この記事は,下の記事の続きです。今回,釣り禁止の看板に関する雑記帳に関して,私は深く反省しました。何について反省したのかを自分なりにまとめると,次のようになります。この説明でも納得できない,という方がおられましたら,本当に申し訳ありません。
私は当初,次のような考えを持っていました。
「多くの釣り人は,マナーを守って釣りを楽しみたいと思っている。迷惑行為の被害者に当たる島の人たちの気持ちはよくわかるけれど,一部の悪質な釣り人とわれわれ善良な釣り人を同一視しないでほしい。」
掲示板でのやり取りを通じて,私自身が同じ過ちを犯していたことに気づかされました。つまり私は,「島の人たち全般」に一種の偏見を持っていたのだろうと思います。実際,島にもいろんな人はおられるでしょうが,大多数は善意の人たちのはずです。私の軽率な文章によってそうした皆さんに不快な思いをさせてしまったことを,深く反省しています。
しかし,もしも私が島の住人であったなら,「あなたにいくら謝られても,(釣り人たちの迷惑行為という)現実の問題は何も解決しない」ときっと思うことでしょう。そこで,私なりに考えた末,今日(5月2日),田島・横島の主な波止で「ゴミ拾い」をしました。「これで勘弁してほしい」とか,ええカッコがしたい,とかいう理由ではなく,自分自身の気持ちにケジメをつけるのが目的です。言葉で弁解するばかりではなく,反省を態度で示さないと気がすまなかったのです。
はじめは,あまり大掛かりなことは考えていませんでした。坊地と天神の波止でできるだけゴミを拾って帰ろう,という程度です。ゴミ拾いだけだと味気ないので,釣りもしました。坊地新波止で出会ったコバさんと一緒に竿を出し,私は10時ごろ納竿しました(内容は後日釣り日記に出します)。このあと,坊地の埋立地でゴミを拾って回りました。ところがゴミはたちまち車のトランク一杯になり,それでも半分くらいしか集まっていません。やむなく,出直すことにしました。
昼食を取った後,12時半ごろ家を出ました。車のトランクは空にしてあります。横島の大波止から主な波止を順に回り,ゴミを拾い集めました。せっかくなので,その結果を以下に詳しく説明します。なお,所要時間は全部でおよそ3時間半ほどです。波止には大勢の釣り客がおり,放置されたゴミなのかその人たちがこれから持ち帰ろうとしているゴミなのかが判断しづらいものもたくさんありました。「このゴミ,お宅のですか?」と尋ねるのも余計なプレッシャーをかけるようで申し訳ないので,そうしたゴミは拾いませんでした。また,道の途中にも点々とゴミが散乱していていましたが,きりがないので波止周辺のゴミだけ拾いました。
<横島・大波止>
ここは,波止付け根にゴミステーションがあります。波止からそこへ戻る道沿いに,多数のゴミが落ちていました。また,施錠されたゴミステーションの真下にも多くのゴミが放置されていたので回収しました。「ゴミ回収車についでに持ち帰ってほしい」というつもりでしょう。ゴミの内容は弁当ガラが一番多く,コンビニの袋にまとめて入れて投げ捨ててありました。「ここにゴミ箱があれば入れるのに」と訴えているようにも感じられました。もちろん,自分のゴミは持ち帰らねばなりません。空き缶は10個でしたが,そのうち6個はアルコールでした。昼間でも酒は飲むでしょうが,この波止は夜釣りの客が多いので,夜捨てられたものが多いのではないかと思います。波止の方で一番目についたのは,船を係留するロープに巻きついたサビキ仕掛けです。あれでは危なくてロープを握れません。できる範囲で回収しましたが,まだたくさん残っています。
<横島・村上餌虫店前の小波止>
小さい波止でもあり,波止の上にはゴミはありませんでした。しかし,付け根付近の石垣あたりに釣り人が捨てたと思われるビニール袋やペットボトルなどが多数浮かんでいました。(回収は難しそうだったのでしていません)
<横島・坊地新波止&埋立地>
ゴミの量は釣り人の数に比例すると言うべきか,ものすごい量でした。おそらくは1年以上誰も手をつけていないであろうようなゴミも多数ありましたし,家庭ゴミのようなものもありました。ゴミステーション回りにはゴミは落ちていなかったので,もしかしたら地元の方がそのあたりのゴミは善意でゴミステーションに入れているのかもしれません。回収した主なゴミの内訳は,次のとおりです。
・空き缶=141個
(うちアルコール類32個)
・空き瓶=7個
・ペットボトル=26個
・弁当ガラ=約20食分
・その他:マキエの袋5・竿の袋2・ガスボンベ1・カップ酒の紙容器3・ビニール袋多数
