● 最終更新日 2010/01/03

<釣行レポート(2004年2月-抜粋@)>  

釣行日

釣行場所

情報提供者

2004/2/15ほか H 倉橋島・早瀬 ぽんさん
2004/2/15 G 向島・歌桟橋 コウマさん
2004/2/7 F 田島・大波止 コウマさん
2004/2/8 E 山口県玖珂郡由宇町・有家漁港波止 細原さん
2004/2/4 D 周防大島・小松桟橋 細原さん
2004/2/1 C 北木島・金風呂波止 倉敷のマサさん
2004/2/1 B 大阪府堺市・大浜埠頭 ヒラタさん
2004/2/1 A 呉・広小坪新波止ほか エスパーさん
2004/2/1 @ 安芸津漁港波止 東広島のタカさん

 

※ 今ちょっと忙しいので,途中からコメントなしということでよろしく。


 

H ぽんさんからのお便り (2004/2/19着) 

 

はじめまして
呉に住んでいるぽんさんといいます。
NHKでまるささんと師匠のことを見ましてかぶせ釣りのことを知りました。
それで今年からかぶせ釣りに挑戦しています。
いままでに5回行きました。5打数3安打です。
生まれてはじめてコブダイ(48cm)を釣りました。
コブダイ3びき(55・48・25cm) アイナメ1ぴき(40.5cm)
メジナ1ぴき(25cm)を釣りました。
いままで投げ釣りをしていましたが大きさも数もたいしたことありません。
今この釣りに会えて感激しています。数はあがりませんが大きさがすごい。
まるささん・師匠さんに感謝です。

2/7  コブダイ 55cm  倉橋 室尾付近
2/15 アイナメ 40.5cm  音戸 早瀬

<コメントbyまるさ>

はじめまして,ぽんさん。

これは釣行レポートという形ではなかったんですが,

いいサイズだったので掲載させていただきました。

ポイントも出します。「早瀬」というのは,先日大君へ

行ったときエスパーさんが帰りに寄るとか言って

おられたところでしょうか?次回倉橋方面へ行くときは

予告しますので,釣り場でお会いしましょう。


 

H コウマさんからのお便り (2004/2/16着) 

 

2/15  6:30〜 9:20 歌桟橋(向島)かぶせ
長潮  満潮 6:19 干潮12:16(尾道)
今日の釣果 チヌ46cm,42cm 2尾
          フグ(小)    1尾(即リリース)
タックル ブラックチヌ 1.5m 道糸3号 ハリス1.5号 チヌバリ3号

明日はどこに竿を出そうか?土曜日仕事をしながら悩んどりました。
昼からのものすごい風。天気予報では日曜は西高東低で・・・。
でもお日さんが顔を出す前後は風が収まるじゃろうと希望的観測で竿は出す。
問題は場所。過去の釣り日記とレポートを見ながら決めました。
SATさんが昨年ほぼ同時期チヌを3枚上げられている歌桟橋。
その日とはちょっと潮は違うようだけど以前下げで釣れた事もあるから行ってみよう!

その晩から何度もイメージトレーニング。
竿を上から下にゆっくり下ろしながら着底前からのアタリに備える。
キタッ!フン!と竿をあおる。イメージバッチシ!これで釣れたも同然。

早朝5時起床。準備をして車に乗る。風はそれほど強くない。
田島方面にキープしておいたカキを上げに行く。
ここも風は強くない。頼むからこのままでいてねーと星空に拝む。一路向島へ。
150円を払って移動中空を見ると朝焼けだ。空には星。アレ?赤い星だ。
朝焼けに写って星も赤く見えるんかなー?と到着。よく見るとヘリだ。
なんでこんなにヘリが飛んどるんかな?と思ってました。
その後釣りの最中に来たおじさんがカクカクシカジカ。
瀬戸田の山火事だったんですね。お見舞い申し上げます。

先客は居るか?と不安でしたが誰も居ない。
ゆっくりと準備をしてイメージを思い描きながら開始する。
さてSATさんの去年のレポートからだと6:30に竿を出して釣れるのが7時頃。
その後2枚追加して8:30に撤収。
これにならって6:30から竿を出す。とりあえず足元から攻める。
徐々に以前実績のあった数メータ先のポイントへ投入。
潮は動いてなく何の反応も無い。7時までは辛抱することに。
ところが7時になっても反応が無い。おかしい。違うで。
でも潮は流れ出した。沖へとではなく右へ。
これじゃちょっとねー。と思いながらも投入を繰り返す。
殻も少なく軽くして投入。
すると右にずいぶん流れて着底したかどうかわからない頃 コツ コツコツ っとアタリ。
イメージとは違う!でもどこで合わそう?どこだ。エイッ。スカッ。空振り。
とりあえず反応はあった。7時過ぎ。これからか?
と思って再投入するもアタリが無い。どうなっとるんじゃ!
まっそんなに美味しい事は無いかとあきらめ半分になる。
同じように殻を少なくして投げると同じように右にずいぶん流れる。
着底したかどうかわからない頃また コツ コツコツ っと同じアタリ。
今度もどこで合わそう。どこだ?エイッ。ガシッ。ヤッター!掛かった。なんだ?
お!おお?突っ込む!ガハハ!ゴンゴン突っ込むで!頭を振っとるで!思わず笑みがこぼれる。
ちょっと強引に巻いてたら見物人が「落ち着けーゆっくりじゃ!」との声。
これで冷静になりゆっくりと巻き上げ。お顔拝見。ジャーン!チヌだ!
ヨッシャー。落としダモを操作してやっとこさゲット。
(いつもながら落としダモに入れるまでのスリルったりゃありゃしない。)
針は飲み込まれていた。即スケールをあてる。40・5・6・7・・・46cmじゃね。祝!自己新。
いやー本当に釣れるもんじゃね。先ずはSATさんに感謝!
窮屈なスカリに入れ次を狙う。

これからが時合いか?っと思ったがその後はアタリを感じず。

潮は変わって刺し餌は手元に戻されるようになった。
ここでここ以外はどうなんじゃろ?期待薄だが移動する事に。
カキを蒔いて数投目。着底後暫らくしてアタリ。

コツ コツコツ (書き方ではさっきのと同じだが違う)
ヨッシャ!で合わせたがスカッ。虚しく空振り。

でもアタリからチヌっぽい。こっちにもチヌが居る。
と詠んで暫らく粘ったが反応なし。潮も変わった様だしもとの場所へ戻る。
けれどもアタリなし。8時を過ぎ 8時半を過ぎ・・・。
またもや場所移動。3投目に着底後暫らくしてアタリ。アワセるとのったが・・・。フグでした。

