● 最終更新日 2010/01/02

<釣行レポート(2003年4月-抜粋)>  

釣行日

釣行場所

情報提供者

2003/4/9 I 瀬戸田高校裏波止/向島・歌フェリー桟橋 コウマさん
2003/4/9 H 周防大島・小松中央桟橋 細原さん
2003/4/6 G 周防大島・橘町日前の波止 細原さん
2003/4/5 F 横島・横田港大波止 コバさん
2003/4/5 E 向島・歌フェリー桟橋 尾道のジュンさん
2003/4/5 D 生口島・茗荷(瀬戸田高校裏)波止 マサミチさん
2003/4/5 C 山口県錦川水系・寂地峡 エスパーさん
2003/4/5 B 上蒲刈島・向(一番北)の波止 東広島のタカさん
2003/4/3 A 生口島・茗荷(瀬戸田高校裏)波止 倉敷のマサさん
2003/4/2 @ 能美島・大君の波止 細原さん

 


 

I コウマさんからのお便り (2003/4/10着) 

 

〜チヌを求めて〜

9日(水) 生口島 瀬戸田高校裏  6時〜15時頃
      向島  歌桟橋    16時〜17時頃

干潮 9:28 満潮 14:37(尾道) 小潮

タックル
竿 筏竿 NISSIN ブラックチヌ 1.5m
リール チヌジャッカー SS
糸 道糸3号 ハリス1.7号
針 チヌ3号

4時起床。4時20分発。6時前現地着。予定通り先客なし。

チヌを釣りたい! それだけで平日釣行。
明日以降の平日に休みが取れる保証が無い為 潮も天気も気にせず
ただ "9時頃までには釣れる筈"だけに焦点を合わせて出かけた。

うっすらと明るくなってきた6時前から準備を開始。少々曇ってる。
何気なく 前回使ったままにしていた ハリス0.8 針3号で開始。
撒き餌を少々 足元から開始。場所はもちろん 曲がり角から3m先。

2.3投目 アタリ。合わせる。のる。久々の快感。
コブかアイナメか 30cm位の魚影を確認。幸先エエで!と思った瞬間
ブチッ! ハリス切れ。痛恨のミス!
『何で0.8のままじゃったんじゃろ。
アイナメじゃったらこれでおしまいじゃ。』やな予感。

気を取り直し ハリス2号 で再開。
再び2.3投目 暫らく待つ。アタリ。合わせる。のる。走るー。
コブじゃ!一緒に走る久々の感触。懐かしい!
あまり大きくはなさそう でもあがるとは思えない。完全に遅れたからである。
少々のやり取りの後耐えたところで プチッ。
『まっ仕方ないか。今日はチヌがターゲットじゃけ』と言い聞かす。

その後・・・・・。
場所を先端よりに移動するもアタリなし。
そこへ 地元のおじちゃん登場
 『松永の人がようあそこで釣りょうてよ。テレビ出ちゃった人』
 と元の場所を指す。
『ああ まるささんですね。僕もそれで始めたんですよ』
 『この前も井原の夫婦連れが来て 外と内でチヌをぎょうさん釣っちゃったよ』
『そうですか・・・(井原のマサさん?)』
 『満ち上がりがエエんよここは。この時期はやっぱりカキじゃねー。
  わしはめんどくしゃーけせんのよ まっ がんばって』云々
そんな会話の時に限ってアタリ? 合わせられない。

結局 微妙なアタリ2.3回ほどで10時前 干潮。
釣果ゼロ。作戦失敗。
ハリス1.7とし 気を取り直して満ち上がりにかける作戦に変更。

暫らくカキを採取。天気も良くなって、暑い暑い。
熱った体にビールを投入。心身とも気分を一新して再開。

ところが天気急変。雲が覆い風も出てポツポツ雨。寒い。最悪!
風を避けようと内側へ(曲がり角手前)。前回の釣行ではアタリなしだったが
おじちゃんの『内側でも釣れる』にのってみる。

撒き餌を適当に足元へ1投目。あまり潮が動いてない。
いきなり アタリ。合わせる。のる。
これがチヌか?期待しながら巻き上げる。
なーんだ茶色の物体か。アイナメ?と思いきや上がってきたものはカレイ(22cm)
慎重に抜きあげる。
『ウォー!カレイじゃ。』釣れるとは思っていなかった魚種。
しかもカキで釣れるのが半信半疑。でまさかこんな所で釣れるとは思っても
みなかっただけに『めちゃ嬉しい!』
早速スカリに入れる。『う〜んどれ位ぶりじゃろスカリ使うの。』
余韻に浸りながら お礼の撒き餌をし 次投。
すかさず アタリ。合わせる。のる。
『ヨッシャー!調子が出てきたで〜。』アイナメ(24cm)
その後 アタリ数回あるも合わせられず アタリも遠のき先端よりに移動。
潮が早くずいぶん流される。これじゃどうにもならん。早々に外側に変更。

こちらも撒き餌を適当に足元から徐々に沖へ。暫らくの辛抱の後3〜4m沖でアタリ。
でも『どこで合わせたらええんじゃろ。』っというようなエサ取りっぽい感じ。
『ここらへん。』っで合わせると のった。これがチヌか?白っぽい魚影を確認。
期待が高まりながら上がってきたものは ウマヅラ(24cm)
『まっこんなのもおるか。』ってな感じで再開。そろそろ満潮前のいい時間帯。
元の場所へ戻ろうか 思案中に さっきと同じアタリ。どこで合わせよう えいっ。
これまたのった。当然ながら ウマヅラ(26cm)
ウマヅラを2枚。『ウム 上手になったんか?』
自己満足に浸りながら元の場所へ移動。

満潮前のゴールデンタイムを迎え満潮までがんばったものの こちらではアタリ皆無。

『ワシが下手なんじゃなくてチヌがおらんのじゃ!』と勝手に結論。
しかしここまで カレイ、アイナメ、ウマヅラ2匹。チヌは釣れぬがプチ満足。
"海仙楽"の文字が浮かぶ。

でもチヌが釣りたい!せっかくの平日。
1時間ばかしだが、"今チヌといへばのあそこ"ダメ元でGo!

