● 最終更新日 2016/10/31

<釣行レポート(2016年9月〜10月)>  

釣行日

釣行場所

情報提供者

10月30日 G 因島・宇和部港 神辺のてっちゃん
10月21日 F 生口島 鴨方のユノさん
10月22日 E 静岡県(ボート釣り) ヤックン
10月19日 D 静岡県(ボート釣り) ヤックン
10月10日 C 静岡県(ボート釣り) ヤックン
10月10日 B 尾道水道・Gangi屋裏の小波止 尾道の吉田さん
3月〜 A かいがい 俊介くん
9月4日 @ 因島・宇和部港 神辺のてっちゃん

 


 

G 神辺のてっちゃんからのお便り (2016/10/30着)  

 

まるささん、みなさんこんにちは。

今日は、しまなみサイクリング大会があり、しまなみ海道は生口島以南が通行止めなので

どこに釣行しようかと思ったけど、因島ならノープロブレムなので、

因島・宇和部南側護岸にてマルハゲを狙うことにした。

 

エサはこの秋のかぶせシーズン、未だカキの確保ができていません。でもマルハゲは釣りたい。

と言う訳で、アミエビのマキエとオキアミのさし餌でマルハゲを狙う事とした。

 

タックル

イカダ竿 1.5m タイコリール 道糸ナイロン 3号 ハリス フロロカーボン 1.7号 針 カワハギ4号

二本針の胴突き オモリ1号

 

今日の潮は満潮が10時頃の大きな潮。現地に到着した8時には満ち潮がガンガン流れているが、

ここ、南護岸はわい潮でいい感じにゆっくり右に流れている。

釣り始めてすぐにアタリがある。活性は高いようだ。

小さいアタリに合わせてみる。しかし、例によってなかなか掛からない。 

そうこうしてるうちに初マルハゲ登場。16p。今日は基本全部キープするつもり。

空振り繰り返しながら、次に掛けたのは少し良い手ごたえで19p。本命のマルハゲ以外にも、

メバル、ホゴ、良型タナゴ、ギザミ等なかなか楽しめた。

さし餌が無くなった 11時に納竿とした。

 

釣果(キープしたもの)

マルハゲ 19pが3匹 18p2匹 その他11匹。

タコ 1匹

釣果はサイズ的には不満はあるけれど、満足出来た釣行だった。

ただ、活性が高く着底して10秒以内に勝負が付くので、退屈はしないけれど、さし餌のオキアミも

大量に消費してしまう。これをカキでするイメージしてみると、たくさんのカキを準備する必要がある。

したがってカキでマルハゲを狙うのはもう少し活性が下がってからにしようと思う。

 

<コメント by まるさ>

てっちゃんお疲れ様でした。カキで釣ってもたぶん同じくらいの釣果だろうと思いますが,

確かにエサの消耗が早いですね。宇和部の南の護岸はよく釣り人がマキエをしているせいか,

他の場所に比べるとサイズはちょっといい感じがします。

内海方面でも胴突きやサビキでマルハゲがよく釣れているので,かぶせをやらない方も

この時期はマルハゲ狙いが面白いかと思います。


 

F 鴨方のユノさんからのお便り (2016/10/24着)  

 

〜 胴長20pオーバー 〜

日時 : 10月21日(金)22:00〜

場所 : 生口島

潮 : 中潮・干潮21:00頃 満潮2:20頃<尾道>

釣果 :■アオリイカ:3杯(〜21p)

 

まるささん、皆さんこんにちは!

この時季は、潮を見て会社帰りに沼隈方面で2時間程度エギングをしています。

今年はアオリイカも当たり年の様で(全く反応がない日もあるのですが・・・)、

大体3〜6杯(胴長19pまで)位は相手をしてくれます。

ただ、10月中旬頃から、少し小さいサイズ(10p前後=リリース)が混じり始めました。

沼隈方面でも釣れる所では釣れるのでしょうが、少し大きいのが釣りたくて/ジェット噴射を味わいたくて、

釣友と二人で久しぶりに生口島へ。

東からの風が少し吹いていたので、風があたらない場所を探してウロウロとRUN & GUN。

もう少し数が釣れると期待していたのですが、二人で仲良く3杯ずつ。

まぁ20オーバーが出たので良し!ということで。

今年は、この感じだと私のウデでも(笑)11月中旬位までは釣れそうです。

 

