て余してしまったが、悠々と釣り上げる
コブ!15cm・・・?
数年後にまた会おう!
2人でポイントを変えながら時間が過ぎるのを待ち、13時過ぎ、納竿とした

潮に透明度のある日は釣れにくいらしく、今日はそれに近い感じだった
2度目のチャレンジでも大物は逃したが、ランキングに入れそうなサイズが釣れたので
大満足♪
タカさんは少し心残りのようだが「満足した」という言葉を残して尾曽郷を後にした
タカさんを家まで送り、私は志和から高速を使い広島インターで降り15時半過ぎに帰宅した
先週に続いてとってもいい1日だった!
おい!コブ!!また来年、きっちり針返してもらうでーっ!!!次は「ワイヤー」じゃーっ!!!!

本日の釣果:  タカさん コブ43cm・変なベラ
                  エスパー コブ51cm・48cm・39cm・15cm?

 

クリスマスプレゼントですね(笑)

 

<コメントbyまるさ>

私は尾曽郷ではまだ竿を出したことがないんですが,倉橋島はどこでも

巨大なコブダイがウヨウヨいるようです。

大台(70cm)突破一番乗りも,大いに可能性があります。

今回はポイント外ですが,ランキングにも入れておきましたので。


 

D 『月刊マサ情報』 ニュース速報!!! 12月23日 (2002/12/23着)


こちら、『月刊マサ情報』編集部です。取り急ぎ、ニュースをお伝えします!!
倉敷のマサ氏、鞆の浦「平港」に釣行!!
釣り上げた魚、

コブダイ50センチ、37センチ、24センチ、28センチ、24センチ、クジメ20センチ級

最後に、倉敷のマサ氏にお聞きしました。
「・・・テトラの横には、化け物がいますね。

かけた瞬間、『竿が折れる!!』と、『瞬時の正しい判断』をした私は、すぐに道糸を出しました。

・・・もちろん、道糸をぶち切られました。おそらく80センチオーバーでしょうね。

・・・私、こんな『化け物』と勝負しようなどと思っていません!だって私、『ノーマル』なもんで・・・。

この『瞬時の判断』こそが大切なのですよ。

これを間違うと、『竿が折れ』たり、『リールが折れ』たりするのですね。

・・・平港の印象ですが、昨日、今日の様な潮なら、『満潮前にちょっと当たり。満潮後1時間

くらいから当たりが増える』と言うところでしょうか。・・・ちょっと『スレ』かけとるかもしれんね・・・。

へえでも平港、コブダイなら100匹、200匹はおると思いますよ!!!」


こちら、『月刊マサ情報』編集部です。ただ今情報が錯綜しています。

倉敷のマサ氏は無事帰還したようですが、SAT氏と、お友達には・・・とんでもない出来事が!!!
詳しくは、SATさんのレポートと、お友達のレポートをご覧ください!!倉敷のマサ氏・・・くたぶれてます・・・。
『月刊マサ情報』編集部でした。

 

 

<コメントbyまるさ>

平港はうちから車で30分くらい。行こうと思えば行けるんですが,

とりあえず今のフィーバーが一段落したら・・・と思ってます。

とりあえず,誰か65cmくらいのやつを釣り上げてください。よろしく。


 

C まさきちの父さんからのお便り (2002/12/23着)

♪SATおどろくー♪  為五郎オーーー!♪   恐るべし! 鞆の平港!  「愛と栄光のコブ発ち(常勝ボウズ軍団編)」  

「毛利さん! 年内に行こっ! 平港!」 

完全に目が据わっているSATさんが 言いました。 

(目の付け所が鋭い)SATさんの言うことなので言った本人が覚えてなくても、

「一度行ってみたい!」と思いました。

忘年会の出来事です。

そして今日、行って参りました、平港!

そしてコブ釣りました。以上です。

「チョット!チョット! 愛想ないなぁ。せっかく釣ったんだから、その経緯を」って?