歌桟橋到着。フェリーが泊まってる。『こんなとこで釣りしてもエエんかいな。』
といった感じである。でもあちこちに跡が。早速左手にある跡で開始。
なにも変化なし。っで右手中央に移動。すると右手前におるおばちゃんが
『そこはいけんで!フェリーがはいるけー。チヌを狙ようてんならこっちに来。』
おばちゃんも釣りをしてた。浮きでメバルを狙ってるとの事。釣果はしょぼい。
申し訳なく『そこの横エエかな〜』と聞くと 快く『エエよ』
『ちょっと向こうのあの辺がエエ様なで』っということでそれにならう事に。
でも開始はいつものごとく撒き餌をして足元から。
除々に沖へと投入するもアタリなし。
『考えが甘かったかな〜』っと思いながら『まっもうちょっとがんばろ』
っと横を見ると 跡。ってことはあの辺かな。と投入。数投目。

なぜかのってる。なんじゃこりゃ。合わせた記憶がない。
巻き上げると突っ込む。今まで経験したことないやりとり。
『こっ これがチヌか?』だんだんと浮かび上がってくる魚影は銀色。
TVの釣り番組では見慣れた絵だ。『タモですくおうか?』
おばちゃんが声をかけてくれた。願ったり叶ったりである。
不慣れな落としダモを操作してくれて。ゲット。
当方興奮。なぜかおばちゃんも興奮。
『なっ言うたろ ここがエエいうて』の連呼。ごもっともである。
検寸。32cm。今年目標の30cm更新。うれし〜。
『もう今日はこれでエエわ!』と早々に絞めて帰ろ 思った矢先。
『まだまだこれからで!まだまだおるで!』っとおばちゃん挑発。

それにのって再開。お礼の撒き餌とさっきと同じ場所へ今度はアタリを
見逃さない様に丁寧に・・・。数投目。アタリ。合わせる。のる。
またもや同じように巻いては突っ込む。何とも言えん感触。
既におばちゃんはタモを持って待ってる。
今度は少々小ぶりの30cm。ついにスカリを取り出すことに。
おばちゃんは相変わらず『なっ言うたろ ここがエエいうて』の連呼。

冷静になって再開。薄いカキを小さめなカキを選んで投入。
着底後 微妙なコツコツッ。その後アタリなし。『これか!』
っという訳でそれに備える。次投。同じアタリ。合わせる。ヒット〜。
今度はさっきと違う。ずいぶん突っ込む。"大きい"と実感できるやり取り。
魚影確認。でかっ!。既にタモを持ってるおばちゃんも興奮。
タモ入れにちょっとてこずった。『おばちゃんしっかりせ〜』なんて言えないが
そこにいるチヌが大きくあせる。やっとのことでタモ入れ成功。即件寸。42cm
信じれない大きさである。夢のようである。ベリーうれしい。
そばの船舶免許を取りに来ている人やフェリー客やらで一躍ヒーローだ。

その後計ったように32cmを2枚あげて(もちろんおばちゃんの手馴れたタモ入れで)納竿とした。
『もう今日は"海仙楽"だ!』と決心し おばちゃんに1枚プレゼントして帰った。
流石に『なっここがエエいうて言うたろ』とは言わず、
『ほんまにエエん?これでエエ晩御飯になるわ』と上機嫌で早々に帰られた。
(この場所へ移動後小1時間の間であった。)

エエ気分である。知り合いに写真を撮ってもらって 海仙楽へGo!
アイナメ、チヌの刺身。カレイのから揚げ。ハゲの煮付け。チヌのお茶漬け。
(俊一さん!これで合ってますか?)サイコーでした。妻も娘も大満足!
これでオフ会へ行けるかな?行けるでしょう!

夢のような1日でした。夢だったのかな?

以上 コウマでした。


 

<コメントbyまるさ>

おめでとうございます,コウマさん。これだけ釣れたら言うことなしですね。

食べるにも,いろんな魚種が釣れてますし。それにしても歌はすごい。

瀬戸田のチヌは,当たり外れが極端みたいです。

ちょっと,まとめてみました。(潮は尾道港)

 

4月9日(水) 0尾 (小潮)(干潮=9:28/満潮=14:37) <コウマさん>

4月7日(月) 0尾 (中潮)(干潮=7:55/満潮=13:27) <井原の陽二さん>

4月6日(日) 1尾 (中潮)(干潮=7:21/満潮=13:02) <マサミチさん・俊一さん・あーぶさん>

4月5日(土) 12尾 (中潮)(干潮=6:50/満潮=12:38) <マサミチさん>

4月3日(水) 19尾 (大潮)(干潮=5:52/満潮=11:53) <倉敷のマサさん>

3月31日(月) 11尾 (大潮)(干潮=4:23/満潮=10:44) <倉敷のマサさん>

3月28日(金) 0尾 (若潮)(干潮=1:38/満潮=8:48) <まるさ>

3月23日(日) 8尾 (中潮)(干潮=8:14/満潮=13:58) <倉敷のマサさん>

 

こうして見ると,確かに傾向はあるようです。

おおざっぱに言うと,「大きくなる潮」のときがいいみたいですね。

同じ中潮でも,大潮の前後ならOK。小潮の前はダメ。

(ただし3月23日は小潮の前の中潮ですから,一概には言えませんが)

長潮・若潮のときは論外?今度の土曜日,若潮なんすけど〜!


 

H 細原さんからのお便り (2003/4/9着) 

 

4月9日、本日またカブセ釣りに行ってまいりました。
ちなみに、私は土曜が休日ではありません。

(釣りばっかり行っているわけではありません)

この前の日曜日に周防大島で余ったカキを大畠町の某海岸に隠しておいたので、

それを今朝6時過ぎに回収。

カキのコンディションは良かったものの、数はわずかでした。

今日の目的地は、日曜日に2時間釣って全く当たりのなかった

周防大島の大島町「小松中央桟橋」です。
ここは、フカセでチヌを狙う人が多いらしく、「月刊釣り情報」誌の

2003年3月号にも、フカセ釣りで型のいいチヌやアイナメが上がっています。

6時半に現地に着いてみたら、さすがに平日なので、こじんまりとした2連の桟橋の

先端にデンゴ釣りの人が2人いるだけでした。


 

釣り座もこの前と同じ、手前の桟橋の左側にしました。
潮が小さい上に、潮止まりが7時10分なので、予想はできていましたが、

今日は刺し餌が真下に落ちていきます。

潮が大きい日なら、差し餌がどんどん沖に流されると思うのですが・・。

釣りはじめて30分経過し、この前と同じになりそうな嫌な予感がします。
「もうしばらく釣って当たりがなければ、弁天埠頭か三蒲波止にでも移動するか」と

今後の予定をいろいろ考えていると、ぞろぞろと釣り人の集団が来襲。

私の左隣にフカセ釣りの人、右隣に団子の老夫婦、さらに右隣にフカセの人、

他にも桟橋の角にメバルの探り釣りのような人など、あっという間に釣り人で

埋め尽くされてしまいました。

そして訪れる人が皆、カキで釣っている私を怪訝そうな目で見ます。
団子の老夫婦は広島から来たらしく、カブセを知っていましたが、それでも

「陸からカブセができるのか?」と聞かれました。

でも、これはまだいいほうで、地元山口の人は、私から離れたところで
「カキ持って来とる人がおろうが。ここでカキを剥かんでも、予め剥いて

来りゃええんじゃないかの?」とか「剥き身を買うて来りゃ、楽じゃろうに」
とヒソヒソ話しています。
話し掛けられたときに私が「これはカブセ釣りですよ」と答えても、
「カブセ?何、ソレ」といった『体たらく』(失礼)。
もうこの辺の人たちは、カブセ段位10級不合格です。
結局、帰るに帰れない雰囲気となり、釣り続行。

気合を入れなおしてカブセ釣りに集中します。

私がカキを潰して撒けば、意識して対抗するかのごとく、右ではフカセの撒き餌が

機関銃のように降り注ぎ、左では団子爆弾が連続して投下されます。

7時過ぎ、私の気合が通じたのか、竿先がぴくぴく動きます。

渾身の力をこめて合わせを入れるとチヌの手ごたえ。

桟橋下に潜り込もうとするチヌをなだめてタモで掬い上げ、検寸すると42cm

「よっしゃ〜」と心の中で叫んで、急いで次を投入したら、着底と同時にすぐ当たり。

でも、これは針に乗らず。今日は(今日も)ヘタクソな私はタイミングが悪く、

合わせ損ないが多くありました。

自分ひとり慌しく手返しします。

1匹目から5分も立たないうちに、またヒット!これも42cmのチヌ。

もう周囲の目が釘付けです。

老夫婦の奥さんは、桟橋先端の釣り人のほうに行って、
「あの人(私)はよう釣ってじゃけど、ええ餌(カキ)を使っとってじゃけぇね」
と言いふらしています。釣り方ではなく、餌で決まるんでしょうか??