元の場所に戻り9時を過ぎカキも残り少なくなり撤収時間もせまる。もう最後の攻めに。
10個位のカキのうち半分を砕いて蒔き 残りを刺し餌にする。
ラスト3個目になってもイメージ通りに刺し餌を落としていく。
すると願ったり叶ったりのアタリ!この後どう合わせたのか覚えていません。

体が反応しガシッと手ごたえ。
ヨッシャー!掛けてしまえばこっちのもの。今度は丁寧に巻き上げます。
ゴンゴンと突っ込むのをかわしてお顔拝見。

さっきより少々小さいがやりとりはこちらの方が大きく感じた。
問題はタモ入れ。今度もスリルを味わいながら思うように動かないタモを操作してゲット。チヌ42cm
満足だがもう2個カキはある。即行でスカリに入れ。次投。流石にアタリはありませんでした。

結局天気もよく風も無く恵まれた釣果。しかも2月のチヌに大満足!
感じたアタリは5回。掛かったのは3尾。上等上等。
今にして思えば 先日田島でリリースした極小チヌに「お母さんを連れてきて」が利いたのか。
と都合よく解釈。言ってみるもんだ。

今回の結論。
去年の春分の日前後の瀬戸田にはやられましたがやはり実績のあるデータのもんですね。


<コメントbyまるさ>

歌桟橋,すごすぎ!1枚目が釣れたのが満潮の1時間くらい後,2枚目は半分以上

潮が下げてから,という時間帯になります。ふつうこの時期は,釣れる場所でも早朝か

満潮前後にしか当たりが出んのが普通ですけどねえ・・・

このレポートを機に,歌は今年もこれから一気にフィーバーすることでしょう。

なお,福山方面から行く場合は,戸崎のフェリー乗り場に駐車して,

道具だけ持って渡るといいと思います。内海大橋から戸崎までは,15分くらい。

戸崎からフェリーに乗って降りたところが,釣り場の歌桟橋です。


 

F コウマさんからのお便り (2004/2/9着) 

 

2/ 7  9:30〜14:20 横田港(田島側)かぶせ
大潮  満潮12:17 干潮 5:37(尾道)
今日の釣果 アイナメ 34cm
              コブダイ 50cm
タックル ブラックチヌ 1.5m 道糸3号 ハリス2号 チヌバリ3号

辛抱して田島へ行ってます。でも今回はチヌを予感しての釣行。
ここのところ通ってカキを大分撒いて反応も良くなってきてる。と勝手に感じる。
今日こそは2月のチヌだ!。勢いだけは充分です。

っで早朝カキをとりに行く。少々暗い中からとり始めてバケツ2杯。
ちょっと時間があるので海岸沿いを歩いてみる。「ひょっとしてタイラギがおらんかな?」
でもそもそもどこに居るか分らない。帰り際にコジマさんに会い見当違いの方を探していたと知った。
コジマさんは今日は仕事で明日竿を出すとの事。ご苦労様です。

一旦うちへ帰り食事をし子供を送っていく。その後田島へ直行。
この往復の最中 予定ポイントに入れるかどうか心配で心配でたまらん。
「心配せんでも誰もこんな寒くて風のある日に竿を出さんよ。しかも田島。」とポイントに入れて気付く。
でもこの波止には4・5人が竿を出している。ふかせに投げ。ちなみに横島側の先端にはかぶせの人の様。
あー良かった。一安心。

早速準備して投入。今日はチヌが来る事を信じてるんでなんだか気分がいい。
満潮が12時過ぎなのでのんびりと・・・とは思ってるが開始早々から40分もアタリがないと
この気持ちが揺らいでくる。「おかしいこんな筈では・・・」
直ぐ後ろで本虫で投げをしている方も反応が無い模様 と思ってたら巻き上げてる。
上がってきたのは20cm強位のアイナメ。魚が動き出したか?と少々集中。
「でもな そんな都合よくこっちの竿に・・・」っと思ってたら手元に”コツッ”
無意識に合わせて巻く。少し走り色からしてコブか?30cm位だ。と思って巻く。
でもえらい簡単に巻けるなーと思って間近まで寄せると
”違うアイナメじゃ”一転慎重になる。久々のタモを落として2度目のトライで入って
くれた。冷や汗もんだ。
「やったー自己新!35はあるで。」早速スカリに入れる。

 「この時測ってたらもしかして35cmだったかも。まー寸法が全てじゃないし」とか何とか
 かっこよく思ってみるものの帰ってスケールをあてたときに残念がる。34cmだった。

しかしちょっと納得がいかん。
予想とは違う場所で予想しなかった大きさの魚。
今日はチヌのはずだが・・・。
っとなんて贅沢な感想だ。

この時期にこのサイズもう充分だろ。
もう今日はエエが・・・。
とかも思ったりもする。

いやいやそんな事思ってたらイザの時合わせそこなうんじゃ。
なんて強い風が吹いてる中一人妄想に入ってる。おバカだ。おかげで寒くない。

その後あっちこっち竿を出したが反応なし。あったのは釣れたアイナメのアタリのみ。
潮がいい感じに動いてるので"これでもか"というぐらいカキをまくが反応なし。
ついに12時前にしてこの波止には当方一人になってしまった。
ベストの時間帯に入ったはずなのに相変わらずアタリは無い。
大きく場所を変えてみることにした。
といっても先端より少し戻った外側。太陽が正面からさして非常に竿先が見えにくい。
その数投目。刺し餌が無くなる。あれ さっきのがアタリか?
風が吹くから見極めが難しい。でもなんとなく分る。アタリは着底前からある。
着底前からのアタリに俄然やる気が出てくる。中々合わせきれない数投目。

アタリ。合わせる。のったー。
やったーチヌだ。・・・のはず。エ!走ってる?。なんだコブかー。
でも久々のコブである。強引に巻くと案外簡単に寄せてこられる。当方にとっては久々の大物。
「ポイントあるでー」っと思いながらタモを落とし3度目か4度目のトライでゲット。やったー。
喜びもつかの間即行でスカリに入れ今が時合いとカキをまいて次投。

