2003/01/29 up
コブダイの西京漬け
※このレシピは,倉敷のマサさんからいただきました。
「倉敷のマサ式コブダイの西京漬け」は、「白味噌、ミリン、酒、砂糖のバランス」、
「皮付きコブダイの切り身の厚み」、「漬け込む期間」によって、味が決まります。
4月はじめの頃のレシピが残っていましたので、紹介します。
(1) 白味噌300グラム、ミリン80グラム、酒50グラム、砂糖80グラムをあわせる。
(2) タッパーにガーゼをしき、コブダイの皮付き切り身を並べる。
一段で並ばない場合は、二段、三段と並べていく。ただし、間には必ずガーゼをしいておく。
(3) 上から、(1)をかけていく。タッパーのふたを閉め、冷蔵庫に入れる。
(4) 漬け込む期間は、2〜3日から1週間くらい。切り身の厚さによって違う。
(5) 漬け込んで2〜3日後より毎日、一切れずつ出して焼いて食べてみる。
完全に漬かったのもうまいが、半分くらい漬かったのも捨てがたい。
「よし!」と思ったら、冷凍する。(漬かりすぎないように)
※1 おばあさんに聞くと、このときは1匹で(1)が足らなかったとのこと。私は脂がのったコブダイが好きなので、40センチ以上しか持って帰っていなかったはずです。ベストは、45センチです。50センチを越えると、一つひとつの筋肉が太くなって歯にはさがるので・・・。
※2 要は、上にあげたバランスの問題だと思います。人それぞれ、味の好みがありますので、ご研究ください。もしも、「万人が美味い!」と思う味ができましたら、これ、商売になると思いますがねえ・・・。
<私からの補足>
料理の本から,一般的な西京漬けの作り方を補足しておきます。
●(1)の前に,切り身に30分〜1時間くらい塩をまぶして身を締めておくとよい,とされています。
● 私の場合は,そのあと酒で塩を洗い流します。(水で洗うと水っぽくなるので)
● (2)で,ガーゼがなければキッチンペーパーでもOKです。(直に味噌をつけると塩気が強くなります)
● 味噌は,白味噌と他の味噌を混ぜてもOKです。また,酒の代わりに酒粕を使うと風味が出ます。
● その後のマサさんの説明によれば,思い切り甘くして1週間くらい漬けたのが美味い,とのことです。