両隣の撒き餌攻勢は益々エスカレートしていきますが、私はマイペースで

むしろ撒き餌のペースを意図的に減らしていきます。
フカセ釣りの人に至っては、私の投入点のすぐ沖にウキを投げて撒き餌をガバガバ。
しかし私は一向に気にしません。
心の中で
「気の済むまでジャンジャン撒きんさい。でも、あんたらの釣りがカブセに敵うわけないよ」
と、急に気が大きくなった私。

しばらくして

「ほい、また来たチヌ42cm

「あら、もう一丁35cm

「うわっ、今度のは44cm

と絶好調で釣れ続けていましたが、同じ頃、フカセの人にもようやく40cm級が1枚、

団子の人には手の平級が2枚。

9時過ぎ、自分に39cmが釣れた時点で『弾切れ』、撤退。

結局、「勝ち逃げ」しちゃいました。

スカリの中で弱っていた2匹だけキープ 


<コメントbyまるさ>

絶好調の細原さんからの,またまた凄いレポートです。

数もそうですが,6枚のうち4枚が40cmオーバー!

備後地方ではちょっと考えられない釣果です。

かぶせ釣りでは,一般に波止より桟橋の方が好釣果になることが多いです。

ただここの桟橋は他の釣り人が細原さんの釣りを見てますから,

今後かぶせ釣りが大流行する可能性が高いですね。

山口県在住の方からのレポートは今まで1件も来ていないので,

次のシーズンからは山口方面からの釣果で大物ランキングが

埋め尽くされることも十分予想されます。

北九州のあーぶさんの行動範囲は,どこらへんまででしょうか。


 

G 細原さんからのお便り (2003/4/7着) 

 

4月6日、今日は周防大島でチヌを釣るつもりで、昨年実績のあった

橘町日前(ひくま)の波止に向かいました。去年の春に初めてここを訪れて、

いきなりチヌの45cmと47cmが上がった縁起のいい釣り場です。

6時前に現地に到着して波止先端の外向きで早速カブセを開始。

ここは能美島の大君と同じで、円柱状の支柱の上に立つ防波堤ですが、

水深は満潮時でも8mくらいと相対的には浅く、しかも支柱は外向きには

張り出していないので、普通のイカダ竿1.65mで釣りました。

無風でいい感じの雰囲気ですが、結局全く反応がないまま2時間経過。

しびれを切らして場所変えを決断。

今度は少し元に戻って島の反対側に周り、小松中央桟橋に向かいました。

ここは大畠瀬戸の強い潮流の影響を受けて、結構潮が流れています。

底は砂地のようです。右から左に潮が流れていたので、桟橋付け根の

左側に陣取って釣りを再開しました。

隣では、ダンゴ釣りの人が怪訝そうな顔をしてこちらを見ています。

しかし、この釣り場でも当たりがなく、おまけにライントラブルが多発。

そういえば井原の陽二さんはフカセの人に白い目で見られたことがあるそう

ですが、私はダンゴ釣りの人に白い目で見られました(とほ・・)。
そして、ここでも当たりがないまま時間が過ぎ、気が付いた時には既に時刻は

10時過ぎ。意気消沈して逃げるようにこの場所を撤退。

再度方向転換して、久賀町の弁天埠頭を目指しますが、あいにく敷地内へ

入る門が閉門しています。入り口に車を置いて歩くとかなり距離があるため、

あっさり断念して仕方なく元の日前の波止に舞い戻ることに・・。
今朝と同じ場所に釣り座を構えたときはには既に10時半を過ぎていました。

あまり気乗りせずに刺しエサを打ち返していると、意外にも3投目くらいに

コツーンと本日初の待望の当たりです。ボケーっとしていたときに不意に当たり

ましたが、幸運にもまだ餌を盗られていないようで、「余震」が続いています。

次に引き込みがあったときにすかさず合わせを入れると確かな手ごたえがあります。

浅いといっても、波止下のアンダーカットへ入られると簡単に根ズレすると思われるので、

急いで巻き上げます。ハリスがコンクリートに擦れる感触が少しあったものの、間もなく

良型のアイナメが姿をあらわし、無事ランディングに成功して計測してみると34cmありました。
すぐこれをスカリに入れて海中に放り込み、ハリスを交換して、ウホウホ言いながら慌しくカキを再投入。

2〜3回の打ち直しの後、再び大きな当たりで竿先が絞め込まれました。

かなりいい手ごたえですが、コイツも明らかに波止下の支柱の陰へ向かっています。

途中露骨な「根ズレ感」があったときに糸を一瞬緩めただけで、あとは強引に巻き上げて

魚を浮上させると、先ほどよりはるかに大きいアイナメ(40cm)

2週間前に同じ周防大島で釣った自己記録をさらに1cm上回りました。
因みにこの2匹ともハリス(カーボン2号)が根ズレでボロボロでした。

この後さらに当たりが続き、アイナメ25cmと31.5cm、チヌの36.5cmがバタバタと

連続でヒットして大忙しでした。
12時頃には、大きそうなコブダイの当たりが2発あったものの、この波止の構造上、

どうあがいても上げられるはずがなく、いずれも足元から波止下を反対側に向かって潜られ、

道糸がラインブレイク。風が強まってきたこともあり、これを機にあっさり納竿としました。

結局11時前から11時半過ぎまでの短時間で、この日の全ての釣果を叩きだしました。
それまでは「今日はだめだろうな」と諦めていましたが、終わってみれば大満足の釣果となりました。
なぜか周防大島では、いつもいい釣果に恵まれます。

 

<コメントbyまるさ>

細原さん,お願いします。「普通の」釣果をレポートしてください。

毎回レベル高すぎます。他の人がビビって投稿できなくなります。

・・・そんなことはないですね。今日もいっぱい報告来てますし。

これでアイナメ40cm記録保持者が4人となり,トップ賞の2ポイントを

0.5ずつ分け合うこととなりました。めでたしめでたし。

しっかし,「幻」の40cmが今年はもう4本かあ・・・。


 

F コバさんからのお便り (2003/4/7着) 

 

釣行日 4月5日(土)  釣行時間 午前8時〜午前11時
場 所 横田漁港(横島側)

本日は、前回の大島への釣行がさんざんだったので、鬱憤をはらすため出かけた。

午前7時頃まずはカキの採取。小雨が降る中30分ほどで終了。

その後、天気予報によるとこの雨はもう少しで上がるらしい。

濡れながら釣るのはいやなので車の中で待機する。

午前8時頃予報どおり雨が上がったので釣り場へ移動。

みなさんのレポートによると、そろそろチヌも狙えそうなのでどうしようかと迷ったが、

釣り場を考えるのが面倒なので結局いつもの横田港へ。


午前8時過ぎ、先端付近内側で釣り開始。他には釣り人はいない。

本日のタックルは相変わらずいつもと同じで、1.6mイカダ竿に両軸リール。

道糸ナイロン3号、ハリスはフロロカーボン3号。針はチヌ針の4号を使用。

本日の目標は『2匹以上釣ること』。今まで2匹以上釣ったことあったっけ?