エッ?  良いんですか?  そこに辿り着くまでの苦労と私の人生を報告して?

(だ、だっ、誰が見るかぁ! そんな報告!)

という訳で、甚だ簡単ではございますが、

昨日の準備から今日の「常勝ボウズ軍団、連勝記録阻まれる!」までをご報告申し上げます。

<準備編>

12/21(土) AM6時 「さぁ! 明日の平港に向けてカキの調達だぁ!」

と意気揚揚、一人で家を出る。

外は雨、かあちゃんは、AM8時からアルバイトに出る。  まさきちは、爆睡中。

「早くカキ採って帰って来ないと!」  チョット急ぐ。

急いだので、すぐに沼田川に到着。

ついた途端お腹が痛い。   男の子なんだからトイレくらいは、ガマン! 

さぁ! かなづちとバケツを持って、カキを採りに行こっと!

「車の荷台を開けてっと!  かなづちとバケツを出してっと。  あれっ?」

「かなづちもバケツもありましぇーーん!」 

腹痛+バケツとかなづち忘れた= 「ドあほ−−−−!」

急いで引き返したら何とかなるけど、気持ちがついて行きません。 ガクッ!

家に帰って、おとなしく朝食を採りながら、次の作戦を考える。 

「そうだ! 車のオイル交換だ!」 

普段は、かあちゃんがバイトの時は、私は車を使わない。 でも今日は、車が必要。 

「今日、オイル交換するから、バイトの送迎してあげる!」 

かあちゃんも楽チンなので、即OK。  シメシメ。

でも、なぜ?  オイル交換に三原から福山のオートバックスに行くの? 

ふっふっふ「せっかく福山まで来たのだから、ついでにどこかドライブでもしようかなっと!」

「ウソ憑け−−−!  はじめから何処行くか決めとったやろー−!」

そうです。  鞆の平港の下見なのです。

天気悪くても「どこぞの病気持ち」が竿出してるかもしれんし、

SATさんからご推奨頂いた「竿が折れる平港」なので。

オイル交換を終えて平港着は、ちょうど昼頃。 

雨が強くなってきた。さすがにこの雨の中で釣りしている人は居ない。

でも、わざわざ下見する奴は、居る。「お前が病気やろーーーーー!」   すんませーーん。

「こんな長い波止やったんかぁ。」 

写真の通りだが、SATさんのレポートの影響で何かすごいのが居ついているような雰囲気。

雨の中、波止の端まで歩く。ゴルフ用のでかい傘に横殴りの雨。  ウー−−ン。 

明日は、ここで決まり!(雨降ったらどうしよう?)

家に帰って母ちゃんのバイト先に迎えに行く。 

その帰り路、ヤなことを考える。「明日の朝、ちゃんとカキ採りに行けるやろか?」 

感じてしまうと、じっとできない性格。 

「お母さん」 「何?」  「チョット沼田川に寄り道してもエエ?」「エエよ」 

(やったぁ!  さぁ  今日の内に採っとくぞ!)

すぐに「トリトン三原店」へ。   暗い中でもカキが採れる様、ライトを買う。

岡山のアサさん!  ゴメンナサイ!

「夜カキを採りに行くなんてスゴイ!」なんて言いながら、私も「病気持ち」の入口まで来ました。

そう言えば、まるささん!  段位認定質問に「夜にカキを採りに行ったことがある」という

設問がなぜ無いのでしょう?   えっ?  みんな行ってるから?「おみそれしました。」 

そう言えば、みんな病気持ってるんだった。

準備編おしまい。

 

<連勝阻止編>

12/22 AM7時  8時に起きるつもりが6時過ぎから目が冴えて寝られない。 

まさきちは、相変わらず爆睡中。  

しようがないから布団から出て、外を見る。 「雨?」 降ってないぞ!  やったぁ! 

今日の満潮は、午後なので朝はゆっくり するつもり。  

今まで、朝早く行って良かったことが無い。  焦らず行くゾ。

AM9時半  いざ出陣!  昨日の下見で1時間弱で行けることが分かった。

これから行けば11時までに竿が出せる。   満潮前後2時間で勝負じゃぁ!

