2002/5/19 up 

生名島オフ会(5月11〜12日)レポート

 

◆ 参加者 (12人) ◆  ※現地に早く到着した人からご紹介。水色は現地に泊まった人。 

たか坊さん <三原から>

倉敷のマサさん <倉敷から>

まるさ <松永から>

倉敷のタクさん <倉敷から>

井原のマサさん&SUNさん <井原から>

・ 俊一さん&マサミチさん <福山から>

赤鯉さん&あーぶさん <広島・三原から>

・ Hさん&お友達 <向島から>

※笠岡のとしさんも参加予定でしたが都合でキャンセル。次回はぜひよろしく。


 

今回は2回目なので,前回ほどの緊迫感はなし。

食材の調達は,たぶん誰かが何か釣るだろう,と思ってました。

今回はできたら前回とは違った魚を食べたいので,サビキ仕掛けも持参。

アジまたは小イワシ狙いです。

タコ用のカゴやイカの道具も持って行きたかったけど,車が調理器具その他で

満杯で,入れるスペースがありません。

荷物の5割が調理関係,4割がエサのカキ,残りの1割が釣り道具・・・

釣りよりキャンプの方に頭が行ってます。

 

5月11日(土)。いつものように,始発の5分ほど前に長崎桟橋に到着。

意外と車が少ない。

このフェリーで一緒になったのは,初対面のたか坊さんと,倉敷のマサさんでした。

現地(生名港埠頭用地の短い波止)に着いてみると,もう地元のオジサンたちが

数人波止内側中央付近に入っています。どうやらアジが釣れている様子。

回遊魚はだいたい早朝がベストの時合いなので,何はともあれサビキを出して

アジ狙い。ママカリサビキ7号に底カゴ・ウキ付きのノーマルな仕掛けです。

開始直後からほぼ入れ食い状態で,30分ほどで10数尾のアジを確保。

型は17〜20cmと,十分刺身にできるサイズです。

これで晩のオカズの一品は決まり。

あとはチヌ・コブダイ・アイナメがそれぞれ1〜2尾釣れたらOK。

 

7時過ぎごろから,かぶせ釣りに移行しました。

倉敷のマサさんとたか坊さんは波止付け根寄りに入っていたので,

私は先端から数m入った内側で釣りました。先端に近づくほど潮が速いので,

岸壁の際で釣るにはこれへんがギリギリのところ。

 

この日の潮は満潮が10時半ごろなので,ちょうど満ち上がりのいい時間帯です。

果たして,開始直後から当たりが連発。

第1投,コブダイのバラシ(ハリス切れ)。第2投,ハゲのバラシ(ハリ外れ),

第3投,20cm級のアイナメ。第4投,カナコギ(ハオコゼ)・・・

ええんやら悪いんやらわかりませんね。

 

結局,この日のベストの時合いは7〜8時ごろの1時間でした。

この間にハゲ3・サンバソウ1・アイナメ1をゲット。

ただし,どれも型は今イチ。そのほかにハゲのバラシが数回。

30cmオーバーを水面近くでバラしたのが惜しかった。

9時を過ぎてからは当たりが散発的になり,ハゲを2枚追加したのみ。

ハゲは口が固いので,口の端にハリが掛かっても途中で外れることがよくあります。

バラしたやつを全部取り込んでいたら,2ケタ近くいけたんですが・・・

途中で,井原のマサさん&SUNさんご夫妻が到着。こちらも初対面でした。

私が思っていたよりお若いんで驚きました(失礼)。

それにしても,仲いいですねえ。

ご主人のマサさんが釣っておられる間,SUNさんはずっと寄り添っておられました。

ビデオに撮って帰ってうちの女房に見せてやりたかったですよホンマ。

 