数投目アタリ。合わせる。のったー。かるーい。

巻き上げた手には一応本命?の寒チヌ。だが10cmも無い。
お父さんを呼んできてー。と速リリース。その後直ぐアタリ。

合わせる。のったー。ってまたかよー。兄弟か。
再びお父さんを呼んできてー。とリリース。その後はアタリがなくなってしまった。

仕方なく元の場所へ移動。ふと「お父さんを呼んできて」と言った事を思い出す。
そもそもお父さんて居るのか?もともとはチヌはメスのはずじゃ。
じゃったら”お母さん呼んできて”が正解じゃったかも・・・。変な事を思いながら竿を出す。

あっという間に時間は経過し14時前。
何かアタリの様な感じ。で合わせる。のったー。でも・・・。再び兄弟だ。
今度はしっかりと目を見てお母さんを呼んできてとリリース。

いよいよ帰りの時間を気にしながらになってきた。
こんな時間帯にお母さんを呼べる機会に合えたのはこの後ひょっとしてひょっとするかも・・・。
とまたもや妄想にはいってしまった。
案の定と言うかやはり妄想で終わってしまった。結局その後はアタリは無く納竿。

ちょっと思いスカリを上げるのは久々で感じがええ。
魚を絞めて水を流して帰宅。

いやー久々に50cmのコブをさばきました。こりゃ大変だ。

出刃も良く研げてないのか脂で上手くさばけない。
いろんな料理も作ってみましたが下手なのか食べてはくれるがイマイチ評判が良くない模様。
釣り情報の料理大全集だったかな買ってはみたもののなかなかその様にはならない。
寒コブ美味しいはずなのに。凝らずにシンプルにタタキとかのほうが良かったのか?
余った切り身はタラバガニのような感じになるか冷凍して焼いてみます。
妻もこれには関心があるようです。

今回はこの前のデジカメ購入記念でゲットしたウマヅラとなまこの写真も付け加えさせて下さい。
これも横田港(田島側)での釣果です。

PS 教えて下さい。今回もですが前回も極小チヌが釣れました。
   これだけで付近にそれなりのチヌは居る?居らん?の判断は出来るのでしょうか?


<コメントbyまるさ>

この時期に田島・横島方面で35cm級のアイナメが釣れるのは,

年に1回あるかないか。コウマさん今年は絶好調ですね。

デジカメの写真もきれいに写ってました。

アイナメには8ポイント進呈します。

コブダイは,あと1cmあったらポイント入ってましたが・・・

ところで,PSの件ですが,結論から申しましょう。

私の経験から言って,15cm級くらいまでの当歳魚のチヌと,

30cmを越すようなまともなチヌが同時に釣れたことは,

ただの一度もありません。ちっこいのが釣れる日は,大きい

やつはムリだと思います。この時期にあのへんでまともなチヌが

釣れたら,ボーナスポイントを出したいとこです。

福山方面の皆さん,頑張ってください。


 

E 細原さんからのお便り (2004/2/8着) 

 

2月8日午前中、またまた山口県へ行ってきました。
でも本日は、大島より少し手前の本土側、玖珂郡由宇町有家(あらけ)漁港です。
随分昔、ウキ釣りでチヌを狙ってここへ足繁く通ったことがあります。
水深はあまり無く、沖は砂地の平凡な波止ですが、昔からチヌの魚影の濃いポイントではあります。

8時半過ぎに現地に到着して、先端より少し手前の外側に釣り座を構えました。
まずは、しばらくチビリチビリと撒き餌を打ち、10mくらい沖と足元を交互に探ってみました。

竿:イカダ竿1.8m
リール:バイキングST44
道糸:PE0.8号
ハリス:カーボン2号
針:チヌ針5号

沖は水深8mくらい、足元はかなり浅くて敷石が高く積まれているようです。
そこで、敷石の少し向こうの砂地のところに絞って釣ることにしました。

1時間近く釣って餌盗りの当たりさえないので、大島に移動しようかどうか思案していた時にチヌの当たり。
なかなか底が切れません。
間違いなく50cm前後のサイズの引きでしたが、2回絞め込んできたあとに針ハズレ。

しばらくして、またチヌの当たり。
今度は手応えが非常に軽く感じられ、紙切れのようにひらひらと上がってきたのは36cmのチヌでした。
その後30分くらいしてコツンという当たりに思わずすぐ反応してしまい、
「ありゃ、ちょっと合わせが早すぎたか」
と思ったのですが、手前の壁際に向かって突進してくる魚を上手くいなして浮上させたところ、

大きなアイナメ(39cm)でありました。

このあと某雑誌の記者の方が来られ、メジャーを当てて、
「40cmありますよ」
と言われたのですが、39cmでお願いしました。

この釣り場は足場が非常にいいのですが、風裏になりにくく、いつも風に悩まされるのが難点です。
はじめてここでかぶせ釣りをしましたが、予想以上によさそうなところでした。
またひとつ、私のお気に入りの釣り場が増えました。

 

 

<コメントbyまるさ>

細原さんと同じごろ,私も別の場所でこういうお魚を狙っておったんですがねえ。

それにしても,山口県はすごい。年中チヌが釣れるんですか?

アイナメも,こないだのタカさんのが40cm,今回が39cmですか。

まだシーズンは始まったばかりなので,これからが楽しみというか怖いというか・・・


 

D 細原さんからのお便り (2004/2/4着) 

 

先日の大島遠征では、悪天候にもかかわらずタカさん・エスパーさんにエエのが釣れて、

案内役としてはほっとしたものの、自分自身は当地でのかぶせ釣りで初のズーボを

喰らったのがショックでした。
それで、本日もまた強風が吹くのを承知の上で、大島町小松桟橋に突撃してまいりました。

強風注意報と時々雪が降るという天気予報でしたので、案の定、現場は白波が桟橋に

ぶち当たる修羅場になっておりました。
そこで、駐車場で仕掛けと道具をセッティングし、晴天にもかかわらずカッパを着ました。

竿:いかだ竿1.6m
リール:バイキングST-44
道糸:PE2号
ハリス:カーボン2号
針:チヌ針5号

8時過ぎにまず撒き餌を投入。もろ向かい風で撒き餌を撒くのにも不自由しました。
しばらくは左に向かう早い潮が流れていて、竿下の水深は8mくらいであるにも

かかわらず、道糸が25mくらい出てやっと餌が着底します。
このパターンでチヌが入れ食いになったこともあるのですが、今日は全然ダメです。
餌盗りの当たりも無く、冷たい向かい風と、全身に降り注ぐシブキ(というより海水)に

