日記帳(06年9月19日〜24日)
● 9月19日(火)
編プロAから受けた,高1生向け単語・熟語のドリル問題作りの仕事を本格的に開始。入学間もない高校生向けということで,「中学の主要3社のうち2社以上の教科書に
収録されている単語・熟語を出題する」という制約がついている。各教科書の巻末の
語句リストがコピーで送られてきたが,いちいちページをめくりながら作業するのは
効率が悪い。そのリストの語句を全部Excelに1行ずつ入力して分類することにした。
のべ3,000件ほどのデータをしこしこ手入力して,COUNTIFとかVLOOKUPとかの
関数を使って分類する。こういう仕事は,やり出すと途中で止められない。朝から
作業を始めて,コンビニの弁当を食いながらえんえんとパソコンのキーを叩き,
気がついたら夜の8時になっていた。また夕飯が9時近くになる。ロールキャベツと
根菜の煮物を食べて,缶ビールを飲みながらカープと巨人の試合を見る。
テレビ中継が終わるまではカープがリードしていた。食後、ネットで速報をチェック。
永川が小久保に満塁ホームランを打たれて逆転負けしていた。寝る前に,娘の
買ってきたジャンプを読む。今連載中の作品では「ネウロ」が一番好き。
● 9月20日(水)
きのうから手がけた原稿は,3回に分けて提出することになっている。朝からずっと原稿本体のワープロ打ち。昼食は「むらさき」の肉うどんとおでんの玉子。
ブックオフで「ワッハマン」(あさりよしとお)を立ち読み。アフタヌーンで現在連載
中の「るくるく」は,売れてはいるがいささかマンネリ気味で作者の味が出てない。
午後もずっと同じ調子で仕事して,明日の午前中には1本目がアップできそう。
夕方,また別の仕事が入る。6月にN社に出した,大学生向け読解教材の原稿が,
またしてもネイティブチェックで真っ赤になって戻ってきた。このネイティブも,自分の
好みで赤を入れる人であった。たとえば,原稿中にこんな英文がある。
His plan to write two hours each day stems from his ambition to be a writer.
(毎日2時間物を書くという彼の計画は、作家になりたいという野心に由来する)
これに対してネイティブは、こういう修正をしてきた。
His plan to write at least four hours each day stems from his ambition to be a
best-selling mystery novelist.
(毎日少なくとも4時間物を書くという彼の計画は、ベストセラーのミステリー作家
になりたいという野心に由来する)
「単にwriterになるというだけでは,ambition(大望)とは言えない」
「作家になりたかったら、毎日4時間は物を書くべきだ」・・・ってか?
大きなお世話だ。
ただの作家になることが,この「彼」にとってはアンビションなのだよ。1日2時間が、彼の努力の限界なのだよ。文句あるか!
とボヤきながら,せっせとネイティブの赤入れに忠実に従って元原稿を手直しするわし。
この本の印税,どのくらい入るやら。原稿を書くには20日くらいかかったので,
最低でも50〜60万くらい印税が入らんとモトが取れん。おおざっぱに計算して,
千円×8%で1冊80円の印税とすると,6〜7千部くらい売れんと目標に届かない
(この出版社は印刷部数でなく実売部数で印税を計算する)。大学生相手に,これは
結構ハードルの高い数字だ。まあ,売れるかどうかは神のみぞ知る。中身がいいから
売れるわけでもないし,中身が薄くてもバカ売れしている本はある。ちなみにこの本は,
一般書店の棚には並びません。出版は早くて来年の春だが,1万部くらい売れてくれる
ことを祈りつつ,夕飯はタコの刺身をつまみながら缶ビールで一人で乾杯。
● 9月21日(木)
編プロAの3本の原稿のうち1本が完成。メールで送る。昼食はお好み焼き。夕飯はご飯抜きのカレーを肴にビールを飲む。
10時過ぎ、アルバイトで塾の講師をしているYさんとファミレスで会う。
Yさんが働いている塾で講師の仕事を紹介してもらい、近いうちに出向くことになっている。
5月ごろあちこちに撒いた種の一つになるわけだが、当時とはちょっと状況が違って、