と言う感じなので、目標はとりあえず何でもいいから2匹。

 

釣り開始後2投目にあたり。あわせるとのった。小さめのコブダイらしい。

右に走るのを何とか堪え、少し余裕を持ってリールを巻き始めたとき、

今度は左に走り始めた。

予想していなかった行動に、糸を出して走らせてしまい痛恨のバラシ。

やってしまった・・・。この後あたりがなかったらどうしよう・・・。

不安になりつつもカキの投入を繰り返す。

その後何投目かしてアイナメのあたり。素早くあわせるとのった。

まずまずのサイズっぽい。上がってきたのは30pほどのアイナメ。

これでボーズはなくなって少し気が楽になった。

 

この後しばらくあたりが遠のく。

午前10時頃またあたり。あわせるが空振り。あたりからしてアイナメだと思う。

アイナメであれば、すぐに同じ所に落とせばまたあたるはず。

すぐにカキを砕いて撒き餌をし、カキを投入。思惑どおりすぐにあたりが出た。

ただ竿先がふわふわきてすっと入った。

チヌ?と思いながらあわせるとのった!

しかもゴンゴン首を振っているのがわかる。まじでチヌ?

抵抗しながら上がってきたのは、先ほどのアイナメより一回り大きいアイナメでした。

その後納竿の午前11時頃までにあたりはあるもののあわせきれずノーヒットで終了。

帰って計ると、32pと29pでした。

自己記録更新はなし。とりあえず目標は達成できた。

前回の釣行に比べると満足のいく結果でした。

そろそろチヌが狙えるところに行こうかなあ。

釣果 アイナメ2匹(31p、29p)



<コメントbyまるさ>

この翌日,すぐ目の前の一文字に渡った私の釣果は,これ以下でした。

コバさん,もう横田港のヌシですね。

私はあそこでチヌを釣り上げたことはありませんが,別の人の話によれば

あの波止でもチヌは釣れるらしいです。コバさんがいつも釣っておられる

あたりで,多少遠投するようです。ただ,例年で言うと田島・横島方面の

チヌは5月の連休ごろがピークなので,まだちょっと早いかも。


 

E 尾道のジュンさんからのお便り (2003/4/7着) 

 

尾道のジュンです。
4月5日の釣行の結果

昼の部

朝、寝坊気味で7時に起き、晩に降っていた雨が上がっていたので
どうするか考えた結果、行って来ました。
場所は向島歌桟橋
8時半到着、到着と同時に先客のおじさんが40近いチヌをあげた。
もっと早くくればよかったと反省。
釣開始。
この日は風がつようなるということだったのでそれまでが勝負。
早速あたり、(8時50分)35cm、そしてあたり、(9時)43cm
またあたり、(9時20分)31cm、あらまたあたり、(9時45分)31cm
10時を過ぎるころ天気予報どうり、風が出てきてどうにもこうにも
釣りにならなくなったので10時半帰宅。

 

帰宅後、買い物などに出かけて、歯医者に行って、うちに帰って
子供の世話をしながら、一緒に昼寝。
7時に目が覚め、去年の今頃は夜釣りに行っていたことを思い出し、
嫁さんに許しをもらって、少しだけ釣りに行かせてもらうことに。
明日、岡山の後楽園に花見に行くことになっていたので、あんまり
遅くならない様にと念を押されて出かけた。

夜の部

まずは本州側の尾道水道で釣る。 が、全くあたりなし。
嫁さんに電話し、向島に渡って釣ることを連絡、場所は昼間と同じ
9時半ごろから釣り開始。 あたりなし。潮がよどんでいる。
全く釣れる気配なし、こうして時間が過ぎる。
嫁さんから催促の電話が鳴るが、もう少し、もう少し、と粘って続ける。
満潮が12時半ごろだったから、何とかそれまで釣らせて欲しいといったら
嫁さんが切れた!!
もう帰ってこんでもいい! 明日も一人で行け!! プツッ、、、
これが11時半、このあとつりのほうはあたりが出る!!!
11時45分、35cm 12時0分、43cm 12時5分、38cm 12時25分、31cm
で納竿。
急いでうちに帰って、魚を見せて、謝って寝たのが2時前、
翌朝、5時起床、準備、7時出発で高速で岡山に向って、
尾道に帰ってきたのが10時。
もう疲れた。
夜の部は、写真撮るの忘れました。魚は花見に来た人に刺身、塩焼きで食べてもらいました。

いつも忘れていましたが、私の道具は
1,8ダイワ(飛竜)イカダ竿
道糸2.5号、ハリス1.75号
トーナメントチヌ(白)4号針

私の仕事の休みが去年の秋から、土日になったので、
次のオフ会には行けると思います。よろしくお願いします。

 

(写真は昼の部の釣果)

<コメントbyまるさ>

こちらも1日でチヌ8枚ですか。歌,おそるべし。

今年は,釣れるポイントではとことん釣れるという感じですね。

奥さんとの会話も,泣かせます。(笑)

オフ会,楽しみにしてますジュンさん。


 

D マサミチさんからのお便り (2003/4/6着) 

 

まるささん、ごぶさたしております。やっと僕も釣りに行ける機会に恵まれました
俊一君から「あ-ぶさんがくるから魚釣って来て」という依頼が まさに天の恵み。
これを理由に、子守り免除

場所はこの時期は瀬戸田かな。ということで迷わず瀬戸田に。(4月5日

ところが、いつも見慣れた風景が一変しとります。大きな建物があり、看板に

[瀬戸田ファミリ−パ−ク(釣堀完備)]

「なんじゃ、こりゃ」

受け付けで話を聞くと「町おこしでテ−マパ−クにしたんよ」との回答。
いつもの釣り場に行くには入り口で1500ペセタいるらしい
偶然にも財布に1500ペセタが・・・

いつものポイントで竿を出す

しばらくすると係員が「釣れますか?」 

僕「あたりないです」 

係員「それじゃあ爆釣モ−ドにしますね」

僕「???」 しばらくするとまさにそのモ−ドに突入

さらに係員が「タモの貸し出しもありますよ、別料金で」

「ください」 ざぶ ざぶ ばちゃ ばちゃ

                                      
持ち帰りと、リリ−スに分けました
(写真の撮り方に性格がにじみ出てます) 
今回少しフィクションが含まれてます(かなりか?)