ただひたすら1時間耐えました。
リールを巻くときなど、リールからもシブキが飛び散るほどでした。

潮交わしのあと、沖に払い出すいいカタチの潮の流れとなり、足元に投入したものが

7mくらい沖に着底するようになりました。
9時半頃、フグの当たりを大げさにしたような怪しい穂先の動きのあと、ツンと竿を

絞り込んできたので合わせてみると、最初はあまりたいした手応えではありませんでした。
ところがゆっくり巻き上げていくと、何度も絞り込んできます。

チヌの姿が見えたところでタモに手を伸ばした時には、油断したため主導権が逆転して

道糸を少し出さざるを得ませんでした。桟橋にぶち当たるシブキを全身に浴びながら、

なんとかタモ入れに成功。48cm、2.3kgのチヌでした。
その30分後にも、コンコンコンコンッと、チヌの当たりがあったのですが針ハズレ。
10時半、あまりの寒さに体力の限界を感じて竿をたたみました。


<コメントbyまるさ>

細原さん,今日の悪天候の中,お疲れ様でした。

それにしても,このサイズのチヌが当たり前のように釣れる山口県って・・・

マサさんの53cmのチヌも,トップ安泰とは言えませんね。

あと1か月ぐらいしたら,50cm超が連発するんでしょうか・・・?


 

C 倉敷のマサさんからのお便り (2004/2/2着) 

 

倉敷のマサです。

今年の冬は、皆さん結構寒チヌを上げられていますね。
私も狙ってはいるのですが、上がるのは寒○○ばかり。

今年になっての釣行、全て笠岡諸島北木島
「笠岡諸島のコブダイで、イシダイを釣る練習」・・・・・を、していたわけではないのであります。

はい、狙いは、「寒チヌ」です!!!
北木島のチヌの魚影は、はっきり言って薄いと思います。
しかし、私は、笠岡諸島で上がるとしたら、しまなみ方面よりも大型だと踏んでいました。
それに、北木島豊浦、金風呂の波止足下は浅いですが、沖合は10メーター以上の深場です。

「ここに寒チヌが、おらんはずはない!!」
今年に入って、まるで「定点観測」の様に通い始めたのは、そのような訳だったのです。

掛かるのはコブダイばかりでしたが、すでにイメージはできあがっていたので、

「もう、そろそろ」と言う気配は感じていました。

6時10分伏越発の大福丸で北木島を目指しますが、予想に反して、少し波立っています。
金風呂波止先端で用意をしますが、更に北風が強くなり、後ろから吹き付けてきます。
前回の真っ正面からの風よりはましですが、いつまで釣りが出来るか分かりません。
太陽が出れば、少し風も収まるように思うのですが・・・。

8時前、当たり。
コブダイ
先週、豊浦で水面近くまで上げてバラしたヤツよりはこまい。
水面まで浮かし、タモ入れ。
計測すると、68センチ

次第に風が強まり、白石島との水道は、白波が立っている。
西の風に変わり、右から風が吹き付けてきて、刺し餌が押し戻される。
それに、寒い!
魚の活性が低いのが分かる。

先週と同じく、どうも、「大きい魚しか動いていない」ような気がする。
水温の影響か・・・。
当たりもないので、やめようかとも思うが、ここは去年、48センチのチヌを上げたポイント。
このまま、当たりはないかも知れない。
しかし、「大きい魚しか動いていない」のであるならば、「大きいチヌが掛かる可能性」もある。
しかも、笠岡諸島。
「当たれば、でかい!!」と、思っている。

「笠岡諸島の釣りって、こんな感じじゃろうなあ。」
最近思っている。
しまなみ近辺ならば、「チヌを狙って、その日に何匹か釣る」と言うのが、常識かも知れない。
しかし、笠岡諸島の場合、魚影は、はっきり言って薄い。
「おるか、おらんか」の世界。
だから、「何回か通って、1匹釣れるかどうか」ではないかと、思い始めている。
それでええ、と、思えるようになってきた。
それはもちろん、毎回、コブダイの当たりがあるからであって、コブダイが当たらなければ、

嫌になって、多分行かなくなるだろう。
今日も金風呂に、私以外の釣り人はいない。
コブダイ様々である。

1時間半ほど、当たりがなかったように思う。
引きの潮が流れるのだが、いくらやっても、上手くポイントに入らない。
ここ、潮が難しいんですわ。

初めて、ポイントに入る。
「よし!!!」
当たり!!!
底を切る。
コブダイの40センチ級だと思った。
しかし、全く走らない。
?????
まさか!?!?!?
突っ込みはあるが、上がってき方が、まるでチヌ!!!

チヌの可能性が高いので、ていねいに、やり取りする。
見えてきた!!!
「白い!!!」
「・・・団扇(うちわ)じゃ!!!」

水面下2メーターほどで、「50センチ前後のチヌ」であることを確信します。
このクラスのチヌ、ほんま、「団扇がひらひら上がってくる」様な感じです。
水面に出したとき、「今までで一番大きい」のが分かります。
引きずり上げ、計測します。
53センチ、3キログラム(血抜きの後)でした。

 


「もう、ええわあ」とも思ったのですが、日が射してきて、風が緩んだので、続けます。
しばらくして、ポイントに入ります。
当たり。
チヌだろうと思いましたが、どうも引きが違う。
上げてみると、34センチのカレイ
うーーむ、まあ、沖合は、砂地じゃけえねえ。

足下で当たり。
23センチの、ショウサイフグ。
お帰り頂きました。

しばらく当たりが遠のきましたが、帰りのフェリーの時間がまだまだなので、釣りを続けます。
当たり。
62センチのコブダイでした。

半分下げたあたりから、全く当たりが途絶えます。
って、今日は、何度か当たりがあったものの、「魚の活性」は、非常に低かったと思います。
何故、そう言えるかと申しますと、私、年が明けてから、北木島ばっかり、ずーーーと来ていますもんで。

