■ サルカン 

ハリスのところでも触れましたが,道糸とハリスを兼用する場合はサルカンは必要ありません。しかし,コブダイを視野に入れた場合は道糸を3号以上にする必要があるので,サルカンを使ってハリスを結ぶのが無難です。サルカンをつけても,感度にはほとんど影響はありません。サルカンは軽い方が抵抗が少ないので,18〜22号くらいの小さなもの(写真左端)を使います。また,ウマヅラハギやグレなどの中層魚を狙うときは,抵抗をさらに少なくするために,写真中央のナイロン製のサルカンを使うとよいでしょう。また,写真右端のフックは,ハリの下にオモリなどをつける際に使います。

なお,サルカンを使わずに道糸とハリスを直結してももちろんかまいませんが,私の経験から言うと,サルカンを使う方が結節点の強度は強いように思います。直結の場合は,強度の低下率が低いと言われるブラッドノットで結んでも,根掛かりした際などにしばしばその結び目で切れてしまいます(サルカンを使っているときは,たいていチモトで切れます)。