満潮になった11時ごろ,皆さんは深浦の波止へ移動。

私は他の参加者を待つためにもうしばらく生名港で釣りましたが,ほとんど当たりなし。

昼前には俊一さんとマサミチさんも到着。

朝から因島の小用で釣って,全然ダメだったとのこと。

去年の今ごろに比べると,今年はやはり季節の移り変わりが早いようです。

お二人はアジの仕掛けも持ってきてくれてましたが,一応夕食の分は既に確保

してあったので,サビキとギャング仕掛けでハゲ狙い(良型を1尾ゲット)。

マサミチさんは第1投でギャング仕掛けを岸壁に引っ掛けて失ってしまいました。

もっとも,私も人のことは言えんのです。朝方,イカダ竿をリールごと海へ落として

しまいました。釣れた魚をスカリに入れようとしてスカリのロープを引っ張ったら,

ちょうどそのロープの上に竿が乗っていて,はずみで海へ落ちてしまいました。

竿とリールと道糸を全部合わせて6千円くらい・・・(泣)。

  5/11の釣果  (かぶせ釣り)

  ・ウマヅラハギ(24〜22cm) 5尾

  ・イシダイ(19cm) 1尾

  ・アイナメ(20cm) 1尾

 

 

12時半ごろ休憩して昼飯を食い,私も深浦へ移動。

ここには先着の倉敷のマサさん・たか坊さん・井原のお二人のほか,

先端で倉敷のタクさんも竿を出しておられました。

朝から干汐(向島)⇒小用(因島)と回ってから,ここへ来たとのこと。

俊一さん・マサミチさんとは小用で入れ違いになったわけです。

釣果は干汐で小型のコブダイ2尾のみ(リリース)とのこと。

干汐はまだ時期がちょっと早いし,魚があんまりおらんからねえ。

 

私は深浦では1時間ほど釣っただけで釣果なし。2時ごろ生名港へ戻りました。

曲がり角付近で釣っていた他の皆さんは,いろいろ釣ってました。

倉敷のマサさんは,チヌ・アイナメ・コブダイ。

井原のマサさんにもチヌ。35cm級でしょうか。

そして,ハイライトはたか坊さんのグレ(28cm)。

曲がり角の足元です。私も横で見てました。

かぶせ釣りでは時々グレが掛かりますが,もともと中層にいる魚なので,

小さなサシエをフワフワ落とすような感じでないとなかなか当たってきません。

グレ狙いなら,カラも身も(ハリも)小さくするのがコツです。

 

私は生名港へ戻ってから,調理の支度をぼちぼち始めました。

その頃,赤鯉さんとあーぶさんが到着。

カキはたっぷり用意してあるので,夕飯まで釣りをしていてもらいます。

料理の方は,前回はSATさんに大活躍してもらいましたが,今回も心強い

調理人が。マサミチさんにこないだ聞いて初めて知りました。

プロとして調理場に立っていた,という俊一さんです。専門はイタリアン。

倉敷のタクさんと3人並んで,3時ごろから調理に入りました。

私がまず作ったのは,朝釣ったアジの刺身。

新鮮なので皮がはぎづらく,きれいに切れなかったので,たたき風にしました。

こういうこともあろうかと,前の晩にネギとショウガをみじん切りにして

タッパーに入れてきていたので,刺身の上からふりかけます。

見るからに美味そう。夜の宴会でもこれが一番先に売り切れました。

やっぱりアジは最高ですね。

 

調理が一段落したところで,ちょっと下の浜へ降りてみました。

シャコを掘ってみるためです。なんか雰囲気よさそうなゴロタ浜だったので。

ちょうど干潮の夕方4時ごろ。潮位があんまり低くなかったので十分掘れず,

30分ほどで小さめのボケ数匹とタイムシ1匹(半分にちぎれた)のみ。

高級エサのタイムシが掘れたのはよかったんですが,シャコはおらず。

ところが,しばらくしてエサを掘りに来た地元のオジサンの入れ物を見せてもらって

驚きました。釣具店へ売ったら1万円くらいになるんじゃないかというほど,ありと

あらゆるエサを掘っています。シャコ・ボケ・タイムシ・アオクラ・本虫にコウジまで。

掘っていたポイントは波止のすぐ下で,私が通り過ぎたところです。

ただしこの人の掘り方は,私にはちょっと真似できません。

デカいスコップみたいなやつで,50cm以上の深さまで掘ってます。

私らせいぜいクマデで10〜15cmくらいしか掘りませんから。

あんなタケノコを掘るような格好したら,いっぺんで腰を痛めてしまいますがね。

ちなみに,掘ったタイムシでちょっと投げ釣りをしてみましたが,釣果はなし。

まあ現地でエサが掘れることがわかっただけでも収穫でした。

 