帰りのフェリーの出発の時刻1時間20分前から、片づけを始めます。
・・・・・スカリ・・・・・壊れました・・・・・。
お気に入りなんで、直して使おうと思います。

で、どの魚を持って帰るかについては、釣りながら考えていました。
53センチのチヌは、新記録なので、家に持って帰って、息子に見せる。
カレイも、新記録なので、同様。
コブダイは、「息子の友達のおばあちゃんが欲しい」と、言われているので、さあ、どっちを持って帰ろう。

先週、70センチ級のコブダイを、水面近くでバラした時、「まあ、初めて見るコブダイが70センチじゃあ、

インパクトが強すぎていかんじゃろう・・・まな板もないじゃろうし・・・リリースする前に、逃がしてあげたんよ」と、

言うておりますので、当然68センチのをリリースして、62センチのを持って帰ろうと思っていました。

・・・・・で、結論ですが、62センチのを、リリースしちゃったんですよ・・・・・。
・・・・・私って・・・・・ほんまに・・・・・「見栄っ張り」です・・・・・。
自分でも・・・・・・・・・・あきれています・・・・・・・・・・。

倉敷のマサでした。

PS:実は私、火曜日くらいから風邪を引いていまして、くしゃみは出るわあ、鼻は詰まるわあ、

のどは腫れるわあで、結構大変だったんです。でもまあ、さすが「釣りオヤジ」!週末に向けて

体調を整えるわけです。で、先日、「今度の土日、どうするん!?」と、家内。

「仕事に行けるくらいじゃけえなあ・・・。」・・・その後、3分ほど、笑い転げる家内でありました。

PS:潮風は、風邪に大変よろしい・・・・・かもしれない・・・・・そうあって欲しい・・・・・。

 

<コメントbyまるさ>

お見事!寒チヌでフィーバーしとる因島へなんでマサさん来んのかなー,と

思うとったら・・・「執念の1枚」っちゅう感じですね。

しかもこの日は若潮。このサイズがまだ北木島にはおるのでしょうか?

私は遠いのでちょっと行けませんが,岡山エリアの皆さん頑張ってください。


 

B ヒラタさん(あさぼらけ釣行記)からのお便り (2004/2/2着) 

 

〜 昨日,47cmのチヌが・・・ 〜

2月1日大阪府堺市の大浜埠頭で竿を出してきました。
この数日間、暖かい日が続いたので、
魚の活性も上がっているだろうと期待して・・・

というのも、それまで3回連続ボーズだったのです(/o\)

竿を出す前に水温を測ると9℃、低いなりにも安定してきたようです。

タックルは、中古で購入したダイワの「カーボウィスカーいかだ」という筏竿。
この竿は1.8mですが、先調子で誘いが掛け易いです。
リールは、落とし込みで使っていたフライ型のリールを使いました。
道糸・ハリス1.5号通しの仕掛けで、チヌ針2.5号を結びました。

大阪ではカキがあまり獲れないので、シラサエビ(スジエビ)を餌に使います。
大阪ではポピュラーな餌で、一合升あたり500円くらいで売られています。
かぶせ釣りと同じように、そのエビを撒きながら釣ります。
エビは沈むのが遅いので、タナが深い場合には撒き餌カゴを使ったりします。
その日も、底(6m)狙いだったので、撒き餌カゴを使いました。

サシエも沈むのが遅いので、ハリスにガン玉を打ちます。
その日は2Bのガン玉を、針の上15cmのところに付けました。

先週、竿を出した時と同様に、全くアタリの無い時間が続きます。
それでも、諦めずに竿を動かして誘いを掛け続けました。

9時15分、底のタナにて、誘い上げて落とし込んだときに穂先が小さく動きました。
少し送り込むと、もう一度コツン・・・
ここでアワセると、乗った。ノリマシタ。上がったのは47cmのチヌでした(^^)v
ボーズ脱出できて、本当に嬉しかったです。

しかしその後は、全くアタリ無く、11時に納竿としました。

5〜6月くらいになると岸壁はイガイでビッシリになります。
その時期になったら、カキのかわりにイガイを使って、
かぶせ釣りに挑戦したいと思います。

            From  ヒラタ@あさぼらけ釣行記
            http://www.eonet.ne.jp/~asaborake/

 

 

<コメントbyまるさ>

先日リンクを貼った「あさぼらけ釣行記」のヒラタさんからのお便りです。

これ,いわゆる落とし込み釣りですか。時々テレビの釣り番組で見ますが,

大阪湾付近にはかなり大きなチヌがたくさんいるようですね。

落とし込みで釣れるなら,かぶせ釣りでも絶対釣れると思います。

神戸のヤスさん,どうですか?それとも岡山のアサさん?

はたまた,エスパーさん?(笑)


 

A エスパーさんからのお便り (2004/2/2着) 

 

 〜 時合いは・・・納竿前?〜 

潮が悪いと分かっていても釣りに行きたくなる
土曜日に嫁を呉の実家へ送って行ったから次の日は無条件に釣りに行けるのだ
計画的な釣行にしようとインターネットで地図を見たり情報を検索したりする
どこへ行こうか?
この潮だとあまり釣果は望めそうにないから・・・
色々悩んだが、結論は『近場波止調査』
満干の差が少ないから、たまにはこんなんもいいだろうと
行き先は時間と新天地を考慮して竹原方面から実家の広までとした
様々な情報を混ぜ合わせて計画に入れた波止は約13本
釣れれば粘るし釣れなきゃ移動という時間に終われぬ釣りなる予定
2月1日(日)、5時45分に広を出発して最初の釣り場に着いたのが6時半過ぎ
入口が分からず通り過ぎてしまい少し出遅れた
尾道のジュンさんが先日、釣られていた竹原的場海水浴場の波止
駐車場・トイレもある
砂浜はきれいで釣り以外で海に来るならこんな所がいい
薄暗い中、準備を始めて隣に来られたふかせ釣りのおっちゃんに波止の状況を話を聞いてみた
深さは意外にあって引き潮は向かって右の波止がいいらしい
確かに潮の流れを調べたらそうだったから予想は合っていた
あとは根が荒いということだし、コブなら左の波止が多いと言われるから移動しようかなと思ってたらおっちゃんが言う
『まあ一緒に釣ろうや!』
そう言ってもらえるなら移動する理由はない
場所の事も色々聞きたかったし
とりあえず右の波止で竿出し決定
先端に行く前にフェンスがあるが扉は開いている
そこに注意書きの看板があって『牡蠣でケガをするので注意』みたいに書いてある
一瞬、『かぶせ釣り禁止の波止・・・か?』と思ったが、どう考えても違う
おっちゃんに聞いてみると、海水浴シーズンに波止から飛び込んで波止についた牡蠣でケガをする人が多いらしい
いったそ〜
釣り開始は7時前頃か
満潮から下げを釣ることになる