今はデスクワークがかなり多忙になっているので、レギュラーの時間帯で教壇に立つ
仕事をするのは難しいかも。立ちっぱなしは腰にくるし、そもそも教壇を離れてもう
20年ほどになるし。せっかくの縁なので、この塾とも何らかの関係は持ちたいが。
● 9月22日(金)
明日釣りに行くために、頑張って仕事。昼食は近所の店で塩ラーメン。ネイティブチェックを吸収したゲラをN社へ返送。
編プロAの残る2本の原稿の一部に着手。
東京のYさんからの翻訳の仕事も進める。量が多いので少しずつやる。
夕方メールボックスを開けてみると、きのう編プロAに出した原稿に不備があるという。
ちょっとした連絡の行き違いだが、締切が連休明けの25日(月)なので、これを片付けて
おかんとゆっくり休めない。その前に明日の釣り用のカキ採り。夕方6時ごろ再び仕事場へ
戻り、2時間ほどやったが終わらない。明日に回すことにする。夕飯は野菜炒めなど。
夜、上の娘の受験の日程を組んでやる。1月の終わりから2月初旬の1週間ほどに、
受験日が集中している。学校の先生は、推薦で入れるところならどこでもええから入れ、
と勧めているらしい。先生の言うことももっともだ。理由はあえて書かない。
● 9月23日(土)
朝5時過ぎに起床。行き先は、しまなみ方面。6時ごろ、因島・宇和部消防署前の北の護岸でエギング。
3投して当たりなし。あきらめて(早い)瀬戸田へ。
名荷港のマサさんポイントでかぶせ釣り。
満潮は11時半ごろ。満ちの潮が動き出しているが、生体反応なし。
満潮ごろにまた戻って来ることにして、あちこちを回る。
いろんなところでエギを数回投げては、「こんなオモチャで魚が釣れるかい」と
思いつつ手ぶらで移動。別に、本気でエギングをやりたいわけではない。
単にイカが喰いたいだけだ。まだちょっと時期が早いか?
10時ごろから1時間半ほど、またマサさんポイントで釣る。
やはり、全く当たりなし。かろうじて釣れたのは水槽サイズのカサゴ1匹。
フグもおらず。秋に瀬戸田への釣行をお考えの皆さん、しばらくはダメのようですよ。
このあとまた因島の消防署前へ戻り、南北で合計1時間ほど釣ってみたが、
青ギザミ1匹とコブダイのバラシ1回のみ。
昼過ぎに松永へ戻り、コンビニの冷やしうどんで昼食。
1時ごろから、きのうの仕事の続き。2時間で完了、データを送る。
これで一応区切りがついたので、今度は田島方面へ。
北陸の大学でチャガラを研究している先生から情報がほしいと頼まれているので、
田島の大波止へ行ってみたが、群れは確認できず。そのまま横島の坊地へ行く。
しばらく来ないうちに、港内に浮き桟橋ができたり先端にフロートが浮かんでいたり、
だいぶ様子が変わっていた。余ったカキで付け根付近で竿を出してみた。
中層をゆっくり落とすとエサを取られるが、ハゲとかではなさそう。スズメダイか?
底は全く当たりなし。20分ほどで飽きてきたので帰ろうとしたとき、底でビンビン!
ヘンな当たりとヘンな引きで上がってきたのは、丸々太ったアナゴ。食べるには
手ごろなサイズ(60cm弱)。粘ってもムリそうなので、これを機に納竿。
さらに少し残ったカキを港へ漬けに行くと、カキを入れたカゴの中にアミメハギの
幼魚が4匹入っていた。水槽で飼うのにちょうどいいので持ち帰る。
アナゴは実家へ持って行ってさばき、実家に置いてきた。
本日の夕飯は、上の娘の誕生祝いで、本人のリクエストに答えて東尾道の
「ポルシェ」でトンカツを食べる。帰ってからヨメの焼いたケーキでお祝いして、
娘らと3人でカラオケへ行った。
● 9月24日(日)
上の娘の受験の下見に家族4人で広島へ行き、市内の私大を3つ回る。世間的な評価や知名度と大学の外観は一致しない。
外見的に娘が一番気に入った大学には、親の方があまり行かせたくない。
別の大学の学生用駐車場にはポルシェが駐車してあったので、「やっぱり
ここはやめとけ」とか、なかなか受験先が決まらない。
このあと紙屋町のパセーラというよくわからない建物でオムライスを食べ、
買い物をして帰った。今は夕方の4時半。これから買い物に行って夕飯作り。
今日の夕飯は、ホイコーロー、きんぴらごぼう、ポテトサラダなど。
来週の週末は潮が悪いので、釣りは控えめにしてオフ会の準備などする予定。