この週末はほぼ仕事場にこもっていた。仕事が忙しいと釣りに行く気力も出ない。
先日ハローズへ買い物に行ったら,25cmくらいのキス2匹が入ったパックに650円くらいの値がついていた。
同じ金額で鳥の胸肉や豚モモの切り落としなら500gくらい買える。魚離れが進むのも無理はない。
先週釣ったピンギスでも千円くらいの価値はあるだろう。釣りはいい趣味だ。
先週,家族4人で初めてマツダスタジアムへ行った。
自由席だったのでムコさんに11時ごろから並んでもらって,1塁側の一番高いところの席を確保。
球場に入ったのは12時過ぎごろで(試合開始は13時半),入り口でセキュリティーチェックを受ける。
入るとすぐにグッズ売り場があり,レプリカのユニフォーム・帽子・7回に飛ばす風船などを購入。
2階席の広い通路を通って球場全体を一回りできる構造になっているので,歩きながらいろんな角度から見られる。
イスは持ち込み禁止だそうだが,足がくたびれるのを我慢すれば立ち見でも十分楽しいだろう。
通路の沿って食べ物屋がずらっと並んでいて,ちょうど昼時ということでどこも行列ができていた。
せっかくボールパークに来たので,ハンバーガーとビールを注文。
紙コップに入ったビール(500mlくらい)が1杯700円とちょっと高い。
結局ムコさんと2人で3杯ずつ飲んだので,ビール代だけで4,200円。
それにグッズ代,球場から徒歩数分くらいのところに止めた駐車料金(安いところを探したが1,800円)など,
観戦にはけっこう金がかかる。しかし試合は5−0で阪神に完勝したし,曇り空で日差しもなかったので楽しめた。
しかし,カープのチケットはもうちょっと取りやすくならんものか。
去年の日本シリーズのときもコンビニに並んだが,サーバーがパンクして買えなかった。
売り出し直後にはもうネットに高値のチケットが出ていた。
アイドルのコンサートのように抽選制にしてはどうかと思うが。
それで思い出したが,先日NMB48の須藤というアイドルが,AKBの選抜総選挙で「結婚宣言」をしたというニュースがあった。
これに対して賛否両論が出ているという。アイドルとかには普段は関心がないが,この件はちょっと興味を持った。
オジサンの感想を一口で言えば,「よかったじゃないか」と思う。つまり今回の結婚宣言に賛成だ。
「メンバーは恋愛禁止」というルールがあるのなら,「恋愛しました。だから辞めます」と言うのは筋が通っている。
そもそも恋愛禁止という奴隷契約のようなルール自体に問題があると思う。
もっとも,反対派の次のような言い分もわかる。
「先に辞めてから恋愛を発表すべきだ。そうでないと総選挙で投票してくれた人に失礼だ」
筋から言えばそうかもしれないが,アイドルだって人間なんだから。
自分の好きなアイドルがいつかは芸能界を離れて結婚もするだろうということは,ファンも知っている。
「投票の時点で好きだったアイドルに票を入れた
→ そのアイドルには実は彼氏がいた → 裏切り者!」
というのは,ファンの側のわがままが過ぎるんじゃないの?
これに限らず,消費者はいつでもわがままだ。スーパーの客は曲がったキュウリを買おうとしない。
本屋の客は「自分が思っていた内容と違う」と文句をつける。
野球ファンは,ひいきのチームが負けると選手や監督を批判する。
最近,不要なものを捨てる断捨離という生活スタイルが注目されている。
須藤嬢のファンにとっては,今回の件はある種の人生経験になったのじゃないかな。欲のかきすぎはよくないよ。
それにだ。彼女の交際相手は元ファンだという。ということは今回の彼女の結婚発表には,
「オレにも,もしかしたらアイドルとくっつくチャンスがあるかも」というファンの男たちのゲスな欲望を駆り立てる効果もあったと思う。
そういう意味で,秋元さんも内心は「須藤,よくやった」とか思ってるんじゃないですかね。
つまり,「裏切り者」と言っているファンたちも含めて,みんなが
Win-Winだ。
「よかったじゃないか」というのは,そういうことだ。
話は変わって。
森友学園,加計学園,共謀罪,失言しても辞めない稲田防衛相の失言,安倍総理側近ジャーナリストのレイプ疑惑…
これら一連のニュースを聞くにつけ,どこの業界にもこの種の「闇」のようなものはあるのだろうなあとつくづく思う。
たとえば医者,裁判官,警察,農協,教育委員会…
権力闘争,忖度,パワハラ,人事権の乱用,その他もろもろの「外に知られたら恥ずかしいこと」が,どこの世界にもある。
それはわかっちゃいるのだが,1人の総理大臣と官邸にここまで権力が集中しているのは異常だと思う。
今の安倍さんは,自分のやりたいことが何でもできる,どこかの国の首領様のようだ。
そういう状況を許しているまわりの連中(たとえば民進党)がダメなんだ,と言えばそうかもしれないが,
多くの国民は今の状況に対して「恐怖」のようなものを感じないのだろうか?
内閣支持率は下がっているが,たぶん一時的なものだろう。
もしかしたら「民主主義」という体制そのものが,日本人には合わないのかもしれない(「ネコに小判」という意味で)。
憲法は国民投票で過半数が賛成しないと改正されない。これを逆にしてはどうだろうか。
つまり「有権者の過半数が反対しない限り,憲法改正案は成立する」という条件にするわけだ。
現在の有権者数は1億ちょっとだから,5千万人以上が反対しない限り憲法改正が可能だ
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そういう条件にしたら,もしかしたら徴兵制を憲法に盛り込むことさえ可能かもしれない。
どんな憲法改正案が出ても国民投票に行かない人が,国民の2〜3割くらいいそうな気がする。
「誰かが何とかしてくれるだろう」と多くの国民が思っているのなら,別に民主主義じゃなくてもいいだろう。
昔の君主主義に戻して,文句を言いながら上から言われたことに黙って従っていればいい。
もっとも,たとえ日本がそういう国になったとしても,オジサン自身は自分と家族を守るために国と戦うがね。