※帰宅後撮影。釣れたての写真を撮るの、忘れてました。

<コメント by まるさ>

ユノさんの釣られているこれはいいサイズですね。

私はこの秋はアオリイカを狙ってエギを投げた時間が合計で2〜3時間くらいなので

まるでダメでしたが(大勢の釣り人が入っている場所でしかやらないのも悪いんですが),

コウイカのシーズンになったら時々狙ってみようと思います。

本当は食べておいしいタコも釣りたいんですが,昼間は確率が低いですね。

私はアオリイカはまた来年までおあずけです。


 

E ヤックンからのお便り (2016/10/23着)  

この前の4号ぶっちぎられバラシが悔しくて、22日の土曜日にリベンジ釣行でカヤックに乗りました。

前回は干潮からの満ち上げでよく当たりましたが、今回は下げ終わりからの上げ始めでの釣行になりました。

昼にポイントに到着し竿を出しましたが15時前まではキタマクラやハコフグといったエサ取りのアタリばかりでイマイチ。

2枚だけ放流サイズのサンバソウが来ただけでした。

15時を過ぎて満ちの潮に変わると、グイグイと離岸堤に押し付ける強い当て潮になって、

20cmを少し超えるようなサンバソウやイシガキダイがヒット。

30cm程のサンバソウも来てゴールデンタイムに。

そして、着底間際、コツコツ、ゴン、ぐ、グググー!っと竿が舞い込んで良型がヒット!

前回と違って、今回はちゃんとベールを閉めてからアワセを入れてゴリゴリと一気に勝負に出ます。

1度だけ走られて少しラインを出しましたが勝負あり。銀ワサになりかけの40オーバーでした。

しかも、このイシダイの左の胸鰭の後ろ、写真の赤い傷のところに前回切られたケプラー補強の伊勢湾真鯛が刺さってました。

つまり、本当の意味でリベンジできたということです。

でも、体のど真ん中に針が掛かっていたら頭がこっちに向きませんから勝負にならずに切られたのも仕方ないかなと思いました。

タックル

竿:コブダイ用2.1m

リール:レバーブレーキドラグ無し2500番

ライン:ナイロン4号

針:ケプラーノット補強の伊勢湾真鯛王13号

<コメント by まるさ>

ヤックン,リベンジ成功ですね。おめでとうございます。

しかし,場所が太平洋だけに,まだ大きいのもいるんじゃないでしょうか。

これより大きいサイズの報告をまた待ってます!


 

D ヤックンからのお便り (2016/10/19着)  

 

前回は荒れ模様でイマイチな釣果だったので、またチャレンジしてきました。

餌もサンバソウのしつこいアタリに強いムラサキイガイの大きいのを多く確保して挑みました。

前回は二人で手漕ぎボートで出ましたが今回は一人なのでカヤックで。

カヤックだとトンカチやカキ落としは使えないのでナイフでイガイの貝柱を切って使いました。

 

13時出船でポイントの離岸堤にロープでカヤックを係留して開始。

5投もしないうちに餌取りがさわり始めてすぐにサンバソウがヒット。

丸ハゲを釣る要領で着底前の強いアタリをアワセてのヒットでした。

この後は餌取りが投入してあっという間に餌を取るので餌の付け方を工夫したり、

着底までのテンションの掛け方を工夫したり。餌取りの弱い小刻みなアタリは無視して

なるべくテンションをかけずに落としていき、強いガツガツっというアタリが出始めたら

少しテンションをかけてゆっくり落とし込んでいくのが良かったようで、ガツガツっという

アタリの後にグイグイと竿を絞り込む底物らしいアタリが出てサンバソウサイズの

イシガキダイやキンダイが連続ヒットしました。

 

15時半頃に餌取りが少し大人しくなったのて、大きめのイガイを付けて投入。

ガツガツというそれっぽいアタリが7mほど落としたところで出始めたので、

テンションをかけて落とし込んでいったところ、突然竿が舞い込んでモンスターがヒット! 

落とし込んでいく途中だったのでリールのベールが上手く閉まらず、指で押さえた

スプールからバチバチと5mほどラインが引きずり出されてしまい、ようやくベールが

閉じて体制が整ったところですぐに張り付かれてしまいました。

1分ほど待って出て来たので勝負をかけましたがラインブレイク。

スピードとパワーがコブダイだとすれば75は軽く越えていそうな引きでした。

カヤックで体制が不利なせいかも知れませんけども。

 