すみません レポ−トになってませんね

 チヌ 12匹  頭 37cm 他はこれより小さい(せびれに (マサ) マ−クあり)
 アイナメ 3匹 頭 31cm 他はこれよりちいさい 

今月の釣りレポ−ト見るまでは・・・ かえるは井戸の外に出るべからず

<コメントbyまるさ>

マサミチさんからの,お久しぶりの脱力系(笑)レポートでした。

言うまでもありませんが皆さん,「ファミリーパーク」はフィクションですから。

ちなみに,4月5日は満潮が昼過ぎの中潮。

『特異日』,関係ないやんかー!

ほんまに,いつでも誰でもこんなに釣れるんでしょうか。

今度の土曜日,行ってみるかなあ。

行くとしても,ベストポイント以外で竿出しして情報収集ですかね。


 

C エスパーさんからのお便り (2003/4/6着) 

 

 〜小春日和に誘われて〜

たまの休日、釣りばかりでは嫁の機嫌も損ねる
今日は家族3人水入らずでお花見兼釣りへ出かけた
6時はに雄太が目を覚ますが誰も起きろとは言ってない
休みの日はいつもこんなんだ
ドライブへ行くのを知っているのか?
8時半過ぎに家を出た
今日はエサ釣りだから草津のアングルで2種類購入、計500円程度
今日はガスコンロを持ってきたので青空の下、カップラーメンとお茶をすすろうとセブンイレブンで買出しを済ませる
日曜日のスローな車の流れに乗って目的地へ10時半過ぎに着いた
しかし困った
肝心なものがない
予想はしていたが「桜」がない
まだ咲いてない つぼみのようだ
いや〜困った困った♪
桜があろうがなかろうが魚がおればええ
そんな自己中心的な考えを押さえつつ嫁をなだめる
嫁は私の作戦は知っていたが「桜がない!」と私を悪者扱い
「あんたー!なんしにきたんねー!!」
釣りにきまっとるじゃろーがい!
声には出さないがそう思った
しかし私も桜があればなお良かったのだが
桜の木下で写真を撮りたかったから

雄太と荷物を釣り場近くに降ろし準備完了
「さて、いっちょ釣ったるかい!」
今日の仕掛けはのべ竿5.4m 天井糸1m 道糸2号 針は半スレヒネリ4号
半スレヒネリ!?
そーなんです 私、海は諦めて渓流へとやって来ました
狙いはアマゴ・ゴギ
エサはミミズ&なんかの幼虫
長靴を履いて浅い瀬へと向かう
早速ミミズを刺し一流ししてみる
水深は50cmくらい
上流へ放り込みポイント付近の流れに乗せる
底の形状に合わせて竿を上下に移動、流れに合わせて竿を動かす
当たりなし
もう一流し
当たりなし
少し上に行き流してみる
ガン玉を付けてないので流れの下になかなか入らない
小さな落ち込みの上流へ放り込み落ち込みから流してみた
「コン」
当たりはある
しかし食いが悪いようでかじられる
再度、同じラインを流すとまた当たる
「おっし!」 掛かった
小さい感じだ
水面を割って出てきたのは今年初の「アマゴ
10cmちょっとであろう しかしパーマークのキレイなこと
幼さが残る顔に雄太をダブらせリリースした
ウォーミングアップを終え、メインである滝の落ち込みへと向かう
この滝は名所にもなっているからたまに観光客が写真を撮っている
いやいや、入ったもん勝ちだ!
雨上がりの少し増水した瀬を渡り滝へと着いた
ちゃんとした橋もあるが水の中を歩くのが結構楽しくて♪
水しぶきを上げながらドウドウと流れ落ちる滝
霧のように細かいしぶきに去年の事を思い出す

滝つぼ 右の浅瀬から釣る


じいちゃんと芸北を回りアマゴを求めてここにたどり着いた
移動の間、竿を出したのは5箇所 釣果は散々 ここで6箇所目だった
以前、上流でゴギを釣ったことがあるし、別で何度か訪れたことのある所
ここなら釣れるだろうと最後にやってきたのだ
下流の健康村に鑑札券がある
時刻は夕暮れ前
滝があるのを知っていた私、じいちゃんと両側から攻めた
私が右、じいちゃんがへずりで左
滝に向かって仕掛けを投げて流れの勢いで底まで沈める
そのまま自然の流れに乗せる
これを繰り返しリリースサイズを含めて2人で20匹近く釣った
良型もまじりいい思いをした
当たりがなくなり次は堰堤の落ち込みへ移動する
辺りはもう暗くなり仕掛けがほとんど見えない状態
しかし驚くことに次々とアマゴが釣れるのだ
しかもサイズは申し分なし
渓流の夜釣なんてのは聞いたことがない
初めてやったがここまで釣れるとは夢にも思わなかった・・・

そんな事を思い出しながら去年と同じ場所に立ち同じように仕掛けを流す
一流し目から当たりがある
しかし針に掛からない
久々で勘が鈍っている
2.3度流しても同じでエサがなくなる
少しばかり遊ばれてるようだ
試しに幼虫を使ってみる 体長4mm程度
流して3回目に当たるも針掛かりせず
ちょっと反応が悪い
ミミズに戻して流してみる
急流から環流へ入ったところで当たり
「掛かった!」
引きは弱くリリースは否めないサイズと思われる
12cmくらいだ
少しサビが残っている
まだ春は遠いのか?
ここには3本のラインがある
一番当たるのは真ん中の流れ
目印が「ツツッッ〜」と上流に走る
手首を軽く返すとアマゴが割って出てくる
自然の中で滝の音を聞きながら釣りをするというのはいいもんだ
ここではほとんどリリースサイズだったが10匹くらい釣れた
4cmくらいのかわいいアマゴも釣れた
昼前になり当たりがなくなってきた
警戒されてるようだ
もう十分に楽しませてもらった
一旦、嫁と雄太の所へ戻ることにする

 

遊歩道から見た堰堤下


昼食の準備の間、少し竿を出してみる
次は堰堤の落ち込み周辺
ここは嫁から10mも離れていないところ
下に降りれば釣り易いが面倒なので遊歩道の上から攻める
ここは竿捌きが難しい
足元を流れるから竿の持ち方に困る
泡立つ流心を攻めてみる
落ち込みの上から流してできるだけ底に沈める
しかし落ち込みの流れが速くすぐに目印を見失いうまいこといかない
竿を移動させないと仕掛けが浮いて釣れないし警戒される
流心は諦めて脇へ流れていく渦に乗せてみた
ぐるっと回って流心に戻ってきた時に「カツッ」と当たった
合わせを入れ5m下から抜きあげた
15cmくらいのアマゴだ!
ようやくまともな型が釣れた
ここで一旦休憩、木々に囲まれ青空の下、カップラーメンが妙にうまかった
お菓子をバリバリかじりお茶をグビっと飲んでしばし身体を休める
マイナスイオン全快の空気を吸い込み再び竿を握った


