2013/3/10 up

大人の英文法−010  状態動詞と動作動詞  

 

動詞には次のような分類もあります。

状態動詞=人や事物の状態を表す動詞(例:live,know)

動作動詞=状態動詞ではない動詞(例:run,die)

動作動詞には,「動作(action)」を表すもの以外も含まれます。

たとえばdie(死ぬ)は「動作」とは言えませんが,動作動詞です。

ある動詞が動作動詞であるか状態動詞であるかを見分ける1つの方法として,

次の事実がよく知られています。

「進行形にできる動詞は動作動詞,進行形にできない動詞は状態動詞」

※正確には「進行相」ですが,便宜上「進行形」としておきます。

たとえばThe dog is dying.(その犬は死にかけている)という進行形が成り立つ

ことから,dieは動作動詞だとわかります。

自動詞と他動詞の場合と同様に,「1つの動詞が動作動詞としても状態動詞と

しても使われる」ようなことはよく起こります。

(a) He lives in Nagano now. (彼は今長野に住んでいる)

(b) He is living in Nagano now. (彼は今長野に住んでいる)

(a)の live は状態動詞,(b)の live は動作動詞として使われています。

そのほかknowは「知っている」の意味では状態動詞ですが,「知る(ようになる)」

の意味では動作動詞です。またhearは「聞こえる」の意味では状態動詞ですが,

hear the lecture(講義を聞く)のような使い方をするときは動作動詞であり,

listen to the lecture と同じ意味を表します。

また,「状態動詞は命令文にできない(動作動詞はできる)」という違いもあります。

たとえば「聞こえる」の意味の hear をHear the music. のように命令文にすることは

できません。

ちなみに「ジーニアス英和辞典」(大修館)の古い版では状態動詞は「S」(=stative),

動作動詞は「D」(=dynamic)の記号で区別していましたが,現在の版(第4版)では

その区別は表示されていません。

 

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