マキエをして第一投
水深はそんなに深くない
ジッと待つ事延々
波止から下を覗くと先週も見た景色がある
底が丸見え〜
サシエも凝視すれば見えるほど
こりゃいかん
今から満ち潮ならいいが引き潮でこれはいかん
まあ、それでも何かあるかなと遠投したりしてみる
10m沖は7,8mある話で希望が持てる
が、それはふかせ釣りの話
ぶっこみ、ましてやかぶせ釣りにはキビシイものだった
岩がゴロゴロして藻があって根掛かり要素豊富
ふかせ釣りのおっちゃんにも当たりない
おかげで色々話ができて、それはそれで良かった
発電所の波止の事や明神のことなど、とても参考になる話ばかり
そうそう、尾道のジュンさんの話もでましたよ(笑)
当たりがないまま時間が過ぎて8時半頃移動を決意
左の波止へ行こうと思ったが人が多いのと、西波止(ぼら網)は魚影が濃いと言う
行くならそっちに行ってみれば?と言うので物は試しと移動する
その波止、最近キレイに整備されたようだが実は・・・
右の波止から海岸沿いの道を通り歩いて4,5分くらいか
すぐに見えた

この西波止、実は斜め積みの波止でかぶせ釣りはかなり困難
石も5mくらい傾斜に入ってるようでかなりの遠投がいる
今朝、話したもう1人のおっちゃんがいた
この波止一帯のふかせ釣りにはチヌもマダイも釣れるがコブも釣れるらしい
調子いいときは連荘コブの連荘バラシらしい
釣り人は3人
適当に荷物を降ろして思いっきり遠投してみた
方向は明神の波止へ向けて投げる感じ
目の前に見えるロケーション
さっそく待望の根掛かり
考えによっては根があるほうが魚も多いと思うが、なんせかぶせ釣りにはかなり不向き
潮が流れない日だからまだいいのかも知れない
これが大潮なんかだとどうなるのか
先端のおじさんが来て話しをした
このおじさん、安芸津から来られたようで、かぶせ釣りもされるらしい
須波でまるささんに、かぶせ釣りを教えてもらった人と知り合いだとか
竹原方面でのかぶせ釣りもされたようで、穿り返すように情報を聞く
的場の波止・発電所・明神でやったことあるが、コブが掛かるのは的場の波止の左が多いらしい
他に安芸津では、やはりタカさんと同じ場所と木谷の波止、そしてその沖の一文字
3月になると手漕ぎボートで渡っていい型のチヌを上げる話でよだれが出てばっかり
釣れない時は話を聞くに限る

30分くらい粘ったがここは諦めて左の波止へ行って見ることにした
おじさんの話にもあったしジュンさんも左の波止で釣っていた話だったから
満ち潮になればなんか釣れるかもしれんし
戻っていると海岸下の岩場にさっきのおっちゃんがいる
波止がダメだからメバル釣りに来たみたい
誰も彼も釣れてない・・・
てくてく歩いて左の波止へ到着した
ふかせ釣りと投げ釣りの混合部隊
足元で釣り人は誰もいない
見れば右の波止と同じで底がよ〜く見える
先端よりに入れてもらい釣りをしてみたが当たりは何もなし
やはり根が多くて釣りにくい
ふかせ釣りの方は潮が動くのを延々2時間待ってるという
今日はほんまに釣れん日じゃな
40分くらい経って潮が動き始めた
自分には分かり難かったが、そこは常連の方々
少し沖に流れができてきた
ふかせ釣りの方はマキエを撒きに持ち場へ戻っていく
しばらくしてこちらのサシエも流れるようになり、あとは時合いを待つのみか?!
当たりがない
ハリスは3号
これを2号に変えたところでどうなるとも分からない
このまま続けた
投げ釣りではカサゴがポツポツ釣れているが、あとは誰も音沙汰なし
このまま終わるのかと思いきや、ふかせ釣りの方にヒットした
丁寧に寄せている
引きからすればチヌ
だけどちょっと違うかなって思った
薄っすらと水面下に姿が見えたがチヌじゃない
見事なマダイの姿だった
40cm切るくらいだろうか
ここではマダイが結構釣れるようで、いい潮の時は釣り座が埋まるらしい
これぞ時合い!かな?
投げ釣りのおっちゃんが『西向きでコブ、バンバン掛けとったで』と教えてくれて移動してみた
ただ、掛けても上がってこないようで胸は高鳴る
でも底が見えるし、遠投は根掛かりするし
大人しく足元で釣ってみた
12時を過ぎて未だ当たりゼロ
ボウズが過ぎる
しばらくして、今日初めての明確なエサ取りの当たりがあった
合わせるタイミングが分からず取られる
何投目かにまた当たり
これもまたエサ取りだろう
なっかなか穂先が浮いてこない
合わす気力もなく、これを機に的場海水浴場をあとにした

次はどこへ行こう?
発電所は温排水があっていいようだが、冬でもチヌのみが柔らかいとか
ここを最東端として帰りながら竿を出すことに決定
ということは、明神の波止しかない
教えてもらったとおり道を走って到着
明神の波止は対岸から見たよりも長く、低い
根元には斜めに石が入っていて釣りにはならない
先端へ向かって行くが景色は全く変わらない
波返しに上がってみたが同じ事
ここでタカさんと毛利さんとまさきちは、本当に釣りをしたのか不思議に思った
とりあえず、先端で2投してみた
さて、次はどこへ行こうか・・・
吉名公園にある波止の話は安芸津のおじさんから聞いていて、ここも斜め積みの波止らしく行く気はなし
ここで竹原では納竿となった