その後も何度かサンバソウサイズのイシガキダイをヒットさせたものの掛かりどころが悪く

3回の針ハズレと一回のアワセ切れ。そして、いよいよ夕方のゴールデンタイムになり、

餌取りが落ち着いて来ました。そこで、卵のLサイズくらいのイガイ剥き身にしたのと、

半貝にしたものの2つを針に刺して投入。

底近くまで餌取りのアタリもなく落ちていき底から2m位のところからゴンゴンっとそれらしきアタリ。

アタリを感じながら落とし込んで、着底したと同時にフワッと軽くなったので竿で聞いてみると

ゴツ、ゴツっと生命反応。即座にアワセを入れるとサンバソウとは明らかに違うスピードで右へ左へ。

糸を出さずにゴリ巻きで強引に浮かせ浮いてきたのは今日イチの38.5cmのイシガキダイでした。

飛ばされたヤツが本当にでかかったのか、カヤックでのやり取りで波止の時ように全身を使った

やり取りが出来なかったからなのかわかりませんが、次は何としても仕留めてきます。

 

タックル

竿:自作コブダイ用 2.1m

リール:レバーブレーキドラグ無し2500番

ライン:ナイロン4号

針:ケプラーノット補強の伊勢湾真鯛王13号

<コメント by まるさ>

送ってもらったメールのタイトルに「キンダイが釣れた」と書いてありました。

写真左下の1枚がキンダイ(イシダイとイシガキダイの hybrid)ですね。

しかし大物は惜しかったですね。次回を楽しみにしています。

時期的にエサ取りも減ってくると思うので,ぜひ大物を釣り上げてください。


 

C ヤックンからのお便り (2016/10/13着)  

 

今回は久しぶりにボートかぶせをやって来ましたので簡単なレポートを書くことにしました。

ボートを出したのは10月10日の夕方で、実質二時間ほどの釣りでした。

ポイントは春に後輩がイシダイを上げたところです。

その時は針を直結していたからかチモト切れ多発で悔しい思いをしたので、

岡山に帰ったときに一式道具をもって帰ってきました。

エサはカキとムラサキイガイですが、イガイは瀬戸内海の瀬戸貝のように殻が厚くないので軽く、サイズも小振りです。

 

最初の数投はエサ取りの反応も無く、おっ!いい魚が来るのか?と期待しましたが、

すぐにエサ取りまみれになってしまいました。

海面から6mほどまではアタリもなく落ちますが、そこから底までの4mほどの間にほとんど取られてしまいます。

エサ取りは磯ベラやキタマクラ、オヤビッチャに丸ハゲの食べられないようなサイズと多種多彩です。

エサ取りに悪戦苦闘していると、突然友達が竿を曲げて30cmを切るくらいのサンバソウをキャッチ。

続いて自分の竿にもイシガキダイのサンバソウサイズが来て、いよいよ!と言う感じでしたがあっという間に

暗くなってしまい納竿となりました。

これから水温がもう少し下がって安定してくるとジャンボな丸ハゲやイシダイ、マダイが食いだしそうで、楽しみにしています。

竿:月光波 本調子 1.5m

リール:バイキング ST-44

ライン:ナイロン4号

鈎:ケプラーノット補強の伊勢湾真鯛王13号

<コメント by まるさ>

ヤックン静岡からのレポートありがとうございます。

今年はまだ水温が高くエサ取りが多そうなので,これからが楽しみですね。

月光波の1.5mに4号ラインというのはなかなかユニークなタックルですが,ボートならではですね。

大物のレポートを待ってます!


 

B 尾道の吉田さんからのお便り (2016/10/11着)  

 

◆10月10日(月)  6〜10時 Gangi屋前

ウマヅラ 32cmまで 2枚

丸ハゲ  17cmまで 4枚

ギザミ  18cmまで 5匹

タナゴ  19cmまで 2枚

刺し餌:オキアミボイル

撒き餌:アミエビ

もう5年以上Gangi屋前に通っていますが、丸ハゲを数釣りしたのは初めてです。

今年は丸ハゲの当たり年ですね。

<コメント by まるさ>

吉田さん尾道の情報ありがとうございます。

今年はどこへ行ってもマルハゲが釣れますね。ウマヅラも良型です。

マルハゲは例年11月中旬ごろまでですが,ウマヅラは正月でも釣れることがあるので,

少し寒くなってきたら私もGangi屋裏へ行ってみようと思います。


 

A 俊介くんからのお便り (2016/10/6着)  

 

ひさびさの、かいがい!!