さっきと同じ所を流せばまだ出てくるはずだ
数・型と期待できる
しかしあらゆるところを流してみたが当たりがない
やはりさっきと同じ所かと流すと目印が止まる
「カツッ」と手元に伝わってきた
軽く合わせると15cmくらいのアマゴが上がってくる
これで2人分確保できた
ポイントを休める為、下流へ4m下がる
少し流れは弱い
しかしうまいこと仕掛けが流れてくれない
1m上流に移動して上の流れに仕掛けを入れる
すると底に沈みすぐに当たりがあった
竿を起こすと今日の中で一番のサイズと分かる
0. 8号のハリス止めだからちょっと心配だったが引っこ抜くしかない
銀色の魚体が近づいてくる
竿の弾力でうまく抜けた
しかし頭上の枝に天井糸が少しからみ焦ったが取り込み成功
おおよそ17cmだろうか
キレイなパーマークが春の到来を感じさせる
立て続けにもう1匹追加した
その後、散歩を兼ねて移動してみたがいい釣果には恵まれず14時頃に納竿した
リリースを合わせれば20匹くらい釣っただろうか
初物のアマゴに頬をほころばせ5匹ほど持ち帰ることにした

しかし桜がない!
山を下れば桜だらけだが奥はまだ咲いてないようだ
嫁にブーブー言われながらも、家族サービス兼釣りは宇宙旅行にでも行かない限りセットなのである(笑)
最近の不調感を塗り替えることが出来た渓流でした
マイナスイオンが効いたのか・・・!?

本日の釣果

      アマゴ:4cm〜17cm 20匹くらい(持ち帰りは5匹) もちろん塩焼きっ☆
    山口県錦川水系「寂地峡」にて

 

アマゴ(2匹はリリース)

 

<コメントbyまるさ>

エスパーさんは,渓流釣りもやるんですか。

私,まともな渓流釣りは一度もしたことがありません。

学生時代に釣りサークルで渓流班の合宿に同行したことはあります。

北海道じゃったかな。私らヘラブナ狙いの湖沼班は山の中の湖で竿を出し,

渓流班はそこからさらに山を登って川の源流あたりへ行くわけです。

渓流釣りは半分は登山だと聞いて,自分には向かんわ,と思いました。

でもアマゴの塩焼きは大好きです。オフ会に持参・・・は無理ですね。残念。

※ ゴギは広島の方言で,イワナのことです。


 

B タカさんからのお便り (2003/4/5着) 

 

〜イメージトレーニングの成果〜

4月5日は午前中だけ時間がとれた。 

近場で新規開拓をめざし、早朝からためしに川尻の波止で竿を出した。

しかし、あまりにも浅い。あたりもないので、蒲刈へ。

安芸灘大橋を渡ってすぐ左折したところの波止で1時間ほど竿を出すも生体反応なし。
次は三ノ瀬の波止。ここでもあたりなし。という訳で、結局は向港へ。

オフ会の下見もかねて、3月の「合コブ」で誰も竿を出さなかった一番北側の波止へ行く。

午前10時に釣り開始。他に誰もいない。

タックルは、2.1mヘチ竿(前回までのレポートでは筏竿と称していたもの)、安物の
小型スピニングリール。道糸:PEライン2.5号、ハリス:エスパーさんにいただいた
チヌ専用2号、チヌ鈎3号。

台風並の強風と大潮の激流だが、波止の内側は潮流もゆるく、なんとか釣りにはなる。
開始10分後にアイナメ24cmが釣れた。

しばらくあたりがないので先端へ移動したところ、またアイナメ23cmが釣れた。

しばらくして、コブダイがヒット。

この時のためにしっかりとイメージトレーニングしておいた。

要は、とにかく強引に巻け。力一杯巻け。巻き上げる手を休めるな。

根ずれさへなければハリスは切れない。という訳で、コブダイ43cmを釣り上げた。

あたりが遠のいたので、再び内側へ移動。まもなくコブダイがヒット。

これはさっきより大きい、波止の先端側へ走るのを追いながら強引に巻き上げる。

巻け!巻け!巻け! プチッ!! あ〜れ〜!
さすがに2号ナイロンでは太刀打ちできなかった。ハリスを3号フロロへチェンジ。

今度こそ根ずれさへなければ絶対に切れない。切れるより先に竿が折れる筈。

それを覚悟で巻き上げなければ巨コブはモノにできない。
さし餌の牡蠣を投入すると数分であたりがあり、ヒット。

上がってきたのは26cmのカレイだ。かぶせでの初カレイでうれしい。

 


またしばらくしてコブダイがヒット、先ほどよりさらに大きそう。

幸いにも波止の付け根側へ走る。

後を追いならが、強引に巻く。

ドラグがジージーと逆回転するのもかまわず巻き続ける。

竿は極限まで曲がっている。

リールを竿に固定する留め金が曲がって、リールが外れそうになるのを

右手でぐっと握り締めてこらえる。

一進一退の攻防3分くらいか。なんだかクラゲのような丸いものが見えてきた。

ギョエッ、もしかして魚じゃないんか?

と思ったら、ひらりと反転して巨大人面コブが姿を現した。

興奮した。なんとしても仕留めたい。

さらに何度かの突っ込みをかわし、慎重に浮かせて、遠く離れてしまった

タモの所までゆっくりと引っ張り、さらに慎重にタモに納めた。

波止へ引き上げ、縮む前に検寸する(笑)。ジャスト70cm
すぐに写真を撮る。予想外に暴れる。

さて、こまった。

持って帰って、スモークや西京漬けにもしたいが、自分の小さなスカリには入らない。

クーラーボックスにも入らない。 やっぱりリリースしよう。海へドボン!!。
しかし、浮き袋が膨れてしまったのか、お腹を上に向けたまま、その辺りを

プカプカしている。いつまでたっても目の前から退こうとしない。

5分も眺めていたが、業を煮やして、またタモですくった。

誰かにあげよう。 近所のおばちゃんに声を掛けて見に来てもらったが、

「父ちゃんと二人暮らしなので、とても食べられない」とのこと。

仕方ない、持って帰るかと、血抜きをしてクーラーボックスへ入れる。

巨大な尾がはみ出している。 なんだか釣りを続ける気力をなくしてしまった。

12時を過ぎて帰り支度をしていると、釣り人がやって来た。

要りませんかと声を掛けると、ください、とのこと。 

ついでに西京漬けのレシピも教えてあげた。 よかった、よかった。

 


<コメントbyまるさ>

70cm!すごい!!!しかし,最近なんかだんだん感覚がマヒしてきて・・・

すごさのインパクトが弱くなってしまったかもしれませんが,やっぱりこのサイズは立派!

大物ランキングも2年目を迎え,レベルは上がる一方です。

夢のサイズと思われたコブダイ70cmが,今年ははや2尾。

アイナメ40cmが3尾,チヌの50cmオーバーが3尾。

ちなみに,釣り日記でご紹介した新畑渡船の船長さんの話では,

その船で今までに渡した釣り人が釣り上げたチヌの最長寸は48cmだそうです。

このHPだけで,各地の釣具店に飾ってある魚拓の記録をすべて塗り替えることが

できるのでは?