次は安芸津で調査かな
とりあえずは木谷の波止へ行ってみた
波止ねェ・・・どこに・・・
岸壁はあるが波止・・・あれ・・か?
石積みの波止が見えた
釣り人は数人
おじさんの話じゃあたりは全くなかったらしい
一応、来たんだから一応、岸壁で竿出し、即納竿、即移動
潮が動いてないし生き物の気配がない
釣り禁止の看板があるが気にせんでいいと言っていたが、ほんと気にならない
もうここには来ないだろう
進入禁止でもええぞ
次は安芸津のタカさんの波止
いつかはここを荒らしてやろうと考えているが、未だ踏み込めず
14時半頃だったろうか
うろうろして底の様子など見てみたが、いかに言うても底が見えすぎ
でもタカさんがこれで釣るようだ
でもちょっと低いかな
先端に釣り人2人有り
下見の下見で次に進む


安芸津の川尻寄り、パブコック日立の西の川向こうに波止がある
そこを見に行ってみた
敷石がビッシリ入っていて満潮時でも釣れるかどうかアヤシイ所
その対岸にも波止があって数人が内向きで釣りをしていた
状況は見えないが、また機会があれば見に行ってみようと思う
次は川尻、小用の波止
ここは太刀魚で有名だが、果たしてかぶせ釣りは出来るのか出来ないのか!?
国道から海岸線へ降りてみるとでっかい造船所がある
ユウトピア? でっかい客船があった
波止は恐らく東になるはず
細い道を抜けていくと見えてきた小用の波止
釣り人は1人、外向き
しかし・・・内向きは石積みに見えるから外は・・・同じだろう
車から降りることもなく次へ向かう
次は造船所の前を通り国道に出る道手前のT路地にある波止
この波止は結構長くて先端まで行けばいい感じに見えたが、またも敷石がビッチリ
釣りにはなりそうにない
あと何本かあるが疲れてきたからやめて次に行った


次は当たれば万歳、外れて当然の場所
安芸灘大橋の真下にある波止
ここが当たれば潮通しもよく最高の釣り場になるだろう
安芸灘大橋料金所の手前を左に入ってすぐに右折
急な坂を下ると海になる
民家が1,2軒ある
波止は・・・あった!
あったあった!!
けど、かなり短いし石積みだしとなり砂浜だし
条件が揃いすぎてダメだ、ここ
このまま蒲刈に行けばなにかしら釣れるかもしれないが釣れない時はかなり空しいものになる
ガマンして次に掛けた


仁方港方面に入り女猫の瀬戸を見ながら西進する
広小坪新波止にやってきた
ここは嫁の父ちゃん母ちゃんがコブと格闘した場所
しかし地元のオバンに『カキで釣りしちゃいけん』と言われた場所
この時間からなら大丈夫だろうと恐る恐る道具を運んだ
今日はここで最後だ
頭が痛いし疲れてきたし
何か釣れていれば疲れも違うが、なにも釣れてない
連勝ストップかなぁ
波止にはカキがつている
魚も付いていてもおかしくない
ヘの字になっているこの波止
根元から曲がり角までが船溜まりで先端までは何もない
支柱に乗っているし間隔も狭いから、とにかく巻き上げるしかないな
角と先端の真ん中に釣り座構えた
マキエをして一投目
当たりなんぞ全くない
今日はどうなっとんじゃ?
待っても待っても当たりがない
波返しが結構高くて上ろうかどうしようか
とりあえず様子を見によじ登ってみたら結構いい感じ
それは内向きと比べての話だけど
荷物を押し上げてまたよじ登ってマキエしてサシエ投入
感じは大地蔵の波止
高い
あて、これで何か釣れてくれんかな チヌとか・・・
しかしまったく当たりなし
もうどうでもええ
泣きが入る
ふと見れば角の部分、そういやああんな所がええんじゃったな
高所恐怖症持ちの私は波返しの上を歩けるはずがなく、いったん荷物を降ろしての移動
疲れる〜
苦労なくして釣りはできんか
苦労して体力消耗しただけ
潮上からふかせ釣りのヌカが流れてきてイヤな気分になってきた
水面を覆う膜、やっぱり内向きしかないわい
また下に降りて移動
今日の釣りはホンマ疲れる
元の位置に戻ってマキエを撒く
嫁に現在地と魚は何もないと伝えて最後の悪あがき開始
今朝は晴れていた空も今はどんよりしている
気分も滅入ってさらに頭痛がひどくなってきた
動くだけでズドーンとくる
それでも釣りはやめれない
バカもええとこ、でも嫁に頭痛は言えんな
まったりと時間が過ぎて放心状態のまま竿を握っている
タクさんから頂いたリールを持て余しながら、ただ当たりを待っていた
16時前だったろうか
今日、3回目の当たりがある
2回つつき、空けて3回目に穂先が浮いた
エサ取り・・・いや、ちょっと違う
マキエを多めにして底を取り当たりを待った
ブルっブルルッときき覚えのある魚信に即反応
今日初めて針に魚が掛かった
20cmくらいのヤツだろう
しかし悪夢のように針ハズレ
もう先はない・・・絶望と後悔の念に襲われた
もう、ええ
でももう一投
死ぬまででも釣り続けたい気分だ
この足元にはカキの匂いで集まったヤツらがいるはず
当たりを待つ事数分
ブルルッときて思いっきり合わせてやった
竿が見事に弧を描く
やった〜
と安心は出来ん
支柱があるから急いで巻かないとラインブレイクもありえる
竿をしゃくって巻いてしゃくって巻いて
水面下に見えた!途端、足元に入っていく
冷や汗モン
3号ハリスでゴボウ抜き
おお!やっ・・・と釣れたアイナメ27cmじゃが〜!!
これで子供分のご飯はできる
親のメンツ保てた
これで帰れる、やっと帰れる
帰宅権を手にして更に狙う
時合いと判断した
先端でも何か釣れているし
もう1匹、あと1匹と願い糸を垂らす
ブルンッ!
よっしゃ〜♪
合わせはバッチリ決めれてもだえる魚が手に取るように分かる
アイナメ〜♪ アイナメ〜♪
間髪居れず巻いて巻いてゴボウ抜き
検寸30cm
自己記録更新モンじゃいね!
これで2匹、あと1匹欲しいと欲が出る
時計は16時半過ぎ
タイムリミット間近になり欲を抑えて納竿した
嫁に電話
『釣れた 帰る』
かぶせ釣りを始めてから、食卓に上げて喜ばれる魚を2匹釣ったのは、確かこれが2度目
あとは1匹だけか、コブとアイナメ混在
実家に戻り、これは刺身になった
誰もがうまいと口をそろえて言う
この瞬間、疲れが癒される
最近、ボウズはないけど釣れるのは納竿前ばっかり
朝からそれまで何やってるんだか・・・
まあ、今日のは波止調査の産物っちゅうことで苦労が実ったのかな〜

本日の釣果 アイナメ27cm・30cm


@竹原・的場海水浴場右波止
引き潮がいい話 足元から1mくらい根がない 貝殻底かな?

