SKYWARD総合英語解説

第10章(動詞)

 

5文型という分類法はどちらかと言えば「読む」ためのものであり,書いたり話したりする際にはもっと多くの文構造のパターンを知っておく必要があります。

SKYWARD(P.327)では便宜的にこのように分類しました。

【参考】これは,ホーンビーら構造主義文法学者が唱えた動詞型(verb pattern)の概念を文型(sentence pattern)に融合させたものであり,より細かく分ければいくらでも種類は増やせます。

特に受動態を含む基本構造は加えたいところですが,本書ではこの12種類にとどめました。

動詞の学習のポイントは,個々の動詞の語法をできるだけ詳しく知ること。そのため本書では,巻末付録として基本動詞の語法を50ページほどにわたり詳しく説明しています。

下はgetの説明の一部です。

 

また日本人学習者は英語と日本語を1体1で対応させる癖が抜けないので,発信の観点からはそういう前提で解説しました。

上の例の場合,実用上は「belong to 〜=〜に所属している」という形で覚えることが大切であり,「自動詞か他動詞か」という点にこだわる必要はありません。

 

受信の観点からは,次の例のように「意味の切れ目はどこにあるか?」を発見することが大切です。

result inとhappen inが同じように見えているうちは,読解力は身につきません。

そのためには,個々の動詞の語法やコロケーションの知識を増やすことが必須です。

この例の場合,「resultもhappenも自動詞だ」という説明は2つの文の解釈にとって意味がないわけです。

後付けの解説ではなく,目の前にある英文をどう読むか?をスタートラインにすれば必然的にこういう思考プロセスが出て来るはず。

このようにSKYWARDには,リーディング系の本の説明スタイルも取り入れています。

 

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