途中の餌屋さんで、エビを買う(マルボウズ逃れのセコイ作戦)

本虫も買おうと思ったが、無かった。(ヤな予感)でもイイのだ! 

2日間掛かりの「史上最大の」平港上陸大作戦。

もし「常勝ボウズ軍団」の連勝が続けば、この連勝が「本物」の証明だし、

連勝阻止ならば、「恐るべし!平港!」の証明になる。 

今日は、奇しくも有馬記念の日。ファインモーション(ボウズ軍団)の連勝記録か? 

それとも、シンボリクリスエス(恐るべし!平港)の実力証明か?

私の予想は、シンボリなんだけど、、、、。

現地到着したら、やっぱりというか何というか5〜6人の釣り人が。

あの中に病気持ちは何人? (結果は、一人でした) 病気予備軍も一人?

奥の波止に並んでる。   あれっ?  SATさんのお奨めは、チョット手前。

先着者の方に挨拶に行くと、アサさんとタクさんが居る。 

タクさんは初めてなんだけど、はじめての気がしない。 でも写真とチョット違うなぁ。 

写真より実物の方が若い。(チョットだけヨイショ! でも本当に写真より若い。 私より下?)

アサさん曰く、「朝イチに手前で竿出したが、アタリなし。 今竿出せば釣れるかも?」

という話を真に受けて、「手前で竿出すぞ!」   カキとエビの2本立て開始。

いつもながらの「マッタリとした時間」が過ぎていく。 いかだ竿は「ピクリ」とも しない。 

竿が折れる波止でも、私に掛かると、ひとたまりも無いのか? 

気がつくと、お昼を回って、そろそろ満潮だ。   気分転換が必要か? 

地元のおじさんがアサさんの釣果を見てから私のところに。

「一番奥の人、50センチ以上のコブ釣ってたし、見てる間に他の人も釣ったしスゴイ!」 

「ナニーーー? あっちで50センチーー?」   「まさきち!  引越ししよっ!」 

引越しして「ボウズ」なら「いよいよ本物だ」

ここでも、カキとエビの2本立て。  2兎追う者、1兎を得ず?

カキをもう少し真面目にやろうかな?と思い始めた頃にアサさんとタクさんとそのお知り合いが続々とヒット。

「よしっ!  やっぱり、かぶせに集中しよっ!」  時計は2時を過ぎている。

タクさんから「少し遠めに投げた方が良い」とのありがたいアドバイスあり。

意識して遠めに投げているつもりなんですが、、、、、、。

そして、「ピクリ」ともしなかった竿先が急に「ゴツッ」と手応え。 

「あれっ?」 と思ったら自然と竿を上に引き上げていた。

 昨日の夜、まるささんのVTRを家族全員で見て、「ヒットしたらあのボディアクションするぞ!」

と思っていた通りのアクション(嘘つけーーー!)のつもり。

やった!  掛かった!   一生懸命リール巻きながら「玉網出して、まさきち!」

そうです。  常勝ボウズ軍団は、かぶせを始めて、玉網準備をしたことがありません。

海面まで上ると大した大きさで無いことが分かったので、そのまま引き上げた。

「やったぁ! コブだぁ!」  30センチ以下だろうけど私には大物。

スカリも当然出してない(持ってきてるが)ので、タクさんのスカリに入れて頂く。

若く見えるタクさん!  ありがとうございました。 

みなさんが”初コブ”を祝福して下さり、チョット感激。 

まさきちに羨ましがられた。  父の偉大さが分かったか? 分からん?  あっそっ。

その後、まさきちに2回、私に1回「ヒットしたかな?」という反応あったものの 

「慌てる乞食は、貰いが少ない」の通り、慌て過ぎにより、うまく掛からず。 

帰る前に、タクさんに”魚の締め方”を伝授頂く。(タクさん、さすが!)