 

A 倉敷のマサさんからのお便り (2003/4/4着) 

 

倉敷のマサです。

異常に魚が釣れる『特異日』の存在は、私の少ない経験からも、「ある」ことは想像できました。

しかしながら、その日に「偶然」行ってみて分かることで、「予測」などできないものと思っていました。

ところが、「予測できる」と、断言する書籍に巡り会います。

その本とは、『mamboo流大釣りの極意』 坂井廣著 集英社新書 であります。

P.119〜P.123まで説明があるのですが、その日とは、『新月の大潮が四日ある旧暦二九日』とのこと。

これは、釣り上げられた35000匹のデータから導き出したものらしいですが、理由として

次のことが考えられるそうです。P.122、L.11より引用します。

『お魚が狂ったようにエサを食べる日があったーーーー漁師さんも知らない特異日の秘密ーーーー』
『新月が近づくと、月と太陽の地球に及ぼす引力により、潮汐作用は最大となるため(月と太陽が

地球に対して同じ方向の一直線にあるため)お魚は活性化し、深い海からエサが集中する浅場に

集まってくる。これらのお魚は「釣られる」「エサのついた針」といったことを知らないため、いわゆる

「スレていない」純真な状態であり、釣りやすいお魚と言える。』『産卵のために岸に近づくお魚は

新月の大潮が四日ある旧暦二九日が狙い目である。大潮が三日間しかない一月が二九日の月

(旧暦)では、潮汐作用が弱くこうした現象はおこりにくい。』

そして、最後にこう締めくくっています。『休日と重ならないことが多いが、休暇を取ってでも

釣りに行く価値がある。』

潮時表で調べてみると、二〇〇三年は、この条件の日が七日あります。最も近い日では、

三月三一日がその日にあたります。瀬戸田にチヌが着岸しているのははっきりしています。

で、実際に釣行してみて、11匹のチヌが上がります。しかし、これで『特異日』であることが

証明されたわけではありません。できるだけ条件が同じ日に釣行して、「釣れない」ことが

明らかにされなければならないのです。

・・・・・辛い仕事(!?)です・・・「釣れないのを確かめに行く」なんて・・・・・

しかし、「人類の進歩のため」には、いたしかたない・・・・・ああ・・・辛いなあ・・・・・。

大潮の初めの日に釣行したわけですから、できるだけ「同じ条件」でとなると、今回の大潮の最後の

日までには行かなくてはならない訳です。となると、最後の日は、四月三日ということになります。

当日早朝、天気予報を見ると、風が結構出そうだったので、行こうか、行くまいか迷ったのですが、

今日を逃したらもうチャンスはないので、決行します。

この前と同じくらいの時刻から、釣り始めます。この前の時(『特異日』)と比べると、マイナスの

条件が2つ出てきています。
一つ目は、前日、雨が降って水温が低下しているだろうこと。二つ目は、予想していましたが、風。

右手から、かなり吹き付けてきて、道糸がなびき、竿先が常にフワフワしています。

満ちの潮も流れ始め、風で竿先が揺れるのと、潮の流れで竿先が揺れるのとが重なり、当たりが

あるのかないのかも、分かりません。でも、がんばります!・・・「人類の進歩のため」であります。

そのうち、風や潮の流れで竿先が常に揺れている中で、「種類の異なる揺れ」が重なります。
素早く合わせます。
・・・チヌに間違いありません。

上がってきます。やっぱり、チヌです。
「・・・・・ううむ・・・・・まあ、1匹くらいは釣れると言うことか・・・・・」

やっぱり、風がきついです。
で、「・・・・・ううむ・・・・・まあ、2匹くらいは釣れると言うことか・・・・・」

かなり潮がきつく流れ始めます。
で、「・・・・・ううむ・・・・・まあ、3匹くらいは釣れると言うことか・・・・・」

向かいの波止で、ふかせ釣りをしている人がいます。何か、釣れていないようです。
で、「・・・・・ううむ・・・・・まあ、4匹くらいは釣れると言うことか・・・・・」

地元の方が、メバルを釣りに来られたので、挨拶をします。
で、「・・・・・ううむ・・・・・まあ、5匹くらいは釣れると言うことか・・・・・」

・・・・・せえにしても、もうこのくらいでええんじゃけどなあ・・・・・。
で、「・・・・・ううむ・・・・・まあ、6匹くらいは釣れると言うことか・・・・・」

そして、ついには、11匹まで数えます。
『特異日』、敗れたり!!

もう帰ってもええんですが、満潮まで釣らんと比較にならん。
・・・「人類の進歩」のための仕事は、辛いのです。

その後、数が分からんようになり、数えていません。
帰りにスカリから出した時の、計測結果を報告いたします。

チヌ、32センチ、33センチ、38センチ、31センチ、35センチ、33セン
チ、30センチ、26センチ、25センチ、41センチ、34センチ、25センチ、
27センチ、29センチ、30センチ、32センチ、33センチ、25センチ、

29センチ、計19匹。クジメ23センチ。

今回の調査で、気づいたことが幾つかあります。

『特異日』、証明には至りませんでしたが、非常に潮が速いです。

蒲刈の向の波止に近いくらいの雰囲気がありました。今日は、かなり緩く感じました。
残念ながら、今日の方が圧倒的に魚の活性が高かったですが、『特異日』に活性が高い

のは確かだと思われます。

当たりの出方ですが、去年までは、「満潮前の払い出しの潮」に乗せれば、たいてい
当たりがありましたが、今年の場合、去年ほど当たりません。どうも、近くまで寄って

きているのではないかという雰囲気を感じます。

満潮前に潮が緩むと、反対に当たりが減ることの方が多かったです。まだ潮が低いとき、

掛け上がりのそばや、足下、岸壁から1メーターほどの所でも、結構当たりが出ました。

潮が速いので釣りにくいことは確かですが、流れたり湧いたりしている方が、当たりは

出やすかったように思います。

当たりが出る時間帯ですが、早朝から9時頃が最も多かったようです。

で、釣れた魚ですが、「鬼」「悪魔」とか言われたらいやなので、全部リリースしようと

思っていたのですが、それじゃあ、あまりにも大人げないので、家の分と、以前お世話に

なった方の分を残して、後はリリースしました。大体私、いくら釣れても家に持って帰るのは

1匹か2匹で、後はリリースしたり、差し上げたりしています。

今日、地元の方が二人釣りに来られていたのですが、どうも釣れなかったようです。
私、チヌを差し上げようと思っていたのですが、「釣果の写真」にこだわってしまいました。

写真を撮った後じゃったら、差し上げたんですが、途中で帰られたもんで、差し上げることが

できませんでした。ごめんなさいね、地元の二人の方。もし今度釣れたら、差し上げますので。

今後、私、「釣果の写真」には、こだわらないようにしようと思います。

じゃって、私は釣りに行っている「だけ」じゃあないんですもの。

せえにしても、「風と速い潮の中で、チヌの当たりを見分ける」のって、まるささん、面白いですねえ!!

