● 果たして今日の「釣った魚で宴会しよう」という目論見は成功するのか？自分の釣果が今イチだったので，多少不安は残ります。ただし，コブダイが１尾も釣れなかった１１月のオフ会の二の舞にならないことだけは確実。３時半ごろ，倉橋でエスパーさんと一緒に釣っていたタカさんから，５３ｃｍのコブダイが上がったという電話連絡が入っているので。さらに，コウマさんからも「３０ｃｍに満たないくらいのコブダイが１尾釣れたが，持って行くべきか」との電話が。「絶対持って来てください！」ということで，これで私が釣った分（２９ｃｍ）も含めてとりあえず３尾は確保。他の皆さんも１人１尾くらいずつ持って来てもらえれば，みんなで食べても余るくらいの量にはなりますが，さて・・・
● 集合時間は夕方６時半。１０分ほど前に店の前まで来たら，ちょうどあーぶさんが店に入って行くところ。実家が三原とは言え，「九州から酒飲みに来ました」というのは，やはりと言うか何と言うか。ドアを開けると，目の前のカウンターに倉敷のマサさんが。最初の挨拶は当然，「魚，持って来た？」。マサさんの返事。「わし，今日は魚釣りに行ってないもん。散歩に行っただけよ」。--- ああ，またオフ会のパターンか？--- 実際，後から来た中にも，同じような返事をする人が。あんたら，もっとマジメに食材調達せにゃ！・・・とは言え，自分も偉そうなことを言えるような釣果ではなし。ともかく持参した魚（カサゴ・アイナメ・コブダイ）を俊一さんに渡して，３人で３階へ。
● 会場はテーブル席かと思っていたら，意外にも和室でした。こんな立派な宴会場があるとは。いつでも寝られるのがいいですね。実際，途中で寝た人もいましたが。６時半を回るごろから，他の参加者が続々到着。まずはSATさん。鞆の平港で，今日もコブダイにハリを１６本取られたそうで。それでも，アイナメを１尾提供。平港には午後から岡山のアサさんも加わり，アサさんはキープサイズのコブダイを１尾ゲット。午前中は小用地（田島）でコウマさん・コジマさん（宴会は不参加）と３人で竿を出し，「１回も当たりがなかった」とのこと。今日は潮が最悪（若潮）だったので，どこも苦戦した様子。さらにゴトウさん・かるさん・まさきちの父さん到着。ゴトウさんは横島のタンク波止でキープサイズ１尾と小型のコブダイを数尾（リリース）。やはり，瀬戸田で釣れたリリースサイズ（29cm）のコブダイを持ち込んでおいて正解でした。
●
遅れて来る予定のエスパーさんとタカさんを除いて，とりあえず乾杯。最初に出てきたのは，コブダイの薄造りでした。これがめちゃ美味い！さすがプロの料理は違う！という感じ。素人では，なかなか薄く切るのが難しい。知らずに出されたら，われわれでもちょっとコブダイとは気付かないかも。モチモチした食感にポン酢がよく合います（写真の左上に写っているのは，倉敷のマサさん提供の真鍋島特産ノリ。これも美味かった）。そのあと海楽仙のメニューの中からいろんな料理が出てきました。全部は食べてないのでよく覚えてませんが，タラの白子・アコウのお造り・チャンジャ・イカの沖漬け・馬のレバ刺しなど。どれも酒の肴によく合うものばかりで，美味かったです。
● 遅れて到着したタカさんとエスパーさんも加わり，再び乾杯。エスパーさんからはメバルをたくさん，タカさんからは５３ｃｍコブダイ。これが本日最高の獲物でした。メバルの煮付け・アイナメのあんかけ・カサゴのソテー（？）です。メバルはショウガののった薄味の煮付けで，淡白な味。私は甘辛い煮付けよりこの方が好きです。アイナメは今の時期はまだ痩せていて刺身に向かないので，この料理のようなのが家庭で作れたら是非やってみたいです。業務用のフライヤーを使うのがベストらしいですが。カサゴは，今まで食べたことがないくらいの抜群の味でした。イタリアンかフレンチ風かよくわかりませんが，白身の味に香草の香りがよくマッチしてました。あと，写真は撮り忘れましたが「コブダイの朴葉焼き」も出ました。前から思ってましたが，コブダイは加熱する料理の場合は食感・味をアップするためのひと工夫をした方がいいと思います。朴葉焼きは味噌味で，コブダイの淡白な味によく合っていました。
● 肴が美味いので酒がどんどん進み，生ビールから焼酎，日本酒・・・話の方は，当たり前のことですが共通の関心を持つ人たちが集まっているので，釣りの話がほとんど。２年前にはこの中の誰にも会ったことがなく，つい最近知り合った方もたくさんおられます。今年１年でうちのＨＰもだいぶ知名度が上がって，交流の輪が一気に広がりました。インターネットさまさまです。貴重な情報や体験談もいろいろ聞いたような気がしますが，酔っていてよく覚えてません。すいません。皆さん話好きな方ばかりで時間はどんどん過ぎ，最後に出てきたのが「コブダイのにぎり寿司」。タカさんの５３ｃｍコブダイを使ったそうですが，これは絶対コブダイとはわかりません！単に身を薄く切って酢飯の上に乗せただけだそうですが，「ほんまにこれがコブダイ？」というような，驚くべき美味でした。
● 結局終電がなくなるまで飲んで，三々五々解散。車で帰る人，そのまま座敷に寝込む人，明日の釣行に備えて既に眠っている人（アサさん），カエレコールに安眠を破られて帰って行く人（ＳＡＴさん）・・・。私はタクシーで帰り，床に着いたのが夜中の２時でした。皆さん，お疲れ様でした。俊一さん，料理どれも美味かったです。値段も，えらく格安にしていただいて恐縮してます。ご迷惑でなければ，来年もやりたいですね。お店の方も忙しそうだったのでゆっくり話せなくてすいません。繁忙期は避けた方がいいかもしれませんね。
● というわけで，とても楽しい忘年会でした。自分の釣った魚が信じられないような美味な料理になって出てくる気分は最高です。コブダイが釣れたら，また持って行って料理してもらおうと思います。皆さん，お疲れ様でした。今回参加できなかった皆さん，来年の忘年会でお会いしましょう！