●12月31日。朝から普通に仕事。夕方,家族が一足先にヨメの実家の広島へ。オヤジは犬の世話があるため
居残り。5時ごろ仕事を終えて家に帰り,軽く正月の料理を作る。紅白のテレビをつけたまま台所に立ち,8時ごろ
風呂に入って一人で夕食。犬と一緒にコタツでテレビを見る。今年は多忙のため,軽く数品だけ作った。
これはエビ団子・鶏団子と野菜の炊き合わせ。エビはブラックタイガーをミキサーでつぶして卵白とまぜ,殻を
ゆでて出汁を取った湯で火を通したもの。ピンクなのは食紅を使ったため。しかし団子にするとエビの味が
薄れてカマボコみたいになるのが今イチ。このほか具入りの卵焼き・煮豚・カブの酢の物などを作った。
●テレビを見るのも久しぶりで,AKBが歌っているのを見るのもたぶんこれが初めて。歌の実力はともかく,
経済効果には素直に感心する。森新一は44回目の出場だそうだが,この人ワシらが小学生の頃から紅白に
出ていた気がする。歌は昔と全然同じだが,年は何歳だろうか。
ちなみに私は55歳ですが,演歌というジャンルに馴染んでいる最後の世代ではないでしょうか。同い年の友だち
同士で集まるとカラオケでは拓郎やGSや小田和正みたいなのしか歌わないが,我々が就職した頃にはちょうど
カラオケが出始めた頃で(当時はばかでかいレーザーディスクを1枚ずつ機械に差し込んでいた),職場の上司に
連れられてスナックのカラオケで演歌を歌って(歌わされて)いたのだ。その後上司が部下を連れて飲みに行くと
いう文化が廃れ,我々より下の世代は演歌を歌う必要がなくなった。しかし紅白では今でも演歌歌手が大勢
出演している。10年後にも紅白が続いているとしたら,その頃には演歌歌手の出場枠はなくなっているだろう。
震災後に結成されたという猪苗代湖ズは,曲調も歌い方もサンボマスターとそっくりだったが,まあいいんでない。
長渕剛は前回紅白に出たときはヒンシュクの嵐だったが,歳月は人を成長させるものだ。レディ・ガガはさすが
だった。しかし定番の歌手が定番の歌を歌いだす頃には飽きてきて,暮の全国高校駅伝の録画を見た。
世羅高校の優勝にはネットでも賛否両論があるようだ。何しろ7人でリレーする走者のうちの1人のケニア人
留学生が,社会人も含めて日本人の誰よりも速いトップランナーでは,勝つのは当たり前だろうというわけだ。
世羅が町おこしのために足の速い留学生を受け入れていること自体は全然悪いとは思わないが,長期的な
宣伝戦略としては一考の余地がある気がする。「駅伝の町」という特徴づけが魅力的であるためには,駅伝と
いう競技自体に人気があることが前提になる。確かに箱根駅伝は冬の最大のスポーツイベントになったが,
高校スポーツはそのときどきで流行り廃りがある。かつては高校ラグビー,サッカー,バレーなどがテレビ中継
されていたが,今はCSなどでしか見られない。高校駅伝も,いつ人気が下火になるかわからない。競技としての
人気を保つためには,「毎年同じ学校が優勝する」というので面白くないと思う。世羅高校の男子陸上部は,
2年に1人のペースで留学生を受け入れている。今回の大会にはエースのディランゴ(3年)に加えてガサイヤ
(1年)もエントリーしていた(留学生は1チーム1人までしか出場できないので,実際に出たのはディランゴだけ)。
来年以降も7人のメンバーに留学生が1人入るので,毎年優勝争いに加わることができる。どころか来年も
優勝候補の筆頭だ。しかしそうやってあまりに強くなりすぎると,昔の巨人と同じで「見ていて面白くない」という
人も出て来るだろう。そこで提案だが。世羅高校は,留学生の受け入れを「4年に1人」に減らしてはどうだろう。
これだと4年に1回は「留学生抜きのチーム」で出場することになる。日本人だけで勝負しても全国で上位の
力はあるだろうが,毎回優勝できるほど強くはないだろう。その年だけは他の高校にいわば「勝ちを譲って」も
いいんじゃないか。留学生が入る年にはまた優勝争いできるのだから,「駅伝の町」という看板が色あせる
わけでもない。なおさら留学生頼りの実態が露になるリスクはあるが,テレビで駅伝を観戦する人たちの興味を
つなぎとめるためには,そのくらいの配慮があってもいいと思う。ちなみに駅伝のテレビ中継は,特に都道府県
対抗などの場合は,下位のチームの状況ももっとテレビに出す方がいいと思う。今はテレビカメラが上位数校
しか追いかけておらず,それ以下のチームを応援している人たちには不満が大きいような気がする。
●1月1日。あろうことか,この日も朝から仕事場で仕事。昼に帰宅して余り物のご飯でチャーハンを作って
食べ,犬を散歩に連れて行き,年賀状の追加を出して,またちょっと仕事。夕方風呂に入り,車で広島へ。
親戚がヨメの実家に10数人集まって夕食。12月29日に釣ったイカとタコを持参して刺身にして出したら
好評だった。義兄と翌日の釣りの相談。天気があまりよくないので,去年と同じ豊島へ行くことにした。
●で,きょうの1月2日。朝の6時に起きると,何と雪が降っている。まあ昼には止むだろうということで,
義兄と車2台で蒲刈方面へ向かった。呉の手前あたりから雪はやんだが,風がかなり強そう。コンビニで
弁当とカップラーメンを買い,豊島・豊浜港へ着いたのが8時過ぎごろ。この時には他に釣り人はいなかった。
去年と同じく白灯台の下の護岸に荷物を運んで,まずかぶせ釣りをやってみた。小1時間ほどやったが,
当たりはそこそこあった。しかし釣れるのは30cm以下のコブダイのみ。小さいので釣れる端からリリース。
目の前の桟橋に地元の釣り人がポツポツ入って来て,サビキでハゲやアジが釣れていた。去年も同じ様子を
見ているので,今年はサビキ釣りの道具を持って来てある。かぶせの方は正面から強風が吹いて来て厳しい
状況になったので,桟橋へ移動してサビキをやった。その後かぶせとサビキを交互にやったが,結局カキでは
小型のコブダイ以外の魚は釣れず。12時ごろ昼食。形態コンロで湯をわかしてカップラーメンとおにぎりを
食べ,コーヒーを作って飲んだ。冬場の釣りはこれが楽しみ。今日はたぶんこの正月で一番天気の悪い日を
選んだようで,強風に耐えながら満潮の3時ごろまで釣って,サビキでいろんな魚をキャッチした。ハゲ・
アジ・メバル・ホゴ・グレ・ササノハベラ・ナゴヤフグ,それにかぶせでコブダイ。全部で8目釣りだった。
秋に蒲刈で会った三原のご夫婦に今日も会い,釣りたてのコウイカももらった。魚は全部義兄に持ち帰って
もらい,4時ごろに別れて帰路についた。仕事場に着いたのが6時ごろ。この日記をアップしてから家に帰り,
今日は酒抜きできのうの残りのおせち料理を食べる。1日だけの正月休みも終わり,明日からまた仕事だ。
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1/2の釣果
(豊島)
・ウマヅラハギ(25〜30cm級)
4尾 ほか
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