みなさんお久ぶりです。春のオフ会行きたかったのですが急遽予定が入りすみませんでした。

遡ること37日、まだ内航船に乗船していた時のことです。その日の荷役が終わり、16002000の当直に入り、次の日の荷役計画について考えていた時の事、突然会社から電話があり「君下船、とうか転船してもらうから」「はあ・・・いつでしょう?」「明日」「ああ、明日・・・明日!?着桟13時間後じゃないですか!?」「ちなみに船名は○○○○○丸って船だよ」「聞いたことない船名ですね。どこの船ですか」「バルボア」「バルボア!?パナマの!?」「そう。ってことでよろしく〜ガチャ」

ということで突然バルボア行が決定し、翌38日釜石で下船し東京へ。会社で詳細を聞き書類の準備をし、一週間だけ休暇をもらい準備に当てました。一週間で4日は鯛サビキ、1日はかぶせに行くつもりだったのですが、なんと家に着いた翌日から猛烈な頭痛と悪寒に襲われ、診断結果はインフルエンザ・・・・呼吸も苦しく釣りどころではなくなり一週間ベッドに張り付いたままでした。

 

 間は省きまして、314日(LT)無事?にバルボアで乗船できました。羽田空港で8時間待ち時間があったのには辟易しましたが・・・乗船後日用品を買い出しに行くのと同時に釣り具屋にも行ったのですが、現地のおっちゃん曰く「釣具店?ああ、パナマじゃ平日は4時か5時、土日は3時には閉まっちゃうよ」とのことで休みでもない限り行くことは不可能です。バルボア中の釣具店を回ってもらいましたが全滅。もしかして5時まで働いているような一般市民は相手にしていなく、働かなくてもいい富裕層しか相手にしていないのかな?外から見える店の中のショーケースにはトローリング用品やダイワ、シマノ、アブガルシア等の高級モデルばかりずらりでした。ああ、かめやが恋しい・・・

 

 さて本題の釣りです。インフルでダウンしていた間にも抜かりなく準備を進めてあり、鯛ラバ用の両軸リール、PEライン1800m、イカ用の鉛スッテ数本、ディップランエギ3号〜3.5号まで各種、サビキ、ジグ、鯛ラバ、交換用フック多数を重い思いをしながらパナマまで持ち込みました。後はバルボアのホームセンターで怪しいシマノ?のバスロッドを購入しておきました。しかしこのロッド、45ドルもするくせに作りがちゃっちいし振り重りが凄い・・・なんかえらいポップなキャラクターが商品説明欄に書いてあったのでたぶん入門用、子供向けなんでしょう。スペイン語ワカンネ。日本なら1000円しないでしょう。昔ナンバで売っていた500円のバスロッドのほうが数段上等だ・・・

 

イカシイラ編

 バルボア出港後1週間ほど走り南太平洋上の予定ポイントへ到着し、漂泊開始しました。待ってましたとばかりに準備開始。タックルはバス?ロッド1.6m、両軸リール(幻風)、PE1号、リーダーナイロン43m、鉛スッテ赤緑15号です。

 開始当初はベイトも寄っておらず空しくシャクっていただけなのですが、2030を回ったころから小さいベイトが明りに寄り始め、イカの姿がちらほらと見え始めました。2100頃、最初のイカがヒット!!胴長25cmくらいのスルメイカっぽいイカです。すぐにフィリピンクルーに「釣れてまっせ〜!!」というとみんな出てきて楽しくイカ釣り大会。エギとスッテを大放出しみんなで楽しく釣ります。あまりバタバタとはいきませんが、常に誰かが釣っているというようなペースで釣れます。2130頃いきなりズドン!!と根掛かり?いやこの1500mを超える水深で有りえん!!と思った瞬間ドラグが凄い勢いで出ていき、フッっとテンションが抜けてしましました。あがってきたスッテをみるとこれまたすごいサイズの吸盤が皮の一部とともに上がってきました。多分大きなソデイカでしょうか?すぐに次投。またきましたデカイの!!でも今回はドラグを出されつつもなんとか巻けます。ゴリゴリ巻いていくと、なんだアレ!?スルメイカ!?嘘だろ!!というようなサイズのイカが上がってきました。パッと見胴長40cmはあります。しかしこれは驚きのほんの始まりでしかなかったのです。もう20杯くらい釣れたので、道具を片付け厨房で調理に入ります。彼らがビール片手にイカのバター炒めを作っている隣で、私も一杯もらってグイっといきながら一夜干しの準備を始めます。イカを開いて、ワタを取って、塩水に漬けて・・・こっちのイカはキモが全然入ってないんだな〜。ないわけではないけど・・・と調理をしているところに、甲板手が「スゲーの釣れた!!ヤベエ!!」とさわいでいるので様子を見に行くと、なんとそこには胴長60cm近いスルメイカっぽい?イカが!!間違いなくソデイカとは違います。エンペラの位置、形はスルメイカっぽいのです。メジャーで測るとなんと胴長59cm!!なんじゃこれ!!このイカに交じってたまにソデイカも上がります。ソデイカもとんでもないサイズが上がっており、ギャフを掛けても自重でちぎれて落ちてしまうようなサイズです。この時はテンション上がりすぎて写真撮り忘れてしまいました。