普段のレポートならここで終わるが、”初コブ緊急特別番組”なので続きあり。

 

<帰宅後> 

私が27センチのコブ釣って、まさきちが53センチのコブ釣った、

という嘘を電話で 家内に報告してから帰宅。  

53センチのコブは、”病気一直線”のアサさんから もらったもの。

「帰ったら包丁持ってみようか?」という気持ちが湧いてくる。

生まれて初めて、「魚料理で包丁を持った」

海仙楽の刺身が「めちゃウマ」だったので、それをイメージして、さぁ、薄造り。

「どこが薄造りやねん!」という代物だったが、又、53センチのコブをさばくと 

これだけしか、料理できないの?という量しかなかったが、

とりあえず”初、魚料理”も 達成。  (切り身の煮付けは家内に頼んだ)

「お父さん! この刺身最高!」   娘、家内、まさきちが言ってくれた。

娘からは、「売ってるのよりおいしい!」   エエ子やのう。  我が娘ながら。

煮付けは、醤油ベースだったので、食べる方はチョット苦戦したが、

家族からは、大好評を得て、「我が家族も、まだ捨てたモンじゃないな」等とご満悦の私。

という訳で「常勝ボウズ軍団」の連勝記録は、途絶えました。

タカさん! これで合カブできますよ!  どこからでも掛かってきなさい。

最後にタカさんの作った「巨コブの星」のテーマ曲  (追加変更は、私)

 

♪重いーい コブなーら 試練の道をー ♪ゆくがぁ 病気のぉ  どコブじょぉー ♪

真っ赤に燃えたぁ   病気のしるし  かぶせのほォしを目指すまでぇ ♪

カキ殻ぁ飛ばせぇ   外道は釣るーなっ  ♪ゆーけゆーけ  まるーさー♪ 

♪どんーとぉ  ゆーけー♪   チャチャチャチャン♪        おそまつ。

 

<コメントbyまるさ>

なんか,新人特派員ほど文才があるというか,構成が凝っとるというか・・・

みなさん,力作すぎ。うちのHPは病気持ちの集まりかと思われてしまいますがな(笑)。

段位認定試験に「夜カキを採りに行ったことがあるか」という質問がなぜないか?

そんなもん,思いもつきませんでしたよ。

じゃってワシ,ヘッドランプつけてカキ採ったことないもん。

「段位認定試験」の裏バージョンとして,「病状認定試験」をいずれ出しましょう!


 

B 岡山のアサさんからのお便り (2002/12/19着)

 

〜なんとイベントに弱いこと、弱いこと〜

12月13日は会社の忘年会で、私は幹事。
結局寝床に着いたのは深夜0:30。それでも目覚ましは3:00にセットした。
そしてきっちり3:00に起床。我ながら病気だな〜、と言うよりも無謀である。
睡眠時間は2時間半。しかし、気分は既に興奮状態。アドレナリン多量に分泌。
当然二日酔いであり、ちょっと眠い。自分の口から酒臭い臭いがしているとはっきり分かる。
取り敢えずその状態で準備を開始し、4時過ぎに自宅を出発した。運転は慎重に、安全運転。

田島小用地に着いたのは6:30頃。既に波止には先客が2名。
1名は常連のイカ釣りの方で、1名は帰り支度中。
本日私は特別なものを準備している。
一つは12月14日の忘年会に照準を合わせ購入した特注品の2mのソリッド筏竿
もう一つは2ヶのスカリ

2週間前の状況から判断すると、1日釣れば釣り過ぎて困るであろうと判断してのことである。
この後の結果を知ってしまった後では、短なる笑い話、道化師と化すのであるが。
本日のタックルは、ソリッド筏竿2m,道糸3号,ハリス2号,チヌ針4号
釣り開始は7時頃。

