SKYWARD総合英語解説 第14章(形容詞)
本書には章ごとに解説動画がありますが,18本のうちで英語学習者に一番見てほしいのは,この第14章の動画です。 https://www.kirihara.co.jp/swtg_movie/#01
ポイントは,形容詞の用法を限定用法・叙述用法・補足説明用法の3つに分けている点です。 @This movie, which
was made in 1997, is still very popular. parsingをしようとしたとき,この赤字の部分の品詞をどう考えるのか?SKYWARDではこれを「補足説明用法の形容詞節」と考えます。 AThis movie, made
in 1997, is still very popular. @からwhich wasを取り除いたこの文も同様です。 つまり,非制限用法の関係詞節とAのタイプの分詞構文は,どちらも(名詞に補足説明を加える)形容詞としての性質を持っています。 BMr. Carter, our
English teacher, is from London. この赤字部分は同格句ですが,働きとしては補足説明用法の形容詞句とも言えます。なぜならこの部分はwho is our English teacherと同じ意味だから。 これは「名詞(句・節)が形容詞の働きを持つことがある」という一般的な事実と関連しています。 たとえばa car keyやa frying
panでは,名詞[動名詞]が限定用法の形容詞の働きをしています。 CThe news that
the minister resigned surprised them. この赤字部分も,(一般的説明とは違って)「名詞節が限定用法の形容詞の働きをしている」と考えます。このようにSKYWARDでは, 形容詞の用法を3つに分け,「補足説明用法の形容詞」という文法概念(一般には「非制限用法の形容詞」と呼ばれるもの。現代英文法講義pp.473-4を参照)を 幅広く適用することで,英文の構造解析がより明確になるはずだ,という立場をとっています。 |
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