 そうこうしているとシイラが群れで船の周りを回遊し始めたので、ジグを用意します。タックルはPE1号に4号ナイロンダブルライン5m、ジグ80gアシストフック真鯛王10(テールフックなし。日本にry)に子供向けバスロッドというトンデモタックルです。まともなアシストフック忘れてきたんです!!日本に!!見えているシイラで601m越えという結構バラバラなサイズですが、小さいシイラならこのタックルでもいけるかな?と思っていたのですこの時は

 準備ができたのですぐに投入。全然スレていないのでアクションした途端にシイラが猛ダッシュ。しかもデカイのが。ガツンとくると同時に凄い勢いでドラグが出ていきます。当たり前ですが竿からはメキメキバキバキと終始嫌な音がしてます。初めて味わうシイラの強烈な引きです。相手がジャンプしたその瞬間、フックアウトです。回収してみるとフックが完全に伸びきっていました。次も似たような状態でフックを折られ、あきらめました。ここにきて真鯛針とバスロッドでメーターオーバークラスのシイラをゲットしようとしていた無謀な自分が急に恥ずかしくなると同時にシイラ凄い!!と思ったのであります。

ボールのせいで小さく見えますが、このボール業務用の超特大サイズです。このイカが胴長40cmくらいのイカで、下のイカもスーパーで見かけるサイズよりデカいです。

 あまりにも釣れ、皆満足したので大多数は終了。当直明けの人間が代わりに釣り始めました。私は塩をしていたイカを風通しのよい雨の当たらない場所へ吊るして、彼らの手伝いに回ります。ソデイカと巨大なスルメイカっぽいイカは開いて皮をはいで冷凍庫へ。小さ目なイカは炒め物とキニラウにします。このキニラウとはフィリピン風刺身のことです。作り方は簡単。小さ目(1.5pほどのサイコロ状)に切ったイカや魚を穀物酢に30分ほど漬けておき、その間に生トウガラシ、タマネキ等好みの野菜を適当な大きさ(小さ目)に切り、ショウガをすり下ろしておきます(みじん切でも可)。魚を酢から取り出して軽く絞り、まずショウガを混ぜます。次に塩を適量振りかけよく馴染ませます。量は醤油をかけなくても食べられる程度です。しっかり混ざったら次に野菜を混ぜて完成です。野菜の香りが苦手なら野菜も水にさらして酢に漬けると食べやすくなるよ!各家庭で作り方は結構違うよ!と教えてもらいました。ただし寄生虫が心配なのでこの時は茹でイカにして長めに漬けて作りました。コツは魚を酢に長く漬け過ぎないこと、塩加減です。塩の代わりに醤油を加えてみましたが、美味しかったです。

 調理が終わったら皆でビールを持ち寄り食堂でワイワイやります。この日の肴はイカのガーリック炒め、イカのバター炒め、イカのキニラウです。釣った魚をその場で調理して肴に盛り上がる。釣り師なら誰もが憧れる一幕なのではと思います。実際最高です。バルボアに着いた初日は6年ぶりの外航船で英語をもう忘れたのではと心配でしたが、そんなことは全くなくこうして楽しくフィリピンクルーと楽しくやれる。そんなことにも感動できた日でした。PS、甲板手一名は朝方まで釣ったらしく、シイラ2本をイカのゲソ、マグロはえ縄の枝縄でゲットしました。

 全体釣果:スルメイカっぽいイカ 100以上(デカイのは8杯、種類が分かりません。大きいのは死後紫色っぽくなります。)

      ソデイカ 10杯以上

      シイラ 2本?

尚、翌日イカの一夜干しは夕食に出しましたが、大きいイカはまるで分厚いゴムチューブをかじっているようでサキイカにしないと食べられませんでした(サキイカは超絶美味)。小さいイカは普通に美味しかったです。

 ヤックンがいればきっとシイラは絶滅させられたかもしれませんね!!

