SATさんのイカダ竿制作講座 B

<制作手順ー1>

 1.元竿の前処理

   1)ヒゲ根・コブの鋭角な切り口をカッターナイフと紙ヤスリで除去する。

   2)ライター(ターボ式が良い)で焦げ目が付く程度に炙る。

   3)焦げ目を紙ヤスリ#240で軽く研磨する。

       *焦げ目が残る程度。

   4)ニスを3回重ね塗りする。

        *1回塗ったら一晩置いて乾かす。

 2.元竿の補強/切断

   1)竿巻糸の巻き方は製品裏面の説明書を参照。

       *巻き始めの糸は瞬間接着剤で仮固定すると楽。

   2)竿巻糸で各節を上下から補強する。

       *竿中央部方向から節へ向けて巻く。

   3)先端部は2/3部分を巻く。

   4)コーティング樹脂を2倍に薄めて、竿巻糸へ十分含浸させる。

 

   5)コーティング樹脂塗布後、一晩乾燥。

   6)ノコギリで補強部より2mm上を切断する。

       *糸補強前に切断すると切断中で割れる時があるので注意。

 

 3.先竿の研磨

   1)先竿を電気ドリルに取り付ける。

       *回してみてブレが無いか確認する。

   2)最初は先端部30cmを紙ヤスリ#240で研磨。

       *紙ヤスリは強く挟まないこと、摩擦熱で竿が変形する。

   3)次に中央部〜下部を#120で研磨

       *少々強く挟んでも大丈夫。

   4)大体の形状が出たら#400で研磨痕を消す程度に研磨する。

   5)次に#1000で仕上げ研磨をおこなう。

   6)研磨終了後は先端から70cmまで白漆を塗る。

      *白漆は2晩乾燥させる。

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