A竹原・的場西海水浴場波止(ぼら網)
魚影は濃い マダイ・チヌ・コブ釣れる かぶせ釣りには不向きの斜め積み

B竹原・的場海水浴場左波止
満ち潮がいい 右より波止が長く潮の当たりもいい こっちも足元の根は緩い 

C竹原・火力発電所西波止
温排水があり年中チヌが狙えるようだ でも身が柔らかいみたい

D竹原明神の波止
個人的にはかぶせ釣りに全く不向き いいポイントあるんかな? 岸壁なら釣れるかも

E安芸津・木谷の波止(岸壁)
生物の気配がない 粘れば釣れるだろうが、それなら波止に行った方がええ

F安芸津漁港? タカさんの波止
本当に浅い でも釣れる いつか荒らしに行きたい♪

G川尻・小用の波止
太刀魚以外の話はあまり聞かない 石積みでかぶ釣り不向き

H川尻・安芸灘大橋下の波止
論外 かなり短いし石積みだし隣が砂浜だし 投げ釣りにはもってこいかも

I呉・広小坪新波止
近場良好ポイント 通ってみる価値は十分にあり アイナメが釣れたら東広島のタ○さんが黙ってる訳がない(笑)
 

 

 的場海水浴場 右の波止から見る朝日

 

   的場海水浴場 左の波止                               的場海水浴場 右の波止

 

 ボラ網から見た明神の波止                                       ボラ網

 

明神の波止                                                             広小坪新波止

 

アイナメ 絞めた後なんで色が薄いです 上:27cm 下:30cm

 

<コメントbyまるさ>

エスパーさんのレポートは毎回力作ですが,今回は特にすごい。

ストーリーも感動的(?)で,このまま釣り情報誌の記事にできます。

私も今度マジに的場で竿を出してみましょうかしら。

明神は,かぶせ釣りはムリでしょう。満潮ごろに波をかぶるのを

覚悟で先端から遠投すれば何か釣れるかもしれんけど・・・

広の小坪は釣りマップなどに載っているので一度竿を出して

みようかと前から考えてはいましたが,カキを使ってはいかんと

いうのは,なんでですかね?あと,長浜の波止はどうでしょうか。


 

@ タカさんからのお便り (2004/2/1着) 

 

〜 安芸津,定点観測の記録 〜

2月1日,安芸津漁港へ行って来ました.
掲示板にも書いた通り,昨日は倉橋でタックル1セット丸ごとコブに持って行かれました.
シマノの青波巧2.1mヘチ竿.リールシートを自分で取り替えてコブ仕様に改造したものでした.
生産中止の品をまさ父さんにネットオークションで手に入れていただいた物です.
同じ竿はもう手に入りません.コブの居る波止で起き竿にして離れたのがいけなかったのです.
大切にしていたかぶせ釣りの相棒を亡くし,失意の中,海に癒しを求めに行きました.
一週間前の大島遠征で余った牡蠣(昨日縁側の下に忘れたもの)を処分する目的もありました.

7:40着,潮が澄んで満潮を過ぎたばかりなのに底が丸見えです.
当然,釣り人は他に誰も居ません.ボウズを確信しました.
いいんだ,いいんだ,今日は海を眺めに来たのだから.

本日のタックルは,筏竿2.1m,タイコリールに道糸2.5号,ハリス1.7号,チヌ針3.5号の安芸津仕様

まず,先端外向きで開始しましたが,9時までに釣れたのはショウサイフグ1匹のみ.
辺りには小メバル5,6匹の他には何も居ないことが,はっきりと見えています.
しばらくして先端内側へ移動しました.(この頃,家族連れ3人が登場)
すると,40cm前後のチヌ2匹が中層に浮いているのが見えます.
牡蠣を砕いて撒くと中空になっている波止の下に隠れて見えなくなりました.
「あれを釣りたい」,無謀にもそう思いました.天の声だったのでしょうか?

波止の縁から1mほど後退して身を隠し,そっとサシ餌の牡蠣を落とします.
息を詰めて待つこと10分,何も反応がありません.マッ,見えているチヌが釣れるワキャー無いで.
緊張の糸が切れて,竿を置いてまもなく,コツコツとした当たりがあります.
慌てて竿を持って,次の当たりにすかさず合わせると,乗っターッ! オッ,フグじゃないぞ.
波止の下へ潜ろうとするのを竿を突き出してかわし,上がってきたのはアイナメ(33cm)でした.
ウーン,チヌじゃないのか.マッ,いいか.アレが釣れる訳が無い.
それよりアイナメが釣れるならと続けることに.

今度は15分くらい粘りましたが,しびれを切らしてやっぱり置き竿にしてしまいした.
立ち上がって波止の上をウロウロしながら,ふと竿の方を見やると穂先が大きくお辞儀をしています.
昨日の悪夢がよみがえりました(ッタク,反省のないヤツです).
慌てて駆け寄り,竿をガシッと掴んで合わせると,ビューン,ア〜レ〜
ドラムに指をかけるのを忘れて,糸が思いっきり引き出されました.
直後,沖へ一直線に走り出します.オオーッ! 掛かってる.
しかもチヌだ(なんせ底までハッキリ・クッキリ丸見えですから).
タイコリールでスリリングなやりとりの末,取り込み成功.
これは39cmでした.望みが叶い,9:40に納竿.
家族連れの3人は何も釣れなかったようで,一緒に撤収.後には誰も居ません.

PS.先端には少なくとももう一匹,45cmくらいのが残っています.
誰か狙いませんか(笑).なにはともあれ,少しだけ癒されました.

 

<コメントbyまるさ>

これを読んでも,なかなか信じられません。

ホンマに,見えたチヌが釣れるんですか。

チヌに限らず,「見える魚は釣れん」と言いますがねえ。

そもそも「底が見える」ポイントでチヌやアイナメが釣れること自体が

驚きです。こういう場所で竿を出してみようと思ったタカさんは偉い!

 

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