深浦から帰ってきた皆さんは,目の前の波止で引き続き釣りをしています。

波止先端に入った倉敷のマサさんとたか坊さんは,払い出す潮に乗せて

遠投しています。多少当たりが出ている様子。しばらくして,たか坊さんに

チヌがヒット。41cmの良型でした。マサさんは相変わらず(笑)コブダイと

格闘してました。潮が低いときは,この波止は先端がいいようです。

 

夕方6時半ごろ,料理も完成したので夕食を開始。

今回は波止付け根の灯りの下にテーブルを並べたので,照明はOK。

この灯りにイカが寄って来て,目の前のイカをすくって食えたら最高なんですが。

ちなみにこの日の献立は,次のとおりです。

 

@ お造り(アジ・チヌ・グレ・ハゲ・アイナメ)

A 唐揚げ(ハゲ・コブダイ)

B 魚(チヌの刺身)と香味野菜のサラダ

C 厚揚げの炭火焼(自家製ミソ付き)

D コブダイ入り煮込みうどん

E ゆでた海草(ワカメ・フノリ・シオグサ)

 

BCは俊一さん,Dは倉敷のタクさんの作品。どれも美味かったです。

Eは,私が前日採って茹でておいたもの。これもイケました。

それにしても,俊一さんはさすがです。包丁の切れ味も違うんでしょうが,

刺身のキレイなこと。グレなんか,生き造りですよ。

Bのイタリア風のサラダも,レストランで食べるようないかにもプロっぽい味でした。

 

夕食の途中で,もう二人参加者が増えました。

向島の干汐をホームグラウンドにするHさんと,お友達です。

前の日にメールをもらってたんですが,見忘れてました。失礼しました。

この日は仕事が終わった後で,我々にイカを提供しようとのことでわざわざ

来ていただいたそうです。

それを聞いて私,思いっきり期待しました。

いよいよ,目の前で釣れたイカの生き造りが食えるか?

午後11時ごろが満潮のはずなので,ちょうどいい時間帯です。

しかしあいにくイカが回ってこず,釣れる気配がありません。

ところが,最終のフェリーの時間が近づいた頃,海面にイカの姿が!

2匹くらいいるようです。私はイカはよく知らないんですが,スルメイカでしょうか。

みんなが見つめる中,網ですくおうとだいぶ粘ってもらいましたが,

惜しくも逃げられてしまいました。

でも,代わりにイカのつまみをいろいろいただきました。

この「イカづくし」も美味かったです。

次の機会にはぜひ生き造りを食べたいですね。

 

11時ごろには夕食もお開き。

俊一さんと向島のお二人は最終のフェリーでお帰り。

マサミチさんは,都合で夕食の前に現地を発ちました。

陸続きならいつでも帰れるんですが,陸続きでないからこれだけ静かで,

魚も釣れるんでしょう。

その後井原のマサさんは投げ(朝チヌが釣れていたとのこと),

赤鯉さんとあーぶさんはメバル狙いで夜釣り。皆さんタフですねえ。

 

私は翌日8時過ぎのフェリーで帰ったので,翌日のことは省略します。

たか坊さんに大型のカサゴ,あーぶさんにサンバソウなど,

いろいろドラマもあったようです。

 

今回も前回に続いて天気に恵まれ,夕食のネタも釣れたし,いいオフ会でした。

とりあえず次回は秋を予定していますが,チャンスがあればもっと早い時期に

企画したいと思います。

 

下の写真は今回のオフ会のハイライト,たか坊さんの釣った28cmのグレです。