そして・・・
待てど待てども当たり無し。
そうしている内に、8時頃コジマさんが到着。
流石に朝一番からこの波止に入っている私を見て、びっくりした様子で開口一番
”熱があるんじゃないん”
と一言。う〜ん、確かに。ひどい発熱である。
遠くから見ると、オーラが出ている。そんなはず無し。
かぶせ病という妻も嫉妬する恋の病である。
忘年会の翌日のこの時間に釣りとは、常識的には考えられない。やっぱりそうでしょう。
コジマさんは、シラサでメバルを狙ったり、カブセをしたり。
私はかぶせオンリー。
時々コジマさんと情報交換するが、昼前まで2名でかぶせ当たりゼロ。
まさか田島小用地で。前代未聞。まさか? オフ会時の悪夢が頭を過ぎる。
12時頃コウマさんが到着。コウマさん、頼む。もう、他力本願状態。情けね〜〜〜。
暫くして、コジマさんが当たりゼロでご帰宅。お疲れ様です。また、ご一緒したいです。
更にコウマさんも当たりがないので、箱崎港に移動。
私も同じく当たりはさっぱり無し。
そして、14:30頃とうとう断念。なんとイベントに弱いこと、弱いこと。
情けね〜〜〜。ほんまに、情けね〜〜〜。

それからは田島・横島の釣り場探検へ。
先ず、箱崎港へ。先端部にはコウマさんが。
釣れているのかな?と思いながらも、先端には進入できないように金網があり、

遠くからの声援だけにした。
コウマさん、頼みます。でもよく金網を越えて波止先端に入りましたね〜。ある意味感心。
それから、小箱、横島と周り、最後にへ。
SATさんの釣行レポートを眺めながら、『あれが平港の波止か〜』と確認しながら行くと、

遠くにSATさんを発見。
意外なことにお一人である。びっくり。
きっと大勢来るに違いないと思っていただけに拍子抜け。

実は遠慮して鞆に行かなかったのですが・・・
SATさんに確認すると、当たりはあるが釣果はアイナメ1匹とのこと。
既に日暮れまで殆んど時間がないこともあり、SATさんの釣りを拝見させて頂いた。
すると見ている側で、直ぐに当たり。そしてハリス切れ。
SATさん、諦めムード。しかし私は興奮。これはイケル。
既に16:30頃であり、今から釣る気は毛頭なかったが、

本日ボウズでは忘年会に参加できないと、気合が入った。
かぶせ魂がメラメラと燃え上がった。
それから直ぐに車まで走って行き、飛んで釣り場に戻った。息を弾ませながら。
SATさん曰く、当たりは依然として連発中とのこと。

タックルは、筏竿1.8m,道糸3号,ハリス2号,チヌ針4号
さあ、かぶせ釣り開始。

太陽は既に山の近くまで沈んでいる。時間がない。気持ちは焦る。
SATさんは諦められ、私の釣りを見て、しかも私の代わりに撒餌までして頂いている。
”ひょっとしてオフ会の二の舞で、誰もコブを釣り上げていないのではないか?”
不安とプレッシャーが伸し掛かる。
開始後直ぐに当たり。

当たりの確率は2投に1回くらい。こんなに当たりがある釣り場は初めてである。
本日はボウズである。ただでさえ平常心を失っているのに、更に平常心を失ってしまった。
それでも直ぐに35cm程度のコブを釣り上げる。35cm程度のコブがこんなに嬉しいとは。
また当たり、今度はでかい。40〜50cm程度か?
コブが左に走る。これは上がる。とっさに判断。
コブに合わせて左に走る。よっしゃ〜上がる。
一瞬躊躇して慎重にと思った瞬間、プチンと道糸切れ。ふ〜。
道糸に傷があったか? SATさんより”もったいない”の一言。
私、プレッシャーには弱いです。
結局約30分の釣りで、35cm程度のコブ1匹。まあ〜明日があるさ。