排水路に落ちたビニール袋の多くは朽ちて土と同化(?)しかけており,全部は回収できていません。発砲スチロールやたき火の跡の焦げた紙もできるだけ回収しましたが,全部ではありません。空き缶は,目に入るものはすべて拾ったつもりです。午前中に拾い終わったところに午後行ってみたら,もう新しい空き缶が2個捨てられていました。埋立地のあちこちに空き缶や弁当ガラが集中しているところがあり,誰かが捨てるとほかの人もつられて捨てるという感じです。また,埋立地の旧波止沿いに空き缶が集中しており,おそらく旧波止から帰る釣り人がポイ捨てしているのだろうと思います。一定期間を置いてまた調査してみます。その間にどの程度ゴミが増えているでしょうか。
<横島・浜沖波止>
駐車料金を払うのがもったいないので坊地から歩いていきましたが,道中は路上駐車で一杯でした。この波止も釣り客が多く,空き缶が点在しています。ゴミが集中していたのは,波止の入り口に捨ててある自転車のカゴの中です。「格好のゴミ箱」という感じでみんな利用しているようです。今日カラにして来たので,誰かが回収してくれると勘違いしてまたすぐに一杯になるかもしれません。オロナミンやリポビタン系の同じ空き瓶が多数入っていたので,同じ人が毎回捨てているのではないかと疑われます。回収したゴミの内訳は,空き缶28個(うちアルコール7個)・空き瓶15個などです。開封していない焼肉のタレも。ここでバーベキューでもしたのでしょうか?
<田島・大波止>
向の住人さんが言われていたとおり,朝晩ゴミを拾って回る人がおられるせいか,波止にはそれらしいゴミはありませんでした。ただ釣り客で満杯だったので,夕方にはいくらかゴミが出ているかもしれません。波止付け根のトイレ付近の畑の中で,空き缶3個ほかを回収しました。
<田島・天神波止>
ここは私のホームグラウンドであり,前から気になっていました。この波止でゴミが集中するのは,一つは波止中央付近の段差の下です。しかしここは潮の大きい日は水没するので,置かれたゴミは流されてしまいます。もう1つは波止付け根の港内側で,波に打ち上げられた海草とゴミとが入り混じって,収拾のつかない状態になっています。今日はその中から大きなゴミだけ拾い集めましたが,たちまちゴミ袋2杯分になりました。空き缶30個(うちアルコール5個),空き瓶15個・ペットボトル10個・折れた竿1本,ビニール袋多数を回収しました。
<田島・内海中学校前の波止>
ここも,波止そのものにはゴミはありませんが,付け根の看板の下がゴミ捨て場状態でした。そこに置かれていたのは,空き缶20個・空き瓶5個・弁当ガラなど。右手の工事中の埋立地にも行ってみましたが,家族連れで一杯なので回収を断念しました。
<田島・幸崎波止>
釣り人が先端に数人いましたが,波止にはゴミはありませんでした。
<田島・小用地波止>
ここも,波止にはゴミは落ちていないものの,港の敷地内は荒れ放題という感じで,排水路を中心に空き缶28個(うちアルコール7個)・空き瓶3個・弁当ガラなどを回収しました。ゴミ捨て用のためか石油カンがいくつか置いており,これには手をつけませんでした。
<田島・小箱波止>
右手のテトラの波止は駐車場がなく疲れてもいたのでパス。たぶんゴミはたくさんあると思いますが。小箱波止の方は,波止にはゴミはなし。しかし道路沿いのゴミステーション付近は殺伐とした雰囲気で,ゴミを入れるための古びた石油カンのようなものもありましたが,工事現場のようで何だかよくわからない感じ。一応目についた空き缶3個だけ拾いました。
<まとめと感想>
回収した空き缶は,全部で約230個。そのうち約4分の1が酒類です。私の偏見かもしれませんが,夜釣りの客の捨てたゴミが比率的には高いような気がします。このほか空き瓶約50個・ペットボトル約50個・弁当ガラ約50食分など。総量は,家庭用の一番大きなゴミ袋(70リットル)に9袋分。帰りは後部座席まで満杯になりました。今仕分けして仕事場のベランダに置いてあります。
天神波止で船の手入れをしているじいちゃんに,励ましの声をかけられました。嬉しかったです。そして,なぜもっと早くにこういうことをしなかったのか,と悔やまれました。度々できることではありませんが,またいつかやります。今回不愉快な思いをされた方には本当に申し訳なく思っていますが,私にとっては学ぶことの多い貴重な経験をさせていただきました。
正直,ゆうべはなかなか寝付けませんでした。ついさっき掲示板への向の住人さんの書き込みを見て,救われた気分です。本当にありがとうございました。