 

 

バルボア錨地(海外)での鯛ラバ他。編

 補給作業も無事に終わり、約40日の航海を終えてバルボアへ帰港します。入港前、太めのハリスでサビキを作ってほしい、と頼まれたので3号ハリスを使ってサビキを作ってあげます。しかし残念なことにサビキ用のスキンやラメファイバーなんてものはないので、コンドームと鳥の羽で代用します。鳥の羽は赤い羽根募金の羽が数本出てきたのでこれを使います。赤い羽根、とんでもないモノと組み合わせて使っちゃいました♪コンドームは持っている人間に頼んで少しずつ集めてみると、ピンク、クリア、グリーンと3色準備できました。これをまず石鹸で表裏洗って油分を取り除き、3ミリくらいの短冊状にカミソリで切って針に巻いていきます。もちろん羽根も一緒です。するとあら不思議、ピンク、クリア、グリーンのサビキが完成です。さすがに細部は市販の物に比べると見劣りしますが、十分使えるものができました。

 

バルボア錨地は場所によりますが水深1015m、底質は泥、潮流はそこそこ有り、というところに普段投錨しています。この日は0700頃入港、投錨しました。代理店より連絡があり、岸壁への着岸は翌々日となりました。投錨後はいろいろと作業を行います。着桟用意etc・・・午前中はあれやこれやで忙殺され、お昼休憩、午後の作業に入りますが、1500の小休止に釣りをしている甲板部の人間を発見。見ると結構釣れているではありませんか!!私「よし、もう仕事はいいから釣りしてろ」甲「いや、休憩終わったら行きます」私「何言ってんだ!!釣りだって仕事だ!!(大嘘)本日作業終了ッ!!」甲「あざっす!!」ということで本日の作業終了!!釣り好きな上司でよかったね!!朝早かったしみんな頑張って準備凄く早く終わったしね!!・・・え?ダメ?とは言っても私は書類作成、整理が残っているので一旦引っ込んで1700頃出てくると・・・なんといろいろ釣れているではありませんか!!イカの切り身エサの胴付き仕掛けでちょこちょこと上げています。

よくわからん赤い魚(なんにしても美味い!!)

よくわからんニゴイとキスを足したような魚(淡泊で煮付け、天ぷら美味、肉厚なシロギス)

コショウダイの子供?(開いて干物にすると美味!!)

   

ヘダイの友達?

唇も厚く歯はマダイやチヌと違い完全に潰れて平たくなっているので主食は貝類?

といった感じで、日本ではまず見かけない魚達です。これだけ釣れるなら鯛ラバでも・・・と思いますが、まだ書類作成が残っているので夜に掛けます。

 で、船内に戻ろうとすると、近くを船外機付きの小さいボートがこちらを見ながらスイーっと走って行きます。手を振ると向こうも気が付き、寄せて来ました。すると船内には伊勢海老、アコヤガイ、タコ、魚が大量に入っています。あんちゃんが「全部で200ドル!!」といっているのでちょっと待たせて船長をコール、すぐに船長が来て値引き交渉開始です。船長スペイン語ペラペラ(日本人です)・・・

交渉中(これで200でも安いんでは?)

結局全部で100ドルまで値下げに成功!!(船長凄いデース!!)すぐに甲板に上げて賄いの冷蔵庫へ入れました。合計イセエビ30くらい、タコ10kg以上、アコヤガイたくさん、各種魚たくさんという結果です。  

 1900頃仕事を終わり準備開始。タックルはバス?ロッド1.6m、両軸リール(玄風)、PE1号、リーダーナイロン43m、鯛ラバ35g、シーハンター8号、伊勢湾真鯛11号、スカートなし(日本に忘れました)ネクタイ赤に金ラメというタックルです。すでにあたりはどっぷりと日が暮れており、明りの下には2030cmのよくわからん魚が群れています。まずはこのよくわからん魚を釣るべく投入。フォールでめちゃくちゃ当たって来てなんとかフッキング(フォールバイト凄く苦手なんです)にしても凄い引きます。日本でいえばサンバソウのようなシャープな引きです。上がってきたのは・・・なんじゃこれ?平たいアジを真正面からバットで殴ったような魚が釣れました。「なにこれ?」と聞くとフィリピンでは「ビロンビロン」という魚だそうです。下着のゴムかっとツッコミましたが理解されず(当たり前ですね)

ビロンビロン(塩焼き、空揚げ、刺身となんにしても非常に美味)

 明りの下で釣っている限りビロンビロンは入れ食い状態なのでサビキをしている人に任せます。サビキだとこのビロンビロンが34連で上がってきます。まれに黄色いラインの入ったマルアジのようなアジも交じります。日本から持って行ったサビキはハリス1.5号以下しかなく、ビロンビロンに切られまくるので使い物になりませんでしたが、コンドームサビキは抜群に釣れていました

 ビロンビロンはひとまず置いておいて、明りから離れた場所で休憩していると近くで何かがバシャバシャやっているのが聞こえてきます。「?」と思って少し投げると水面下2mくらいでいきなり切られました。もしやと思い新しい鯛ラバを付けてキャスト、今度は水面下1mくらいを早めのリトリーブでトレースしてきます。すると「ガツン」とあたりフッキング、かかりました!!走るには走りますが、あまりスタミナがない・・・寄ってきたのはカマス。それもデカイ。抜き揚げてみるとオニカマスで、45センチくらいあります。サイズがサイズなので歯もかなり強烈で一度釣っただけで8号のシーハンターがズタズタになってしましました。