そして、楽しい忘年会の後の12月15日朝4時半頃
普通の方なら二日酔いで寝ている時間である。

あのマサさんでさえ寝ている。あのマサさんでさえである。
起きているのは、俊一さんあ〜ぶさん
暫くお二人とお話し、お話し。
暫くしてあ〜ぶさんより、”僕も一緒に釣りに行って良いですか?”
当然即答でOK。でも結局あ〜ぶさんは寝ちゃいました。残念。次回是非ご一緒に。
それからよく覚えていないが、気付いたら鞆の平港である。

流石に途中でパトカーは気になりましたね〜。
時間は7時頃。もちろん、お酒は抜け切っていません。
タックルは、ソリッド筏竿2m,道糸3号,ハリス2号,チヌ針4号。
とうとう試す時がきた。ソリッド筏竿の威力を。使う前から興奮。

7時過ぎ、先ず大量に撒餌投入。
第1投。意外にも当たり無し。
第2投。意外にも当たり無し。
第3投。意外にも当たり無し。あれ、おかしいな〜。
第4投。意外にも当たり無し。
第5投。当たり。合わせが早過ぎて、針にのらず。
約5分後。当たり。見事フック。軽々と37cmのコブを上げる。
また、約5分後。当たり。見事フック。軽々と35cmのコブを上げる。
またまた、約5分後。当たり。見事フック。軽々と25.5cmのコブを上げる。
3連続釣り上げる。しかし、良かったのはここまで。酒が切れたか? 

それから思うように上がらなくなった。
うまく針に掛かるのであるが、コブが暴れてハリスが切れてしまう。原因不明。
何度も何度も繰り返し。その内、9時頃になるとピタリと当たりが止まった。
冷静に戻ると、胃が痛い。完全な二日酔い状態。この状態でドリンク無し。
ドリンクを買おうにも自動販売機ははるか彼方。我慢、我慢。
”ひょっとして竿が悪いのかな?”と思い、竿をニッシンの1.8mの筏竿(いつものもの)に変更した。
しかし、今の時間は当たりが遠のいている。
途中、テトラの端(SATさんが釣った場所)に行っても当たり無し。
10時過ぎに待望の当たり。

コブが左に走る。合わせて私も走る。よっしゃ〜上がる。
コブが水面に浮いた。ここのコブはよく暴れる。

水面にコブが浮かんで気が付いた。タモが無い。
タモは遥か彼方。コブを浮かした状態で、ゆっくり、ゆっくり引っ張りながら、

コブを誘導しタモを置いてある場所まで移動し、慎重にタモ入れ。
タモ入れは無事成功。検寸すると、53cm。まずまずのサイズ。
その後、21.5cmのアイナメを追加し、12時前に納竿。

コブの当たりは20回程度。結局当たりは朝に集中していた。

流石に二日連続の二日酔いでの釣りは辛かった。次回はリベンジ。確率1/5とは。
本日の教訓。

二日酔いでのかぶせ釣りは無謀です。う〜、胃が痛い。二日酔いならぬ、二日釣り。
竿はやはり普通の筏竿の方が良いのか? う〜ん、分からん。課題は多い。
皆さん、チャンスです。

当たりがある時間は満潮前後に限られる可能性があるのでご注意を。
9〜12時の間には殆んどコブの当たりは無かったです。

やはり、ここでの釣りは満潮前後でしょうか?
干潮時にはアイナメの当たりはありました(2回)。

以上、岡山のアサでした。

 

<コメントbyまるさ>

あの忘年会の翌日の早朝から釣りに行けるのは,アサさんだけです。

私も当日ちょっと下見しましたが,やはり満潮前後がいいと思います。

取り込みには苦労しそうですが。アイナメの魚影は濃そうです。

小用地がそろそろシーズンオフなので,これからしばらくの間は毎週,

鞆の平港にサングラスをかけた怪しい釣り人が出没することでしょう(笑)。


 

A SATさんからのお便り (2002/12/8着)

 

<場所・時間>
・鞆地区、平の港。 10:00〜15:30
  *ポイントはテトラ設置の端で、波堤上から釣り。

 

 


<状況>

最初にカキ20個程を出来るだけ細かく潰してマキエする。
波止の上は綺麗で最近、釣り人は入った形跡が無い。

当然、カブセは処女地ではと思われる。

最初の仕掛けは、竿先自作  元竿はブラックバス竿を改良した、

「1.5mアイナメ仕様」を使うことにした。

緊張の第1投、水深は浅い  干底では2mは無いと思われる。 

カキ着底後に糸ふけを取ろうとしたら、いきなり「ガンッ、ギューン、ブチン」?????

