※大学の専攻は英語学(変形生成文法)です。
最初の職場は広島県教育委員会事務局でした。
その後,私立中学・高校の英語教員(兼予備校講師)を経て,1992年に「(有)佐藤教育研究所」を設立。
ただし社員は私と妻,それに2人の娘の4人だけです。パートタイマーは雇っていません。
自宅の近くにアパートを借りており,そこが私の仕事場です。家では集中できないので。
だいたい朝の7時ごろ仕事場へ行き,夕方6時ごろまで仕事をしています。
なお私は2006年まではある予備校の教材を作る嘱託社員でしたが,2006年以降はフリーで仕事をしています。
「中学英語を5日間でやり直す本」(PHP文庫)です。(20万部強)
自分自身が今までに書いた中で思い入れの強い本,あるいは「自信作」を
近年の著書から選ぶとしたら,次の8点を挙げます。*は共著本です。
・超整理
TOEICテストビジュアル英単語*(ジャパンタイムズ・2009年)
・満点を狙うセンター試験英語
文法・読解*(ジャパンタイムズ・2009年)
・高校生のための英語学習ガイドブック(岩波ジュニア新書・2010年)
・トータルマスター 試験に出る「英語の語法・文法」大全
(メトロポリタンプレス・2011年)
・アトラス総合英語*(桐原書店・2012年)
・英語教育村の真実(南雲堂・2013年)
・学問分野別
TOEFLテストビジュアル英単語*(ジャパンタイムズ・2014年)
・英語のしくみを5日間で完全マスターする本*(PHP文庫・2016年)
・
市販本の執筆 (印税による支払い)
・
請け負いの仕事=原稿書きや他人の原稿のチェックなど
(出来高払い)
私は自分のポリシーとして,次の3つの原則を守るようにしています。
@
打診された仕事は全部受ける。
A
締め切りを守る。
B
報酬の額や印税率には一切注文をつけない。
@は極力守っていますが,どうしてもスケジュール的に無理な仕事の打診が年に2〜3本くらいあります。
そのときは,申し訳ないけれど断っています。
Aは当然のことですが,Bは業界でも少数派だろうと思います。
私の場合,労力と報酬との関係には非常に大きな幅があります。
5万円の仕事に1週間かかることもあれば,10万円の仕事が1日で終わることもあります。
総じて言えば編プロ(編集プロダクション)経由の仕事はあまり割がいいとは言えませんが,
報酬の多少によって仕事を受けたり断ったりはしません。
いちいち判断するのが面倒だという理由もありますが,自分の腕を見込んで仕事を頼んできたクライアントに対しては,
報酬の額にかかわらず引き受けるのが職人というものだ,というこだわりがあるからです。
それによって対外的信用も得られるので,結果的に収益面でもプラスになると思っています。そのせいで年中多忙ですが。
フリーなので仕事は多いほどありがたいですが,休みはあまり取れません。
特に市販本の原稿は1本書くのに要する期間がだいたい3〜4週間で,
執筆を開始するとライターズハイの状態になるので休みがほしいという気持ちも薄くなります。
そうは言っても休日も仕事場にこもりきりではストレスが溜まるので,朝か夕方に2〜3時間ほど趣味の釣りに行ったり,
映画を見たり,本屋を回ったり,時々仕事の打ち合わせで酒を飲んだりするくらいが息抜きです。
最近は夜寝る前にユーチューブでアニメを見ています。
English
dub(英語の吹き替え版)・English sub(音声は日本語で英語の字幕入り)で検索すると,
日本のアニメが無料で見られて英語の勉強にもなるのでお勧めです。
自営業だから働かないとお金が入らないという強迫観念もあり,まるまる1日休むのは1年のうちで数日くらいでしょうか。
私のメインの仕事は英語の教材作成ですが,妻は「葬儀の司会」というちょっと変わった仕事をしています。
上の娘は結婚して広島に住んでおり,2018年2月に初孫が生まれました。
下の娘は独身でうちに同居中。娘らには私の仕事を手伝わせています。
ヨメは仕事の都合で夜の8時ごろ帰ることが多いので,主に私と下の娘が夕飯の支度をしています。
娘らが学校に通っていた頃は,朝の5時ごろ起きて弁当を作ってやってました。
まあ,好きなものを自分で作って食べられるという点では満足していますが。
釣れた魚はもちろん自分で料理しますが,家の台所で魚をさばくと臭いと文句を言われるので,仕事場でさばいています。
還暦は過ぎましたが定年はないので,仕事が来る限り頑張るつもりです。
現在の夢は,2020年秋ごろ発売予定の桐原書店の本が,ベストセラーになることです。
これは今までの仕事の集大成のような本なので,出版されたらぜひ読んでみてください。