◆ オゴ ◆

 

● これが正式名なのかどうかはちょっと自信がありませんが・・・しまなみ海道周辺の名物料理「いぎす豆腐」は,たしかこの海草を煮て寒天状にして作る料理だったと思います。松永地方では「オゴ」と言います。旬は2〜4月ころ。備後地方の海辺の至るところで見られるポピュラーな海草で,ひと株が10〜20cmくらいのカタマリになっています。葉は扁平でぬめりがあります。写真左のような赤茶色の濃いものがよく,右のように黄色や白っぽい部分を含むものは,枯れかけています(食べられなくはありませんが)。

● 重曹を少量入れたお湯で30秒〜1分くらいゆでます(湯に入れるとさっと緑色に変わります)。水で冷やして絞り,食べやすい大きさに刻んでポン酢かドレッシングでいただきます。下の調理例は,ゆでたオゴとツナ缶をあえて,市販のフレンチドレッシングと塩少々で味付けしたもの。他の海草でもできます(マヨネーズであえても美味)。