「え、いきなりコブダイの当り?」それもかなり大型と思われる。

ここで仕掛けを道糸PE4号、ハリス:フロロ5号へ交換。

第2投着底しても糸フケを取らずに当たりを待つと数秒後に、

「ガン」と当たり、マサさんのボディアクションを思い出し竿を天へ向けて
膝屈伸運動・・竿も折れんばかりに満月のように曲がる。

竿が折れる覚悟でやり取りするが、強烈なツッコミで「バーン」と
鞆の港町に響き、「アイナメ仕様」イカダ竿の無残な姿。
ここで、実績のある「1.8mマルチ対応仕様」のイカダ竿へ変更。

PE4号+フロロ5号+チヌ針7号で挑戦、

第3投  着底したと同時に「ギューン」と走り出し、竿を立てる余裕も
無く「ブチ」と切られる。

第4投、着底後10秒して「ガン」と当たり、

底のツッコミをかわして何とか水面下2m近くまで浮かす

「デカイ、60cmは軽くオーバーだよ」ここで緊張が一気に高まる。

しかし、右のテトラへ入られあっさりライン切れ。
この後、大型コブダイを掛けても右のテトラ・左と手前の根・
針のチモト切れで用意した7号チヌ針12本を無くす。

釣り上げたコブダイは40cmオーバー2匹、30cm台4匹。
精神的に落ち込んでしまい・・・・「そうだ、まるささんへ
電話しよう、声を聞くだけでも元気がでるかな」。

まるささんへ電話して「レポート楽しみにしています」の一言で元気を
取り戻す。

が、状況は変わらず、午前中と同じくライン切れのオンパレード。

さすがにこれだけ同じポイントで騒いでいると15:00頃に当たりは遠のく。

本日の被害
「アナメ仕様イカダ竿」一本
「ガマカツ黒チヌ7号針」12本
「ガマカツ白コートチヌ5号針」14本
「ガマカツ白コートチヌ3号針」10本
「ガマカツ小磯10号針」12本

<ポイント紹介>
・コブダイはテトラの端が足場も良い。しかし、ポイントは  狭く2人が限界。

  テトラ上は足場が悪く、井原の陽二さん  ヤスさん等の運動神経の良い人向き。
・ねずみ島手前の波止は「アイナメ」向きと思われる。
  この冬は行ってみます。

<所感>
・私の腕で、コブダイランキング入りは無理であることを再認識しました。

  これから、地道に日々研鑚します。
・コブダイの切り身をバーナーで焼いて海水の氷水で締めて
   「タタキ風造り」にしましたが、とっても美味でした。

 

<コメントbyまるさ>

面白おかしく書いてあるわけではないんですが,笑ってしまいました。

それにしても,すごい穴場ですね,平港。

私は下見をしたことはありますが,竿を出したことはありません。

カサゴがよく釣れるのは知ってましたが,コブダイがこれほど・・・

忘年会の食材調達は何の心配もいらんようですね,これは。


 

@ タカさんからのお便り (2002/12/2着)

 