倉敷のマサでした。

 

<コメントbyまるさ>

予想はしてましたが,まさかここまでとは・・・

これはどう考えても,かぶせ釣りの釣果ではないですよね。

実はダンゴ使ったでしょ?マサさん。

「当たりが出るのは早朝から9時まで」というのは,最盛期のパターンです。

しかし果たして,「いつもの釣り座」以外のポイントでも同じように釣れるか?

この際ですから,また確かめに言ってください,マサさん。

どのポイントでも釣れることがわかれば,私も行ってみようと思います。

これだけ釣ってみたい気もするけど,私じゃったら途中で止めとるでしょうねえ・・・


 

@ 細原さんからのお便り (2003/4/3着) 

 

この前の日曜に「タカさん」「エスパーさん」と倉橋に行って、私は完全ボーズだったのですが、

帰りに立ち寄った大柿町大君(能美島)の波止は、結構いけそうな気がしました。

この波止は、水深があるため「ハの字型」の橋脚に支えられた構造になっています。

すなわち、波止下部は空洞になっていて、大潮の満ち潮時は、この空洞部を波止外から

内に向かって強い潮流が押し寄せてきます。

余談ですが、フカセ釣りは通常、足元から沖に払い出す潮に仕掛けを流すので、

波止では先端とか曲がり角でないとできませんが、ここは前述の状況のため、

波止中間部から内側に向かってフカセ釣りができる珍しいポイントです。

先日は、いつものように1.65mのイカダ竿で橋脚を避けて少し沖目に仕掛けを

投入していたところ、アイナメっぽい大きな魚が掛かりました。

ド干潮にもかかわらず水深は12〜13mあるので、モタモタ巻き上げていると

橋脚の陰に逃げ込まれてしまいます。

短い竿を目いっぱい突き出して、かなり強引に巻き上げていったのですが、

あともう少しでハリスが見えてくるというところで波止下へ潜られ、

遭えなく根ズレでばらしてしまいました。

このとき思ったことは、


「水深があるので、そのぶん取り込みに時間が掛かり、魚が空洞部に突進する可能性が高い」
「短くて胴調子のイカダ竿では、取り込み時に波止際から魚を遠ざけることが出来ない」

この二つのポイントをクリアするには、

『波止から離れたところで魚を掛け、波止からの距離を保ったまま強引に巻き上げることが

できるタックルが必要』

という結論に至りました。

これには、胴が頑丈で少し長めの先調子の竿=ヘチ竿 がピッタリだと思い、

翌日早速へチ竿を購入しました。

私が買ったへチ竿は、無名メーカーの2.1mで、9:1の超先調子です。

バット部分は磯竿並に太く、かなりがっしりしています。

2本継ぎですが、本格的な印籠継ぎであるにもかかわらず、

パッケージには「並継ぎ」と標示されているのがオマヌケです。

不安なのは、イカダ竿より食い込みが悪いのでは? そのため当たりの出方が

使い慣れたイカダ竿とは異なるのではないか?ということです。

4月2日の午前中に時間が取れたので、早速この竿を持って大君波止へ向かいました。

日曜日にここへ来たとき、波止付け根の公園横でカキが調達できることを確認していたので、

6時に現場に到着してカキを採取。思ったより良いカキが採れず、ちょっとがっかり。

6時半に、波止中央部から内向きに向かって釣り開始。

当日のタックルは、


竿:ヘチ竿2.1m
リール:バイキングST−44
道糸:PE2号
ハリス:カーボン2号
針:チヌ針4号

伸びのないPEが道糸で、しかも強引に魚を巻き上げるつもりなので、

結束部をダブルラインにするなどして補強しました。

釣りはじめて15分くらいで、小さな当たりが出始めました。

まるで小魚が突付いているようなチョコチョコした当たりですが、穂先をほんの少しだけ

押さえ込んできたときに鋭く合わせると、がっちりとした手ごたえ。

日曜に掛けた魚と同じく、橋脚に向かって絞めこんできますが、波止に接近させないよう

竿先を沖に突き出し、頑丈な竿に物を言わせて、ぐりぐりリールを巻き上げます。

急な締め込みにも、竿を矯めるだけにして一切糸を出しません。

程なく銀色の魚体が現れ、取り込んでみると結構良い型のチヌ(42cm)でした。

それからは、投入ごとに当たりがありますが、いずれも微妙な当たり方です。

イカダ竿ならもっと鮮明にわかるのかもしれません。

次に掛けたチヌは結構横に走りましたが、貸切状態の波止なので、先回りして

チヌをすいすい寄せてフィニッシュ。これは49cmもありました。

このあとすぐに42cmがヒット。

いよいよチヌの活性が上がってきたのか、刺しえさが着底する直前に

引っ手繰るような当たりが2回ありましたが、これらは巻き上げ途中で針が外れました。

水深が深く、橋脚を避けて少し沖に投入するので、道糸とハリスを合わせて

20mくらい出します。突風を伴う横風が強いこともあって、打ち返しの際も、

糸を手繰る手釣り式で道糸を回収するのではなく、リールで道糸を巻き取ります。

刺しエサの投入は、リールのクラッチを切って道糸を送り出し、

着底と同時にすかさずスプールに指でブレーキを掛けて当たりに備えます。

着底直後にすぐ当たるのですが、風で穂先が揺れるような微妙な当たりしか出ないので、

いつのまにかエサを盗られていることもしばしばです。

それでもだんだんとコツが掴めてきて、43cm、38cm、44cmと立て続けに釣れました。

良型の連発で、腕がだるくなってきたと思ったら、さらに今までにない強烈な

引き込みがありましたが、これも容赦せず強引に巻き上げます。

取り込んで即計測してみると52cmもありました。

このあとは少し当たりがシビアになり、殆ど針掛かりしなくなったのですが、

どうやらアイナメの仕業のようで、どうにか3匹(24cm,26cm,30cm)ヒットさせ、

おまけで21cmのカレイも上がりました。

タイムリミットは11時でしたが、チヌが食わなくなったので、10時過ぎにそろそろ

納竿と思っていたら、最後に44.5cmのチヌが上がり、気分良く竿をたたみました。

初めてヘチ竿を使ってみた感想:イカダ竿に比べると、ヘチ竿はやや食い込みが悪く、

当たりが取りにくいので難しかったです。重たいのは仕方がないと思います。

また、ヘチ竿はパワーがあるので、30cmのアイナメもタモを使わず横着して軽くブッコ抜きました。

添付写真:スカリはコブダイ用の直径60cmのものです


<コメントbyまるさ>

こここ,これは・・・どこの星ですか?

倉敷のマサさんの最近2回の釣果が今年のハイライトかと思うたけど,

そのさらに上をいくこの釣果!!!もう言葉が出ません。

写真も大判でご紹介させていただきました。

いったい皆さん,どこまで行ってしまうのでしょうか?

能美島,行きて〜!!!オフ会,こっち行くかなー。

 

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