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さすがの豊島サイズ 〜
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この連休は,あさっての祝日(月曜日)に下の娘の大学入学の引越しで大阪へ行くので,ゆっくり釣りができるのは今日の土曜日だけ。ちょうどきのう大きな仕事が1本片付いて,今日は天気もよさそうなので,「行くならこの時期しかない!」と思っていた豊島まで遠征した。朝の5時半ごろ家を出て,7時ごろにまず蒲刈・向へ。満潮が昼ごろなので,満ち潮が動き出す時合いを狙って,浮き桟橋で竿を出してみた。狙いどおり釣り開始ごろがちょうど潮の動き始めで,20分ほどの間に当たりが2回。1回目は食べごろサイズ(43cm)のコブダイをキャッチ。本日唯一の釣果の可能性もあるので,クーラーにキープした。2回目は60オーバーと思われるコブダイにハリスを切られてバラシ。満ち潮が速くなったので,久しぶりに大地蔵へ行ってみた。
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今日のメインの狙いはアイナメ。チヌはこれから4〜5月にかけてなんぼでも(?)釣れるが,最近アイナメの刺身を食べてないので,今日はぜひとも30オーバーを1本・・・と大地蔵で1時間ちょっと粘ってみたが,コブダイ(これも大型)のバラシが1回あっただけ。フカセのチヌ狙いの人の話ではチヌはぼつぼつ上がり初めているらしいが,今日はアイナメ狙いなので9時ごろ切り上げた。
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続いて向かったのは,蒲刈の隣の豊島。釣り場は去年の秋に下見してある。そのとき試し釣りをしたが,ベラだらけでお手上げだった。しかし雰囲気はよさそうなところが何箇所かあるので,一番の狙い目の豊浜港(大崎下島へ渡る豊浜大橋の北側)へ。白い灯台が目印のこの波止は,去年の秋は工事中だったが,今は波止が完成して釣りができるようになっている(「波止ガイド100」(KG情報)の第2集の140ページに地図あり)。駐車スペースは波止の付け根にあり,これからの時期はファミリー釣り場として賑わうだろう。波止には,須波で会ってこの波止を教えてくれたかぶせ釣りのご夫婦がいて,奥さんから「こないだここで48cmのアイナメを釣ったんよ」と聞いた。48cm!大君か!これを聞いてがぜんやる気が出て,とりあえず完成したばかりの波止の先端で竿を出してみた。
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左の写真は波止付け根から先端を写したもの。向こうに見えるのは豊浜大橋。対岸(右手)の波止は,西条のムラカミさんが去年の正月に50cmオーバーのチヌを釣られたポイント。その頃は左手の新しい波止はなかった。右の写真は,波止の先端方向から付け根方向を写したもの。左は港内で,右が外向き。釣りを始めたのが9時40分ごろで,先端は潮が押してくるので多少釣りづらい。因島・消防署前の南側の波止とちょっと似ている。遠投は難しいので足元を狙うと,20分ほどしてアイナメっぽい当たりがあった。1回空振りした後,2度目でフッキング。目標クリアのアイナメ(33cm)をゲット!できたばかりで場荒れしてないだけあって,なかなか期待できそう。満潮の潮止まりごろにはチヌも狙えそうなので,いったん波止付け根(右の写真の灯台の左手)で時間をつぶすことにした。ここは先端も悪くないが,たぶん波止付け根から灯台までの間がベストポイントと思われる。柱の上にブロックを載せた構造で,大君とちょっと似た感じ。付け根あたりの潮はほとんど流れず,灯台の下から外向きは満ち潮が横に流れるので釣りにくい。特徴的なのは,波止の付け根近くの水深は6〜7mほどだが,そこから7〜8m右に寄った灯台の下あたりにかけてだんだん深くなり,灯台の下は12〜13mくらいあることだ。
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灯台から2〜3mほど左の階段の下のベストポイントと思われる場所で釣っていた奥さんは,5〜6号くらいの太いラインにハリを直結したゴツい仕掛けを使っていた。ここはコブダイも多く,秋はイシダイも狙えるらしい。そこからずっと左の,水深が浅い付け根あたりで10時半ごろからちょっと竿を出すと,数分後に当たり!今度もアイナメで,さっきのよりサイズアップ。タモを遠くに置いていたのでご夫婦の旦那さんに網ですくってもらい,検寸したら38cmもあった。実際,いかにもアイナメが釣れそうな雰囲気のあるところで,ここなら48cmが出てもおかしくない。このご夫婦は三原からしょっちゅうこの波止に通っているらしいが,それ以外にはこの近辺でかぶせ釣りをする人はほとんどいないはずなので,このあたりの未開拓の釣り場で大物を狙うなら今がチャンスだろう。結局このあとはモンスター級のコブダイにハリスを切られたり小カサゴにエサをつつかれたりで,納竿の12時まで追加はできなかったが,狙いどおりにアイナメが釣れて今日は満足のいく釣行だった。ただし帰りは2時間かかったので,そう簡単に行けるところでもない。次回は秋かな?
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3/20の釣果
・アイナメ(38・33cm) 2尾
・コブダイ(43cm) 1尾
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