リベンジ・安芸津・チヌ47cm

今日は二日酔いで出遅れた。安芸津漁港の波止へ着いたのは10:50。

潮が良くないと判断し、ちょっとのべ竿でメバルを狙う。

茂エビで探ると12、3cmくらいが時々かかる。

正午くらいまでに6匹が釣れた。

あまり面白くはないので、波止入り口の敷石へ降りて牡蛎を調達、かぶせ釣りに備える。

弁当を食べ、ちょっと様子見にうろついて、かぶせ開始は午後1時過ぎ、

干潮から満ちに転じる頃だ。波止の手前外向きに陣取り、釣り開始。

修理して回復した1.6m筏竿に太鼓リール、道糸2号、ハリス2号、チヌ鈎4号

潮位が低く浅すぎるのかしばらく当たりなし。

近くで投げ釣りをしていた同年輩の釣り人も何も当たりがないので退屈らしく、

話し掛けてくる。10月に牡蛎の水揚げが始まった頃、むき身の牡蛎を餌に

良型のチヌを何枚か釣ったと言う。

さし餌は貝柱を通してハリスを身に一回転巻き付けてワタの所へ鈎を隠すように刺し、

小さなガン玉を打って寝ウキで当たりを取るらしい。なるほど理にかなっている。

そんな話をしている内に、「ちょっと面白い釣り方ですね、私も小型の竿を持って

いますからかぶせ釣りを教えて下さい」、という訳で即席の講習会

(すんません。まだ段位も取れない無免許講師です)。

この人も、自分で牡蛎を取ってきて本格的にかぶせを開始。

撒き餌をすると、20cm前後のチヌ数匹が浮い来るのが見える。

しかし当たりが出ない。

チヌは居るのに食いつかない時はハリスを細くするに限る。

思い切ってハリス1.2号にチヌ鈎2号に変えたら、ぼちぼち当たりが出だした。

しかし、なかなかヒットしない。

が、15:30頃とうとうその時がやって来た。

ゴソゴソと小さな前当たり、続いてゆっくりと穂先が沈む感じ、

すかさず大きく合わせると手応えあり。

最初は30cmくらいのチヌかと思った。隣りの人も注目する。

しかし、急に強い引きで底へグイグイと突っ込む。

なんとかねばって慎重に浮かす。

やがて、底の方でおぼろげに見えてきた巨体に二人ともオオーッと驚く。

でもまずい、ハリスが1.2号だ。前回のバラシが脳裏をかすめる。

さらに慎重に何度かの突っ込みに耐え、やっとの事で浮かす。

タモ入れを手伝ってもらったが、浮かした後もまた突っ込む。

2度、3度トライしてとうとう引き上げた。

上げてまたビックリ。大きい。

このサイズのチヌを釣り場で見かけた事はない。

胸ビレが鳥の羽のようにパタパタしている。

口はゴルフボールが入りそうなくらい大きい。

40cm以下のチヌならだいたいのサイズが分かるが、これは見当がつかない

(自宅へ帰って測ったら47cmだった)。

興奮して、なんだか、もうこれで十分という気になったが、

僭越ながら今日はかぶせ講習会。さらに続ける事にした。

しかし、当たりがない。一度だけアイナメらしい当たりがあったが乗らない。

16:30になって納竿の態勢に入った、とたん、今度はお隣さんにヒット。

ビール瓶サイズのアイナメが上がった(35cm弱くらい)。

すごく感謝されてしまった。

これで一安心、後は自分で工夫して下さい、とばかりにお先に失礼する事にした。

残った牡蛎をあげたら礼を言われたので、かぶせにハマってしまい、

夜までねばるつもりらしい。

急いで帰って家族に自慢。検寸してデジカメで写真撮って、すぐにさばく。

刺身、チヌ飯(炊き込み)、あら炊き、皮は湯引きにして、ネギのみじん切りを添え、

ポン酢でいただく。

家族4人で1匹が食べきれない。まだ余韻に浸ってます。

 

 

<コメントbyまるさ>

タカさんからの,臨場感あふれるレポートでした。

イカダ竿に1.2号ハリスでこのサイズのチヌを上げるのは,かなり難しいです。

私は1.5号でもこのサイズとおぼしきチヌにハリスを切られた経験が

何度もあります。まして,今回のは引きが強い秋チヌですからねえ。

それにしても,安芸津は素晴らしい釣り場ですね。

アイナメがよく釣れるというのは,場荒れしてない証拠です。

ぜひ一度行ってみたいです。

 

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