オニカマス、タチウオばりの歯です。フィリピンでは高級魚だそうです。

キニラウに調理中のオニカマス(酢から出してショウガをまぶしています)

すぐにもう一投、するとまたきました。今度は少しサイズアップです。甲板まで上げたらすぐに仲のいい乗組員と調理開始です。私はカマスの炙りを、彼らはカマスのキニラウを作ります。炙っていると熱帯の魚にしてはめずらしく脂が非常に乗っていました。

 完成後船尾へ持っていき、ビール片手にプチ宴会開始です。ワイワイしていると昼間釣った赤い魚をフィリピン風スープにしてみた!!という事でいただいてみます。

これは魚を塩、ショウガ、トマトのみで煮付けたもので、すごくウマイ!!シンプルな味付けながらトマトの酸味がほんのり効いており後味にはさっぱりとしたショウガの風味が鼻へ抜けます。暑いパナマでも気持ちよく食べられる料理で、最後のスープもおいしく飲み干せます。チヌやマダイ、タチウオなんかの白身魚でもいけそうなので、キニラウと共に日本に帰ったら必ず作ってみようと思います。オフ会でも機会があれば作ってみたいです。

 小一時間で肴が切れてお開きになり、釣り再回です。投げれば数投に一度はオニカマスがかかりますが、かかりどころが悪いのと群れが変わったのかサイズが一回り大きくなって抜き揚げ途中でラインブレイク多発・・・抜き上げられるのは50cmくらいまででそれ以上は運が良くないと無理です。10個持ってきた35gの鯛ラバヘッドは全て切られたのでやむなく20gにシフトにます。そしてこのまま船尾で釣っていると抜き上げられないので、荷役甲板に降りて釣ります。ここならば乾舷(かんげん:水面から船べりまでの高さ)も低いので抜き上げには有利です。足元にはメーターオーバーのオキザヨリっぽい魚が泳いでいます。さすがに潮流が結構あるので20gではちょっとしんどいですが、瀬戸田の名荷に比べればなんのその。ところがこちらはあまりカマスがいないのかあまりアタリがありません。ちぇっと思って回収中いきなりきました!!かかった瞬間ジャンプしたのですぐにわかりましたが、ダツにしては骨太な体なのでオキザヨリでしょうか?とにかくデカイ!!ジャンプを繰り返しながらもジワジワと足元まで寄せ、抜き上げに掛かりました。抜き上げ中だいぶ上げたのにまだ尾が海面についているというサイズで、あと一息と力を入れた瞬間プチっとラインブレイク・・・上げればどんなサイズだったのか気になりますが・・・日本ではまず見かけない規格外なサイズなのは間違いないです。まあ美味そうじゃないし、いいか!!(フィリピンではスープや干物にして美味しく食べるそうです)

 しきりなおして投入、回収を繰り返します。もうカマスもダツもいいので次は底から中層までを幅広く探っていきます。するといきなり中層で竿をひったくる強烈なアタリが!!思わず竿を持っていかれる所でした。ひたすら走り続けて一向に止まる気配がありません。PEの色から判断するにすでに40m近く凄まじい勢いで走っていますが一向に止まりません。ドラグをかなりキツクしているのですが、どんどん引き出されリール自体がなんだか熱くなってきて、これはヤバイやつだ!!と実感した瞬間ラインブレイク・・・気が付かなかったのですが、いつの間にか横で一人見物しており「あ〜GTにやられたね〜」と教えてくれました。なんとここには普通にGT(ロウニンアジ)がおり、マグロ用のタックル(はえ縄と同じ)でイカのゲソをエサに8sくらいまでなら釣ったことあるよ。あと運がよければ反対側の錨地でキハダも釣れると教えてくれました。こんな岸からそう離れていない所でそんな魚が釣れるとは・・・パナマ凄い!!まあ錨地にアプローチ中、クジラ(多分ザトウクジラ)の親子が普通に泳いでいるような場所ですからね。

 残り3個になった20gのヘッドを結び直して、再投入。また同じく中層から底までを探っていきます。すると内地の鯛ラバでおなじみの「コツ、コツ」と鯛ラバを魚が追いすがっているアタリが。我慢して巻いていくと「ガツガツ、ギュイーン」と絞り込んだのでフッキング、乗りました。今度は規格外な魚(大きい方の意味で)の引きではありません。まともなサイズの魚です。十分に楽しみながら浮いてきたのは、昼釣れていた赤い魚の親分でした。

