2003/01/29 up

コブダイ料理（こってり系）

　

※ 2004/11/21 「コブダイのタンドリー風」を追加しました。

※ 2012/11/18 「コブダイのバター焼き」を追加しました。

　

コブダイは身が柔らかい魚なので，普通の煮付けや塩焼きにはあまり向かないかもしれません。

また，身自体のうま味や食感の点では，他の魚に劣る面もあります。

それを補うために，少し工夫をしてやります。  

食感を高めるためには，コロモで包んでやるのが一番です。

フライ・唐揚げなどの料理にすれば，万人が美味しいと感じる味になります。

私の場合は，次のような料理をよく作ります。

① コブダイを一口サイズの切り身にする。

② ボウルに入れて，塩コショーをまぶす。

③ 小麦粉または片栗粉をつけて，フライパンでソテーする。（バターで焼いて醤油をかけて食べても美味）

　

ここまで下ごしらえしたコブダイの身を，いろんな味付けで調理します。下はその例です。

　

　

● コブダイのあんかけ

　

① タマネギ・ピーマン・ニンジン・干しシイタケ・タケノコなど適当な野菜をいためます。

② 醤油２・みりん１の割合で入れ，水適宜（コップ１杯くらい）と 中華スープの素で少し煮てから

    片栗粉でとろみをつけます。

③ コブダイの切り身を焼き，上から野菜あんをかけます。

　

 

※ 栄養バランスもよく，子供も喜びます。

　

● コブダイのガーリック炒め

　

オリーブ油（orサラダ油）で，スライスしたにんにくと赤とうがらしを弱火で焼きます。

きつね色になったら，コブダイを入れてさっといためる。

　

※ ニンニクはこげつきやすいので注意。

　

● コブダイのケチャップ煮

　

ケチャップ２・醤油１・砂糖１・水１くらいの割合で煮て，コブダイを入れてさっとからめて

片栗粉でとろみをつけます。

野菜を一緒に煮るなら，タマネギ・ニンジン・ピーマンなどを先に炒めておいて入れます。

　

※ 辛いのが好きなら豆板醤を加えて。

　

　

● コブダイのマヨネーズ焼き

　

大きめの切り身にカットして塩コショーをふり，オーブントースターで３分ほど片面を焼きます。

裏返してマヨネーズ（orマスタード）を塗り，５分程度焼きます。

好みでネギやパセリのみじん切りを加えてもOK。

　

こってり系料理のポイントは，味の強いものを合わせることです。

基本的には，タラの調理法と同じと思えばいいでしょう。  

　

　

● コブダイのタンドリー風

　

① ３枚におろしたコブダイを，皮つきのまま一口サイズの切り身にします。

② 漬け汁を作ります。分量の目安は，次のとおりです。（４０ｃｍ級１尾に対して）

・ ヨーグルト＝カップ３分の１

・トマトピューレ＝カップ４分の１

・カレー粉＝大さじ１杯

・醤油＝大さじ１杯強

・固形チキンスープまたはコンソメスープの素１個（細かく砕く）

・塩・コショー適宜

・すりおろしたニンニク（なくても可）

※ 材料を混ぜるときは，泡だて器（手動で可）を使うとなめらかになります。

③ 漬け汁を切り身の全面にまぶして，３０分～１時間くらい漬けておきます。（下の左の写真）

④ 本来はオーブンを使います，面倒ならオーブントースターにアルミホイルを敷いて焼きます。

    最初は皮目を上にして数分，引っくり返して２～３分で焼き上がります。 （下の右の写真）

    ※ ヨーグルトが臭みを消してくれるので，コブダイっぽさを感じない料理に仕上がります。

　

　

　

● コブダイのバター焼

　

※うちのHPの常連さんのぶちさんに教えていただきました。

　

①コブダイを切り身にします。多少大きくてもかまいません。骨は取る方が食べやすいです。

②フライパンにバター大さじ２～３程度を熱し，塩・コショウをしたコブダイを焼きます。

   最初は皮を下にして，こんがり色づいたら裏返します。

③焼けたら身を取り出し，赤ワイン・みりん・ウスターソースを入れて煮詰め，ソースを作ります。

④ソースをコブダイにかければ完成。作り方も簡単でとても美味しいので，ぜひお勧めです。

   バターの代わりにオリーブオイルとニンニクで焼いてもいけます。

　

→ 「釣魚クッキング」のトップへ