45くらいでしょうか?見た目は尾ヒレ回りは完全にマダイ、体はスズキとフエダイ、口はアコウって感じの魚です。歯がなかなか鋭いのでバス持ちしたら血まみれ間違いなしです。次の日煮付けと刺身にしましたが、味は秋口の鯛そのもので風味食感味すべてにおいてマダイより美味しかったです。何より煮つけ、湯引きにした時の皮目、色の美しさは素晴らしかったです。

 そんなこんなで0200頃、次の日?の仕事が控えているので納竿です。

 

釣果:オニカマス 8本(抜き上げ失敗たくさん、途中でカウント止めました)

   ビロンビロン 〜35cmくらい・・・たくさん(中くらいの段ボール箱山盛り一杯。やろうと思えば多分一晩中釣れます)

   タイっぽい赤い魚 3

尚、後日知ったのですが、オニカマスはシガテラ毒のため日本では流通させることができない魚という事を後で知りました。調べてみると全ての個体が毒を持っているわけではないということなので一応安心。食った人間みんなピンピンしてるし大丈夫!!※自己責任※

   

ばんがいへん

 外航船でパナマ運河をよく通過しており、三航士をした人にはいやでいやでしょうがない魔のアメリカ橋です。太平洋から大西洋に抜ける時これが見えると長い地獄の始まりです。

 なぜ日本で発売しないのか不思議でしょうがない「マックフルーリーM&M味」これはマックフルーリーに外地でおなじみM&Mのチョコを大量にかけてキャラメルソースを掛けた甘党にはたまらない一品です。ただしあまり混ぜるとマーブルチョコの着色料が溶け出してグロいことこの上ない状態になり、体に悪い感じがプンプンしちゃいます。

 海外に行ったことある人なら経験あると思いますが、ピザが安い!!写真のピザ(40cmX40cm)で8ドルです。日本のピザがべらぼうに高いんですかね?

英語が分かる作業員のおっちゃんに頼んで持ってきてもらった現地の弁当。これで2ドルくらいだそうです。海外に行くと現地の飯を食べてみたい人なのでいい経験でした(伝統食とかではなく、普通の人が普段から食べている物)。味は普通に美味しかったです。ただ赤いソース、ものすごく甘いケチャップなのですが、ポテトに付けるんでしょうか?

 

以上番外編まで含めて大変長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。又、かぶせ釣りとは全く関係ないのに掲載していただいたまるささん、ありがとうございました!!

注意※大量に魚を釣っていますが、航海中の食料の一部としてきちんと全て消費しています。本船には20人近く乗組員が乗っているので食べる量もそれなりなのです。決して余って捨てるということはありません。

 

<コメント by まるさ>

これ書くのに何時間かかったか興味がありますが(笑)

ともあれ俊介くん,長期のお仕事お疲れ様です。ゆっくり休んでください。蒲刈で。

忘年会まで休みが続いていたら会いましょう。

それまでにまたイシダイの報告待ってます!

※イセエビとヒラアジっぽい魚が特に美味そうです…


@ 神辺のてっちゃんからのお便り (2016/9/5着)  

 

まるささん、みなさんこんにちは。

9月3日は、嫁さんの実家で1人暮らしをしているお母さんの様子を見に、因島に行って来ました。

当然僕は釣りの道具持参です。

で、9月4日朝から宇和部に向けて出陣です。

釣り方は相変わらずミニ反転カゴ釣りです。

但し、今までほとんど夜釣りでしたが、当日は昼釣りです。

台風が接近中でしたが御構い無しです。何よりこのミニ反転カゴ釣りは雨や風に強いのです。

途中から雨が降り始めましたが、カッパ一つでOKです。

干底の朝6時から始め満潮の12時に納竿としました。

結果、良く釣れました。実質初めての昼釣りでしたが思わぬ釣果が得られました。

チヌ、45,42,35,32,30,20

アイゴ 35〜25 で多数。

今月いっぱいをカゴ釣りと考えてますので、まだまだ、エサ、仕掛け、釣り場、釣り方等研究してまた結果が出たらレポートします。


<コメント by まるさ>

いやあ,これは好釣果ですね。いろいろ聞いてみたいことがありますが,また忘年会のときにでも。

これだけ魚が多いなら,時期外れですがかぶせ釣りでも釣れそうな気がしますがどうでしょうか。

アイゴは大きいのを釣ったことも食べたこともないんですが,引きは強いらしいですね。

時期的に私もそろそろ大きい魚を釣りたいです。

 

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